ハイポネックス|いろいろな野菜用液体肥料 800ml
バジルは料理に取り入れやすく、栽培も簡単な大人気のハーブ
バジルはイタリア料理やアジア料理に欠かせない存在です。 すっきりとした香りに、きれいなぷっくりとした見た目が可愛らしいのが特徴。 ハーブ栽培でもたいへん人気があります。生育が旺盛で育て方も簡単なので、初心者の方が栽培するハーブとしても適しています。ハーブガーデンを作りたいときや、初めてのハーブ栽培に挑戦したいとき、欠かせない存在といえます。 今回は、バジル栽培を始める前に知っておきたいポイントを11に分けてご紹介します!
ポイント① 「スイートバジル」が一番栽培されているバジル
バジルといえば、「スイートバジル」というものがいちばん一般的な種類です。 食用に普通のバジルを育てたい人は、「スイートバジル」を買いましょう! 他にも「レモンバジル」のような種類が流通しています。 用途や好みに応じて、好きな品種を育ててくださいね。
スイートバジル
バジルでもっともポピュラーな種類です! 単に「バジル」と書かれた苗や種が売られていた場合、スイートバジルのことだと思っていいでしょう。 さっぱりとした甘みのある香りが特徴。寒さには弱く、一年草として扱われます。
レモンバジル
「シトラスバジル」と呼ばれることもあります。 その呼び名の通り、スイートバジルよりもシトラス系の味がします。葉はスイートバジルよりも小ぶりです。
シナモンバジル
スイートバジルに似た園芸品種です。 ですがシナモンバジルは、その名の通りシナモンのような甘い香りがあります。スイートバジルのおもな用途がピザのようなイタリア料理・欧米料理であるのに対して、シナモンバジルはお菓子によく用いられます。 お菓子に使えるバジルが欲しい人は、ぜひ育ててみたい品種です。
ポイント② バジルは簡単に発芽する! 種と苗、好きな方で栽培をスタートさせよう
育て方は種からでも、苗からでもOK
バジルは簡単に発芽させることのできるハーブです。 種から植物を育てるというのは、少し難しそうに感じられるかもしれませんが、バジルなら怖れることなかれ。もちろん苗を買ってきて育ててもいいのですが、発芽させる楽しみもまた味わいやすい植物。興味のある人は種から育ててみましょう!
種から栽培する育て方
バジルは温かいところが好きな植物なので、発芽には20度以上が必要です。 種から育てる場合、4月の中旬から6月中旬に種まきを行いましょう。なかでも一番適しているのは、地域にもよりますが、4月下旬~5月の時期です。 一般的にはまずポリポットで育て、あとからプランターに植え替えますが、最初から直まきすることもできます。
種が重ならないようにする
種まきをするときは、種と種が重ならないようにしましょう。 太陽の光を感じて発芽するので、土はかぶせないか、うっすらとかけてください。太陽の光が種まで届かないと、うまく発芽できません。注意してください。 発芽してきたら、混み合っている部分を間引きましょう。 もったいなく感じられるかもしれませんが、この間引いたものはベビーリーフとして料理に利用できます。収穫前から栽培の醍醐味を味わえるようで楽しいですよ。
プランターで栽培する場合、株と株の間を充分に空けよう
はじめてバジルを育てる人は想像が付きにくいかもしれませんが、バジルはどんどん育って大きくなる植物です。株と株の間隔を充分に空けましょう。 プランター(もしくは花壇や地面)に最初から種をまいた場合、間引くときは思いきって弱い芽や枯れそうな芽を取ってしまってください。
ポイント③ バジルはお日さまが好き! 栽培前に日当たりの良い場所をチェック
バジルは日当たりのよい場所を好む植物です。 太陽の光をたくさん与えて育てれば、ぐんぐん生長します。また、太陽の光に当てるほど、香りもはっきりと出るようになりますよ。 バジルを育て始める前には、あなたのお庭で日当たりの良い場所をチェックしておきましょう!
日当たりが悪いと……
バジルは日照不足だと、あまり葉を茂らせてくれません。 育ちが悪いなと思ったら、その場所は日当たりが悪いのかも? 場所を変えて育ててみましょう!
もしくは水はけが悪い?
バジルは水はけが悪くても、元気に育つことが出来ません。 水が切れると枯れてしまうかな? と心配になるかもしれませんが、土の表面が常に水で湿っているような状態は、バジルにとってよくありません。 水はけのよい土で、水のやり過ぎに注意しながら育てましょう!
ポイント④ 真夏は太陽の光で葉が硬くなる! 早めの収穫を心がけよう
バジルは暑い季節になるにつれ、葉が硬くなっていきます。 調理に使うなら、葉はできるだけ柔らかいほうがいいですよね。気になる場合は早めに収穫してしまいましょう。 また、苗を買うときは、できれば5月頃のまだ涼しい時期に購入しましょう。 9月過ぎになっても苗が出回っていることもありますが、残念ながらすでに葉が硬くなっています。バジルは日本の屋外で越冬できないので、早く買って早く柔らかい葉を楽しむことをおすすめします。 早めに購入しておけば、あとで挿し木を使って数を増やすこともできますよ! 挿し木についてはポイントの⑧で説明しています。
育て方でできる対策① 日陰に置いて栽培する
葉が硬くなるのを防ぐには、真夏になったら日陰に移動させるという手があります。 心配な場合は庭植えではなく鉢植えにしましょう。日陰で育てることで、真夏でもいくらか柔らかい葉を楽しむことが出来ます(場所移動させたい場合、最初から苗をプランターに植えましょう)。 ですが本来は日光を好む植物なので、葉が硬くなってもすくすく生長させられる育て方はやはり、日向での栽培です。
育て方でできる対策② 遮光して栽培する
遮光しても、日陰に移動させるのと同じ効果が期待できます。 ただ、やはり完全ではないので、早めに収穫してしまうのが一番柔らかいバジルを楽しめる方法です。
ポイント⑤ バジルにはイモムシ類が付くことがある! 忘れずに駆除しよう
残念ながら、食用に使いたいバジルにも害虫がつくことがあります。おもにヨトウムシと呼ばれるイモムシ類です。この害虫が出るときは、糞が落ちています。ヨトウムシの活動時間は夜で、昼は土の中に眠っているので、駆除するときは朝晩に探すと見つけやすいでしょう。 ほかにも、葉が白っぽく食べられているときは、ハダニという害虫が発生した可能性が高いです。これは風通しが悪いと起りやすいので、バジルは蒸れさせないよう風通しのよい場所で育てましょう。
ポイント⑥ 育てたいサイズによってプランターの大きさも変えよう
バジルはどんどん生長します。 なので、大きいプランターを選べばそれだけ根も広がり、大きく育つのです。 バジルをあまり大きくしたくない場合は、小さめのプランターを選びましょう。幅は幅30㎝ほど、高さは50センチ以上あるものを選ぶのがおすすめです。10号~12号くらいが良いでしょう。 水はけが心配なら、、バジルが小さいうちは小さなプランターで育ててください。 とはいえ、ぐんぐん育つので、たいていの場合は最初から大きめの鉢に直まきしてしまっても育ちます。 大きくなりすぎそうな場合は摘心を兼ねてどんどん収穫しましょう。摘心については、ポイントの⑨で解説しています。
ポイント⑦ 油かすや液体肥料を与えて栽培しよう
バジルは肥料好きの植物です。 特に生育期は、肥料をあげるとよく育ってくれます。夏の間は油かすか液体肥料を与えましょう。 油かすの場合、二週間から一ヶ月に一度、根元に施します。 液体肥料なら、一週間に一度与えてください。 液体肥料の場合、窒素の多いものがおすすめです。窒素は植物の葉を充実させるからです。バジルは葉を食用にするので、たくさん食べたければ試してみると、違いが感じられるかと思います。 肥料切れが起きると葉は黄色くなります。このサインを見逃さないようにしましょう。
バジルにおすすめの肥料
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バジルにおすすめの液体肥料です。 一週間に一度、水でうすめて与えましょう。 ミネラルをたくさん含んだバジルを作ることができ、また、野菜類の生育に必要な15種類の養分とアミノ酸を配合しています。 野菜全般に使うことが出来るので、これから家庭菜園を始めたい人にもおすすめです! バジルと一緒に、プランターを使ってベランダ菜園できるような野菜の栽培を初めてみるのも楽しいですよ。
肥料を与えなくても栽培できる
肥料好きな一方で、葉さえ黄色くならなければ、バジルは特別肥料を必要としません。 最初に花と野菜用の培養土を用いた場合は、特に肥料を与えなくても良いでしょう。
ポイント⑧ 増やすときは「挿し木」で!
育てているうちにもっと植えたくなってきたら、「挿し木」という方法で増やしましょう! 新しい苗を買ってくる必要はなく、すでに育てている株から増やすことができてしまうんです。 他の植物の育て方にも応用できるので、ぜひやり方を覚えましょう!
挿し木って?
挿し木とは、植物の枝や茎を切りとって切り口から発根させ、それを土に植えることで新しい苗に増やしていく育て方です。 バジルは一部を切り取ると、なんとそこから新しい根を伸ばしてくれます。植物の生命力を感じますよね。なので、バジルの苗をひとつ買えば、挿し木でどんどん新しい苗を自分で増やすことができるんです。苗を買ってくる手間が省けますし、経済的でもあります。
挿し木の方法
バジルで挿し木をする方法をご紹介します。 葉を4~6枚残して、親株から切りとってしまいます。 コップに水を溜め、切りとった茎を挿しましょう。このとき水に浸かってしまう下の部分の葉は取り除きます。 しばらくたつと発根してくるので、この苗を新しい培養土に植えましょう。 これで、新しい株に育ってくれます!
あたたかい時期に行おう
バジルはあたたかい環境を好む植物です。 挿し木を行うなら、秋に入る前のあたたかいうちに行いましょう。
根が出てないうちに植えると失敗しやすい
挿し木は、茎の切り口から根がにょろにょろと伸びてきてから土に植えるのがポイントです。 まだ根が出てないうちに土へ植えても、失敗しやすいのです。 挿し木を行うなら、発根を確認できてからにしましょう。
ポイント⑨ 「摘心」について確認しよう
バジルは収穫を兼ねて摘心します。 それぞれ別々に行うより、同時に行ってしまった方が楽ですよ。成長過程で何度も摘心すればするだけ、植物の形が良くなります。 「摘心って何?」という人は、摘心について確認しておきましょう! 摘心も挿し木と同じく、他の植物を栽培しようと思ったとき、必要になってくる育て方のテクニックです。
摘心とは
摘心とは、植物の茎の頂点にあたる部分の葉を取る作業のこと。 「ピンチ」や「芯止め」と呼ばれることもあります。 植物の茎は、放っておくとどんどん伸びていきます。 とくにバジルは生育が旺盛なので、元気な茎ばかりがよく育ち、ほかの茎が生長するための栄養を使ってしまいます。すると長い茎と元気の無い茎の差が激しい、不格好な姿になってしまうのです。また、花を楽しみたい場合、摘心せずにいると花の数も減ってしまいます。 ですが摘心は若い芽を取って芯を止めるので、わきから出る芽が増え、枝数が増えるのです。これにより、植物の形をバランスよく美しくし、花の数も増やす効果があります。
ポイント⑩ 種を採取すれば、つぎの年も栽培可能
バジルは花の咲く植物です。 葉は料理に役立ち、花も楽しむことができるって素敵ですよね。花が咲いたら種を採取してみましょう!(花が咲く時期には、葉は硬くなってくるので、あまり料理向きではなくなっています) この種をつぎの春にまけば、また来年もバジルを楽しめますよ。バジルは一年草で、冬には枯れてしまうハーブです。ぜひ種を採取しておいて、来年も種まきを行いましょう。
バジルの種はどうやって採取する?
まずは花が咲くまで待ちましょう。 花が咲いたら、さやが枯れるまでそのまま放置します。 やがてその中にタネ(黒っぽい色をしています)が見えるようになるので、この状態になったら種を採取しましょう。手でもみこむようにすると、取ることができます。
ポイント⑪ バジルに最適な土を知ろう
バジルは一般的な、花と野菜用の培養土で育てることが出来ます。 理想は水はけがよい土であること。粘土質な土だと、水分がなかなか無くならず、根腐れしやすくなります。水のやり過ぎはバジル栽培でありがちな失敗。これを回避するためにも、まずは土に気を配りましょう! 合っている土に植えれば、苗も元気に育ってくれますよ。
バジルは野菜用の土にも植えられるハーブです。 こちらの商品は、ココピート、赤土等の天然素材から作られています。排水性、保水性、通気性がよく、かつ水やりでも肥料成分が流されにくいようにできています。安心してハーブを植えられる土です!
育て方は簡単! ポイントをおさえてバジル栽培を始めよう
いかがでしたか? バジルはとても育て方が簡単なハーブです! 育てる前のポイントを確認してきましたが、そう難しい要素はなかったですよね。特別な土を配合する必要もなく、大きなプランターを用意すれば茂るように大きくなります。 ハーブ栽培の未経験者さんも、ぜひバジルでハーブデビューしてみましょう!
バジルにはこちらの商品のような土を用意しましょう。自分で土をブレンドする方法を取っても良いですが、そのまま使える培養土を購入した方がお手軽です。苗を植え付けるときは、プランターなら8割、ポリポットなら9割目くらいまで土を入れます。雨にさらさず、水分を含まない乾いた状態で管理してください。