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「タープ泊」がマルっと分かる!張り方・メリット・寒さや虫対策まで一挙解説!

タープ泊は、単なる「テント代わり」ではなく、大自然をより肌で感じられる魅力があります。この記事では、そんなタープ泊について、メリット・デメリットやタープの張り方、必要な装備、冬の寒さ・夏の虫対策まで、まとめてマルっとご紹介します。
更新: 2021年5月29日
outdoordogs
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この記事で紹介しているアイテム

スノーピーク|タープ ライトタープペンタシールド

ユニバーサル バックパッカーズ 蚊帳

Dimples Excelシングルワンタッチ蚊帳

Dreamy wing蚊帳

テンマクデザイン ムササビウイング

DOD(ディーオーディー) ヘーキサタープ

コールマン(Coleman) ヘキサタープMDX+

タープ泊とは

タープ泊とは、テントの代わりにタープを設営し、自然の中で宿泊する方法のことです。 キャンプと言えば、沢山の荷物を車に積んで出かけるテントでの宿泊を思い起こしますが、タープ泊も選択肢の一つにするのはいかがですか?テントの代わりにタープを使った宿泊方法はテント泊よりも大自然を肌で感じることができるとてもワイルドな宿泊方法です。

タープ泊のメリット

1、荷物が軽くて済む

テントよりタープはとにかく軽いので、荷物が少なくて済みます。 また、テントに比べると設置の手順が少なくて済む事から、タープ泊はテント泊よりも設営、撤収が簡単です。軽量のためパッキングもしやすく、バイク、自転車ツーリングにも最適です。

2、夏場は快適

テントの様に囲われていないので、夏場は風通しが良く、タープ泊の環境に慣れてさえしまえばテントの中の様に蒸れないので快適です。

3、大自然を満喫できる

360℃自然の風景の中で過ごすことができるので、今までのキャンプでは体験のしたことのない自然に触れることができます。 大自然を直接感じて、夜空を見ながら寝る事ができるのはタープ泊ならではの体験です。

4、地面がフラットでなくても、様々な場所で設営ができる。

テントと違って地形が多少悪くても設営することができるので、釣りや、沢登りのビバークで野宿する人にもタープ泊はぴったりです。地面がフラットでなくてもタープの張り方次第で対応ができます。

タープ泊のデメリット

1、天候の変化で全てが決まってしまう

天候の変化や悪化によっては、雨風をしのぐことができず、体が濡れて冷えてしまったり、あるいは風のあおりを直接的に受ける様な突風などの条件では、身を守るためにその場からやむなく撤退をしなければならないような事態になる可能性があります。 また雨の時は泥が跳ねて、洋服や荷物が泥まみれになる事も考えられるため、大きなビニール袋に汚れたら困る物は一時収納するなどの対策が必要です。

2、命の危険も考えられる

外にさらされたまま寝るため、冬場は特に気温の低下と風のため、寒さで体温が下がり命の危険も考えられますので、服装、シュラフ、コットやマット選びなど寒さ対策をきちんとした装備で行うことが重要です。 また風が強かったり突風の場合は木や木の葉、砂が飛んできて体に当たったりすることも考えられます。

3、プライバシーの問題

タープは屋根のみしかないため、タープの張り方をかなり低い位置で設営しない限り、外からタープの中の様子が丸見えになり、着替え等の際はもちろんのこと、話している声さえも全て丸聞こえで、プライバシーは守られません。 プライバシーを気にする方には向かない宿泊方法です。

4、防犯上の問題

目隠しできる物がないので、防犯上でいえばとても危険で、セキュリティはゼロです。車で現地までやって来た人は、最低限の物だけ身につけて、不必要なものは車に置いておけば良いのかもしれませんが、バイクや自転車でツーリングをしながらタープ泊をするとなると、ザックも貴重品もそのまま自分で保管しなければならないので、トイレに行って帰ってきたら荷物が、、、。なんてことも考えられます。

5、虫や動物に襲われる可能性も

夏場は蚊、アブ、ブヨ、ヒル、ムカデ、沢山の虫や生き物に襲撃されて体中がかゆくて痛くて仕方ない、あるいは目が覚めたらヘビや鹿、熊などの野生動物がすぐそばに、、、こんな危険性も考えられます。

デメリットに負けない魅力もある


タープ泊のメリットとデメリットを挙げてみたところ、 上記の様なデメリットばかりの宿泊方法ですが、普通のキャンプでは味わえない、こんなワイルドなタープ泊を経験したい!という方に少しでも安心してキャンプをするためにおすすめの設営方法やタープの張り方をお伝えします。

タープの張り方

タープの張り方はとても簡単!一人で簡単に張る事ができます。 その方法は、基本的にはタープを広げてペグ等で固定して、ポールや木で支える。これだけでタープ泊ができます。 設営する場所によって自分のアイデアでタープを張る事ができるのがタープ泊の良い所です。

タープ泊の設営は自由自在!

通常のキャンプやバーベキュー等で使うタープの張り方はできるだけ高く広く設営するイメージがありますが、タープ泊では自由自在、オープンに広く使う事もできますし、プライバシーが気になる場合はタープを低く張ることで多少のプライバシーは守ることができます。風が強い場合などは低く設営した方が少し空気の抵抗を抑えることができます。その時の状況によって高さを自由に変えることもできるのがタープの良い所です。

簡単な設営ができるNINJAタープ

簡単で多彩な設営ができるNINJAタープは、ポールの位置も自由に変える事ができるので変幻自在に、そして自由に設営できます。驚くべきそのその設置方法の数はなんと30種類! タープをあっという間に様々な形に変えることができるこのNINJYAタープは名前の通り忍者の様です。

1、タープを広げる。 2、ペグでドローコードの4か所を固定する。 3、ポールを立てる。 これだけなんです!本当に簡単です。

多彩な設営方法が素晴らしい

ペグで固定したまま、何種類もの設営が可能です。 動画を見ているだけでなんだかワクワクしてきませんか?

ポールがなければ代わりに木でも大丈夫!

もし荷物の軽量化を行ってポールがなくても、木をポール代わりに支えればこれでOKです。

タープ泊に必要な装備について

まずキャンプでは当然かもしれませんが、必ず天気、気温などの天候変化の可能性があるかの確認をしておく事が大事です。特に冬場のタープ泊を考えているときは、キャンプ地の寒さはどれくらいなのか、日中と夜間の気温差がどれくらいあるのかを確認します。 その上でどのような装備が必要かをきちんと把握しておかないと、タープ泊では現地で対応できない場合も考えられます。

装備は基本的に普通のキャンプと同じ

タープ泊もテント泊もフィールド条件は一緒。装備は基本的に通常のキャンプと同じです。ただ、タープ泊の性質上、冬場の装備と、夏場の虫対策だけはチェックしておく必要があります。 中でも冬場における服装とシュラフ選びはとても重要です。

タープ泊の冬場の寒さ対策

冬のテントでのキャンプと同じく冬のタープ泊ではきちんとした装備が必要です。特にテントと違って、タープでは風をまともに受けてしまうので、体も冷えてしまいます。寒さ対策をしっかりして体を冷やさないことがポイントです。

あたたかい服装をする

冬のキャンプでは重ね着が基本です。山用のアンダーウェア等であたたかく、ミドルウェアで汗が冷えない様に保湿して、アウターで外からの風や寒さをしのぎます。 頭も肌ですので、頭を覆う帽子もかぶった方が良いでしょう。 靴下も重ねて履くことで、足先からの体の冷えをおさえます。 カイロがあれば、気になる部分に貼って暖めるのもよいです。 足先用のカイロはおすすめです。

冬のタープ泊での適切なシュラフ選び


冬場では地域によって温度差がありますが、-5℃から-15℃程度のシェルフを検討してみる必要があるでしょう。 シュラフを重ねて利用するのも、断熱効果があって効果的です。 もし雪中キャンプになる場合は寒さに対応できるシュラフが必要になってきます。冬場のタープ泊を快適に過ごせるかどうかはこのシュラフ選びがとても重要です。

焚き火をして暖をとる

焚き火で体をあたためることはもちろんですが、タープ泊で大自然を感じながらの焚き火は格別なものでしょう。

コットやマットで地面からの冷えを少なくする

寒さ対策として地面からの冷えをおさえるには、コットやマットを使って地面に直接寝ない様にすることがポイントです。コットの上にマットや毛布を敷くだけでも体感温度が変わってきます。

タープ泊の夏場の虫対策

タープ泊はワイルドな宿泊方法、虫との戦いについては最初から覚悟を決めた方が良いです。 特に夏場は蚊やブヨにどれだけ刺されても、寝ている間に耳の周りに蚊がやってきてブンブン音を立ててきても、大きな蛾やムカデが近くにいても仕方ない。囲いのないタープ、だって外で寝てるのですから!虫対策についてご紹介します。

虫除けグッズを使う

虫除けスプレーを体にかけたり、虫忌避グッズをタープに吊るしておいたり、設営したタープの周囲や、タープの中で蚊取り線香や、虫除けアロマを焚くことは多少の対策にはなるでしょう。

メッシュの蚊帳で虫の襲撃から身を守る

虫除けをいくらしても、やはり虫はやってきます。そこで蚊帳(バグネット)を使用するのがおすすめです。 メッシュなので通気性も良く、蚊帳(バグネット)があれば、虫の襲撃を最低限に抑えられます。 上から吊るすタイプや、枠組みがついているものなど様々なタイプがあります。

タープ泊におすすめの蚊帳3選

タープ泊におすすめの蚊帳1:ユニバーサル バックパッカーズ

ユニバーサル バックパッカーズ 蚊帳

出典:Amazon
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出典:Amazon
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ユニバーサル バックパッカーズが販売する蚊帳は、吊り下げ式で簡単に使えるのが特徴です。本来は旅行での宿泊など室内用に作られていますが、タープ泊ではランタンハンガーへ吊るして設置してみてください。

タープ泊におすすめの蚊帳2:Dimples Excel

Dimples Excelシングルワンタッチ蚊帳

出典:Amazon
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Dimples Excelが販売するポップアップ式の蚊帳もお手軽でおすすめします。1kg以下の重量なのに、メッシュと地面からの浸水を防ぐ防水シートが付属。コットにも固定しやすいサイズ感が評判です。

タープ泊におすすめの蚊帳3: Dreamy wing

Dreamy wing蚊帳

出典:Amazon
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 Dreamy wingが販売するタープは、就寝スペースだけでなく、タープ全体を覆える特大サイズがポイント。設置するタープのサイズにもよりますが、リビングスペース全体を蚊帳で防虫対策すると安心感が高まりますよ。

タープ泊のその他おすすめ虫対策


虫対策として虫除けグッズ、蚊帳をご紹介しましたが、 あとは虫をいかに寄せ付けないか、ということが重要になってきます。 夜間のライトには虫はいっぱい集まってくるので、夜間では明かりを消すか、とても暗い明るさのライトを使用する。ランタンやライトはタープから離れた所で使うことも効果的です。 その他にはコットを利用して、寝る時に体が直接地面に着いて寝ない様にするのも良いです。 究極は肌を出さないことですが、刺されてしまった後は、虫さされの薬を持参するか、ポイズンリムーバーを持参してさされた所を吸いましょう。

タープ泊におすすめ軽量タープ5選

おすすめ軽量タープ1:スノーピークペンタシールド

スノーピーク|タープ ライトタープペンタシールド

出典:Amazon
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スノーピーク「ペンタシールド」は、ソロタープ泊にピッタリなコンパクトさが特徴です。1本ポールがあれば設営できるので、トレッキングステッキからなんと、カヌーを漕ぐパドルでも設置できます。荷物を減らしたミニマムキャンパーを目指す人におすすめ。

おすすめ軽量タープ2:PaaGoWORKS NINJYATARP

出典: https://www.paagoworks.com

PaaGoWORKS「NINJYATARP」は、独特のシルエットとジョイントポイントにより、バリエーション豊富な設営が可能なタープです。設営・撤収の手軽さも評判となっているため、準備時間を短縮したい人におすすめします。

おすすめ軽量タープ3:テンマクデザイン ムササビウイング

テンマクデザイン ムササビウイング

出典:Amazon
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テンマクデザイン「ムササビウイング」は、設営の簡単さと見た目のスタイリッシュさが人気のタープです。焚き火をしても穴が空きにくいコットン混紡のタープ生地なので、丈夫さも特徴。タープ自体のスタイリッシュさにもこだわりたい人におすすめします。

おすすめ軽量タープ4:DODヘーキサタープ

DOD(ディーオーディー) ヘーキサタープ

出典:Amazon
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DOD「ヘーキサタープ」は、焚き火に強いポリコットン製のタープです。落ち着いたカラーリングも人気の秘訣。大きめサイズのタープなので、設営のバリエーションを広げられますよ。2人以上でタープ泊をしたい人におすすめです。

おすすめ軽量タープ5:コールマン(Coleman) ヘキサタープMDX+

コールマン(Coleman) ヘキサタープMDX+

出典:Amazon
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コールマン「ヘキサタープMDX+」は夏のタープ泊におすすめ。温度上昇を防ぐ遮光性の高いタープ生地が特徴ですよ。サイドウォールがあるので、誰が設営しても効率的に日差しを遮られます。

ブルーシートでもタープ泊ができるの?(番外編)

それならタープでなくてもブルーシートでもタープ泊ができるのではないか?という疑問を持った方がいるかもしれません。見映えはメーカーさんのものとは随分違いますが実践している人もいます。

素材の問題で雨が染みてくる可能性や、強度が弱くすぐに穴が開いてしまうかもしれませんが、サバイバルの術の一つとして、極論からいえばブルーシートがあればタープ泊となります。 災害が起こった場合等のアイデアの一つとして、知っておくのも良いかもしれません。

まとめ

タープ泊のデメリットは沢山ありますが、ワイルドなキャンプができること、いつもと違うタープ泊で大自然の大きさを感じながら贅沢な時間を過ごせることは大きなメリットです。タープ泊をしたら悩んでいる事も、考え事もどこかへ行ってしまうかもしれません。 どんなギアを使っても、どんな設営方法でも、大自然を満喫できるタープ泊、是非チャレンジしてみて下さい。