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グレ(メジナ)釣りはフカセ釣りで攻略!仕掛けと釣り方のテクニックを解説!

グレ釣り(メジナ釣り)を知っていますか?年中狙える事ができコツを掴めば誰でも簡単に釣ることができます。釣り方はフカセ釣りで冬は大型のグレに出会うチャンスなんです!グレ釣り(メジナ釣り)の仕掛けやテクニックを細かく解説します。
2020年8月27日
KBT1001
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グレ釣り(メジナ釣り)の魅力

初心者の方やこれから始めたいという方のために魅力からお教えします!

魅力

グレ釣りとは主にウキフカセ釣りという釣法で防波堤やテトラ、磯などから釣る事が出来る魅力的な釣りです。シンプルな軽い仕掛けで潮筋を流していき、スパッ!とウキが消える爽快感と、強烈な引きが醍醐味の一度やったらやめられない釣りです。 釣り方や仕掛けの種類も豊富で、時と場合によって仕掛けを変えていき色々なバリエーションで釣りを楽しむことができたり、自然あふれる景色の中で釣りができる、そんな魅力たっぷりの釣りです。

グレ(メジナ)の種類

グレは地方によって呼び方が違います。主な呼び方はメジナで関西や四国方面ではグレ。九州のほうではクロと呼ばれることが多いのです。メジナ、グレ、クロは呼び方の違いであってすべて同じ魚なんですよ!! そのメジナの中でも口太グレと尾長グレという種類があります。

口太グレ

まずは口太グレですが、字の通り唇が太く丸みを帯びた体が特徴です。テトラや岩の陰に隠れていることが多く餌を見つけると飛び出して捕食するのが特徴です。体の模様もまだらになっている事が多いです。

尾長グレ

尾長グレは口太グレに比べて唇は厚くなく、尾びれが長くて大きく泳ぎが速いのが特徴で潮筋を流しているとひったくるようなアタリがあります。 エラ蓋の横が黒くなっているのも特徴です。さらに尾長グレは歯があり、仕掛けを切られることもあります。

見た目ですと良く分かりませんね。慣れると見た目やアタリ、引き味で違いがわかってきます!

グレ(メジナ)の生態

グレの生態ですが岩礁帯(磯)に生息しており、雑食性で時期により海藻類を食べたりエビやカニなど甲殻類も食べます。産卵期、いわゆる「のっこみ」は地域により多少の誤差はありますが、1月~3月頃です。

グレ釣り(メジナ釣り)の時期

グレ釣りの時期ですが、基本的に一年中釣ることができます。しかし時期によって海の状況やメジナの状況も変わりますので仕掛けやエサ、釣り方を変えていく必要があるとともに、それなりのテクニックも必要になってきます。 仕掛けやテクニックは下のほうで詳しく解説していきます!!

グレ釣り(メジナ釣り) 釣り方

釣り方は主にフカセ釣りですが、その他の釣り方でカゴ釣り、投げ釣り、サビキ釣りでも釣れることがあるようです。

フカセ釣り

フカセ釣りでの釣り方は軽くてシンプルな仕掛けでウキやオモリを使わず、エサやハリ、ラインの重さのみで仕掛けを漂わす(フカセる)釣りのテクニックです。 現在ではより遠くのポイントや遠投性を求めるためウキを使った「ウキフカセ釣り」が主流になっています。

カゴ釣り 投げ釣り サビキ釣り

メジナは雑食と書きましたが、いろいろな方法で釣ることができるんです。漁港などでファミリーフィッシングをされているお子さんのサビキに手のひらサイズのメジナが釣れていたり、カゴ釣りで青物や真鯛などを狙っている方の仕掛けに30クラスのグレが掛っているところを見たことがあります。

グレ釣り(メジナ釣り)の道具

グレ釣りをするうえで必要な道具を紹介します!

竿

竿にも種類がありここではオールマイティーに使える竿をご紹介します。 まずは1.5号の磯竿で長さは5.3メートルの物が一般的。場所によっては1.2号の竿や5メートルの長さの竿が良い時もあるでしょう。 初めての方なら1.5号の5.3メートルの竿がおススメです。


リール

リールは2500番から3000番程の物で、2号の道糸が150メートルほど巻けるものが良いです。 さらにグレは引きが鋭く、突っ込みも強烈なため「レバーブレーキ」が付いている物をえらびましょう。

ライン(糸)

ラインとは糸の事で、道糸とハリスに分かれます。道糸はリールに巻かれているラインの事で、ハリスはハリを結ぶラインのことです。道糸とハリス共に号数の種類が豊富にありますが、道糸は2号、ハリスは1.5号~2号をおススメします。

ウキ

ウキにもたくさんの種類があります。ここでは一般的な形のどんぐりウキ(円錐ウキ)をご紹介します。 ウキの表面に書いてあるアルファベットや数字は浮力を示しており、0、G2、Bなどたくさんありますよね?  海の状況やグレの活性、エサ取りの種類や数などで随時変えていくのでたくさんの種類を持っているのが良いと思います。

全て同じように見えますが、全部違うウキなんです!!

ハリ

ハリにも大きさがあります。私はグレ針3号~7号を持っています。基本的には返しのついたハリを使っていますが、尾長グレ対策として返しの無いハリ(スレハリ)も何種類か持っています。尾長グレの特徴でも書きましたが尾長には「歯」があるのでハリを飲まれるとハリスが歯に当たりいとも簡単に切られてしまうんです。悔しい思いをしないためにも尾長グレ用のハリを持っておくことをおすすめします!!

バッカン

バッカンとは撒き餌を入れておくウレタン素材でできた入れ物の事で、これがないとフカセ釣りができません。バッカンには2種類あり、撒き餌用バッカンと活かしバッカンがあります。活かしバッカンはその名の通り釣れた魚を活かしておくためのバッカンです。荷物入れにもなり非常に便利なアイテムですのでフカセ釣りをするときには持っておきたいですね!

こちらは撒き餌用バッカンです。ハードタイプの物が使いやすいです。

こちらは活かしバッカンです。

柄杓

柄杓とは巻き餌を撒くための道具で、撒き餌を遠投したり手を汚さずに撒き餌を撒くことができます。長さやカップの種類もありご自身にあったものを選びましょう。さらに、磯際用に短い柄杓、遠投用に長い柄杓があるととても便利です。この柄杓は柄の部分やカップなどだけでも販売されており自作できます!こだわりがある方はご自身で作られてみてはいかがでしょうか?

マゼラー

マゼラーは撒き餌を混ぜるための物です。フカセ釣りは海の状況が刻々と変化する中、それに対応しながら仕掛けやエサを変えていく釣りです。撒き餌もパラパラ撒いたり固めて遠投したりと海の状況により変えていきます。私は初めに全ての撒き餌を作るのではなく、半分だけ混ぜておき状況により海水を足して混ぜたりします。その時にマゼラーが必需品になります。

道具 小物

必要性が高い「小物類」をご紹介します!

ガン玉

ガン玉とはオモリの事で、必要におおじて付けたり外したりできるオモリです。ガン玉をつける場所もその時の状況で変えていく必要があります。 ガン玉の種類も豊富にありますが、とても安い道具なので全種類持って置いて損はないですよ!!

潮受ゴム

これは、いわゆる「からまん棒」に潮受機能を追加したものです。マーカーとしても使えてフカセ釣りには欠かせないパーツです!


グレ釣り(メジナ釣り)の仕掛け

仕掛けはたくさんあります!!仕掛けの特徴や狙い方を教えます。

半遊動仕掛け

半遊動仕掛けの使い方はウキ止めをつけて狙った棚をキープして流していく釣り方です。クロのいる棚が明確な時や水深が浅いポイントなど自分で決めた棚を狙うときに活用しましょう。この半遊動は初心者の方にもお勧めの仕掛けで、アタリがあると流していたウキがスパっと消えてアタリが明確に分かります。ですが、撒き餌が同調する時間が限られたり棚がわからない時などはウキ止めを少しずつ変えないといけないと言うデメリットもあります。

全遊動仕掛け

全遊動での釣り方とは、半遊動と違いウキ止めを付けません。クロのいる棚がわからない時や水深が深いポイントなどに有効です。ここで心配されるのがウキ止めを付けなくてもウキが沈むのかということですが、ご安心ください!クロがハリにかかるとハリスと道糸が真っすぐになろうとします。そうするとウキに負荷がかかりちゃんと沈みます! 更に全遊動の場合はウキ止めがないため、クロがハリにかかっても違和感がないため高確率でフッキングします。クロは繊細な魚のため、少しでも違和感があるとハリを吐き出します。クロの活性が低い時などは特に有効です!

1000釣法(せんちょうほう)

1000釣法は私のおススメの仕掛けです。この仕掛けはハリスを1000センチ(10メートル)使い専用のウキや、ウキに鉛板などを張り付けウキごと沈める仕掛けです。この仕掛けはオールマイティで、クロのいる棚が明確ではない時や、風の強い日や流れの速い時などに特に有効です。撒き餌とも同調する時間が長くクロをヒットさせる確率が格段に上がります。

釣研さんのスーパーエキスパートアルティメットエディション0Cです。1000釣法のためのウキです!

グレ釣り(メジナ釣り)の餌

グレ(クロ)は雑食と書きましたが、どんな餌でも釣れるわけではありません。

オキアミ

オキアミはメインのエサですね。オキアミの見た目はエビですが実はプランクトンなんです。クロだけではなく色々な魚が釣れる王道のエサ、それがオキアミです。最近ではオキアミ赤やオキアミ青、オキアミ紫など、着色されたものが販売されています。私はこのオキアミに味の素をかけたりします。そうすることでオキアミの身が締まったりアミノ酸効果で釣果が伸びます!!さらにオキアミの殻を剥いた「剥きオキアミ」も販売されています。私も解凍したオキアミを剥きオキアミにして使ったことがありますが、とてもよく釣れます!!

海苔

クロは冬場になると磯から剥がれ落ちた海苔を捕食します。もちろん冬場でもオキアミも捕食しますが、なぜ海苔をエサにするかと言いますと、他に海苔を捕食する魚があまりいないためです。ハリにかかれば高確率でクロですのでおもしろいですよ!!画像のような乾燥タイプでも良いですが、なるべく生の物が良いです。

イソメ

イソメと言えばキスの投げ釣りを思い出す方もいるでしょう。実はイソメも色々な魚が釣れるのです。その中にクロも入ります。ですがイソメは生きていますのでハリに付けるのが大変なんです。ですが釣果は抜群で是非使っていただきたいエサです。

フナ虫

フナ虫が苦手な方もいるのではないでしょうか??私も苦手ですが実はクロはフナ虫が好きなようです。以前私がクロ狙いで磯へ行った時まったくクロが釣れませんでした。そんな時にたまたま撒き餌バッカンに侵入してきたフナ虫をハリに付けてエサとして投げてみました。すると一発でヒットしたことがあります。もしまったく釣れない時や、エサが足りなくなったときの大急処置として使ってみてはいかがでしょうか?意外と釣れて変化を持たせるエサとして使えますよ!!

グレ釣り(メジナ釣り)のテクニック

グレ釣りのテクニックですが、まずは潮を読むことです。初めは難しく思えますが数をこなしていきますと自然と海の中の様子が分かってきます。撒き餌ワークやポイントなどに仕掛けを送り込む練習をしてテクニックを磨きましょう!

グレ釣り(メジナ釣り)の必需品

フローティングベスト

フローティングベストはグレ釣りだけではなくどんな釣りをするときでも着用しましょう。万が一海に転落しても浮いていられますし、小物類の収納にも便利です。


偏光グラス

偏光グラスは海の中の状況を把握できるアイテムです。海面が光って見ずらい状況を軽減してくれてシモリの場所やグレの姿も見ることができます。

グレ釣り(メジナ釣り)の場所

私のホームグラウンドは伊豆半島です。歩いて行ける地磯や渡船で渡る沖磯などポイントが多数あり、中でも南伊豆地区のポイントは秘境的な場所で身も心も洗われます。水の綺麗さと秘境、更に魚影の濃さと最高のポイントです。ぜひ一度行ってみてはいかがでしょうか?

グレ釣り(メジナ釣り)の大会

グレ釣りはスポーツなんです。全国で大会なども開かれています。

日本グレトーナメント

日本グレトーナメントでは関東地区から四国地区まで争われます。予選で勝ち上がれば決勝戦に進むことができ優勝すると賞金がもらえます。その他に景品などももらえご自身のテクニックのレベルを知ることができますし、対戦相手の方のテクニックも見ることができ勉強もできます。

シマノ JAPAN CAP

言わずと知れたJAPAN CAPですが、有名インストラクターの方々も参戦するフカセ釣り大会の全国版です!この大会で上位を目指すには相当なテクニックが必要ですし撒き餌の撒き方やエサの付け方グレの釣り方など様々なテクニックが必要になります。ご自身の腕試しやテクニックの向上のために参戦してみてはいかがでしょうか。

グレ釣り(メジナ釣り)で釣れる魚

フカセ釣りをしているとターゲットであるグレ以外に外道と言われる魚(狙っていない魚)も釣れます。アジやサバ、真鯛やヒラマサ、シマアジにハタなど高級魚も釣れてしまうことがあるのです。どの魚が釣れてもグレ釣りに欠かせない情報もあります。たとえば、真鯛は深場にいるのでグレの棚を大きく外れている場合や、ハタなどは根魚と言われる魚で岩陰に隠れています。遠投して深場を狙っていたつもりがこの魚が釣れると、実は遠投した場所が浅かったりシモリがあったりなど、釣れる魚種により情報をキャッチできます。グレじゃなかったからといって悔しがる必要は無いのですよ!!

グレ(メジナ)を食べる

グレはおいしい魚です。刺身に塩焼き、鍋やしゃぶしゃぶなどどれをとってもおいしいんですよ!!

グレ釣り(メジナ釣り)まとめ

グレ釣りとは奥深い釣りですね。色々な釣り方があり誰でも気軽に釣れる半面大物を釣ったり大会に出るためには相当なテクニックが必要なところも飽きない釣りです。釣って良し、食べて良しまずはレジャー感覚で初めてみてはいかがでしょうか。