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ながらみとは?おつまみにも最高?その食べ方と簡単レシピをご紹介!

今回はながらみの美味しい茹で方と食べ方レシピや簡単な料理法などを紹介しています。ながらみはその意外な生態により、とても美しい「宝石」と呼ばれる貝です。そんなながらみの生態や美味しい茹で方、簡単な料理や食べ方レシピなども紹介しています。是非参考にしてくださいね。
更新: 2024年2月11日
uoomin
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ながらみとは

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「ながらみ」という巻貝をご存知ですか?正式名は「キサゴ」や別名「ダンベイキサゴ」というのですが、こちらの画像、きれいですよね。光沢のあるブルーグレーの色合いなど、アサリのようにそれぞれ模様が違います。

巻貝の「女王」や「宝石」「ダイヤモンド」などとも言われているそうです。 食べた後にさりげなく飾っても可愛いですね。この「ながらみ」、酒の肴にピッタリな美味しい貝なのです。 今回はそんな魅力満載の「ながらみ」を紹介していきます。

ながらみ/分類

ながらみは古腹足目ニシキウズガイ科の巻貝の一種です。 内湾性のキサゴと外洋性のダンベイキサゴの2種が食用とされています。模様の特徴により区別できます。 キサゴ(表面に渦巻きの筋がある) ダンベイキサゴ(表面に渦巻きの筋が無くてツルツルしている)という違いです。

キサゴ(表面に渦巻きの筋がある)

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表面に渦巻きの溝が見られますね。こちらは浅瀬の砂浜に生息しているキサゴです。カラフルで可愛いですよね。模様が素敵です。食べた後はお気に入りの小物になりますね。

ダンベイキサゴ(表面に渦巻きの筋が無くてツルツルしている)

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こちらは表面の溝が無くツルツルしているダンベイキサゴです。キサゴより生態が少し違って深場の砂底に生息しています。本当におはじきのようですよね。

ながらみ/学名

Umbonium giganteum (Lesson,1833)

学名:Umbonium giganteum (Lesson,1833) Umbonium(ウモニウム)は「ボタントップシェル」とも呼ばれているようです。(ながらみの形がボタンの様な形をしているため) 海のカタツムリという意味もあります。

ながらみ/和名・由来

団平喜佐古・団平細螺・団平扁螺

(ダンベイキサゴ)(ダンベイキシャゴ)(ダンベイキシャゴ) ダンベイとは荷物を運ぶ船を表し、キサゴとは木目という意味があります。

ながらみの形が底の面積が広くて高さがない、偏平な形の船(ダンベイ)に似ている事や、木目の様な模様から名づけられました。 地方名は「ながらめ」「キサゴ」「キシャゴ」などとも呼ばれています。 次はながらみの生息地域などを見ていきましょう。

ながらみ/生息地域・分布

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ながらみは男鹿半島~九州南部までの沿岸に分布しています。関東地方(九十九里浜)や東海地方(駿河湾・浜名湖)などで漁獲されています。 ながらみの旬は春から夏です。 最近はあまり獲れなくなってきて高級品になってきているそうです。 次はながらみの生態を見ていきましょう。

ながらみ/生態・生育環境

ながらみ生態/岩場で獲れる貝じゃ・・・ない。

砂場に生息しているのは主にアサリ、シジミ、ハマグリなどの2枚貝だけという思い込みは捨てましょう。 巻貝のながらみも砂に潜って生息しています。同じような巻貝でも、1つ1つ生態はそれぞれ違うのですね。


ながらみの生態/キサゴとダンベイキサゴ

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ながらみの一種のキサゴは波打ち際などにも生息していますが、ダンベイキサゴは、やや沖合5-30mほどの砂底に多く生息し、ブルトーザーのように海底を這いながらプランクトンや藻類などを食べています。大きさは4センチ程に成長します。 休むときは半分ほど砂に潜っているそうです。天敵はガザミなどのカニ類と、私達人間です。

海の「宝石」と呼ばれるのはその生態から

美しさの秘密はその生態にあった

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砂場に潜るのを繰り返しているながらみは、貝殻の表面は藻などが付かずツルツルでとても綺麗です。荒波と砂に磨かれて、ながらみは海の「宝石」と呼ばれる姿になるのですね。

似たような巻貝の生態の違い

もう一度ながらみの生態を確認しておきましょう。 巻貝のながらみは岩場ではなく砂底に生息しています。 磯場の似たような形の「しったか」や「にな」や「つぶ」とは生態が違います。 砂底に住むながらみは他の巻貝より砂を含む量が多いのです。

ながらみは一般の方も潮が引いた時などは獲れるかもしれませんが、難しそうですね。 ながらみ漁の様子の動画をご覧ください。かなり命がけです。

ながらみ漁は命がけ(その生態により)

砂底に生息する生態ならではの漁法

ながらみ漁、結構ヒヤヒヤしますよね。波は大きい気がしましたが、あの位の波は穏やかな方なんですね。 漁師さんたちは、ながらみを待ちわびている方々の為、一生懸命漁をしています。 普段手にしている食材がどのようにしてスーパーに並んでいるのか理解するとありがたみが湧いてきますね。

ながらみ/味・選び方

ながらみの旬は春から夏です。沢山の方がながらみが出荷される時期を、毎年待ちわびているのだと思います。 生のながらみを購入する時は基本的に生きている物、元気に動いている物を購入しましょう。

今は、茹でたての美味しさそのまま急速冷凍している物が沢山販売されていますが、解凍したらすぐに食べるようにしましょう。 この後は簡単な調理法を紹介していきます。その前に元気なながらみ動画をご覧ください。

ながらみ/食べ方(砂抜き方法)

美味しい茹で方のコツを覚えましょう

貝類の砂抜きは、出来れば丸1日~2日程、海水と同じくらいの塩水にいれてゆっくり砂を抜いていくのが望ましいのですが、 時間の無い時は砂抜きの動画を紹介しますので、こちらの方法をお試しください。

茹で方の前の砂出し動画

ながらみ料理/美味しい茹で方と食べ方レシピを6つ紹介

ながらみ料理・塩茹で/美味しい茹で方と食べ方レシピ①


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・砂抜きしたながらみを用意します。 ・鍋に水を入れ煮たたせます。 ・そこにながらみと塩を入れて火を止めそのまま蓋をして冷まします。 鮮度の良い1キロ程のながらみは、グツグツ煮なくても、ながらみが浸るくらいの熱湯を回しかけて、蓋をして余熱で茹であがります。茹で時間は、鮮度の良い物は数分で大丈夫です。

食べる時は、爪楊枝などでクルクルと身を出して、煮た塩水で砂を洗い流しながら食べます。

ながらみ料理・ダシしょう油漬け/茹で方と食べ方アレンジレシピ②

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さっと塩ゆでしたながらみをお好みのダシ醤油に浸して味をなじませます。おろしショウガやわさびを添えてどうぞ。

ながらみ料理・バター醤油焼き/茹で方と食べ方レシピ③

さっと塩ゆでしてむき身にしたながらみを、バターしょうゆで炒めます。美味しそうですね。 このままパスタに入れても美味しそうです。

ながらみ料理・混ぜご飯/茹で方と食べ方レシピ④

こちらの画像はイメージでお借りしてきたものです。 ご飯に入れる時は、殻から取り出したながらみを、さっとダシ醤油で味付けて、炊きたてのご飯とさっくり混ぜ合わせると良いですよ。

貝類は火を通し過ぎると固くなります。これは他の貝でも応用できます。 貝のご飯はあまり他の具を入れ無い方がその貝の旨味が良くわかります。仕上げに生姜やあさつきなど薬味を添えるくらいが美味しいと思います。

ながらみ料理・味噌汁/茹で方と食べ方レシピ⑤

こちらの画像もイメージです。 じっくり砂抜きができたながらみは味噌汁もおススメです。ダシが出て美味しいですよ。貝類はダシが良く出ます。色々な貝が手に入ったら全部一緒に汁にしても美味しいでしょうね。

ながらみ料理・かき揚げ/茹で方と食べ方レシピ⑥

こちらもイメージでお借りしてきました。こちらは貝柱の入ったかき揚げと思われます。とっても美味しそうですよね。 むき身にしたながらみとお好みの野菜を合わせてこんな風にかき揚げもおススメです。 ご飯に乗せて丼も良いし、そのままつまみも良いし、そばやうどんにも合いますね。

ながらみ料理・その他のアレンジレシピ

こちらの画像もイメージです。 その他ながらみの料理は、むき身を酢の物にしたり、楊枝にさして串揚げみたいにしたり、つくだ煮なども美味しいと思います。 こうじゃなきゃいけない。なんて決まりはないので、色々作ってみてくださいね。

でも1番美味しいのは素材の味がそのまま味わえる塩ゆでなのかなとも思います。旬の時期に活きの良いながらみが手に入ったら、まずはシンプルに塩ゆでを食べたいですね。

ながらみが購入出来る場所

ながらみは旬の時期に漁獲されて塩ゆでし、急速冷凍された状態でいつでも購入できるようです。 スーパーでも産地の近くでは販売されていると思いますが、ネットならいつでも購入できます。

旬の時期の味にはやや劣るかもしれませんが、ほとんど変わらぬ美味しさだと思いますよ。気になった方はお取り寄せして見てくださいね。 いくつか紹介します。


通販

九十九里産釜茹でながらみ

出典:楽天
出典:楽天
出典:楽天

ながらみ/その他

おはじきとして子供のおもちゃだった

ながらみは、コロンと丸い形と艶のある美しさからおはじきとして遊ばれていたそうです。1つ1つ模様が違って可愛いですよね。食べ終わった後も楽しませてくれますね。 ↓こちらの色合いもとても素敵です。

こんなにきれいで美味しいなんて人々が求めるのも納得ですよね。小皿に数個置いただけでも癒しの小物になりますね。

磯場で獲れるその他の美味しい貝

巻き貝は種類が多く、磯場で獲ることが出来る「しったか」「にな」「つぶ」などと呼ばれる美味しい貝も沢山ありますよね。 これらの巻貝を茹でる時は、時間がある時は、砂抜きして洗った貝を鍋に入れ、海水と同じくらいの塩分濃度の水を入れてしばらく放置しておきます。

そして貝が動き始めたらそっと弱火でゆっくりゆっくり加熱します。 そうしないと貝が驚いて蓋を奥へ奥へ閉めてしまうから。徐々に温かくなる感じに貝をだましながら煮ます。 蓋が引っ込んでしまうと爪楊枝などで取り出しにくくなります。 3センチ程の小さな貝は茹で時間は沸騰したら2、3分で大丈夫ですよ。 茹であがったらざるに上げます。

実はヤドカリって

そしてそんな時に、「ヤドカリも茹でちゃったー」なんて事がありますよね。 実はヤドカリって激ウマです。 といっても、握りこぶし位の巻貝に入っているヤドカリのお話です。 カニとエビの美味しさを味わえます。尻尾のフニャフニャの中身は濃厚なミソとエビの身が詰まっています。

こちらの巻貝↑私の地元で「カラツブ」と呼ばれますが、その名の通りピりっと辛味があって美味しいんです。本当に美味しいです。もう一種、もう少し貝の突起が鋭利な感じのピリッと辛いツブがあるのですが、こちらも大変美味しいです。 食べたら止まりません。画像だけでも食べたくなりますね。

まとめ

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今回は「ながらみ」を紹介しました。巻貝は沢山種類があって、それぞれに味わい深いですよね。 「ながらみ」は獲れる地域が限られていますので、活きた状態ではどこにでも売っているという訳ではありません。

でも今はネットでいつでも購入できます。ありがたいですね。地元を離れて懐かしく思う方は、お取り寄せも良いと思います。慣れ親しんだ美味しさを実感できると思いますよ。