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初心者でも失敗しない!スノーピークのランドロックを設営する8つのステップを解説!

ランドロックはスノーピークから販売されている大型ツールームテントです。今回はランドロックの設営に関して初心者でも設営できるよう解説いたします。いくつかコツがありますが、すぐにマスターできるのでご安心下さい。ランドロックで快適なキャンプを始めましょう!!
更新: 2021年3月23日
robespierre7
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ランドロックのあるキャンプ風景

ランドロックはスノーピークの超ロングセラーテントの一つ。メーカー最大級のサイズを誇る2ルームシェルターの名作です。メーカーのカタログ価格で税別16万円弱と高額ながら、購入する人が後を絶たない人気テントなのです!!着目すべきはその広い空間、秀逸なデザイン。広い室内でレイアウトも思いのままです。それではランドロックの世界へご案内いたしましょう!!

ランドロックのスペック

基本情報

対応人数:6名 設営時サイズ:405x625x205cm (縦x横x高さ) 重量:22.0 kg (本体、付属品含む) キャリーバッグサイズ:本体ケース/75x33x36cm、フレームケース/72x17x22cm

材質

フライ本体材質:150Dポリエステルオックス・遮光ピグメントPUコーティング耐水圧3,000mmミニマム(ルーフ部分)、UVカット加工、テフロン撥水加工・150Dポリエステルオックス・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム(ウォール部)、UVカット加工、テフロン撥水加工 フレーム:A6061 (φ19mm) ペグ:ジュラルミン インナーテント材質:ウォール/68Dポリエステルタフタ、ボトム/210Dポリエステルオックス・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム

ランドロックのセット内容

ランドロックの基本セットには以下のものが含まれています。 設営前に全て揃っているか必ず確認して下さい。

フライシート、インナーテントとそのケース

ランドロック(フライシートx1、インナーテントx1)、本体収納ケースx1

写真ではフライシートの中にインナーテントを巻き込んで収納しています。

3種類のフレームとケース

各フレームは設営しやすいよう色分けされ、シールが貼られています。 Aフレーム(紺色)x2、Aフレームリッジポール(紺色)x1、Cフレームx2 (黒色)、センターフレーム(赤色)x1、フレーム収納ケースx1

ジュラピンペグとペグケース

ジュラピンペグx27、ペグケース

自在付きロープ

自在付きロープ 2.5mx4、3.5mx6、1.5mx2

グリップ剤

グリップ剤x1 縫い目などに塗布すると防水効果が期待できます。

ランドロック設営の前に

十分なスペースを確保しよう

ランドロックは大型のテントです。ざっくりと6mx4mあるので、さらに前面を跳ね上げたりする場合にはかなりのスペースが必要になります。オートサイトの区画が小さめの場所では希望のレイアウトで張れない場合もありますので注意が必要です。好きなレイアウトにするためにはフリーサイトをおすすめします。

設営場所に石が落ちていないか確認しよう


インナーテント部分に石が落ちていると寝た時に背中にあたって痛いです。気になる小石はあらかじめ拾っておくと良いです。また、石の鋭利な部分がテントにあたると破れなどの原因になります。木の根っこが張り出しているなど、除けない場合にはレイアウトの変更なども考えましょう。

雨水が集まるような場所は避けよう

オートキャンプ場など車の乗り入れができるサイトなどでは車の轍に注意が必要です。また、他の部分より低地になっている部分は避けるようなレイアウトが無難です。夜中に雨が降った場合に雨水が集まり、浸水のリスクが上がります。

ランドロック設営その1/8 レイアウトを決める

まずは、レイアウトに関して説明します。 ランドロックにはドアパネル(出入口)が前後2箇所、サイドドアパネルが左右2箇所あります。インナーテントを設置せず、シェルターのように使用する場合には好きな方向に設営できます。インナーテントを使用する場合にはサイドドアパネルがある方のみ入り口として使用できます。出入口をどの方向に設けるかを決めてから設営を開始すると便利です。レイアウトを決めたら、その通りに地面にフライシートを広げます。

写真左半分の赤いラインが入っている部分がサイドドアパネルです。 左側が前面となります。

天井部分を左右に広げます。赤い部分に十字にフレームを通す構造になっています。

ランドロック設営その2/8 AフレームリッジポールとAフレームを通す

AフレームリッジポールとAフレームの設営方法を説明します。 まずAフレームリッジポール(紺色)を横に通します。続いて、そのポールの左右に2本のAフレームを通します。

紺色のテープが付いている穴に、紺色のシールがついたAフレームリッジポールを通します。

Aフレームのくの字型の部分の穴をAフレームリッジポールに差し込みます。 この時のAフレームの方向には注意が必要です。

Aフレームが自然に外側の下方向へ降りていくようにさせたか確認して下さい。

リングをかけます。反対側も同様に設営します。

注目ポイント!!

この時に天井付近のプラスチックフック二つを先にかけておく方法をおすすめします。

ランドロックの天井はかなり高いので、高い部分のフックを先に掛けておくことで設営しやすくなります。

ランドロック設営その3/8 センターフレームを通す

センターフレームに関して説明します。

センターフレーム(赤色)を赤いテープのある穴に差し込みます。

注目ポイント!!

立ち上げた後にセンターポールを通す方法はおすすめしません。 フライシートを持ち上げる前にセンターポールをセットしておく方が持ち上げた後より入れやすいです。 特に背の低い女性などはあとで差し込む方法は難しいです。

ランドロック設営その4/8 フライシートを持ち上げ、Aフレームとセンターフレームのリングピンを差し込む

いよいよフライシートを持ち上げて、テントの形を作ります。 2人で設営する方法と1人で設営する方法のコツを説明します。

Aフレームリングピン差し込み (2人で設営)

まず、2人で設営する方法です。片側のリングピンを差し込みます。1人が差し込んだ方のフレームを支えている間にもう1人が逆側のリングピンを差し込むと簡単です。

後面が立ち上がりました。前面も同様に立ち上げます。

Aフレームリングピン差し込み (1人で設営する際や風が強い場合)

続いて、1人で設営する方法を説明します。 片側のリングピンを差し込んだ後、リングピンと同じ場所から出ているペグダウンループ(紺色)をペグで固定します。 もう一方も片側のみリングピンを差し込み、同じようにペグダウンします。 そのように片側を固定しておいて、もう一方のリングピンを差し込みます。 1人に支えてもらう代わりに、ペグで固定するイメージです。


センターフレームのリングピンを差し込む

センターフレーム(赤色)にリングピンを差し込みます。

この時点でだいぶテントらしくなってきます。

ランドロック設営その5/8 Cフレームを通す

Cフレームに関して説明します。 Cフレーム(黒色)をCフレームのスリーブ(黒テープ)に少しずつ継ぎながら通します。

CフレームがAフレームの上を通るようにします。

リングピンを差し込みます。 AフレームとCフレームを通す場所を間違えないように色を確認してください。 Cフレームは黒色です。

ランドロック設営その6/8 プラスチックフックとクロスフレーム部の固定

フレームへのプラスチックフックのかけ方と、AフレームとCフレームのクロスフレーム部分の固定について説明します。

プラスチックフックを各フレームにパチパチとかけていきます。

クロスフレーム部分は、まずフレームに巻いた後ベルクロ付きテープをOリングに通します。

逆側に折り返してマジックテープで固定します。

ランドロック設営その7/8 本体のペグダウン

裾部のリングピンに付いているペグダウン用ループとテープをペグダウンします。

写真はジュラピンペグとは別のものを使用しています。 リングをフレーム側に引っ張っても抜けにくい方向にペグを打ちます。

フライシートの張りを確認しながらペグダウンしていきます。

ランドロック設営その8/8 張り綱のペグダウン

AフレームとCフレームのクロス部分

2.5mの張り綱を使ってペグダウンします。AフレームとCフレームのクロスフレーム部分は4箇所あるので、同様にペグダウンします。

張り綱をリングに結びます。

クロスフレーム部分を1周巻いて

2本のテープの真ん中を通して手前に引き出します。

テープが固定されるように手前に引っ張ります。

AフレームとCフレームの間に張り綱がくるよう引っ張り、ペグダウンします。 最後に張り具合を自在で調整します。

センターフレーム部分

上下にリングがあるので、上に3.5m、下に1.5mの張り綱を使用しペグダウンします。センターフレーム部分は2箇所ありますので、同様にペグダウンします。

上下の張り綱を写真のようにまとめてペグダウンします。

本体完成後


ビルディングテープの収納

ビルディングテープは全部で3本あります。 センタービルディングテープ1本とY字型ビルディングテープ2本です。 室内側へのペグダウンを済ませるまではビルディングテープを外さないで下さい。 テープを外した後にペグダウンすると天井が低くひしゃげた形になります。

真ん中にセンタービルディングテープ、左右にY字型ビルディングテープが通っています。

ビルディングテープの端は着脱可能になっています。

外したビルディングテープはこのように丸めます。

フライシートに縫い込まれているビルディングテープケースに収納することができます。

インナーテントの設営

まずグラウンドシートを地面に敷きます。

出典: https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AF-snow-peak-%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%88-TP6701/dp/B001VGUYM6/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1514631838&sr=8-1&keywords=%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF+%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%88

ホームセンターに売っているブルーシートでも良いですが、純正のグラウンドシートも購入できます。

スノーピークのロゴや入り口のメッシュが手前にくるように広げます。

底面の角にフックが付いているのでフライシートを止めているペグ (後方2箇所)やOリング(その他4箇所)に引っかけます。

フライシート上部のフックにインナーテントのゴムをかけていきます。

完成です。手前にもペグダウン箇所がありますので、必要に応じてペグダウンして下さい。 写真はペグダウンしていない状態です。

ドアパネルの張り出し

ドアパネルを張り出すためには、別売りのアップライトポールが必要です。 アップライトポールでドアパネルをはね上げて、アップライトポールに付属している二又の7mロープで引っ張ります。

出典: https://www.amazon.co.jp/snowpeak-%E3%82%B9%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AF-%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%97-%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88-TP-080/dp/B001VH2LRQ/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1515750066&sr=8-1&keywords=%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF+%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB

このように前面をはね上げることができます。

セーフティーリングの活用

セーフティーリングについて説明します。 ランドロックには強風の際、横からの風に対して安定させるため、センターフレーム部分の内側に4つのセーフティーリングが備えられています。 海辺のキャンプ場などでは風が強い場合があるので、手持ちのロープをセーフティーリングにクロスするようかけることで一時的に風の影響を受けにくくすることができます。

このようにクロスにロープが張れるようになっています。 こちらはTP-670Rなのでロープは付属しています。

ランドロックでワンランク上のキャンプ体験を

サイドウォールを全開にして日差しを防ぎつつ風を感じる夏キャンプ。完全に閉め切ったテントでストーブをたいてぬくぬくする冬キャンプ。ランドロックはどの季節でも輝きます。ランドロックでワンランク上のキャンプを体験してみてください!!