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クイックシフター?バイク負荷をかけずにシフトアップする仕組みと特徴を解説!

皆さんはクイックシフターというシステムをご存知でしょうか。クイックシフターは、バイクの運転で面倒なクラッチ操作をせずにシフトアップを出来る便利なアイテム。今回はクイックシフターについて紹介していきます。この記事を読んで、バイクライフを楽しくしましょう!
更新: 2021年11月29日
梅野翔太
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バイクに乗るなら知っておきたい!クイックシフターって?

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クイックシフター(オートシフターとも呼びます。)は先ほども書いたようにバイクでクラッチ操作を行わずにシフトアップ出来るパーツです。 バイクでのシフトアップを行う動作が面倒と思う方も多くいるはずです。通常に比べて動作が多いからですね。

またバイクのクラッチ自体が重いと感じられる方も多いのではないでしょうか。そんな様々な理由はありますがクラッチ操作は大変です。ですが、クイックシフター(オートシフター)はそんな動作を楽にしてくれる素晴らしいアイテムです。 ではバイクを運転する際に必要になるシフトアップの動作を解説します。

1.ギアを1速にして、半クラッチで発進。 2.バイクが走り出したらすぐにアクセルを戻し、左手でクラッチレバーを握りクラッチを切る。 3.左足でチェンジペダルを上にあげ、2速にシフトアップ。 4.左手で握ったクラッチレバーを離し、クラッチを素早く繋ぐ。

5.アクセルを開けて加速。 6.30km前後まで加速したらアクセルを戻し、左手でクラッチレバーを握りクラッチを切る。 7.左足でチェンジペダルを上に上げて、3速へシフトアップ。 8.クラッチレバーを離し、クラッチを繋ぐ。 9.アクセルを加速。

発進から加速、そして走行中までのシフトアップがここまで多いとシフトアップするという動作が面倒に感じてしまいますよね。 ですが、クイックシフター(オートシフター)はアクセルを開けたままでシフトアップができるのでとても便利ですよ。バイクに乗る人ならば是非チェックしておきたいパーツです。

文章だけでは分からないと思いますので通常のシフトアップの動画をこちらに載せますね。バイクのシフトアップは動作が多くて大変なことが分かりますね。これらの動作を行わずにシフトアップが出来るのありがたいです。

サーキットでの走行では普段よりも力を発揮する

出典: http://www.irasutoya.com/2015/03/blog-post_708.html

下記サイトでも紹介されているようにクイックシフターはレース向けのパーツでした。


ちなみにクイックシフターが効果を発揮するのは街乗りだけではありません。 コンマ1秒の差が明暗を分けるサーキットでは街乗り以上に、クイックシフターが効果を発揮します。 元々クイックシフターはレースの世界で使用されていたパーツでした。そのため、レースでは欠かせないアイテムといっても過言ではありません。

それでは、先ほど紹介したバイクのシフトアップの動作を時間で換算してみましょう。 アクセルオフしてクラッチを切る→1秒 シフトアップ→1秒 クラッチを戻す→1秒 これらの4つの動作でかかる時間は3秒程度。これに対してクイックシフター(オートシフター)を使えばこの動作を大きく削減できるわけです。

こちらがクイックシフター(オートシフター)をバイクに装着してサーキットを走っている動画です。シフトアップ時には何も扱わずに、アクセル全開でストレートを走るその様子は見てるこっちも爽快な気分になりますね。

音もレース用のバイクみたいにイカした音に。 サーキット走行をメインに楽しみたい方は是非、クイックシフター(オートシフター)をバイクに取り付けてみましょう。

クイックシフターの仕組み

出典: http://2.bp.blogspot.com/-fLpSrIJDcnY/WWNAafRzbiI/AAAAAAABFS8/jnpY3yc4sw0o7Esbc_vAHEKDkQ41yIE_gCLcBGAs/s800/car_engine.png

「クイックシフター(オートシフター)はどうやってシフトアップを省力してるの?」と気になる方にクイックシフター(オートシフター)の仕組みを紹介していきます。

下記サイトがとてもわかりやすく説明されていますが、シフトロッド部分に装着したセンサーが反応し、瞬間的に点火にかかる時間を削減しているため、失速せずにシフトアップができるようになっています。

クイックシフターの仕組みはバイクのシフトロッドの部分に装着したセンサーがシフトアップを行う時に反応し、一瞬だけ点火をカットするという仕組みです。 そのため、ミッションに負荷をかけずにシフトアップを行うことが出来ます。「失速したりしないの?」と不安に思う方でも大丈夫。点火をカットする時間はわずか0.05秒。ほんの一瞬なので失速する心配はありません。

公道でバイクを走らせるとこんな感じに。


こちらはクイックシフター(オートシフター)をバイクに搭載して公道を走った動画です。クラッチ操作をすることなくシフトアップが可能になったバイクは軽快に走り、そしてシフトアップに手間がかからなくため、運転に余裕を持てるように。

クイックシフター(オートシフター)は公道では運転を効率良くしてくれるというメリットだけではなく、安全運転にも貢献してくれる素晴らしいアイテムなんです。それでもスピードの出し過ぎは禁物ですので、法定速度をきっちりと守って安全運転を行いましょう。

取り付けは難しい?

出典: http://www.irasutoya.com/2013/05/blog-post_4588.html

クイックシフター(オートシフター)の取り付けですが、取り付け方はメーカーによって異なります。ちなみにヨシムラジャパンから販売されているクイックシフター(オートシフター)の付け方は以下の通りです。

テールカウルなど外装を外す→タンクを下す→エアクリーナーボックスを外す→カプラーを繋ぎ変える→シフトロッドの交換→センサーの位置を決める→感度コントローラーと本体を繋いで完成。 取り付け方は以上です。

取り付けで1番難しいポイントがエアクリーナーボックスを外す作業。エアクリーナーボックスは工具が非常に届きづらい場所に固定ボルトがあるため、作業が難航します。バイクのパーツの取り付けに慣れていない場合は業者に頼んで取り付けてもらうのをオススメします。

自分で取り付ける際に注意したいのが配線コードを表側に持ってこないことです。表側に持ってくることで無理な力がかかりやすくなり、断線の危険が高まります。そのため、自分で取り付けを行う場合はコードをフレームに沿って、車の配線用品を使用して取り付けを行いましょう。

セッティング

出典: http://4.bp.blogspot.com/-JI80V3XCJXQ/WLEulsG320I/AAAAAAABCFc/k5NxjCQXX5gzg3swoR8ZcZ6Vc1ggw6eRwCLcB/s800/computer02_man.png

クイックシフター(オートシフター)は取り付けて終わりではありません。ノートパソコンもしくはタブレットを使用してセッティングを行います。クイックシフターのセッティング専用のソフトをパソコンやタブレットにインストールすれば、点火をカットする時間を自由にセッティング出来ます。

セッティングは各ギアごとに調整できます。まずは走ってみて「ここは設定を変えたほうがいいかな?」と思う部分を見つけて、自分好みのセッティングをしましょう!

クイックシフターのメリット・デメリットは?


クイックシフターのメリット

出典: http://1.bp.blogspot.com/-eMLID2dYzwM/VwIgW_nlilI/AAAAAAAA5bY/-osLYuNceb4GArB0E5Cl1D4oYMVDNVKIw/s800/question_head_boy.png

クイックシフター(オートシフター)のメリットをまとめてみましょう。 ・シフトアップの手間を省ける ・シフトアップの省略化により、運転に余裕が出る ・サーキットではタイムが縮む こちらがクイックシフター(オートシフター)のメリットです。

バイクを運転する面では良いメリットしかないですし、「デメリットってあるの?」って思ってしまいますよね。

クイックシフターのデメリット

そんなクイックシフター(オートシフター)のデメリットは1つだけあります。 それは「シフトダウン、発進・停止時のクラッチ操作は必要になる」こと。つまり、クラッチ操作がうまくできない、苦手な方は気をつけましょう。

シフトアップの必要がなくなるからと行って気を緩めることは許されません。膝下ライト停止と発信の際にはクラッチ操作が必要となります。とはいえ、通常の操作に比べるとデメリットが少ないのも事実です。そのため買って起きたいバイクパーツということは間違いなく、自信を持ってオススメ出来ます。

クイックシフターで素敵なバイクライフを!

出典: http://1.bp.blogspot.com/-EXWrRUOVFbg/VvDlVJWbCzI/AAAAAAAA5Cw/LjtFQvnowukD7aL4zsOdwivVxjnBQBKcQ/s800/bike_helmet_man.png

今回、クイックシフター(オートシフター)について紹介しました。クイックシフター(オートシフター)はバイクライフを楽しくするためには欠かせないアイテムだと思います。そして何より、スムーズな加速を感じることができ、バイクをより楽しむことができるはずですよ。