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アロエの育て方ポイントを公開!アロエ活用法も教えます!

アロエは簡単に育て方にご紹介します。医者いらずと言われる通り、火傷や切り傷、歯茎などの炎症にもとてもよく効きます。また、アロエは焼酎に漬けて薬用酒や化粧水も作れます。挿し木、株分けで簡単に増え、ご家庭でも色々な方法で使えるので、一鉢あればとても便利です。
2020年8月27日
angel22
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アロエとは

アロエは、ツルボラン亜科アロエ属で、サボテンの仲間かと思えば違っていて、ユリの仲間にあたり、500種以上の品種があるそうです。原産地は、アフリカ、マダガスカル島の付近で、古代エジプトでも薬として使われていました。あのクレオパトラも化粧水に使っていたというほどで、古代ローマでも薬用に使われていました。日本に伝わったのは鎌倉時代です。漢方薬で蘆薈(ロカイ)と呼ばれ、生薬として使われていました。ここではキダチアロエとアロエベラの育て方、使い方をご紹介します。

アロエの育て方、品種のご紹介

効用のあるアロエは、キダチアロエ、アロエベラです。観賞用のアロエに効用はありません。

キダチアロエ

木立ちアロエ、アップライト、上に伸びるアロエです。葉っぱのとげが少し大きいですが、育て方は簡単で水はけの良い土で日当たりの良い場所に植えると挿し木でも株分けでもよく増えます。冬にも結構強くて、関西以西で普通の寒さならば、室内に取り入れなくても、軒下でビニールかけ程度で越冬出来るほどです。たまに赤かオレンジ色の花が咲きます。速効性の肥料や水のやりすぎで枯れることがあります。

アロエベラ

キダチアロエと違い、茎がないので葉っぱが立ち上がらず、中央から新しい葉っぱが出てくるので株が広がって大きくなります。また、葉っぱのとげもキダチアロエよりも、細かくて鋭くないです。 葉っぱも苦くなくて、葉肉のゼリー状がキダチアロエと比べてたっぷり肉厚でとてもジューシーで、お料理などにも使えます。しかし、そのゼリー状のたっぷりの葉肉が寒くなると凍ってずるずるになって枯れてしまいます。育て方は簡単ですが、冬にはめっぽう弱いので冬越しのときは、室内に取り入れます。水はけの良い土で日当たりの良い場所を好み、子株のときには葉っぱに白い斑点があります。緩効性の有機肥料を与えます。成長すると斑点がなくなりかなり大きな肉厚の葉っぱに育って、大人の一抱えもある大株になります。葉っぱを挿し木にはできないですが、脇から子株が出てくるので簡単に株分けで増やせます。

観賞用のアロエ

不夜城や、班入りの葉っぱが印象的で、タイガーアロエとも呼ばれる千代田錦などがあります。食用には適さず、薬用効果もないようです。

アロエの育て方

アロエは、水はけがとてもよく日当たりの良い場所を好みます。 育て方は簡単で砂地の花壇で良く育ち、挿し木でも株分けでも増やせます。元肥に有機肥料を与えておくと、水やりも肥料もほとんど必要なく、冬に鉢に植え替えて暖かい室内へ取り込めば、枯れることはありません。 最初から、アロエジュースにするとか、アロエ酒を作るとか、アロエ化粧水を作るなど、葉っぱを利用する目的のためにアロエを購入する方が多いと思います。なので、大きくなる前に葉っぱを使ってしまい、育てる場合ではなくなってしまうことがあります。余裕があれば、利用するものと育てるものを別に出来るように、2,3鉢購入されることをおすすめします。


アロエの育て方 土

キダチアロエ、アロエベラ共に、水はけのよい土を好みます。水はけが悪いと腐って枯れてしまいますので、花壇の地植えの場合、砂を多めに混ぜて、高い畝を作るのもいいと思います。 植木鉢などで育てるには、市販のサボテン用、多肉植物用の土を使うと簡単です。 または、赤玉土6、腐葉土3、川砂1くらいの混合土で良く育ちます。砂が多めでもいいです

アロエの育て方 水やり

一旦植えると、水やりはほとんど必要ないです。鉢植えは夏の間、雨の当たる場所に置くか、1週間に一度程度、たっぷりと水やりをしましょう。普通の植物の葉っぱは水が不足するとすぐ枯れますが、アロエのような多肉植物の場合、水やりが少ないと葉っぱの中身が薄くなる程度でめったに枯れません。逆に水やりのし過ぎで枯れることはあります。 園芸が趣味なのに、どうしてもアロエが育たないという知り合いがいましたが、他の野菜や花と同じように、水や液肥、化成肥料などを与えなくても、放任主義で充分育つということだと思います。植え替え直後に水やりは不要ですし、冬の間は室内で管理しても水やりはあまり必要ありません。

アロエの増やし方

挿し木、株分けで増やせます。

下の葉から切り取って使っていくと、先だけになり、パームツリーのようになるので茎を切って挿し木をしましょう。 茎を5,6cmのところで切って、数日から1週間、切り口を乾燥させてから、植木鉢や花壇に挿します。最初は水やりは控えますが、いつのまにか発根して活着しているのが、アロエのすごいところです。 大きな葉の間から脇芽が出てきたり、根元に子株が出てきたら、植え替えましょう。子株は切り取って、同じように切り口を乾燥させて挿し木にすると株分けになります。 挿し木、株分け直後はぐらぐらしているので、しっかりと土にさして、支柱で支えてあげましょう。挿し木、株分けの時期は冬以外のいつでも可能です。

アロエの育て方、肥料

アロエには化学肥料よりも、有機肥料が有効です。じっくり効くのがいいんですね。生ごみ堆肥とか牛糞とかを元肥に入れるだけで充分、液肥なども必要ありません。

アロエの育て方、植え替え

1年か2年に一度は植え替えましょう。土を新しくして、株分けなどをすると生き生きと育ちます。

アロエの花

開花は冬です。毎年咲くわけではなく、我が家では今まで2度花が咲いたのですが、どちらもその後は、アロエが枯れる、枯れそうになるほどの厳しい寒さが訪れました。そういう時に咲くのかもしれません。

アロエの育て方、病害虫

ほとんど虫はつかず、病気もありません。家庭菜園では心配はいらないです。


アロエの育て方、冬越し

キダチアロエの冬越しの仕方

関西以西では、軒下で寒冷紗やビニールをかぶせるだけで越冬可能なのですが、たまにマイナス3℃以下になると、葉肉が凍った後にズルズルになって葉っぱが傷み、最悪の場合、枯れてしまいます。なので、お住まいの地方によっては、アロエベラと同じく、地植えの場合は根元から掘り上げて室内の温かい場所に置きましょう。鉢に植え替えてもいいでしょう。 鉢植えの場合も暖かい室内の場所に置きます。昼間は日の当たる窓辺に、夜間は窓辺は寒くなるので、出来るだけ温度が下がらない場所に移動して管理しましょう。

アロエベラの冬越しの仕方

葉肉が分厚いために、戸外での冬越しは危険です。 霜が降りる前に、根元から掘り上げて、通気性の良い新聞紙などにくるみ段ボールなどに入れて暖かい室内に置きます。 鉢植えも同じく、暖かい室内で昼間は窓際に、夜は窓から離してビニール袋をかぶせるなど、出来るだけ暖かく過ごさせましょう。 春になって、暖かくなれば、再び外に植え替えてあげるといいでしょう。

アロエの効用

ちょっとした火傷や擦り傷、包丁で切ったりしたときによく効くので、キッチンの窓辺に一鉢置くのをおすすめします。 また、口内炎とか、歯茎が荒れた、唇の端が荒れた、肌がかぶれたり炎症を起こしたときなど、アロエの葉っぱを切ってゼリー状の葉肉を擦り込むと、よく効きます。 便秘にも葉っぱをすりおろしたものを飲むと、よく効きます。消炎、殺菌、下剤の効果は抜群です。 化粧水も、消炎効果でニキビに良いとか、美肌をサポートとか、保湿効果とか、じつに様々な効果があります。市販の化粧水が合わないと、アロエの手作り化粧水を何年も作っておられる方も多いです。 しかし、体を冷やすので、妊娠中の方や生理の方は避けましょう。 また、アレルギーの方は、パッチテストをしてから使用しましょう。

アロエの活用法

すぐに大きくなるので、葉っぱを収穫したり、植え替えのときにちぎれた葉っぱを使って、手作りの自家製アロエ酒や化粧水などを作ってみましょう。 分量は目安なので、最初はこの割合で少しずつ作ってみてもいいでしょう。

アロエ化粧水の作り方

アロエ化粧水の作り方は、まず、アロエをホワイトリカーに漬けてエキスを抽出して、それを使う分だけ市販のグリセリンと精製水で薄めて使うタイプが多いです。市販のものと違って保存料が入っていないのがみそで、冷蔵庫保存で1年は持ちます。

アロエエキスの作り方

広口ガラスの保存容器を洗って熱湯消毒して、完全に乾燥させておきます。材料はアロエベラまたはキダチアロエを1kg•、35度の果実酒用ホワイトリカー1.8ℓ。 アロエを数cm程度に切り、広口のガラス密封容器にアロエとホワイトリカーを入れ、冷暗所に2ヶ月ほど置きます。2か月たてば、別の広口のガラス密封容器や密封できるガラス瓶を洗って熱湯消毒して完全に乾燥させてから、ペーパータオルやさらし、コーヒーのペーパーフィルターなどでアロエを漉し入れます。冷蔵庫で保存します。

アロエ化粧水

濾したアロエエキス80cc、グリセリン20cc、精製水100ccを、洗って熱湯消毒して、完全に乾燥させたガラスの密封できる容器に入れて振り混ぜます。1,2週間で使い切りましょう。


アロエ酒の作り方

薬用酒として人気です。アロエは効用を考えると生でいただく方がいいと言いますが、生のアロエでは吸収されない成分が、アルコールに溶け出して吸収されやすくなるそうです。また、氷砂糖やグラニュー糖、はちみつ、レモンを加えると苦味が抑えられて飲みやすくなります。 用意するもの 漬け込み用の広口瓶、35度のホワイトリカー果実酒用1,8ℓ、アロエ、800g~1kg、グラニュー糖か氷砂糖 200g(またははちみつ カップ1) 皮をむいて白いわたをとったレモン 1,2個を輪切りにする 漬け込み用の広口瓶は、きれいに洗って熱湯消毒して、水気をしっかり切って乾燥させておきます。アロエは洗って水気をしっかりふいて乾燥させ、エキスが抽出しやすいように数センチずつに切って、ザルに広げて半日ほど干します。 材料を全部広口瓶に入れて冷暗所で熟成させると、約2か月で飲めるようになります。1年ほどで濾してアロエとレモンを取り出しましょう。毎日、お猪口1杯くらいを飲むと、便秘の解消によく効きます。

アロエジュースの作り方

ジューサーにアロエのゼリー状のところを入れて、他の野菜や果物のジュースと一緒に搾ります。これぞ、生薬青汁です。

アロエベラのお刺身

二日酔いに効果があるので、お酒の肴にする方もいるほどです。アロエベラの皮をむいて、ゼリー状の葉肉だけをいただきます。苦みもクセもないのでおいしくいただけます。ヨーグルトに混ぜても食べやすいです。

アロエの酵素ドリンク(酵素シロップ

広口密封ガラス保存容器はあらかじめ熱湯消毒して完全に乾燥させておきます。 材料はアロエ1kg、砂糖アロエ1kg よく洗って完全に水気を切ったアロエを数cmに切り、アロエと砂糖を交互に、広口密封ガラスの保存容器に入れて、一週間おく。アロエを取り出せば出来上がりです。

まとめ

アロエの効果は、火傷、傷、便秘など、一般に広く知れ渡っている通りです。育て方も簡単で手間もいらず、冬の過ごし方さえ注意すれば、どんどん増えてお友達に分けるほどになります。実際、一鉢あれば、とても安心です。アロエ酒、化粧水、アロエの酵素シロップの効用も素晴らしく、作り方も簡単で習慣になるほどです。ぜひみなさんも、アロエを育てて上手に活用して、美肌や健康になっていただきたいと思います。