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フラットバー(平鋼)の気になる規格・寸法・種類とは?特徴と用途を解説!

DIYで使うフラットバー(平鋼)を購入する時に規格表というものを見たことはありませんか? フラットバー(平鋼)の規格表は寸法などを示した表で、フラットバーの鋼材の種類によって決められたものがあります。今回はその特徴と用途を知っていきましょう!
2020年8月27日
ysakura3928
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目次

フラットバーとは?

ある意味でそのまんまの平鋼

フラットバー(平鋼)とはDIYや工作などで使われる金属製の平らな棒材・板材の事です。4面の全てが熱間加工されているものをいいます。DIYなどで加工されて用途は様々で、使い方によって多彩な作品にかわります。

異型平鋼とは?

フラットバー(平鋼)の中には少しだけ円弧がついていたりする異型平鋼というものもあります。工業の世界では用途がありますが、DIYなどではあまり見かけないような特殊なものなので、これは覚えておくだけで良いかもしれません。

購入する場所

DIYで使うフラットバー(平鋼)を購入する先は主にホームセンターなどになるでしょう。ネットの金属屋さんでも通信販売を行っていますが、こちらはどちらかというと金属工作のようなもう少し難易度の高い作業が必要になる材料になっています。 ホームセンターにあるフラットバー(平鋼)は切断されて手頃な大きさになっているカット材と、長尺という1mくらいの長いままで販売されているものがあります。自分の必要なサイズだけ購入することはあまりできないので、十分な大きさを購入して自分でカットするかお店でカットサービスをお願いしましょう!

フラットバー(平鋼)の用途

枠型の作成に

フラットバーを自在に曲げて好きな形の枠型にした後、さらに加工して様々な道具に仕上げます。例えば、ラックの枠組みや窓枠、自作容器など様々です。好きな大きさに加工できることが最大の強みですね!

真鍮のフラットバーで作った特殊なクリップ

DIYや工作の手助け道具に


フラットバーを加工して作る物の中には「治具」と呼ばれるモノがあります。治具はDIYや工作の際に役立つ補助道具で様々な形のものがあります。上の治具は筆者が工作の際に使う特殊なクリップで真鍮のフラットバーを削ったりして作りました。

自作のL字バーなど

ホームセンターなどでみる工作用のL字バーなどもこだわる人はDIYで自作します。箱の補強や棚の支えに使われているL字バーはフラットバーを1回折り曲げれば良いので作りやすいですね! 中にはフックのような形状を使ったボトルホルダーなど複雑な物を作る人もいます!

フラットバーの規格とは?

お店独自のフラットバー(平鋼)規格

フラットバー(平鋼)を購入する時にはお店独自の規格があって、その中から必要な寸法のフラットバー(平鋼)を購入します。この規格は各ホームセンターや鋼材屋さん毎に決まっているものがあって、事前の下調べなどがないと欲しいサイズのフラットバー(平鋼)が手に入らない可能性がありますので気をつけましょう。

日本のフラットバー(平鋼)規格 「JIS」

ネットなどで販売している鋼材屋さんは「JIS」という規格を元に販売していることが多いです。「JIS」というのは日本工業規格の略称で、日本における工業製品につけられる規格です。JISによって定められたフラットバー(平鋼)は素材から性質まで厳格に決めたれているので、精密な工作を行いたい時には最適です。JIS規格を元にするフラットバー(平鋼)はどの店でも同じサイズなので、サイズを揃えたい時などに覚えておくと役に立ちます!

フラットバーの寸法って?

お店ごとのフラットバー(平鋼)の寸法

各ホームセンターなどで販売されているフラットバー(平鋼)はDIYや家庭工作に使われることを想定しています。カット材の長さについては短いもので30cm程の物と長尺のフラットバー(平鋼)で1mと2mの物が多いでしょう。 厚みは2mmの材から0.5mm刻みで最大10mm程まで。幅については15mmから50mm程度までが揃えられています。必要な場合にはお店でカットのサービスをしているところもあるので、DIYで使うサイズに加工して貰うことも可能です!


JISのフラットバー(平鋼)の寸法

JIS規格に基づくフラットバー(平鋼)の寸法というものは厚みから幅まで細かく決められています。フラットバー(平鋼)のJIS規格表についてはネット上での公開や鋼材屋さんのHPに記載されていますので、購入する際に見ておくとよいでしょう。またJIS規格の寸法は鋼材にの種類によっても大きく変わるので注意が必要です!

フラットバーの種類と特徴とは?

購入する際の注意 黒皮材とミガキ材

フラットバー(平鋼)を購入するときに注意することがあります。一つはフラットバー(平鋼)の表面状態です。ホームセンターで販売されているようなフラットバー(平鋼)は表面が綺麗に研磨されている物がほとんどです。しかし、ネットなどの販売では工場出荷状態の黒皮と呼ばれる酸化皮膜がそのまま付いている場合があります。黒皮材は非常に強固で電動工具のサンダーなどで剥がさないと使い物にならない上に、酸化皮膜があるので正確な寸法が出ていないので精度が必要な工作に適しません!

穴あきのフラットバー

メタルラックなどに使われる穴の空いたフラットバーです。商品のほとんどは板厚も幅も加工済みな上に塗装などが施されて販売されていますが、長さだけはほぼ長尺材のみで購入してから自分でカットして長さを変える人が多いです。商品メーカーの規格が主になるので、必要な寸法があるメーカーで揃えて買うのが良いでしょう!

鉄材のフラットバー

もっとも使用の多い鉄材のフラットバー(平鋼)です。鉄といっても種類があって、日本ではJISによって定められた一般構造用圧延鋼材としてSS材(SS400等)や機械構造用炭素鋼鋼材のS-C材(S45C等)が多く販売されています。比較的に鋼材の板厚などが豊富で好みのサイズが見つかりやすいです。厚みが2mm程なら曲げ加工なども自由に出来て、それでいて強度もあるので非常にDIYに適しているフラットバー(平鋼)です!


アルミのフラットバー

鉄材の次に人気があるのがアルミのフラットバー(平鋼)です。非常に加工のしやすいアルミのフラットバー(平鋼)はDIYなどで様々な物に加工されます。ホームセンターなどで見かけるアルミはA1000系という純度の高いアルミが殆どですが、たまにA5052などもう少し強度の高いアルミも販売されていたりします。ホームセンターなどでも非常に品揃えがよくて様々なサイズが販売されているアルミのフラットバー(平鋼)は、程よく強度もあって錆びないので水場や庭先などのDIY材料として使われます!

ステンレスのフラットバー

ステンレスのフラットバー(平鋼)はホームセンターなどではあまり見かけない商品です。加工が難しいためにDIYでもあまり使われないので、入手はネットでの通販がメインになると思います。販売されているステンレス(SUS303、SUS304)がメインで、厚みや幅や長さなどは注文することで自由に加工して貰えます。ステンレスは錆びることがほぼ無くて強度もあるので加工できれば良い素材ですが、DIYの環境では切断は出来ても曲げ加工は板厚が薄くても非常に難しいのでDIYの上級者以外は手を出さないほうがいいでしょう。

銅材のフラットバー

銅材のフラットバー(平鋼)でよく使うのは真鍮がメインとなるでしょう。真鍮は銅と亜鉛の合金で非常に加工のしやすい素材です。表面が自然に酸化する事でクラシックな色合いにもなることから銅材の中でもラックやフレームなど鑑賞用品にピッタシです! 他の銅材だと丹銅が次に多く使われます。丹銅は銅に混ぜる錫などの分量で色が変えられるので、建材や金管楽器などに多く使われています。どちらの銅材もネットでの販売が板厚などの種類も豊富ですので購入しやすいです。

フラットバーのまとめ

フラットバー(平鋼)の規格やそれに関わる寸法などの決まり方はご理解いただけたでしょうか? DIYで使うフラットバー(平鋼)を購入する際にはこれらのことを気をつけながら好みのサイズを探しましょう! 最近ではDIY用のフラットバー(平鋼)をメインに販売する気軽目のネット鋼材屋さんも多くなっているので、購入しやすくなっていますよ。