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スポンジで手軽にできる水耕栽培!初心者でも失敗しない3つのポイントをご紹介!

水耕栽培はスポンジと受け皿だけあれば簡単に取り組むことができます。今回はスポンジだけでできる水耕栽培の方法や、知っておきたいポイント、スポンジの上での種の育て方などについてご紹介いたします。ちなみにスポンジは100均でも購入できます。
更新: 2021年4月30日
printemps117
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スポンジを使った水耕栽培

身近な材料で始められる、スポンジ栽培のメリット

水耕栽培の中でも、特にスポンジを使った水耕栽培はどなたでも気軽に取り組めます。スポンジをはじめとするいくつかの材料は100均ショップで揃えることもできます。費用をできるだけかけずに非常にエコノミーな栽培方法です。 また土を使わないので、持ち運びも楽ですし、省スペースで栽培に取り組めるのも◎ 手や服を土や泥で汚してしまう心配や、連作障害のほか、病害虫の心配が少ないのもメリットです。 土を触るのが苦手な方や、マンションや団地などスペースが思うように取れないという方にもおすすめです。

スポンジの特性を知って育てる

吸水性に優れたスポンジは、たっぷりと水を吸わせることで、2~3日は湿り気を保つことができますし、軽く絞って水分量を調節することもできます。 天気や湿度に合わせて微調整することも可能なのです。 また適度に穴が空いており通気性、保水性ともに優れたスポンジは植物の支え(基礎)となる優秀なアイテムとして活躍します。 スポンジの上に種を置いて発芽させる際、土の中に根を張って自立するのですが、水耕栽培で根を張る場所がないと植物自体が自立できずに腐ってしまいます。 その際にスポンジを使用することで、土と同じように植物が無理せず根を張ることができるので、そのまま別の場所に植え替えせずに栽培を続けることもできます。

スポンジ栽培で育てやすい植物

スポンジ栽培で育てやすい植物としては先ほどご紹介した、カイワレ大根やベビーリーフなどの葉野菜やルッコラ、パセリなどハーブ類などは育て方に関しても比較的容易です。 その他、トマトなど発芽しにくい野菜の種を発芽させるのにも向いています。

スポンジ栽培の準備と用意するもの

水耕栽培のスポンジの主な使い方

水耕栽培でスポンジを使う理由ですが、これは吸水性や保水性のよいスポンジを培地として使うことで野菜の種が発芽しやすくなることがあげられます。また苗を支えるときにも柔らかいスポンジで挟み込むことで、傷つけることなく固定できます。


100均でもOK!スポンジの加工方法

スポンジを使って水耕栽培を行う場合、台所用のスポンジを使い、種まき~苗の植え付けまでの期間を栽培することになります。 普段食器洗いに使うスポンジで未使用のものが残っていればそれを使っていただいて構いませんし、なければ100均でも購入できます。 スポンジの裏面でもある、粗目の部分はカッターなどできれいに削ぎ落してから使いましょう。 同じスポンジ類の中でもメラミンスポンジは加工しやすいですが、高密度であるため空気を通しにくく、植物の根が張りにくくなるので、スポンジ栽培にはおすすめできません。 最近では、水耕栽培の種まき用としてあらかじめカットされた専用のスポンジも購入できます。そちらもよかったら使ってみましょう。

用意するもの

スポンジを用いた水耕栽培で揃える材料などをあげてみました。 ・台所用スポンジ…苗を育てる分を用意 ・水耕栽培用液肥…植物の栄養分となる ・カッターまたはハサミ…スポンジをカットするために使います。 ・ピンセットもしくは毛抜き…種や苗をつまむのにあると便利です。 ・トイレットペーパー…水を含んだスポンジにより密着させるため ・スポンジを置くトレイなどの容器…水を入れておくためのもの

スポンジの水耕栽培の種植えのやり方

種は発芽しやすくなるようにスポンジに密着させるのですが、この時水溶性のトイレットペーパーを被せておくと、密着しやすくなり便利です。 トイレットペーパーは薄く水に溶けやすいので、種が発芽する際に、邪魔になりません。発芽した種は日当たりのよい場所に移動し、本葉が見えてきたら大きな容器に植え替えて育てましょう。 スポンジ栽培の手順については以下の通りです。 1.スポンジは2.5cm~3cmぐらいの大きさで立方体になるようカットし、表面に十字で切れ込みを入れます。 2.適度な深さのあるトレーを使用し、トレーに先ほど切ったスポンジを並べ、水道水へ浸します。 3.スポンジを上から軽く押さえつけ、しっかりと吸水させます。 4.種をピンセットなどでつまみ、スポンジの切れ込み部分の真ん中に種を置きます。 5.種まきが終わったら、種の上に湿らせたトイレットペーパーをかけ、保湿させます。

スポンジ栽培で知っておきたい3つのポイント

1.種が育ってからの植え替えについて

スポンジで発芽した苗は、ペットボトルやコップなどに備え付けるなどして、スポンジから外さずにそのまま育てることができます。 例えば100均で手に入るアイテムでこんな栽培方法もあります。

1-1、【プラスチックコップを利用した育て方】

1.ストロー穴のある蓋つきのプラスチックコップをおすすめする。苗を根元からフエルトまたは、お茶パックにくるみ、ストロー穴に差し込む。このお茶パックなどでくるんだ部分が培地の役割をしてくれます。 2.コップ部分に培養液を入れ、くるんだ苗が根っこの半分ぐらいまで浸かるまで培養液を入れる。 3.あとは日当たりのよい場所において、培養液を定期的に入れ替えたり、少なくなったら足したりしながらそだてていく。


1-2、【ペットボトル容器を用いた水耕栽培とその育て方】

ペットボトルの飲み口と胴体をつなぐ節の部分をカッターなどで切り離し、飲み口がついている部分を逆さにして苗を差し込みます。苗を差し込むとき、滑り落ちてしまうようであれば、お茶パックやフェルトなどにくるんでから差し込みましょう。 ここでご紹介した、紙コップやお茶パック以外にも、まだまだアレンジができそうです。ハーブや葉物野菜など、興味のある植物を育ててみましょう。

2.水や肥料の与え方について

スポンジを用いた水耕栽培で、水や肥料を与える際の注意点です。特に肥料を与える際は、水耕栽培専用の液肥を水で規定通りに薄めて与えます。肥料を与える際は、上から直接かけるのではなく、下の容器に入れて吸わせるようにします。また常に培地の表面が湿った状態で管理しましょう。

3.日当たりについて

室内で育てることが多いと思われますが、日照不足にならないよう、明るい日差しが2~3時間差し込む窓際などに置いて育てるようにします。

カビが発生しやすい!?スポンジ栽培のトラブル

どうしてカビが生えるのか?

水耕栽培をおこなっている途中にカビが生えてしまった、この原因についてですが、一つは水のやり過ぎが考えられます。 また換気や日当たりが悪すぎるのもカビが生えやすくなる原因になります。定期的に容器などを洗い、清潔な状態をキープできるようにします。

水耕栽培のカビを防ぐには日光を


水耕栽培の場合は、しっかりと太陽の光を当てることが重要なのですが、室内では日光に当たる時間がどうしても限られてしまいます。そこで、屋内で栽培する際に便利なのが、水耕栽培専用の栽培用ランプです この栽培用ランプは、日当たりの悪い場所で育てる際に太陽光の代わりとなって照光率を高めることができます。 栽培用ランプをずっとつけておくと電気代がかかるのではないかと心配という方には、電気代を節約できる省エネタイプもあります。

換気をよくする

室内でおこなう水耕栽培で重要となる換気。室内ではどうしてもチリやホコリ、細菌などが集まってきがちです。 ホコリや細菌は植物を健全に育てるには避けたいものです。普段からしっかりと換気し、できるだけ清潔な状態を保てるようにしましょう。

市販の水耕栽培システムを使おう

水耕栽培が初めての方や、もう少しレベルアップしたいというときには、ランプによって日照時間を確保できたり、水の循環を良くしてくれる水耕栽培システムを用いるとよいでしょう。 この水耕栽培システムは、自動で肥料や水を循環させることができ、植物の根をより健康的に育てるサポートをしてくれます。日々の管理も安心ですし、難しい衛生管理も自動で継続することができます。

スポンジを使って栽培を手軽に

スポンジで水耕栽培を行う際のポイントなどをご紹介いたしましたが、吸水性や保水性のあるスポンジを用いることで、種の発芽率がぐっと良くなります。種から野菜になるまで、日々成長を見守るのも楽しいですよ。