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四輪バギーに免許はいる?公道走行できる排気量や免許の種類をご紹介!

アクティビティとして見ることの多い四輪バギー。実は免許さえ持っていれば、公道を走ることもできるんです! 充分な速さで走れ、維持費用も少ないため普段にもおすすめですよ。 今回は四輪バギーを乗るために必要な、免許やナンバーなど気になるポイントをまとめました。
更新: 2024年3月15日
yuki
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免許があれば普段使いできる!四輪バギー

普通免許で四輪バギーを楽しもう

四輪バギーとは全地形対応車とも呼ばれ、その名の通り整地されていないでこぼこした道でも運転することができる、原動機付きの車です。

旅行先などではアクティビティの一つとして見かけることもありますが、普段日本の町中ではあまり見かけません。 ですが、実際は必要な準備さえすれば、国内の公道でも運転することができるんです! 四輪バギーに乗れば、より普段の生活を楽しむことができるかもしれませんよ♪

四輪バギーの基本知識

四輪バギーとは

四輪バギーとは、全地形対応車の一種で、ATV(All Terrain Vehicleの略。オール・テレイン・ビークル)とも呼ばれています。 これは「どんなところも走れる」という意味で、砂利道や砂浜などの悪路でも走ることができる、原動機付きの車です。

米国規格協会では、全幅50インチ以内、重量600ポンド以内、低圧タイヤを装着し、跨座式シートと棒形ハンドルで操縦するものを四輪バギーとして定めています。 全地形対応車はかつて三輪車が主流でしたが、転倒事故が相次ぎ、より安定した四輪車が多く販売されることになりました。

四輪バギーの操作方法

四輪バギーの操作方法は、自動二輪の運転と似ています。 ブレーキやギアは一般的な自動車と同じように足下についています。原動機は車体についており、紐を引っ張るとエンジンがかかるようになっています。 もちろんタイヤが4つあるため、自動二輪より小回りは効かないため、なれるまでは速度を落として練習するのが良いでしょう。

また急な坂道は運転テクニックが必要となるため、はじめは平坦な道の運転をおすすめします。 もしいきなり自分で練習するのが不安な方は、四輪バギーをアクティビティとして体験出来る場所が国内にいくつかありますので、まずは体験してみるのが良いかもしれませんね。

四輪バギーで公道を走ろう!

四輪バギーが日本の公道を走っているのは滅多に見かけませんね。 ですが、乗ろうと思えば日本の公道でも無理なく走ることができます。 四輪バギーで公道を走るには、必要な免許や排気量などを把握する必要があります。 ここでは四輪バギーを乗るための情報をまとめました。

1.四輪バギーで公道を走るのに必要な免許

1-1.普通免許が必要

四輪バギーは、自動車普通免許があれば公道で走ることが可能です!AT限定の普通免許も含みます。その他準中型自動車免許、中型自動車免許、緒方自動車免許でも公道を運転できます。 道路交通法で四輪バギーは普通車(ミニカー)扱いになっているためです。

普通免許であれば、すでにお持ちの方も多いのではないでしょうか? もちろん私有地であれば50ccやそれ以上の排気量でも免許無しに乗ることができますが、四輪バギーでお出かけしたり、通勤にも使用できると思うと利便性がありますよね。

1-2.公道走行できない免許

四輪バギーは、操作方法などは原動機付バイクと似ていますが、れっきとした車です。 そのため、原動機付自転車免許や普通自動二輪車免許では乗ることができません。 もし原動機付自転車免許や普通自動二輪車免許のみの取得で走行した場合、罪に問われる場合もありますので注意しましょう。


2.四輪バギーの年齢・体重制限

2-1.免許を取得できる満18歳以上

四輪バギーに公道で乗るには普通免許が必要なため、免許を取得できる満18歳以上の方が対象となります。一般的な車と同じ年齢で乗りはじめることができるんですね!

またアクティビティとして四輪バギーが扱われている場合もありますが、メーカーによっては安全のため、排気量により12〜16歳以上の方のみ対象とするなど、規定があります。

2-2.体重制限は四輪バギーの種類により確認

四輪バギーはモデルにより、およそ70〜100kg以下に体重制限を定めるなど決まりがある場合があります。 20歳以上の男性の平均体重は65.85kg(平成29年度時点)となっていますので、購入を検討されている方は、事前に確認が必要ですね。 またその際は、荷物の積載重量と合わせての重さかどうかも確認するようにしましょう。

3.四輪バギーの排気量

四輪バギーは、メーカーにより様々な排気量のラインナップがあります。 排気量によって公道走行できるものと走行できないものがありますので、事前に把握しておきましょう。 ここでは50cc以内と50cc以上に項目を分けてご紹介します。

3-1.50cc以内

排気量が50cc以内のバギーは普通自動車(ミニカー)としてあつかわれています。 そのため普通免許を持っていて、かつ標準装備で保安装置のついてある四輪バギーであれば、公道を走行することができます。

四輪バギーは原付と違いヘルメットもいりませんが、安全を考えるとヘルメットは付けた方が良いでしょう。 また道路交通法上は普通自動車ですが、保険は原付扱いでかけることができるためお得ですね!

3-2.50cc以上

四輪バギーは50ccを越えるとミニカー扱いではなくなるため、ナンバーを取ることができません。 三輪バギーであればトライクとして登録できる場合もありますが、四輪バギーはこのため公道を走ることができません。

公道走行するために四輪バギーの購入を検討されている方は注意が必要です。 私有地などの使用で許可を取ることができ、アクティビティとして持ちたい方はパワーのある排気量の大きいバギーもおすすめです。

4.普通免許で走れる道路の種類

普通免許で公道走行可能、高速道路は不可

四輪バギーは、基準を満たしていれば普通自動車(ミニカー)として登録ができ、公道を走ることができます。 また普通の車やバイクだと走りにくい、でこぼこした石まじりの地面や、草地、砂地、雪の上などどんな条件にも強く走ることができるのが特徴です。

ただし高速道路や、自動車専用道路の走行はできないため、走行可能な道路のみ走るようにしましょう。


四輪バギー知っておきたい色々!

普通免許があれば四輪バギーで公道を運転できることはお分かりいただけましたね。 ここからは、実際に公道を走る前に知っておきたいポイントをご紹介します。

1.四輪バギーのナンバープレート

1-1.水色のナンバープレート

これまでにもお伝えしたように、四輪バギーは公道を走る50cc以下の場合、普通免許で走行するミニカーのため、ナンバープレートの取得ができます。 ナンバープレートは水色で、紺色の文字になります。 これは、道路交通法では普通自動車で、車両運送法では原動機付き自動車として扱われているものに使用するナンバーの色です。

1-2.ナンバープレートの取得の仕方

ナンバーの登録は、住所登録のある各自治体の役所でミニカー登録(水色ナンバー)申請をすれば基本的にその日に交付されます。 費用は各自治体により異なります。無料の場所が多いようですが、数百円ほどナンバー交付料がかかるところもあります。 また、登録後四輪バギーは車検の必要はありませんが、軽自動車税が必要になります。

2.四輪バギーの二人乗り

四輪バギーはミニカー扱いのため、一人乗り限定です。二人乗りで走行することはできません。 50cc以上の排気量によっては二人乗り可能なものもありますが、日本の公道を走行できるのは50cc以下となっています。 どんなに座席が大きくても二人乗りは禁止されていますので、ルールを守って安全に走行しましょう。

3.四輪バギーの法定制限速度

四輪バギーの法定速度は60km/hで、同じ排気量の原動機付バイクより速いです。 日本の公道はほとんどが50km/h以下で制限されているため、充分な速さといえますね。 排気量が50ccの原動機付バイクの法定制限速度が30km/hなのを考えると、普段の生活でも活躍しそうです!

4.四輪バギーの荷物の積載量

四輪バギーの荷物の最大積載量は、30kgまでです。 これは道路交通法で決められているため、どんな排気量でも同じ積載重量となります。 30kg積載できれば通常の使用では充分といえますが、万が一重量を越えると走行の妨げとなり、事故にもつながりますので遵守しましょう。

四輪バギーの購入前準備


実際に四輪バギーを購入する前に、四輪バギー以外に必要なものもチェックしましょう! ヘルメットの着用義務や、必要な維持費用をまとめました。

ヘルメットの着用

四輪バギーなどミニカーは、自動車として登録されているため、バイクと違いヘルメットの着用が義務づけられていません。 ですが、ヘルメットを付けず万が一事故にあった場合、頭部のケガはできるだけ防ぎたいですよね。事故でなくとも、前の車から跳ね上げた砂埃などが目に入り、運転の妨げとなるケースもあります。

四輪バギーはバイクのように身体が外気に触れる乗り物ですし、公道を走る車ですので、ヘルメットを付けることをおすすめします。 顔を全て覆うことができるタイプのヘルメットがおすすめです! またその他バイクと異なる点として、二段階右折も義務づけられていません。

維持費用

車の購入で気になるのは、維持費用のことですよね。 50ccの四輪バギーに乗るためには、車検や車庫証明書は必要ありません。 原動機付バイクと同じ扱いになるためです。維持費のことを考えると、車検が必要ないのは嬉しいですね!

もちろん安全が気になる方は、定期的に点検を受けてくださいね。 その他、税金や自賠責保険、ファミリーバイク特約などの任意保険料はありますが、原動機付バイクや自動車に比べると安くすむことができます。

四輪バギーの種類

四輪バギーは、現在国内では生産されていません。 主に日本では台湾製や中国製の物の輸入が多い様ですが、台湾製のモデルの方が評価は高いようです。 日本で過去発売されていたヤマハなどのモデルが欲しい方は中古車で販売がありますが、アフターサポートなどの補償が心配な方は新品の物がおすすめです。

四輪バギーは車体サイズがとても小さい物もあるので、よく確認しましょう。 また、万が一故障した際、四輪バギーの修理は高額となる場合が多いため、より故障が少ないモデルを選ぶこともポイントです。一部分が破損した場合も、アフターパーツが多いモデルだと安心です。

まとめ

四輪バギーは日本では海外ほど普及していませんが、実は日本の公道でも活躍する乗り物だとお分かりいただけましたでしょうか。

原動機付きバイクより制限速度も速いので、普段の通勤にもおすすめです。毎日四輪バギーで出かけたら、よりおもしろい日常になりそうですよね。 あなたも、ぜひこの機会に四輪バギーのある生活を検討してはいかがでしょうか?