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コップ袋の作り方は?入園グッズの簡単なハンドメイド方法をご紹介!

お子さまのご入園グッズのひとつ「コップ袋」は、幼稚園や保育園に持って行くハミガキコップと歯ブラシを入れるための巾着袋です。コツを覚えれば作り方はとても簡単!作り方にはサイズも記載しています。お気に入りの布でコップ袋をハンドメイドしたら、お子さまも大喜びですよ。
更新: 2021年2月23日
森川 美月
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コップ袋とは

幼稚園や保育園にお子さまを通わせることになったら、まず入園グッズを準備しましょう。園によっても準備物は違いますが、基本的なグッズは袋ものが多く、絵本バッグ、おきがえ袋、上ばき入れ、お弁当袋、コップ袋などです。中でもコップ袋の作り方は比較的簡単なので、ぜひハンドメイドにチャレンジしましょう。

コップ袋の種類

コップ袋

コップ袋の形には、いくつかのパターンがあります。最も簡単なのは、裏地もマチもなしの巾着袋と思われがちですが、実は簡単な直線縫いの底マチの作り方もあるんです。まずは簡単な袋の作り方で試してみて、慣れてきたら、糸始末がきれいな裏地あり・底マチありのコップ袋にもトライしてみてください。

コップ袋のサイズ

市販のコップ袋は底マチのないものが多く、いわゆる普通の巾着袋の形をしています。袋のサイズはほぼ正方形で、縦横ともに約18~19cmです。底マチをつける作り方でも、袋の仕上がりサイズはやはり縦横ともに18~19cmぐらいが、コップ袋としてちょうどいいサイズでしょう。
 

底マチについて

マチとは、コップを袋に入れやすくするための底の数センチの幅(底面)を意味します。これがあると立体的で形もきれいですが、なくてもコップ袋としてじゅうぶん機能しますのでご安心ください。マチを作る場合は、生地をとる量も変わってきますので注意しましょう。

使用する生地について

コップ袋生地

底マチのあるなしに関わらず、裏地はなく表地のみでコップ袋を作る場合、オックス生地などのしっかりした厚手の綿素材が向いています。マチをつける作り方の場合は、表地・裏地ともに薄手のローンやブロード、シーチング素材を使うと、かさばらないのでおすすめです。

コップ袋の作り方:裏地なしマチあり①

コップ袋の作り方

初めてコップ袋作りにチャレンジする方は、なるべく簡単な手順でストレスなくハンドメイドしたいですよね。まずは、少ない生地で簡単に作れる裏地なしコップ袋の作り方をご紹介します。底マチの作り方も直線縫いなので簡単です!さあ、材料を揃えて保育園・幼稚園の入園準備を始めましょう!

材料の準備

コップ袋の作り方

まず材料を準備しましょう。裏地なしなので、袋の表生地に使うお気に入りの布とそれに合った色のひもを用意します。生地はオックス生地などのしっかりした綿素材がおすすめですが、100均で売られているカットクロスのような薄手のものでも大丈夫です。ひもは、少なくとも1m以上あるとよいでしょう。

生地の裁断

コップ袋の作り方

縦46cm、横24cmにカットします。ロックミシンをお持ちの方は、横は20cmでOKです。ロックミシンがなく、端を三つ折りにしてきれいに処理する作り方のため、24cmとっています。端の三つ折り処理をする場合、厚手の生地だとミシンの針が通りにくくなるので薄手の生地を選ぶようにしましょう。

コップ袋の作り方:裏地なしマチあり②

端の始末

コップ袋の作り方

布端をきれいに処理するため、縫う前に生地の両端(46cmの辺)を三つ折りにして縫います。三つ折りの状態でアイロンをかけておくと、ミシン縫いがスムーズです。アイロンがない場合は、指で折った時に手の熱で押さえる「手アイロン」でも折れ線をつけることができます。

端縫い

底マチを作る

コップ袋の作り方

端を縫う前に、底マチを作ります。これはとても簡単で、まず生地を中表に半分にたたみます。そして底になる部分(わの部分)を3cm上に折り上げてください。この時、アイロンで折り筋をつけたり、マチ針をうって留めておきます。

両端を縫う

コップ袋の作り方

上端から6cmあけて、両端を縫います。上を6cmあけておくのは、後でひもの入れ口を作るためです。袋の底マチの部分は、3cm上に折り上げた状態のまま上から縫ってください。直線縫いでできる、簡単な底マチの作り方です。

コップ袋の作り方:裏地なしマチあり③

両サイドにコの字ステッチ

コップ袋の作り方

両サイドをアイロンで割り、コの字にステッチをかけます。黒い点線の部分を縫いますが、ピンクの部分は返し縫いをして補強しておくことが大切です。反対側も同じように縫います。

ひも入れ口を縫い、ひもを入れる

ひも入れ口を縫う

コップ袋の作り方

上から1cmのところを折り、さらに2cmのところを折り、アイロンで折り線をつけておきます。そして折った先の端から1mmのところを縫います。裏側も同様に縫いましょう。

ひもを入れる

コップ袋の作り方

1本50cmのひもを2本用意し、①②の順でひも通しを使って入れていきます。両端を結び、引きしぼったら巾着袋の完成です。ちゃんとコップが入る大きさの底マチができていますので、確認してみてください。ここまでの工程で、慣れてくれば所要時間は約20分です。

コップ袋の作り方:裏地・マチあり①

コップ袋

裏地・マチともにあるコップ袋の作り方です。保育園や幼稚園に通うお子さまは、コップ袋の扱いも乱雑だったりします。多少のことでやぶれにくい、丈夫なものをとお考えでしたら裏地つきのコップ袋がおすすめ。中をのぞくと違う柄なのでお子さまも喜びますし、ハンドメイドならではのかわいさがあります。

材料の準備

コップ袋材料

まず材料を準備します。表地用の生地と裏地用の生地、そして巾着袋のひもを用意してください。生地の分量は、表・裏とも縦46cm×横20cmなので、50cm角で売られているカットクロスが便利。10cm単位販売の反物なら20cm、もしくは余裕を見て30cm購入しましょう。ひもはアクリル素材のものなど、100均のものでOKです。

生地の裁断

コップ袋の作り方

表生地・裏生地とも、縦46cm×横20cmのサイズに裁断します。この大きさで幼児のハミガキコップは余裕で入ります。縦が46cmと長くなるのは、後々6cmの底マチを作るためです。巾着袋の仕上がりサイズは、縦18.5cm×横17.5cmぐらいになります。

きれいに仕上げる裁断のコツ

コップ袋の作り方

①裁断前に生地にアイロンをかけておく
簡単なことですが、しわや折り目はしっかり伸ばしておいてください。そのまま裁断すると微妙なずれが生じる原因になります。

②裏生地の縦を5mm小さく
表生地と同サイズでも問題はありませんが、縦を5mm減らすだけで美しい仕上がりにつながります。

コップ袋の作り方:裏地・マチあり②

短い方の辺を両端縫う

コップ袋の作り方

裁断した表生地と裏生地を中表(柄のある方を内側にすること)にして合わせます。端と端をきっちり合わせ、マチ針で留めておくと布が動きにくいです。マチ針がない方は、洗濯ばさみなどでも代用できます。上と下、布端から1cmのところにミシンをかけてください。

アイロンで割る


コップ袋の作り方

縫ったところが中央にくるようにして、表生地は表生地側に、裏生地は裏生地側にそれぞれの布を倒すようにして、アイロンをかけます。これを「アイロンで割る」といいますので覚えておきましょう。このひと手間が、きれいな仕上がりにつながるのです。

コップ袋の作り方:裏地・マチあり③

レースをつける

レースやリボン、ネームタグなどを表生地に縫い付けたい場合は、この段階でつけます。次のステップでは表生地と裏生地を縫い合わせますので、その前につけておきましょう。レースをつける位置は自由ですが、底マチにかからないよう下端から6cm以上、上がおすすめです。今回は、下端から9cmの位置につけました。

ネームタグをつける

お名前用のアイロンシールなら、コップ袋完成後でも貼り付け可能ですが、ネームタグや刺しゅうワッペンなど、ミシンで縫いつけておきたいものがありましたら、この段階でつけておきましょう。縫い目が裏生地で隠れますので、仕上がりがきれいです。

コップ袋の作り方:裏地・マチあり④

中央をあけて縫う

コップ袋の作り方

まずは、写真のように表生地と裏生地の境目同士をきっちり合わせます。中表のままで大丈夫です。この時、生地同士がずれないようマチ針で留めておくことをおすすめします。

コップ袋の作り方

次に、裏生地と表生地の境界線から4cmずつあけたところに、チャコペンなどで印を入れます。黒字の部分をあけておき、ピンクの点線の部分を縫っていきましょう。反対側も同じように縫います。

底マチをつくる

マチ部分を折る

コップ袋の作り方

四つの隅をすべて、写真のように三角形に折ります。生地の縫い目が中央にくるように、左右対称になるよう気をつけてください。底マチは入れるものに合わせて大きさを決めますが、今回はハミガキコップなので6cmのマチを作ります。チャコペンなどで線を引いておき、その上を縫ってください。

不要な部分はカットする

コップ袋の作り方

すべてのマチを縫い終えたら、不要な三角形の部分をハサミで切り落とします。縫い目から約1cmぐらいのところを切りましょう。ここは残したままにすると、後で裏返した時にかさばって形がくずれますので、必ず忘れずにカットしてください。

8cmあけたところにアイロンをかける

コップ袋の作り方

縫わずにあけておいたところに、しっかりアイロンをかけておきます。これをしておかないと、裏返した時に型くずれの原因になりますので必ずかけておきましょう。反対側にも空き口がありますのでそちらにもアイロンをかけます。

コップ袋の作り方:裏地・マチあり⑤

裏返す

コップ袋の作り方

「中央をあけて縫う」のところであけておいた8cmの穴から手を入れ、生地を裏返します。やぶれたりしわにならないよう、少しずつ丁寧に作業しましょう。すべて裏返したら、マチの部分を整え、表生地の中に裏生地を入れてください。まだひもが通っていないだけで、コップ袋の形はほぼ完成です。

ポイント!アイロンをかけておく

コップ袋の作り方

裏生地を表生地の中に入れ終わったら、ひもの入れ口を縫う前に、必ずアイロンで袋の形を整えておきましょう。特に白丸の箇所はもたつきやすいので、きれいに整えておきます。


コップ袋の作り方

アイロンをかけ終わったところです。袋の裏生地が表生地からはみ出して見えないように整えながらアイロンをあてるときれいに仕上がります。

コップ袋の作り方:裏地・マチあり⑥

ひも入れ口を縫う

コップ袋の作り方

ひもの入れ口は、コップの入れ口から4cmのところをまずぐるりと一周縫います。それから、その縫い目から2cm上のところを縫ってください。この時はぐるりと一周はせず、半分ずつ縫います。
 

コップ袋の作り方

ひもの入れ口を縫い終わったところです。上の写真は、裏生地から見たところになります。糸の色はコップ袋の表生地の中で最も多く使われている色にするのが一般的ですが、あえて目立つ色を使ってアクセントにするのもアイデアです。

ひもを入れる

コップ袋の作り方

ひもの長さは、(巾着袋の幅+8cm)×2という計算式で割り出します。この長さが2本必要です。今回は、巾着袋の仕上がりサイズが18cmでしたので、(18+8cm)×2=52cmのひもを2本用意しました。ひも通しなどで両側から通していきます。

コップ袋の作り方

一本目はピンク色の①のように、二本目は黒色の②のように入れていきます。上の写真は、ブルーのひもを入れ終わり、両端を出した状態のものです。この両端を玉結びし、コップ袋の完成となります!

コップ袋(裏地・マチあり)完成

コップ袋の作り方

裏地あり、底マチありのコップ袋(巾着袋)が完成しました!幼稚園の子供のハミガキセットを入れてみました。ハブラシをコップに立てた状態でも、高さに余裕があります。小さなお子さまは入れ口がぎりぎりだと入れづらいので、少し余裕があるくらいがちょうどいいのです。

コップ袋の作り方

巾着袋のひもを引き絞ったところです。中身が入っていない状態でも、底マチがあるので自立します。保育園や幼稚園で、お子さんが楽しそうにハミガキする姿を思い浮かべながら、ハンドメイドを楽しんでくださいね!

コップ袋の作り方は?まとめ

コップ袋の作り方

お子さまが保育園・幼稚園にご入園されるにあたり、準備物が多くて大変ですね。初めての保育園、幼稚園に不安を抱いているのはお子さまの方かもしれません。でも、お母さんのハンドメイド入園グッズがあれば、きっとお子さまも心強いはず。お子さまの笑顔のためにも、優しい気持ちでハンドメイドにトライしてみてください。

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