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シマノ「15ツインパワー」のインプレ!名作リールの特徴とは?

「ツインパワー」は、大手釣り具メーカー 「シマノ」が製造するスピニングリールで、堅牢性や基本性能の高さが支持されています。この記事では、2015年に発売された「15ツインパワー」の主な特徴と、実際の15ツインパワーユーザーの評価についてご紹介します。
2020年8月27日
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この記事で紹介しているアイテム

シマノ (SHIMANO) スピニングリール 15 ツインパワー C2000S

シマノ (SHIMANO) スピニングリール 15 ツインパワー 4000XG

「ツインパワー」は シマノの上級スピニングリール

「ツインパワー」は、大手釣り具メーカー 「シマノ」が製造しているスピニングリールの1つです。 2017年11月2日現在の現行モデルは、2015年に発売された“15ツインパワー”で、シマノの“汎用スピニングリール (対象となるターゲットや釣り方が限定されておらず、オールマイティーに使用可能なスピニングリール)の商品ラインナップ”の中では、「ステラ」、「ヴァンキッシュ」に次ぐ (派生モデルを含まない)上級スピニングリールの位置付けになっています。

若年層のアングラーたちの間では、あまり知られていない点なのですが、実はツインパワーは、シマノがかつて製造していたスピニングリール 「チタノス」の派生モデルとして、1988年にデビューした後、1992年に初代ステラが登場するまで、同社の最高級スピニングリールとして君臨していた時期もあったなど、確かな実績を持つスピニングリールなのです。

15ツインパワーの主な特徴3つを解説!

前述の通り、ツインパワーは、今でこそ最高級スピニングリールの座をステラに譲ったものの、他の上位機種の品質や機能を継承しながら、30年近く根強い人気を誇っています。 ここでは、15ツインパワーの主な特徴3つについて解説していきます。

15ツインパワーの特徴 1/3【堅牢性の高さ】

堅牢性の違いは大物とのファイトで差が表れる

堅牢性が高く、パワフルな巻き心地のスピニングリールは、大物とのファイトにおいて有利となります。 特に、ルアーフィッシングでの使用を想定して開発されたスピニングリールは、軽量化を図るために各部を肉薄に設計する傾向があります。 そうなると、サイズの小さいリールで大物と格闘しなければならない場面では、素材の剛性 (硬さ)の低さが露呈してしまい、ラインの巻き取り作業において心臓部となる部分のゆがみによるパワーロスが、操作性を大きく損ねることになりかねません。

15ツインパワーは, 根本的な頑丈さを追求している

15ツインパワーでは、回転機構の心臓部である“ギア”に特殊な設計を施し、リールの根本的な頑丈さを追求しています。 15ツインパワーに採用されているギアは、零戦の主翼にも用いられた“超々ジュラルミン”を素材とし、全製造工程を一貫したプレス加工 (切削加工を施していない)で行い、且つ肉厚に設計することで、ギアに高負荷が掛かる状況下においても、耐久性と巻き心地とを高いレベルで維持し続けます。

ローター剛性の高さも15ツインパワーの特徴の1つ


ラインに大きな負荷が掛かっている状態で、ラインを巻き取る操作を行うと、ラインローラー (ベールが返っている状態の時に、ラインが接触しているローラー部)に負荷が集中するため、ローター (ハンドルを回すと回転する部分)はラインローラーの位置する方向にゆがんでしまい、アングラーがハンドルを回す際に生じるエネルギーが、ローターに十分に伝達せず、パワーロスが発生します。 15ツインパワーは、剛性の高い“アルミニウム”をローターに採用することで、大物と格闘するアングラーを強力にサポートします。

15ツインパワーの特徴 2/3【初期性能の長期維持】

過酷な環境は, 初期性能の低下の大きな要因

リールは、複雑な内部機構を持つ工業製品でありながら、過酷な環境で使うことが多いため、部品交換を一切行うこと無く、初期性能を長期間維持し続けることは困難です。 特に、海釣りで使用する場合は、サビや動作不良の原因になる“塩分”を含んだ水にさらされるため、通常のリールでは、たとえ念入りなメンテナンスを行っていても、初期性能を維持できる期間は長くありません。

15ツインパワーは, 初期性能の長期維持を約束する

リールの内部には、特に水の進入を嫌う部分がありますが、15ツインパワーではそうした部分に、水玉を形成して水分を弾く“はっ水処理加工”を施し、リールの性能低下の大きな要因である“水分”を、徹底的にシャットアウトします。 なお、はっ水処理加工が困難な部分の遮水には、特殊グリスを用いています。 また、水の進入を促してしまう“余分な凹凸”を減らしたボディー形状を採用したり、ストップレバーを排除したりするなど、長期間の使用に耐え得るリールに仕上がっています。

15ツインパワーユーザーなら, 有料メンテナンスも活用したい

15ツインパワーは、長期間の使用を想定した“高品質スピニングリール”です。 もちろん、前述したように15ツインパワーは、初期性能を長期間維持し続けることができる設計になっていますが、手が届かない部分に付着した塩分を物理的に落とすことはできませんし、特殊グリスは時間の経過と共に落ちてきます。 シマノは、有料でメンテナンスを行うアフターサービスを受け付けていますので、15ツインパワーのユーザーには、1年に1回程度利用してみることを強くおすすめします。

シマノ -メンテナンスのご案内-
シマノの有料メンテナンスサービスの詳細については、こちらのシマノ公式ウェブサイトをご覧ください。

15ツインパワーの特徴 3/3【操作性の高さ】

操作性の高さは, 使い心地のすべてを決定する

実際の釣りにおいてアングラーは、ドラグパワーを調整する、ベールを返す、ベールを起こす、ハンドルを回すなど、あらゆる“リールの操作”を行います。 それらの各操作をスムーズに、且つ確実に行えるかどうかは、そのリールの使い心地のすべてを決定する重要な点です。


自転車部品メーカーが スムーズな巻き心地を形にする

15ツインパワーをはじめ、多くの釣り具を世に送り出してきた“シマノ”は、自転車部品の製造から始まったメーカーですので、回転機構製造の技術力が特に高く、同社の製造する様々なリールに、そのノウハウが存分にいかされています。 15ツインパワーにおいても、シマノが独自に開発した回転動力伝達機構 「X-SHIP」や、ハンドルのガタつきを低減する「S-DIRECT GEAR」を採用するなど、実際にリールを手にしたアングラーが、スムーズな巻き心地を直感的に体感できるリール作りを目指す、シマノの精神を垣間見ることができます。

15ツインパワーのベールは開き角度が大きい

仕掛けのキャスト時の不意のベールの返りは、仕掛けのロストだけではなく、思わぬ事故の原因になりますが、ほとんどの場合は、アングラーの“ベール”を返す操作が適切でないことが原因です。 15ツインパワーのベールは、開き角度が大きくなるように設計されており、ベールを倒す操作をより深く、確実に行うよう、自然な形でアングラーに促すように工夫されています。

独自の重心設計で持ち重り感を低減する

前述したように、15ツインパワーは堅牢性を重視した設計故、どうしても重量がかさんでしまいます。 15ツインパワーでは、通常、ギアの下部に配置される“ウォームシャフト (スプールの上下運動を発生させるための機構の1つ)”を、ギアの上部に配置することで、ロッドのリールシート (リールを取り付ける部分)に近い部分に重心を設定し、持ち重り感を低減できるよう工夫されています。

15ツインパワーではカスタマイズも自由自在

15ツインパワーは「夢屋 (シマノが展開する、スプールやハンドルなどの“リール用カスタムパーツブランド”)」の各種カスタムパーツ (ドラグノブ、スプール、リールスタンド、ハンドル、ハンドルノブ、ハンドルスクリューキャップ)に対応しています。 15ツインパワーのユーザーは、ぜひスプールやハンドルノブなどを自分好みにカスタマイズして、最高の1台を作り上げてみませんか。

シマノ -夢屋機種別取付一覧-
15ツインパワーにおける、夢屋の各種カスタムパーツの対応状況については、こちらのシマノ公式ウェブサイトをご覧ください。

15ツインパワーユーザーのインプレッションは?

15ツインパワーの購入を検討されているのであれば、実際のユーザのインプレッションを確認しておくことも大切でしょう。 ここでは、15ツインパワーの、「C2000S」「C3000HG」「4000XG」の3つのモデルそれぞれのユーザーのインプレッションをご紹介します。


15ツインパワー C2000Sのインプレッション

シマノ (SHIMANO) スピニングリール 15 ツインパワー C2000S

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

C2000番ということで小ぶりながらも、優れたドラグ性能と高剛性によりランカーシーバスもきゃっちできました。 菅釣りを主として購入しましたがフィネスシーバスにハマってしまいそうです。 D社の16セルテート、15ルビアスを所有しておりますがやはりリールはシマノのほうが優勢なのかという個人の意見です。 ツインパワー、買って後悔しない素晴らしいリールです。

ドラグ性能が優れており、剛性も高いという評価です。筆者もリールについては、同価格帯のリールで比較すると、大手釣り具メーカー 「ダイワ」よりもシマノの方が高性能であると感じています。

15ツインパワー C3000HGのインプレッション

回転性能。とにかく滑らかでブレなどありません。   耐久性能。既に3回海(船、一つテンヤ真鯛釣り)で使っていますが、使用後に外装を水シャワーですすぐだけで回転性能の低下は見られません。むろん塩ガミなど皆無です。回転も滑らかなままです。   ドラグ性能。とにかく滑らかにドラグが効きます。ドラグディスクが大径化しているためだと思います。3キロアップの真鯛、5キロオーバーのヒラマサをキャッチしていますが、ドラグの出に心配するところはありませんでした。   剛性感。ci4+ボディのリールより多少は重くなりますが、明らかに剛性感があり、強い力が外部から掛かってもびくともしない安心感があります。

耐久性、ドラグ性能、剛性すべてにおいてパーフェクトであるという評価です。リールに求められる基本性能を満たしていることのあかしと言えるでしょう。

15ツインパワー 4000XGのインプレッション

シマノ (SHIMANO) スピニングリール 15 ツインパワー 4000XG

出典:Amazon
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96MLのシーバスロッドに合わせてリバーシーバスに使ってます。 ほとんどが45~60くらいのシーバスなので大袈裟なやり取りはしません、掛けた体勢でゴリ巻きです。 エラ洗いなんぞ通用しません、1回転99cmのラインスラッグすら出さない強引なリーリングで確実に仕留めます。 一気に寄せれるので蘇生もいりません、元気に帰って行きます。 味気ないように思えるかもしれませんが、ゴリ巻く幸せ、これは癖になります。 最初はナイトのスローなゲームにはXGは失敗かなと思いましたが、スローな誘いも慣れ次第、掛ければエクストラハイギアの方が何倍も楽しいです。 50~60でも巻き応えありますよw

シーバス相手にゴリ巻きをしても、力不足を全く感じないという評価です。パワーに信頼が置けるリールは、ストレスフリーな使い心地をアングラーに提供してくれます。

15ツインパワーの品質は色あせない

いかがでしたか。 ツインパワーは、シマノが製造するスピニングリールの中でも、歴史の長い部類に入るスピニングリールですが、確かな品質と実績は、現行モデルである“15ツインパワー”においても健在です。 色あせない魅力がいっぱいの“15ツインパワー”を、皆さんもぜひ使ってみませんか。