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ヒラメ狙いのロッド!選ぶ時の4のポイントをご紹介!

ルアーでのヒラメ釣りで、遠投が必要なサーフでの釣りや、高重量ルアーや激しいアクションを使う際には、ロッドの選び方が重要です。この記事では、ヒラメロッドの選び方のポイント4つや、ヒラメ専用ロッドのメリットとデメリット、おすすめのヒラメロッドについて取り上げます。
2020年8月27日
cgjpm705
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ヒラメロッドの選び方のポイントは, 主に4つある

堀田光哉氏が、サーフなどのショア (陸続きのフィールド)からルアーで狙うヒラメ釣りを確立して以降、日本各地で、サーフや堤防からのヒラメ釣りを楽しむアングラーが増えています。それに伴い、釣り具メーカー各社から、様々なショアヒラメタックルが発売されています。ヒラメロッドについても、様々なタイプの商品が販売されていますので、自分の釣り方に合ったベストなロッドを選ぶ必要があります。ここでは、ヒラメロッドの選び方において、ぜひとも押さえておきたい4つの重要なポイントについてご紹介していきます。

選び方1【長さについて】

遠投力を重視するなら, 長さの長いヒラメロッドがベスト

出典: https://www.photo-ac.com/main/detail/647379?title=%E3%83%A1%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%EF%BC%88%E5%B7%BB%E3%81%8D%E5%B0%BA%EF%BC%89&selected_size=s

サーフや大規模河川の河口などでの釣りでは、ヒラメがいるポイントが遠距離になる傾向があるため、遠投力が釣果のカギを握ります。特に、河口に近いなどの好条件でありながら遠浅なサーフや、サーフ以外でも、沖の船道のカケアガリ (船のスクリューによる水流で、海底の砂が深く掘れた部分の斜面)を狙う場合などでは、ルアーをより遠くに飛ばせなければ釣りが成立しないこともあり得ます。遠投力を重視するのであれば、長さが10ft (フィート) (1ft=30.48cm)前後ある長いヒラメロッドを選ぶのがベストでしょう。ただしロッドの遠投力は、長さ以外の要素も関係することを頭に入れておきましょう。

長さの短いヒラメロッドは, 取り回しが良くて扱いやすい

長さの長いヒラメロッドは遠投力に優れますが、その分取り回しが悪く、扱いづらいという難点があります。取り回しの良さや扱いやすさでは、やはり長さの短いヒラメロッドに分があるでしょう。特に遠投力をそこまで必要としない堤防や港湾での釣りでは、ロッドを車に積んで、釣り場の移動を繰り返すランガンスタイルの釣り方も想定されるため、長さの短いヒラメロッドの方が、車から出し入れしやすいですので、サーフや大規模河川の河口などでの使用を全く想定しないのであれば、長さの短いヒラメロッドを中心に揃えておいても問題無いのではないでしょうか。

「大は小を兼ねる」という言葉を, 頭に入れておこう

出典: https://www.photo-ac.com/main/detail/1015717?title=%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%8B%E7%94%B7%E6%80%A7&selected_size=s

ヒラメのルアーフィッシングは、サーフ、河口、堤防、港湾などのあらゆるフィールドで楽しめるのが魅力の釣りです。自分のメインフィールドを限定するのも悪くはありませんが、状況によっては、特定のフィールドで釣果が上がる場合もあるため、フィールドの違いに柔軟に対応できるように、複数の長さのヒラメロッドを用意しておかなければならなくなってしまいます。そうなると、「大は小を兼ねる」という言葉の通り、10ft前後の長めのヒラメロッドをチョイスしておけば、多少取り回しが悪くとも、あらゆる状況に対応できるでしょう。

選び方2【硬さや曲がり方について】

「パワー (硬さ)」や「テーパー (曲がり方)」という概念がある


ルアーフィッシングで使用されるロッドの分類方法には、レングス (長さ)の他に、「パワー (硬さ)」と「テーパー (曲がり方)」という概念があります。パワーはロッドの硬さ (負荷をかけた際の、曲がり具合のレベル)のことで、軟らかい順に、「ウルトラライト (UL)」、「ライト (L)」、「ML (ミディアムライト)」、「ミディアム (M)」、「MH (ミディアムヘビー)」、「ヘビー (H)」、「XH (エクストラヘビー)」となっています (さらに細かい分類もある)。

出典: http://tsuri365.com/elementaryknowledgeofrod

※ 画像は、拡大してご覧ください。

テーパーはロッドの曲がり方 (負荷をかけた際の、曲がる位置)のことで、ティップ (竿先)部が曲がる「ファースト」、竿のベリー (竿の胴)部が曲がる「レギュラー」、竿のバット (竿の持ち手付近)部が曲がる「スロー」があります。

※ この記事では、パワー (硬さ)やテーパー (曲がり方)を、アルファベットの頭文字で表記します。またロッドについても同様に、アルファベットの頭文字で、「パワー/テーパー」の形式で表記します。 例: 「M/R」=「ミディアムパワー/レギュラーテーパー」

ヒラメロッドのパワー (硬さ)とテーパー (曲がり方)との組み合わせは, 主に3つ

主なヒラメロッドの、パワー (硬さ)とテーパー (曲がり方)の組み合わせは、「ML/R」、「M/F」、「MH/F」の3つです。どのような場合に、どのようなパワー (硬さ)とテーパー (曲がり方)との組み合わせが適しているのかについては後述しますが、まずは、数あるヒラメロッドをこの3つに絞ったうえで、最適なヒラメロッドを探し出していくようにしましょう。

ヒラメロッドの素材によって, 曲がり具合も異なる

出典: http://fishing.shimano.co.jp/product/s/technology/rod/detail.html#rod01

ロッドの素材は、2000年代からは、軽量で頑丈なカーボン素材が主流となっていますが、使用されているカーボン素材によって、同じパワー (硬さ)やテーパー (曲がり方)であっても、ロッドの曲がり具合は異なります。全てのカーボン素材の種類ごとの特徴を取り上げるのは難しいですが、特にカーボン素材のテープを、交差させるように何重にも巻き付けて作られたヒラメロッドは、ロッド全体が弧を描くようにしなやかに曲がるのではなく、ロッドの一部分のみが曲がるため、大型のヒラメのファイトに負けないパワーがある一方、しなやかさが求められる低重量ルアーのキャストなどには不向きです。

選び方3【ルアーや釣り方との適合性について】

「ML/R」は, 20g未満の低重量ルアーに最適

出典: https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B7%E3%83%9E%E3%83%8E-%E3%83%AB%E3%82%A2%E3%83%BC-%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B9-99mm-%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3/dp/B00R0NHIK0/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1503222889&sr=8-1&keywords=%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%A2%E3%82%B5%E3%82%B7%E3%83%B3+99f

「ML/R」のヒラメロッドは、ヒラメロッドの中でも最も軟らかく、しなやかです。このタイプのヒラメロッドは、少しの負荷でも、ロッドの素材の反発力が十分にいきる程度まで曲がり、軽い力でも、胴に負荷を乗せて、竿全体の反発力でふんわりと着実にルアーを飛ばしてくれるため、重量が20g未満の軽いルアーを使用する釣り方に最も適したヒラメロッドです。キャスト時には多少コツがいりますが、慣れれば力まなくても遠投が可能です。激しいアクションを行うと、ロッドが衝撃を吸収してしまい、ルアーに力が十分に伝わりませんが、低重量のルアーを使用するライトな場面では威力を発揮するヒラメロッドです。

30g未満の中重量ルアーや, 激しいアクションを使うなら「M/F」

出典: http://fishing.shimano.co.jp/product/lure/3667

最もオールマイティーなヒラメロッドは、「M/F」です。適度な硬さで、プラッキングで出番の多い、重量が25g前後の各種ミノープラグ、さらには軽量のメタルジグにも対応できますし、激しいアクションを行っても、ロッドが衝撃を吸収してしまわず、しっかりとルアーが動いてくれるのが特徴です。ファーストテーパーのヒラメロッドは、キャストすると、ティップ部で弾いてルアーを飛ばすような感覚ですので、思いっきり力いっぱいキャストするのが好きな方にもおすすめですよ。ただし、高弾性カーボン素材が使われているロッドの場合は、ティップ部の反発力が極端に高くなり、喰い込みが悪くなるロッドもあります。

30g以上の高重量ルアーにはピッタリな「MH/F」だが・・・・

出典: http://www.yamaria.co.jp/cms/special/maria/shoretricker/index.html

重量が30g以上のルアーを使用する際には、「MH/F」のヒラメロッドが最適です。ジギングで狙うヒラメ釣りでは、このタイプのヒラメロッドが一般的です。しかし、このタイプのヒラメロッドは、硬さも固く、ティップ部の反発力も強いため、あまり強くアクションを付けると、ルアーが大きく跳ね上がってしまい、知らず知らずのうちに、ヒラメが届かないレンジ (水深の層)でルアーが踊っていることも多々あります。また、ルアーの喰い込みが浅い悪条件下では、ロッドの反発力にヒラメが違和感を感じ、ルアーを離してしまうこともあるため、わずかにラインを送り込んでからフッキングする工夫が必要な状況もあります。

選び方4【価格と品質とのバランスについて】

出典: https://www.photo-ac.com/main/detail/624231?title=%E8%B2%A1%E5%B8%83%E3%81%A8%E3%81%8A%E9%87%91&selected_size=s

価格と品質が比例するのは、いかなる商品においても同じことです。とはいえ庶民は、財布事情も考慮に入れたヒラメロッド選びをしなければなりませんから、ある程度の妥協が必要な場合もあるでしょう。ヒラメロッドでは、一日中振り回しても疲れない軽さと、ルアーの重量に合ったパワー (硬さ)が、最も優先されるべき品質ですので、それを踏まえたうえで、最適なヒラメロッドをチョイスしましょう。大手釣り具メーカーの商品は、たとえ安価であっても品質は確かであることを筆者も体感済みですので、二流釣り具メーカーの高級商品を買うよりも、大手釣り具メーカーの低価格商品の方が価値があるのではないでしょうか。

ヒラメ専用ロッドは, ヒラメ釣りに最適?

ヒラメ釣りは, シーバスロッドの代用でも可能だが・・・・

ショアヒラメゲームが確立された当初は、ヒラメ専用ロッドは存在せず、長さが長めのシーバスロッドを代用するのが当たり前でしたが、ショアヒラメゲームが多くのアングラーに普及してからは、ヒラメ専用ロッドが数多く販売されるようになりました。ところが、現時点でヒラメ専用ロッドは、商品としての位置付けやメリットに疑問が残ります。ほとんど釣りにおいては、代用よりも専用品の使用が優れているのが一般的ですが、ヒラメ釣りでは例外です。

筆者は, ヒラメ専用ロッドのメリットを感じていない

出典: https://www.photo-ac.com/main/detail/1011069?title=%E7%90%86%E8%A7%A3%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%AA%E3%81%84&selected_size=s

同じパワー (硬さ)やテーパー (曲がり方)のロッドを、ヒラメ専用ロッドとシーバス用ロッドとで比較すると、違いがいまいちはっきりしません。例を挙げると、ヒラメ釣りで出番の多いメタルジグの、重さのレベルの境界線となる35g前後で、適合ウェイトが設定されている点や、シーバスロッドよりも長さが長めのラインナップが中心になっている点などだけです (当てはまらない場合もある)。筆者は、河口付近のサーフでヒラメ釣りをしている時などに、日没で砂浜に立つのが困難になったら、移動してナイトシーバスゲームに素早く切り替えられるシーバスロッドの使用をおすすめします。

おすすめのヒラメロッドも2つご紹介!


出典: https://www.photo-ac.com/main/detail/874029?title=%E8%8B%A5%E3%81%84%E5%A5%B3%E6%80%A7%E3%81%AE%E6%89%8B%E3%80%80%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%B9&selected_size=s

ここまででご紹介した4つの選び方のポイントを念頭に、自分の釣り方に適合したピッタリのヒラメロッドを選ぶのは困難です。特にロッドのテーパー (曲がり方)については、商品の外箱や説明書に記載されていないことが多いため、実際に使ってみなければ分からない場合もあります。ここでは、多くのアングラーからの評価が高く、筆者も自信を持っておすすめできる、大手釣り具メーカー2社の商品をご紹介します。

おすすめ1【グローブライド ダイワ シーバスハンターX】

DAIWA|シーバスハンターX グローブライド

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

大手釣り具メーカー ―「グローブライド」の「ダイワ」ブランドの商品です。40gの適合ウェイト設計で、あらゆる重量のルアーに対応可能です。ネジレ剛性を高めるカーボン素材テープの巻き方の採用や、ラインの傷つきを防ぎ、スムーズなラインリリースを実現するSiCガイドの採用など、大手釣り具メーカーの商品ならではの確かな品質と性能は、あなたのヒラメ釣りを一層喜びの多いものにしてくれるでしょう。

おすすめ2【シマノ EXSENSE】

シマノ| エクスセンス S1110M/RF EXSENSE S111MRF

出典:Amazon

大手釣り具メーカー ―「シマノ」の商品です。ミディアムヘビーパワーでありながら、軽量ルアーのキャストも可能で、ヒラメの喰い込みも良い適度なしなやかさを持っています。11ftのレングスは、他のロッドではたどり着けない未開拓の領域を攻略できる遠投性能を実現しています。他にも、アングラーが意図するままにルアーを操ることができるテーパー設計や、腕に疲労を感じさせない驚異的な軽さも併せ持つなど、シマノが全てのアングラーたちに贈る、まさに最高の逸品と言っても過言ではない商品でしょう。

ヒラメロッドの選び方は, かなりシビア・・・・

出典: http://duo-inc.co.jp/fieldreport/field17/

いかがでしたか。ショアからルアーフィッシングで狙うヒラメ釣りでは、ヒラメのポイントが遠くなる場合や、高重量のルアーを用いる場合などがあるため、ロッド選びは非常にシビアなものになってくることがお分かり頂けたのではないでしょうか。もっとも、より大きなヒラメをこの手で釣り上げることを夢見ながら、ヒラメロッド選びに悩む時間が、アングラーたちにとっての喜びの時なのかもしれませんね。