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外車・輸入車のキャンピングカーってどう?購入時の注意点と国産との違いを解説!

キャンピングカーでアウトドアライフを楽しむ日本人が増えている近年、輸入外車キャンピングカーも注目の話題に。外車は種類が豊富で販売価格も安いといった人気要素があります。今回はそんな外車キャンピングカーと国産車の違いや、購入時の注意点について紹介します。
更新: 2020年10月21日
sakakibara-tetuji
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外車キャンピングカーの人気の理由とは

Photo byJillWellington

日本のキャンピングカーの歴史は浅く、1963年頃だと言われています。しかし、それでも日本人の高い技術と繊細な発想力の成果として、国産キャンピングカーはユーザーから高い評価を受けるハイステータスな存在になりました。そんな人気の国産キャンピングカーですが、長い歴史を持つアメリカやヨーロッパ諸国の外車キャンピングカーと比較してみると、外車と国産車は全く別物として扱われているのです。

外車は車体から内装、エンジンまで別物

アメリカ、ヨーロッパ諸国、日本では、そもそも道路交通法やインフラ整備が異なるので、それぞれ自国の特徴に合わせたキャンピングカー作りをしてします。国土が広くサービスエリアなどが全エリアにないアメリカ製外車は、RVパークなしでも長期間滞在できるように、住まいと同じような広くて快適な車内に。ヨーロッパ製外車はインテリアにこだわった内装など、日本人の新たなニーズを満たす外車は、ひそかな人気を博しています。

外車キャンピングカーの人気の理由①注目度

アメリカ製外車にしてもヨーロッパ製外車にしても、共通する点は車体・内装が一際目立つ点です。街を走行しているとき、信号待ちで停車しているとき、オートキャンプサイトにチェックインしたときなど、いちいち注目されるでしょう。珍しいだけじゃなく、大型で存在感が強いので、ライバルと差をつけたい方に人気です。

珍しい外車がいっぱい

新車の外車キャンピングカーといってもその種類は一括りにはできません。アメリカ製、ヨーロッパ製の大きな種類の違いから、今度はドイツ製なのかフランス製なのかといったメーカーの種類、そしてバンコン、キャブコンといった車の種類まで合わせると、初めて見るレアな外車キャンピングカーは豊富にあるでしょう。

外車キャンピングカーの人気の理由②住みやすさ

いま私たち日本人が暮らしている住居の原型は、ほとんどが西洋文化です。洋式トイレにテーブル、チェア、家電まで元は欧米諸国の文化。当然外車キャンピングカーの内装も、国産車にはない洗練されたディティールで構築されています。車内が大きくて過ごしやすいメリットのほか、汚水処理などの機能性も外車キャンピングカーはハイクオリティなんです。

住むために輸入トレーラーを買う人も

その質の高い住居性から、昨今では外車輸入トレーラーハウスをキャンピングカーとしてではなく、住むために利用する日本人もいるほどです。ヨーロッパ風のハイセンスな室内空間を、手軽に味わえるとして人気を呼んでいます。

外車キャンピングカーと国産車の違い・注意点とは

Photo byschlappohr

歴史が長い外車キャンピングカーは、動く家としてモーターホームと呼ばれることもあり、国産車とは別物といった位置づけです。したがって、外車と国産車の優劣に大差はありません。ポイントは大型やコンパクトといったサイズの種類や、内装のこだわりです。ではここで、外車と国産車のキャンピングカーには、どのような違いがあるのか具体的に比較していきましょう。また新車購入前の注意点も併せて紹介します。

外車キャンピングカーと国産車の違い①大型車体

外車と国産車の大きな違いの1つに、全長全幅のサイズ感があります。ヨーロッパのキャンピングカーには、極端な大型車はなく、日本の車と大差ありませんが、アメリカの外車はとにかく大型です。その理由は、広大な国土を持つアメリカは、道路やパーキングエリアの作りが大胆で広々としています。そのため大型車を作りやすい環境にあるのです。

生活に必要なツールは全て揃っている

日本やヨーロッパのキャンピングカーは、「RVパークなどのサービスエリアと併用しながら車中泊を楽しむ」といった考え方なのに対して、アメリカのキャンピングカーは「RVパークなどの施設に頼らないで生活する」といった方向性です。そもそもアメリカでは広大な大地をクルージングする旅になるので、長期間自走できる仕様に改良されています。その結果どんどん新車の大型化が進んでいったのです。

外車キャンピングカーと国産車の違い②内装

アメリカのキャンピングカーは、スペースを贅沢に使用した一般家庭のような内装。ヨーロッパのキャンピングカーは、限られた空間を煌びやかに飾った内装が印象的です。とくにヨーロッパの最新新車キャンピングカーは、インテリアに注力しており、住居をデザインする一流コーディネーターの力を借りるなどして内装を豪華に仕上げています。

実用性も高い

国産のキャンピングカーは、簡易的なキッチンやバスルームだったり、そもそも水回りの装備を搭載していなかったりします。一方外車のキャンピングカーは、料理がはかどる広々としたキッチンと収納を備えており、シャワールームも明るくて清潔感のある空間になっている車が多くある印象です。デザインだけでなく、使いやすさも評価されています。

外車キャンピングカーと国産車の違い③エンジン

日本のキャンピングカーは、軽キャンパーを除いたほとんどの種類の車が、注文時点でディーゼル車かガソリン車かを選択できるようになっています。海外ではどうでしょうか。アメリカは産油国なのでガソリンの値段が世界相場より安い設定になっています。そのためアメリカの新車キャンピングカーの大半はガソリン車です。ヨーロッパでは大陸間移動を考慮して燃費を重視した結果、ディーゼル車が市場のほとんどを占めています。

エンジンルームの場所も違う

国産車のハイエースをベースにしたキャンピングカーでは、エンジンルームが運転席と助手席の中央に置かれているため、車内を狭くする要因になっています。ヨーロッパ製の新車キャンピングカーは、普通車のようにエンジンがボンネットに収納されているパターンが多く、車内を圧迫する要素を解消しています。

外車キャンピングカーと国産車の違い④価格


歴史の長い外車キャンピングカーなので、参入するメーカーや車のグレードなど種類が豊富で、これまでに数え切れないほどの商品が流通してきました。日本よりも市場が数倍大きいため、価格変動も同じく大きくなります。テンポよく新車が登場するので、少し前の中古車は思いのほか安くなることも。外車は高いイメージが強くある日本ですが、キャンピングカーの世界は、ものによっては国産車より安く買えるケースがあります。

中古輸入車なら完全装備で100万円台

10年以上前の型落ち中古輸入車(キャブコン)であれば、シャワートイレ、キッチン、ベッドなど文句なしの装備状態で、100万円台で販売されていることがあります。同じグレードの国産中古車を探すとなると、200~400万円程度になるので、タイミング次第では輸入車の方がお買い得になるケースもあるでしょう。

外車キャンピングカー購入時の注意点①駐車場

日本のキャンピングカーの平均的なサイズは全長5m全幅2mほどになります。この範囲であれば、一般的な月極駐車場でもギリギリ停められます。アメリカのキャンピングカーは、小さいと言われているサイズでも全長7m以上あり、全幅は2.5mにもなります。このような大型輸入車を買ってしまうと、専用駐車場を借りるか、自宅にスペースを作るかする必要があります。

日本で走行できるサイズは全幅2.5m以内

日本の道路交通法では、全幅2.5m以上の横幅の広い車は道路を走ることができません。もちろんカーショップは法律に詳しいので、制限を越えるサイズの外車を輸入しませんが、大型のアメリカ産キャンピングカーを買うときはサイズに注意しておきましょう。

外車キャンピングカー購入時の注意点②維持費

「外車はよく故障する」と言われ続けていますが、故障ではなく部品の交換サイクルが早いと考えた方が正しいでしょう。日本では長年使える部品であっても、海外では消耗品としてカウントされるので、故障の修理費ではなくメンテナンスとしての維持費になります。輸入車を購入する場合は、たとえ新車であっても故障(部品の消耗)することがあるので、維持費が高くなることを想定しておきましょう。

装備が多い大型車は維持費に注意

国産車でも共通事項ですが、大型車を買うときは車本体のメンテナンス費用から、内装の家電家具の手入れにかかる手間と維持費も考慮しておく必要があるでしょう。とくに輸入車を購入する場合は、軽キャンパーのような小型車を買うことはないので、必然的に大きめの車種になるはずです。また大型車に適した駐車場が無い場合は、モータプールなどに預けることになるので、駐車場代も大きな出費になります。

外車キャンピングカー購入時の注意点③購入店

国産車を買う時にも同じことが言えますが、キャンピングカーの専門知識がないカーショップで買うのは控えましょう。できれば故障トラブルに強い、外車に詳しいスタッフがいる専門店が良いです。定期的なメンテナンスから故障やトラブル時のフォローまで安心して任せられる店舗でなければ、故障が怖くてまともに利用できないからです。購入後に別の店舗にサポートを求めると、二度手間になるどころか、故障時の修理費が高くつくこともあるのでご注意ください。

ショールーム見学がおすすめ


キャンピングカーはそう何度も買う物ではないので、事前リサーチは多少やりすぎなくらいがちょうど良いでしょう。輸入キャンピングカーについて熟知する最短ルートはショールーム見学です。実際に車に触れて車種を比較できるのはもちろんのこと、親切なメーカーや販売店と出会えるチャンスもあります。

外車キャンピングカー購入時の注意点④必要性

ここまで国産車と外車のキャンピングカーの違いや特徴を紹介してきましたが、万人受けするキャンピングカーは存在しません。スタイリッシュな内装や実用性を好むならヨーロッパ車を、セカンドハウスのように住みやすさ重視なら大型のアメリカ車。といったように、必要性に応じて車を選んでいきましょう。

過不足ないカスタマイズが重要

日本にはシャワー付きのオートキャンプ場や日帰り温泉が沢山あるので、キャンピングカーにバスルームは必需品ではないでしょう。ただし、あえて不便を楽しみたい場合は、小さなバスルームがあってもOKですね。このように必要な装備と不要な装備を分けて、自分にぴったりの1台を探していきましょう。

まとめ

Photo byMemoryCatcher

外車キャンピングカーは、車体のサイズ、エンジン周り、内装、機能性、価格など国産車との違いが数多くあります。外車だから良いという訳ではなく、開発チームがユーザーのニーズに答えた結果、国々で違いが生じる結果になったのです。購入するときは、知識豊富なスタッフがいる専門店で相談して、自分にとって必要な機能だけを取り入れるのが大切ですね。

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