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【底まで綺麗になる】水筒の洗い方4選!しつこい汚れや臭いもこれでスッキリ!

水筒をマイボトルなどで持ち歩く人も増えてきましたね。毎日使うものだから洗い方に気をつけていても汚れや臭いが気になります。正しいお手入れをしないとパッキンなどゴム部分にカビが生えて不衛生です。水筒の洗い方のポイントを4つに分けてご紹介します。
更新: 2021年6月14日
佐藤3
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はじめに

水筒の臭い汚れはカビ?正しい洗い方でピカピカに

Photo by torisan3500

水筒の洗い方は水洗いだけではしっかり汚れを落とすことはできずに、洗剤や適した道具を使ってこそ気持ちよく使うことができるでしょう。

それを知らずに水洗いだけで使い続けるとしらずしらずのうちにゴムパッキン部分にカビが生えてきたりと健康を害する原因となることも。水筒の臭いを取り去る雑菌の除菌方法ややってはいけないお手入れ方法など詳しく解説していきます。

水筒の洗い方は種類別に考えよう

水筒の種類1.ステンレス

Photo byFelixMittermeier

マイボトルとして持ち歩く人も多い保温保冷に優れた水筒のタイプです。内側がステンレスの金属製であることからステンレスボトルなどと呼ばれることもあります。ステンレスは錆びませんが、水道水に含まれる鉄分が付着するとそこが錆びることも。金属にはカビは生えにくいですが部品にはカビが付きます。

水筒の種類2.プラスチック

子ども用の水筒などに使われる素材で軽いのが特徴。臭いが付きやすいのでお悩みの方も多いでしょう。金属のボトルには使用できない塩素系漂白剤で除菌できるのが嬉しいところ。こちらもパッキン部分のカビは気をつけてこまめにチェックしてきれいにしていきたいですね。

水筒の種類3.ゴム

ゴム製の水筒はありませんが、部品としてほとんどのものに使われているのがゴム製品。主に水漏れを防ぐパッキン部分になるのできちんとお手入れしていつも清潔にし、劣化などもそのたびに確認したい水筒パーツです。

水筒の汚れ臭いを取る洗い方1.

普段の水筒の洗い方やお手入れ

まだ新しい水筒や汚れや臭いが気にならないものから、使ったあとのお手入れをきちんとすることで長くきれいに衛生的に使うことができます。水洗いだけでなくしっかり洗剤を使って使用後はしっかりきれいにしていきましょう。

普段の水筒のお手入れで使う道具

水筒のお手入れでおすすめの道具はやわらかなスポンジ。金属製の金たわし類は金属ボトルでもプラスチックボトルでも傷の原因となり、そこに汚れや雑菌がたまってしまうので絶対に使わないでください。

水筒は長柄のスポンジで洗う

また、入れ口が小さめで底が深い縦長のマイボトルなどのお手入れにはコップやボトル洗いの長い持ち手がついたスポンジが良いでしょう。持っていないという方は菜箸など長くてしっかりとした箸の先にスポンジを輪ゴムで固定して簡易的なコップ洗いを自作できます。

普段の水筒の洗い方やお手入れの注意点

カビや汚れの蓄積を防ぐために普段からできる洗い方のポイントは以下の3つです。①水洗いだけで済まさない②傷がつかないようにやさしく汚れを落とす③できれば毎回分解してパーツひとつひとつをきれいに洗剤で洗う。

時々重曹のお湯でシャカシャカ洗いを

毎日できる普段のお手入れに加えて欲しいのが重曹を溶かしたお湯で内部の落ちきれない水あかやステイン汚れを取る作業です。特にハイターなどの塩素系漂白剤が使えないステンレスボトルの場合は定期的な重曹洗いはスッキリ度が違います。

水筒の汚れ臭いを取る洗い方2.


しっかり汚れ臭いを取る水筒の洗い方

すでに汚れや臭いが気になる水筒はしっかり洗いをしていきましょう。ただ洗剤をつけてスポンジでこするだけでは、こびりついたものは落ちません。漂白剤でのつけ置き洗いで対処していくことになります。

漂白剤を使って水筒を洗う方法1.パーツ部分

パーツ部分は必ず全て外せる限界まで外してください。ゴムパッキン部分が外せることをご存知ない方も多いので、忘れずに取り外してください。台所用の酸素系漂白剤をパッケージに表記されている適量の水で溶かしてその中に浸け込みましょう。

漂白剤を使って水筒を洗う方法2.ステンレスボトル

ステンレスボトルの内部を漂白する場合は溶剤を中に入れて立てた状態で浸け込み目安時間放置します。横にするよりも縦にした方が容器の中全体を漬け込むことができますし、中の様子を上から覗けるのでコーヒーや紅茶の茶渋が落ちてきているのが見えるのでおすすめ。

漂白剤での洗い方ポイント

パッキンゴムやボトル内部どちらも必ず漂白剤でのつけ置き洗いをしたあとは、よく水洗いをしたあともう一度いつも使っている洗剤で洗いとすすぎを。そのあとしっかりと乾燥させてから元通りに組み立てれば新品のようなきれいな水筒に蘇るでしょう。

水筒の汚れ臭いを取る洗い方3.

水筒ボトル内部のザラザラを取る洗い方

毎回洗剤で洗い時々漂白剤に漬け込んでいるのに内部のザラザラが取れないこともあるでしょう。洗剤や除菌剤できれいにしているので、安全とは思っていても何か付着していることに変わりはありませんしなんとなく気になってしまうこのザラザラもきれいに落とす洗い方があります。

水筒ボトル内部のザラザラの正体は

ザラザラが付くのは水筒の内側ではありませんか?それならその正体は水分中のカルキや鉄分が固まったものです。これらは漂白剤でも溶けずに残ってしまうのでやっかいです。カルキの場合は白く、鉄分の塊の場合はそのうちそこが錆びてきて赤くなることも。

水筒ボトル内部のザラザラはクエン酸でスッキリ

このザラザラ汚れはクエン酸を使って溶かして落としましょう。お湯にクエン酸を1%程度の割合で溶かした溶液を用意して、ボトルの中にたっぷりと入れてそのまま立てた状態で3時間ほど放置してください。

その後しっかりすすぎ洗いをして乾燥させて完了です。蓄積して落ちにくい場合は1度では取り切れないこともありますが、何度かこのクエン酸のお手入れをしているうちにすこしずつ取れてきます。

水筒の汚れ臭いを取る洗い方4.

ステンレスボトルの赤い点を落とす洗い方

白いカルキの塊ではない何か赤いポツポツとした汚れ。そんなものがステンレスボトルの内側についていることはありませんか?特に傷がついてしまっている金属製水筒に付着することが多いこの赤い点汚れ。こちらは家庭にある食材を使って落とせます。

ステンレスボトルの赤い点の正体は

この赤い点はさきほどもご紹介した水道水の中の鉄さび成分です。水道水でなくても鉄分が入っている水を使った場合は、付着することが多いのとすすぎのため水洗いする水の中にも含まれているので避けることができない汚れといっても過言ではありません。

ステンレスボトルの赤サビはお酢でスッキリ

この汚れを落とすにはお酢が有効です。酢の臭いがついてしまうのでは?と思われるでしょうが、水で薄めて30分ほど漬け込むだけなのでお酢本体の臭いは気にならないです。薄める割合は10%程度。ぬるま湯程度の温度で希釈するのがポイントです。こちらも終わったらきれいに水洗いして乾燥させましょう。


お酢の殺菌効果でカビの発生も防ぐ

お酢にはすぐれた殺菌効果があるので、定期的にお酢で漬け込む洗い方をすることでカビの発生を防ぐ効果も期待できます。

水筒の洗い方NG行為1.

水筒をゴシゴシこする洗い方

Photo by akiraak2

水筒は洗剤洗いでも水洗いでも決してゴシゴシこすらないよう注意しましょう。これは金属製でもプラスチック製でも関わらずやってはいけないNG行為。水筒の汚れにはこすって落とすのではなく「溶かして落とす」洗い方がおすすめ。

水筒をゴシゴシこすってはいけない理由

水筒をゴシゴシこすってはいけない理由は、傷が付くから。傷がつくことでそこに汚れが入り込み落としにくくなります。そんな傷の汚れの中は雑菌のすみかになってしまうことも。一度傷がついてしまうと漂白剤などの使用できれいにみえてもまたそこに入れた飲み物の糖分・塩分・鉄汚れが入り込み不衛生に。

すでに傷が付いてしまったら

もし内部に線になった汚れがついている場合傷である可能性が高いです。その場合はこまめに清潔にすることをおすすめします。どうしても気になるという方は買い替えた方がよいでしょう。

水筒の洗い方NG行為2.

水筒を食洗機で洗う

Photo by kimi-

食器洗浄機は自分で洗わなくても食器類がきれいになるので便利ですね。しかし水筒を洗うのにはこのキッチンの機械は向いていません。しかしゴムパッキンのみであれば除菌して黒カビ防止になるので使っていきましょう。

水筒を食洗機で洗ってはいけない理由

水筒を入れる方がいますが高温のお湯で洗うのでお湯を嫌う内部の部品にゆがみが出たりして漏れの原因となります。また塗装が剥がれる心配もあるので食洗機は使用されないのがおすすめ。

水筒の洗い方NG行為3.

水筒漂白のNG行為

酸素系漂白剤やこのような重曹とクエン酸を混ぜた溶液での洗い方で注意したいのが、水筒の蓋を絶対にしてはいけないという点です。ついつい蓋をして振って内部の隅々まで汚れ落としをしたいと思われる方も多いですが、そのための事故が多くなっています。

漂白中に水筒の蓋をしていはいけない理由

酸素系漂白剤や重曹とクエン酸を合わせたものは発泡作用でガスが発生します。密封した状態で使用すると①蓋を開けるときに勢いよく中身が飛び出す②無理に開こうとして部品にゆがみが出て漏れやすくなる③プラスチック容器であったり金属ボトルであっても傷があったりするとごくごく稀に破裂する危険性もあります。

水筒の洗い方で塩素系漂白剤はNG

塩素系漂白剤の特徴


すぐれた漂白効果と除菌でキッチンでもふきんやまな板のつけ置き洗いに大活躍するものに塩素系の漂白剤があります。これなら水筒の茶渋やカビ菌や雑菌の除菌に効果があるのでは?と思われがちですが、実際は使うことで水筒の寿命を縮めるNGな洗剤。

塩素系をステンレス水筒に使ってはいけない理由

金属には、塩素系漂白剤は使えません。

日本石鹸洗剤工業会 (JSDA):塩素系漂白剤によるステンレスの錆

キッチンハイターなどの塩素系漂白剤のパッケージにも金属には使用しないでくださいと表記されています。理由は漂白剤が金属(金属の皮膜)を溶かすからです。水筒に限らず台所周りのツール類を除菌漂白する場合には、金属を持つもの(金属ボウルやスライサー等)には使用できません。

塩素系をステンレス水筒に使うとどうなる

ステンレスは錆びないのではなく錆びにくいだけで表面の保護膜がなくなるとそこから錆びるのが特徴。塩素にはその表面の保護膜を著しく傷つけ破壊する性質があるため、ダメージが大きすぎてステンレスの皮膜自己再生も効かないくらいになってしまいます。その結果、塩素系漂白剤を使うとステンレスボトルが錆びます。

酸素系と塩素系の漂白剤の見分け方

昔は塩素系は液体で酸素系は粉末というわかりやすい見分け方がありましたが、最近は酸素系の漂白剤にも泡スプレータイプや液体タイプのものが出てきてこの方法は使えません。見分け方はパッケージの表示か内容成分の確認です。

酸素系と塩素系の漂白剤成分は

塩素系は次亜塩素酸塩で酸素系は過炭酸ナトリウムと呼ばれる成分で、炭酸ナトリウムと過酸化水素の混合物。このことからも酸素系漂白剤はシュワシュワとした泡(発泡)が出るのが特徴なのでこれで見分けることができるでしょう。

まとめ

水筒は材質で洗い方を考え汚れ臭いもスッキリ

水筒の洗い方はその材質を理解して適切な洗剤や道具を使うことで、傷がつきにくく歪みを防ぐのが大切。その結果汚れが付きにくい漏れずに長い期間気持ちよく使うことができます。そのサイズや性能・デザインなどが気に入って買った水筒を少しでも長持ちさせるには洗い方に注意する必要がありました。

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