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はんだごての選び方!大事なことは種類?温度?その違いや特徴を解説!初心者必見

DIYや電子工作で使う「はんだごて」ですが、最適な作業をするのにはどのような種類のはんだごてを使ったらいいのか選び方に迷う時はありませんか? 今回ははんだごての種類や温度などの特徴や最適な選び方を初心者にもわかりやすく解説していきたいと思います!
更新: 2022年2月9日
ysakura3928
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はんだごてとは?

はんだ付けに必須な道具

はんだごては、はんだ付けなどに必要な道具です。ごての先端を加熱して、温度の高い先端ではんだや金属線の接合をするために使います。家庭などでも簡単に使える道具です! 皆さんも学校の工作などではんだ付けをするのに使ったことがある人もいるのではないでしょうか? なかったという人もこの記事を読めば簡単に理解できる道具ですので、使い方や選び方などを知っていきましょう!

はんだごての用途

電子工作のお供に

はんだごてが一番活躍するのは電子工作の時です。自作の電子基板を作成するときにはんだ付けをしたり、家電製品が壊れた時にはんだを付け直したりして修理することが出来ます!

金属同士の接合に

はんだ付けの用途には金属同士の接合に使われる場合もあります。細い銅線や真鍮の線を加熱して接合したり、銅や真鍮、ブリキの板などの接合に使われます。難しい素材ではステンレスも接合することができます!

ウッドバーニングの電熱ペンの代用に

はんだごての先端は非常に高熱になります。細い先端とその熱を利用して木材を意図的に焦がすことで絵を描いたりする「ウッドバーニング」にもはんだごては用いられます。専用の電熱ペンも存在しますが、安価で手に入れやすいはんだごてもおすすめで人気があります!

はんだごての正しい選び方とは?

いろんな商品があって選び方がわからない!

はんだごてを買おうとするとホームセンターや100均やネットショップには様々な種類と値段のはんだごてが販売されています。最近の商品は値段もピンキリですので初心者なら安いものを買っておけばいいという選び方も通用せず、どれを買ったらいいのか迷ってしまうかもしれません。

目的に合ったはんだごての選び方を見つけるために

自分が使いたい目的に合ったはんだごてを間違わずに購入するには、はんだごてについて少々の知識を持っておいたほうが良いでしょう! 比較的に扱いやすい簡単な道具ですが、それでも最適な道具の選び方は存在します。また手入れのしやすさ等も初心者には重要なポイントですね!

ニクロムヒーター式はんだごて

ニクロム線による加熱

はんだごての中でも最もポピュラーなのがニクロム式のはんだごてです。AC電源からの給電でこてをニクロム線で加熱する方式をとっています。基本的なはんだごての形状をしていて、放熱用の穴が空いているのがポイントです! 起動してからはんだ付け出来るまでの熱の伝わりは遅いですが、最終的な温度は非常に高くて様々なものに使えます。初心者がはんだごての使い方を知るのにはもっともおすすめです!

どのような事に使えるのか?

ニクロム式のはんだごては様々な種類のはんだごての中でも温度の調整などが一定で、初心者にはとても扱いやすいおすすめの種類となっています! 基本的な電子部品のはんだ付けから金属の接合、ウッドバーニングなど幅広い用途に使えます。

熱量による選び方

ニクロム式のはんだごては固定された熱量での加熱を行います。選び方として重要な熱量はW(ワット)で表示されていて、ニクロム式ですと20W~500W位までが存在します。ワット数が20W~60Wのものは電子工作に、100W~500Wのものは金属の接合に使われます。ワット数が大きくなるにつれて値段も上がりますので、自分が使う最適な温度を調べてから購入しましょう!

金属接合にはニクロム式を!


ニクロム式の最大の特徴は熱量が一定で非常に安定した作業が出来ることです。特に金属の接合においては熱量が逃げやすいので、高温度で安定性のあるニクロム式がおすすめになります。接合する金属の大きさに合わせてワット数のはんだごてを使う事で最適な作業か出来ます! 

セラミックヒーター式はんだごて

エンジニア セラミック半田コテ SK-31

出典:Amazon

セラミックによる加熱

ニクロム線の次にポピュラーなのがセラミックによる加熱方法です。AC電源より給電するのは同じですが、加熱するのはタングステン製のヒーターでそれを覆うようにセラミックがあり、熱をこて先に伝えます。セラミック式のはんだごてはニクロム式よりも小型で、電源を入れてからの加熱が非常に早く、素早く作業に移れることがおすすめのポイントです。また手入れも比較的に簡単です!

温度の調整機能

セラミック式の最大の利点はこて先の温度の調整が可能というところです。ニクロム式は温度が一定ですので、はんだ付けの使い方によってはいくつかの種類を複数用意しなければいけません。しかし、セラミック式は細かい温度の調整が出来ますので、1つあれば様々な使い方をすることが出来ます! いくつもの道具を用意するのは大変ですからありがたいですね。1つのはんだごてで200℃~500℃までの温度をいくつかの段階で調整出来ます。

セラミック式の選び方

現在のはんだごてはこのセラミック式が一般的になり始めていて、多くの種類が販売され始めています。上で説明したようにセラミック式の最大の特徴は温度の調整ができることですが、この種類のはんだごては少々高めの値段で販売されているために初心者や選び方に迷った方にはおすすめできません。勿論、中級者や上級者にはこのタイプがおすすめです。

温度調整のないセラミック式

もう少し安めの値段でセラミック式を使いたいという方には温度調整のないセラミック式はんだごてがあるので、そちらをおすすめします! 温度調整は出来ないのでワット数による固定温度になるのですが、加熱の速さなどはセラミック式と同様です! いくつかの種類があるので、使い方や値段で考えて購入しましょう。

どんなことに使えるのか?

細かい温度調整ができるセラミック式は電子工作におすすめです! 精密な作業が必要な電子工作において温度を調整できるセラミック式は様々な使い方が出来るので、素早い作業に対応できます。またはんだ付けする電子部品によっても温度を調整して使い分けられるのもポイントです!

ガス式はんだごて

SR-tools 1台5役 ガス式半田ごて

出典:Amazon

ガスによるパワフルな加熱

今までとは違ってこのはんだごては内部に装填されたガスによって加熱されます。AC電源に繋ぐ必要がないのでコードレスであり、様々な場所で使うことができます。ガスによる加熱はパワフルで15W~75Wまでの熱量が使えます。携帯性に優れるのですが、外気温や使うガスによって熱量が変化するので外でのはんだ付けなどは中級者向けですね。

小さくて使いやすい!

外での使い方については難しいかもしれませんが、室内ならば温度の変化もあまり気にする必要はありません! 小さくてコードレスなガス式はウッドバーニングなどにはおすすめのはんだごてとなっています。道具として使いやすいのは大事ですね! 本体の値段とガスの値段は少々高めですが、それを補う使いやすさがポイントです!

ガスの選び方

ガス式はんだごてに使うガスの選び方ですが、使っているはんだごてのメーカーから出ているガスを使うのが一番おすすめです。専用のガスが多いので故障の原因にもなる可能性があります。

電池式はんだごて

電池による加熱


続いては身近な電池による加熱方式です。単三電池など身近な電池で加熱するので非常に気軽に使えます! コードレスなので非常に取り回しがよく、持ち運びにも便利です。ニッケル水素電池などを使用しても熱効率は5Wと少ないので電子工作のはんだ付けなどには十分ですが、金属の接合などには向きません。軽い使い方がおすすめですね!

気軽なはんだ付けのお供に

一番の魅力は簡単に手に入る電池で使えるというポイントですね。使い方は軽い作業のみになりますが、いつでも使えるという点は道具としては重要です! 電池はアルカリ電池がおすすめですが、エネループなどの充電電池でも問題なく使えます。値段も比較的に安い方ですので初心者の入門用から予備としてまで活躍できます!

はんだごての購入場所の選び方

実物を見れるホームセンター!

はんだごてを購入するのにおすすめの場所としてはホームセンターが1つ目に挙げられます。数多くの種類が手に取って見れるので、はんだごての大きさや細かい詳細等がひと目で分かります! はんだ付けに必要なほかの道具も一緒に合わせて確実に購入できるので、堅実に購入したい方や初心者の方にはおすすめです! 特に初心者の方は店員に選び方や使い方、手入れの仕方やおすすめを聞くことも出来るので安心した買い物ができます!

ネット通販で楽々購入!

ネットでの購入は非常に楽でよいです。店頭にない商品も多く扱っているので、自分にあった商品を探すのに非常に役に立ちます! 実物を見れないので詳細情報は記載されている情報のみになりますが、既に実物を持っていたり知っていたりするのならば、家にいながら購入できるので時間を他の事に使えます!

はんだごての最適な選び方

電子工作におすすめの選び方

電子工作におすすめのはんだごては40Wのニクロム式か温度調整可能なセラミック式のはんだごてです。幅広い電気部品をはんだ付けするにはセラミック式の温度調整は最適です。しかし、値段が高いので初心者には手が出しにくいです。代用品として40Wのニクロム式ならほぼ全ての電子部品に対応できるのでおすすめをします!

金属の接合におすすめの選び方

金属の接合についてはニクロム式の100W~500Wの適切なはんだごてとガス式のはんだごてをおすすめします。どうしても大きな熱量が必須な金属の接合にはニクロム式が最適です。どうしても電気が得られないところなどでは、ガス式のパワフルな加熱方法で代用します。

ウッドバーニングにおすすめの選び方

ウッドバーニングにオススメなのはコードレスのガス式と電池式です。どちらも小型で扱いやすく、コードがないので邪魔になることがありません。どちらも十分な熱量がありますので、お好きな種類を値段やその他の使い方と相談して購入しましょう!

おすすめのはんだごて No.1

白光 ダイヤル式温度制御はんだこて FX600

出典:楽天
出典:Amazon
出典:楽天
出典:楽天
出典:Amazon
出典:Amazon

選び方に迷った時のおすすめ品!

おすすめの品は様々なはんだごてを販売するメーカー「白光」の発売する温度調整機能のあるセラミック式のはんだごてです! コストパフォーマンスに優れる値段ながらも1つあれば様々な使い方が出来るので、工作道具としては最適です。こて先を交換することが出来るので手入れも簡単です!

おすすめのはんだごて No.2

白光 半田ゴテ レッド 40W No.502

出典:楽天
出典:Amazon
出典:楽天
出典:楽天
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

初心者に最適な入門用!

同じく「白光」から発売されているニクロム式の40Wのはんだごてが初心者の方などにおすすめです! 値段が非常に安く気軽に購入出来るので、はんだごての使い方を覚えるのには最適です。様々な種類の温度がありますが、40Wならばたいていの作業に使えるので、まず40Wのはんだごてを試してからほかの温度やはんだごてに手を出してみましょう!

はんだごてを使うときの注意!

やけどに注意!


はんだごては非常に高い温度で熱されます。こての先端は数百度になるので肌に当たったりすればやけどをしてしまいます。また熱して溶けたはんだなども瞬間的には高い温度になっているので、カーペットなどに垂らさないように注意が必要です! またはんだが飛び跳ねたりした際に目に入ると危険ですのでゴーグルなどをすると安全です!

加熱してはいけないもの

電子部品のはんだ付けなどの際に電池をつけようとするは絶対にやめてください! 電池の中には液体が入っているので加熱することで膨張して爆発します。熱せられた液体などが飛び散って目等に入ると非常に危険ですので、気をつけましょう!

はんだごての使い方

電子工作での使い方

電子工作でのはんだ付けは、まず電子部品のはんだ付け部分をはんだごてで加熱します。直接はんだを熱するのではなく、周りの部分を加熱する事ではんだの乗りが非常に良くなります。はんだは少なくてもいけませんが、多すぎると他の部品のはんだとくっついてしまうので、適切な量ではんだ付けしましょう!

ウッドバーニングでの使い方

ウッドバーニングでははんだごてを木に当てる時間と圧力と温度によって焦げ具合の明暗をつけます。あまり熱すぎると一瞬で焦げてしまうので、ある程度温度を低くして使いましょう! うまく一定の時間と圧力をかけることで綺麗な色を保つことができますので、流れるように木をなぞるのが上手くいくコツです!

はんだごての手入れ

使い終わったあとの手入れ

はんだごてを使い終わるときには新しいはんだをこての先端につけてから、こて台のスポンジやはんだ取りで拭いましょう。古いはんだがこて先に付着していると酸化が早くなって駄目になってしまうのが早くなりますので、定期的に綺麗にしておくのが手入れのコツです!

はんだごての先端を覆っておこう

はんだごての手入れですが、使い終わったあとにははんだごての先端に新しいはんだを塗布しておきましょう。はんだごての先端は熱によって酸化(腐食)しやすいので、はんだで覆うことで保護することが出来ます。保護することによって手入れのしやすさが良くなります!

詳しい手入れは?

こちらはもう少し詳しい手入れの方法になります。はんだごての先端は使用する毎に酸化して劣化していきます。これは手入れをしていても起きてしまう事なので、道具の寿命としてこて先の交換か研磨が必要となります。こて先は工具を使って交換すれば良いですが、研磨は少々難しいので初心者はこて先を交換してしまいましょう!

はんだごてのまとめ

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はんだごての種類や特徴についてを理解するとこはできたでしょうか? はんだこての使い方によって最適な選び方がありますので、今回の記事が参考になって良いはんだごてを見つけることが出来たら良いですね! 初心者にとっては最初の1本になるので、じっくりと記事を読んでからはんだごてを購入してください! はんだごてで楽しいDIYや電子工作をしましょう!