モーゼルC96の特徴は?バリエーションによる違いや他国でのコピー製造品をご紹介!のイメージ

モーゼルC96の特徴は?バリエーションによる違いや他国でのコピー製造品をご紹介!

ドイツ製の自動拳銃モーゼルC96ってどんな拳銃?ストックを取り付けられるなどモーゼルC96の特徴と、ドイツ国内のバリエーションモデル、M712拳銃やモ式大型拳銃、十七式拳銃など、ドイツ国外でのこの拳銃のコピー品の特徴とバリエーションモデルを紹介します。

2019年10月13日更新

ヤキマ
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サバイバルゲーム、ミリタリーを中心に装備や戦術、軍事関連の記事を作成しています。 サバイバルゲームをもっと楽しめるような記事を作成していきたいです。
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目次

  1. モーゼルミリタリーC96ピストルとは?
  2. モーゼルミリタリーC96ピストルの歴史は?
  3. モーゼルミリタリーC96ピストルの特徴:その1
  4. モーゼルミリタリーC96ピストルの特徴:その2
  5. モーゼルミリタリーC96ピストルの特徴:その3
  6. モーゼルミリタリーC96ピストルのバリエーション:1
  7. モーゼルミリタリーC96ピストルのバリエーション:1
  8. モーゼルミリタリーC96ピストルのバリエーション:1
  9. モーゼルミリタリーC96ピストルのバリエーション:1
  10. モーゼルミリタリーC96ピストルのバリエーション:1
  11. モーゼルミリタリーC96ピストルのバリエーション:1
  12. モーゼルミリタリーC96ピストルのバリエーション:1
  13. モーゼルC96のエアガンは?
  14. モーゼルC96のモデルガンは?
  15. まとめ

モーゼルミリタリーC96ピストルとは?

ドイツ製の自動拳銃

Photo by NechakoRiver

C96は、モーゼル社が1800年代の終わり頃から作って、販売していた拳銃です。ドイツ軍での採用を目標に作っていましたが、大量生産に向かない欠点があり、制式採用の座はルガーP08に奪われることになります。

アジアで有名になった

Photo by Marco Hazard

輸出先の中国で人気になり、コピー品が作られたり、十七型など独自に改造されたりして知られるようになります。日本でも中国で捕獲したものがモ式大型拳銃として使われるなど当時、有名な銃であったことがわかります。ブルームハンドルと言われる細いグリップやストックを取り付けられる機構が外見上の特徴で、映画スターウォーズの登場人物ハン・ソロのブラスターの元になったことでも人気の拳銃です。

モーゼルミリタリーC96ピストルの歴史は?

モーゼル社に秘密で設計が始まる

C96、別名モーゼルミリタリーは1894年にドイツの老舗銃器会社モーゼルで働いていたフェデラーが設計をはじめました。しかし、創業者が大型の拳銃を好まなかったため、初め、フェデラーは秘密裏に設計を進めたそうです。初期モデルは世界初の実用的な自動拳銃と呼ばれたボーチャードピストルのボルヒャルド弾を使う設計になっていましたが、のちにマウザー用に新しく作られた専用の弾を使う設計に変わりました。

中国軍に採用される

こうして作られた本銃はドイツ軍への採用を狙って会社名が名前としてつけられました。1896年に製造が始まり、結局、ドイツ軍では使われませんでしたが中国軍に輸出され、コピー品が作られるなど有名なものになりました。

モーゼルミリタリーC96ピストルの特徴:その1

7.62mmマウザー弾を使う自動拳銃

サイズは約30cm、ストックを取り付けると60cmになります。オリジナルではこの銃のために作られた専用の7.62mmマウザー弾を使うという特徴があり、モ式大型拳銃も同じです。

マウザー弾以外を使う派生型も

その他には十七型というトンプソン短機関銃と同じサイズの弾を使えるようにされたものを中国がコピーしていたほか、第一次世界大戦でドイツ軍に使われたものやM712の一部には9mm弾を使うタイプがあり、レッド9と呼ばれています。

モーゼルミリタリーC96ピストルの特徴:その2

モーゼルC96の動作方式の特徴は?

Photo by gunman47

構造はショートリコイル式で、ハンマーは手でコッキングしないと発砲できないシングルアクション方式という仕組みになっています。グリップが細く、トリガーの前に固定式のマガジンを備えていることが見た目のポイントです。

モーゼルC96の外見の特徴は?

弾を入れる部分は取り外せないため弾はライフル銃のようにクリップという部品を使って装填します。M712など後に改良されたバリエーションでは取り外し式のマガジンを用いるものもあるようです。この細いグリップには小柄なアジア人でも使いやすいという利点があり、十七型やモ式大型拳銃としてアジアで人気があった理由の一つでもあります。この細いグリップには小柄なアジア人でも使いやすいという利点があり、十七型やモ式大型拳銃としてアジアで人気があった理由の一つでもあります。

モーゼルミリタリーC96ピストルの特徴:その3

ストックを取り付けられる

C96の特徴の一つがストックを装着して安定して構えられるようになることです。遠くの目標はストックを使ってカービン銃のようにして狙えるようになります。このストックは普段は本体を収納するホルスターとして使えます。この特徴から使わないときは小さくてで邪魔にならず、ピストルカービンとして射程を延長できる自衛用の武器としてオートバイ兵などが使っていました。ただし、スポーツ用モデルなど一部ストックを取り付けられないバリエーションもあります。

モーゼルミリタリーC96ピストルのバリエーション:1

モーゼルミリタリー9

第一次世界大戦中、制式採用されていたルガーP08の生産が進まなかったため、ルガーと同じ弾を使えるように弾を入れる部分や銃身が変えられたモデルがM1916です。間違えてオリジナルのマウザー弾を使ってしまわないようにグリップ部分に「9」の数字が焼印されて赤く塗られているため「レッドナイン」という愛称がつきました。弾を入れる部分や銃身が9mm用に変えられている以外の構造や外見は元のものと同じです。

モーゼルミリタリーC96ピストルのバリエーション:1

「ボロ」モーゼルとは?

1920年ごろから一般向けに売られていたものは「Bolo」という愛称で有名です。ロシア帝国で革命を起こしソビエト政権になる前のボリシェビキ政権が数多く購入したことから、ボリシェビキと関係が深く「ボロ」という愛称がつきました。銃身が短く、グリップも小さいことで区別できます。

モーゼルミリタリーC96ピストルのバリエーション:1

M1932拳銃とは?

スペインの銃メーカー「アストラ」社は1930年ごろにC96を元にして取り外し式のマガジンやセレクティブファイアと呼ばれる射撃モードを切り替える機能を持たせた銃を製造しました。これを受けて、モーゼル社でもセレクティブファイアを備えたラピッドファイアピストルの製造を開始、1932年から1936年まで作られ、コレクターによってM1932と名付けられました。

アメリカで販売されたものがM712

この機能追加版がアメリカで販売された時の名前がM712です。また、第二次世界大戦後のアメリカではATFという法律で自動式の銃が規制され、この銃を購入するには当時の新車価格の半分200ドルもの税金を払う必要がありました。そこで、M712と同じ取り外し式のマガジンを使いながら切り替え機能を無くしたものを輸入し、売っていたそうです。

M712拳銃の特徴は?

弾が入る部品が取り外せることとグリップの後ろにストックをつけるための溝があることが特徴です。緊急時にフルオート射撃によって火力を発揮できること、ストックを取り外すと大きな拳銃サイズであることから、第二次世界大戦時のドイツ軍砲兵部隊に配られていました。また、ライフルなど大きな銃を持てなかったパラシュート部隊が携帯したり、サブマシンガンの代わりとして武装親衛隊が使っていたそうです。

モーゼルミリタリーC96ピストルのバリエーション:1

PASAMマシンピストルとは?

ブラジルは1930年代にC96を輸入していました。PASAMマシンピストルはそれをモデルにして作られ、国家警察は1980年代ごろまで、これを使っていました。また、1970年代にはPASAMを改造したPASAM Mod1がリオデジャネイロ警察によって開発されており、「全自動・半自動切り替え式のモーゼルピストル」の頭文字をとってPASAMという名前が付いたようです。

PASAMマシンピストルの特徴は?

出典: https://www.forgottenweapons.com

PASAMの特徴はセレクター部分にポルトガル語の刻印が入っていることですが、それ以外にもPASAM Mod1と呼ばれる1970年代に改造されたPASAMは金属製のフレームが銃身と同じ長さまで伸ばされ、連続で射撃した時に銃口が跳ね上がるのを防ぐようにフォアグリップが銃口の下に付いています。ストックやグリップも改造されており、グリップの下側に木製のストックを取り付けられるタイプ、グリップの根元部分に金属製のストックが付いているタイプなど数種類の派生型があります。弾を入れる部品は着脱式で標準の10発入りのもの、20発・40発入る長めのマガジンもありました。

モーゼルミリタリーC96ピストルのバリエーション:1

80式衝鋒手槍とは?

80式衝鋒手槍は中国共産党がC96を元にして独自に設計した手槍です。手槍とは中国語でピストルの意味、衝鋒は突撃という意味だそうです。中国はは1930年代からドイツ製のこの銃をたくさん輸入して使っていました。中国の内戦が共産党の勝利で終わると共産党は彼らが使うトカレフ弾を撃てるように銃身やマガジンを変えました。80式衝鋒手槍はトカレフの中国版コピーである54式を置き換える目的で1970年に設計され、軍や警察によって1980年代に使われていました。

80式衝鋒手槍の特徴は?

取り外し式のマガジンは10発または20発装填、弾を入れる場所の位置は元になったものに似ていますが作動方式は新しく設計されて元とはあまり関係がありません。グリップやフレーム部分の見た目もマカロフに似ています。オリジナルモデルと同じように木製のストックを装着でき、引き金を引くだけの全自動射撃もできます。

ナイフがストックになる機能付き

Photo by CapCase

変わった機能として大型のナイフを収納できる金属製ストックが付いたバリエーションもあります。これはナイフの刃が90度曲がり、ナイフの鞘がグリップの後端につくようになっています。グリップはブルームスティックと呼ばれた円筒形から、マカロフに似たような平らな形に変わりより人間工学的になりました。リアサイトは距離を調節できない固定式になっています。

モーゼルミリタリーC96ピストルのバリエーション:1

モ式大型拳銃とは?

Photo by Vasnic64

中国の軍閥や馬賊が好んで使っていたC96ですが、日本でも軍・民間ようにドイツから輸入されたほか、日中戦争の結果、中国軍のものが捕獲されるようになりました。当時、日本軍の拳銃は将校などが私物として購入するもので、値段の高いこの銃も人気の一丁でした。

日本軍で準制式化される

Photo by Vasnic64

大量に捕獲できた点、近距離での戦闘に便利な点からモ式大型拳銃という名前がつけられて採用になりました。また、モ式大型拳銃用のマウザー弾薬は国産化されました。当時、軍では、拳銃を重要な兵器ではないとしていたため、憲兵や、砲兵の一部に配られたほか、将校が私物として持ち込んでいたようです。

モ式大型拳銃の特徴は?

Photo by Vasnic64

モ式大型拳銃は、中国で捕獲されたり、ハンティング用として日本に輸入されたりしたものに「モ式大型拳銃」の名前をつけて制式にしたものであり、国産品ではありません。そのため、モ式大型拳銃特有のマーキングや機能はなく、銃弾や装填数、銃床を付けられるなど、機能面やマーキングからモ式大型拳銃とC96をはっきりと区別できるポイントはありません。値段が高く人気の武器であったため、戦後、武装解除の時に捨てずに物置などに隠していたものが遺族によって発見されることもあります。

モーゼルミリタリーC96ピストルのバリエーション:1

中国製の十七型拳銃とは?

Photo byalles

十七型は中国の軍閥が改造した口径変更モデルです。当時の中国は地域ごとに様々な軍閥が支配する状態でした。山西省(中国北部)では、C96とは違う弾を使うトンプソンを使っており、マウザー弾と2種類の銃弾を用意する必要がありました。そこで、その手間を減らすためにC96をマシンガンと同じ弾が使えるように一部を再設計して生産したのが十七型です。左側面の「十七型」の刻印と、弾を入れるところが引き金よりも下側に出っ張っていることが見た目の特徴です。また、ストックを付けて使うこともできます。

中国製の十七型拳銃の歴史は?

Photo by Chris_Short

十七型は1929年から31年まで8600丁ほど作ったとされていますが、第二次世界大戦後、国民党と共産党の内戦である国共内戦が終わると、中国共産党軍の使う銃弾と口径が合わないため十七型は廃棄されてしまいました。しかし、その一部は海外に販売されコレクター品として人気になりました。特にアメリカではコレクターの間で口径が大きい十七型が人気になり、復刻版の十七型も製造されたそうです。

モーゼルC96のエアガンは?

モーゼルミリタリーのエアガンはある?

ここまで、マウザーC96の実銃について紹介してきました。本物を日本で買うことはできませんが、日本でも買えてサバゲーで使えるC96のエアガン・モデルガンに付いて紹介します。レトロな形状やフルオート射撃できる機能で人気のモデルです。

マルシン M712ガスガン

エアガンメーカー「マルシン」製のガスブローバックピストルです。ヘビーウェイト樹脂を使って金属製の外観を綺麗に再現しており、グリップの後ろにつけられるホルスターも別売りされています。マガジンは取り外し式で6mmBB弾を9発、または25発入ります。もちろん、引き金を引くだけで連続射撃するセレクティブファイアも付いており、銃身が短いショートバレルというオリジナルモデルも売られています。

We tech M712カービン

台湾のエアガンメーカーWe tech製のガスブローバックガンです。M712を元にしてバレルを長くし、マガジン前に木製のハンドガードとストックと一体化したグリップが付き、一見するとライフル銃のような見た目が特徴で、日本では違法となるフルメタル構造もライフル扱いになるためクリアしています。マルシン製のガスガンは最後の弾を発射した後ホールドオープンしないという欠点がありますが、このガスガンではその点も改良されています。ただし、刻印がドイツではなく中国語になっているためその点に注意してください。

モーゼルC96のモデルガンは?

マルシン M712モデルガン

マルシンM712は火薬発射式モデルガンキットです。火薬キャップを装着した薬莢を使い、弾は10発または20発を取り外し式のマガジンに入れられます。モーゼル社公認のリアルな刻印とフルオートも可能な迫力のあるアクションを楽しむことができます。木製グリップやホルスターにもなるストックが別売りされています。

まとめ

Photo by simonov

モーゼルC96は1900年代はじめのオートマチック式拳銃として有名なモデルの一つで、当時から、他と比べても高価で実用性と同時に高級品としてのステータス的な価値も高かったようです。固定式でトリガーよりも前に突き出た場所に上から弾を入れるという現代には見られないスタイルとストックを付けて全自動射撃できるカービン銃として使えるという現代でも使われている機能を併せ持っているという特徴があります。今ほどメカニズムや用途が洗練されていなかった当時、様々な試行錯誤が行われた結果と言えるでしょう。

レトロな拳銃が気になる人はこちらもチェック

Photo by simonov

第一次世界大戦ごろは中には現在から見ると変な銃とも思える珍しい機構を使ったものや、M1911のように現在でも作っている銃まで様々な種類のメカニズムが考案・洗練されていた時代です。リボルバーやトグルアクションなど現代では使われなくなった一方、いま使われている武器の技術や理論が発展していった面白い時代でもあります。木と鉄で作られ、形や装飾などロマンもある少しレトロな銃について気になる人はぜひこちらもチェックして見てください。

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