米陸軍特殊部隊「グリーンベレー」って何?最強の部隊の強さの秘密や装備を解説!のイメージ

米陸軍特殊部隊「グリーンベレー」って何?最強の部隊の強さの秘密や装備を解説!

ミリタリーファンじゃなくても一度は聞いたことがある”グリーンベレー”、アメリカの戦争映画によく出てくる世界最強と謳われるアメリカの特殊部隊です。今回は実際のグリーンベレーはどういう部隊なのか?グリーンベレーを詳しく紹介していきます。

2019年06月18日更新

ふらわ
ふらわ
スノーボード歴20数年、40代現役のボーダーです。但馬、滋賀、スキージャムなどに家族や友人と出没しています。キャンプなどアウトドア、昆虫採集、旅行、車いじり、英語、歴史なども長年の蓄積があります。熊本県出身、兵庫県在住。
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目次

  1. 最強の特殊部隊グリーンベレーに迫る
  2. グリーンベレーはアメリカ陸軍所属
  3. グリーンベレーの由来
  4. グリーンベレーのマーク
  5. グリーンベレーは超エリート
  6. グリーンベレーの過酷な訓練
  7. グリーンベレーの装備と服装
  8. グリーンベレーの強さ
  9. グリーンベレー活躍の記録
  10. グリーンベレーは世界最強の特殊部隊

最強の特殊部隊グリーンベレーに迫る

日本の一般市民なら、実際のグリーンベレーやその活動を見たという人はほぼいないわけですが、なぜだか多くの人が聞いたことぐらいはあるグリーンベレー。戦争映画や小説でよく登場するグリーンベレーですが、具体的なことはよくわからないのに、とにかくすごい、かっこいい、強い、戦争のプロ中のプロみたいに思われています。グリーンベレーはどこに所属していて、どんな任務をしていて、何人いて、どうやったら入隊できるのか、どんな実績があるのか。そんな基本的な疑問にお応えできる内容をお伝えしていきます。

グリーンベレーはアメリカ陸軍所属

正式名称はアメリカ陸軍特殊部隊群

グリーンベレー(Green Berets)は正式には「アメリカ陸軍特殊部隊群」と呼ばれるアメリカ陸軍特殊作戦コマンドというアメリカ陸軍の特殊作戦を行う組織傘下の部隊です。アメリカには陸軍の他に空軍、海軍、海兵隊があり、それぞれの軍に特殊部隊があります。特殊任務を専門に行う部隊は第二次大戦中からありましたが、グリーンベレーになる前の特殊部隊群の最初は、冷戦時代に創設された第10特殊部隊グループと言えます。

グリーンベレー部隊は複数ある

2019年現在、活動しているグリーンベレーの現役部隊は、第1特殊部隊グループ(アジア太平洋)、第3特殊部隊グループ(アフリカ)、第5特殊部隊グループ(中央アジア、中東、アフリカ)、第7特殊部隊グループ(中南米)、第10特殊部隊グループ(ヨーロッパ)各地域5部隊とアメリカ国内に第19特殊部隊グループ(州兵)、第20特殊部隊グループ(州兵)と第1特殊戦訓練部隊の8部隊があります。必ずしもこれらの地域に固定された活動しているわけではありません。

グリーンベレーの構成と隊員数

上記の第1、第3、第5、第7、第10特殊部隊の各グループ定員は1765名となっており、その内訳は4個大隊(1個大隊は383名)と本部及び本部付き中隊(89名)とグループ支援中隊(144名)で構成されています。

編成の詳細

それぞれの大隊は本部付中隊、支援中隊、A(アルファ)中隊、B(ブラボー)中隊、C(チャーリー)中隊の3個中隊からなり、1個中隊は12名で構成されるアルファ作戦分遣隊(Aチーム)×6隊、11名で編成されるブラボー作戦分遣隊(Bチーム)が1隊で計83名、A、B、Cの3個中隊では249名、さらに大隊本部としての32名(チャーリー作戦分遣隊/Cチーム)と大隊支援中隊97名を足すと1個大隊は383名編成となります。

グリーンベレーの由来

創設当初からグリーンベレーではなかった

グリーンベレー(Green Berets)という呼称は文字通り、”緑のベレー帽”を被っていることからそう呼ばれています。この緑のベレー帽は元々第二次大戦当時、屈強の精鋭部隊として知られたイギリスの海兵隊が着用していたものですが、それにあやかる形でアメリカ陸軍特殊部隊の一部で非公式採用され、のちに全部隊で正式に採用されたものです。

ケネディ大統領の肝いり

当初、ヨーロッパの軍隊で採用されていたベレー帽を、設立の浅い特殊部隊が歴史あるアメリカ陸軍へ持ちこもうとしていることへ陸軍内部での反対もありましたが、1961年、ケネディ大統領より”緑のベレー帽”の採用が許可されそれ以降、”グリーンベレー”の呼称で呼ばれるようになりました。グリーンベレーは精鋭部隊の証となったのです。

グリーンベレーのマーク

アメリカ陸軍特殊部隊群章(部隊のマーク)

グリーンベレー(アメリカ陸軍特殊部隊群)のマークは砲弾(どんぐり)型のデザインの上に剣、そして三本の稲妻が入っています。この稲妻はそれぞれ陸海空を表していて、どこでも活動可能な”オールマイティ”であることの象徴です。さらにマークの上に″Airborne(エアボーン)"とあるのは高度技術である空挺資格を持っていることを意味していて、"Airborne"=グリーンベレーではありませんが、入隊条件の一つである″Airborne"はグリーンベレーに付いてまわる表記です。

ベレー帽のマーク

もう一つ、グリーンベレーの代名詞とされているマークが、ベレーに付いているこの二本のクロスした矢の上に剣、そしてリボンには″de oppresso liber(ディ・オプレッソ・リバー)"というラテン語が書かれています。”de oppresso liber"は「抑圧された者の解放」という意味で、この部隊の使命であり、存在意義でもある標語なのです。グリーンベレーの部隊のマークとベレー帽のマークはアメリカではほとんどの人が知っているマークと言えます。

グリーンベレーは超エリート

体力だけでない精鋭部隊への入隊資格条件

世界に誇るアメリカ陸軍最強の精鋭部隊、グリーンベレー。グリーンベレーの隊員になるには志願をする必要があり、男性のアメリカ市民でなければなりません。階級によって条件は変わりますが、健康が基準を満たしている、秘密取扱資格を保有もしくは取得見込、空挺資格を保有もしくは訓練を受けられる、ブーツと戦闘服で50m泳ぐことができる、陸軍一般適性試験、陸軍体力試験で基準を満たしている、特殊部隊体力テストに合格できることなどなどです。

入隊にはさらに厳しい資格条件が!

さらには、軍法会議にかかったことがないのはわかりますが、二親等以内に自殺者や精神疾患を持つ者がいないとか、本人の人間性や実力に関係がない基準もあります。また、士官になると、国防語学適性試験という、おそらく世界中の主な言語に対応する試験の成績が優秀でないといけません。これらの入隊資格をクリアできたら、入隊のための訓練課程を受けてこれに合格する必要があります。

グリーンベレーの過酷な訓練

特殊部隊資格課程(Qコース)

前述の条件をクリアすると、次に過酷な訓練課程(Qコース)を受けて、これを修了する必要があります。Qコースの訓練課程は次の通り:1.特殊部隊評価選抜(19日)2.語学訓練(18~24週)3.個人技能(12週)4.専門技能(15~48週)5.総合演習(4週)6.修了手続き・修了式(1週) 

これらの過程を修了して初めてグリーンベレーへの入隊となりますが、入隊は入門が終わっただけの話で入隊後も様々な訓練、研修課程が待っているのです。

入隊後の訓練・研修課程

精鋭が集うアメリカ最強の特殊部隊、グリーンベレーでは入隊後も高度な訓練が待ち受けています。特に特殊部隊として必須なのが、高高度降下低開傘(HALO)と呼ばれるパラシュート降下訓練、高度な潜水訓練、敵地潜入、脱出、偵察技術訓練、狙撃兵としての訓練、市街地戦での戦闘技術訓練などです。グリーンベレーの強さの秘密はこれらの特殊で高度な訓練にあります。

グリーンベレーの装備と服装

グリーンベレーの特別装備・服装はない

サバゲーでグリーンベレーを模倣したくてこの稿を読んでおられる方もいらっしゃると思います。やはり緑のベレー帽は必需品として、「他の装備や服装は?」と当然知りたいですよね。しかし結論から言うと、装備や服装に関しては、当然状況や任務によって変わります。寒冷地、熱帯、砂漠、海、市街地、作戦内容などで臨機応変に武器や装備、服装もそれに適した米軍最高レベルものが提供されるのです。また、制帽の緑のベレーですら戦闘では被りませんので戦場では他の陸軍部隊兵と見分けることは困難です。唯一、彼らを見分ける印は部隊のマークである”剣の上に三つの稲妻”のワッペンを探すことになります。

ベトナム戦争時のグリーンベレーの装備・服装

グリーンベレーの過去の活動であればある程度、当時の装備や服装は記録や画像を通して知ることができますが、他の陸軍兵と大きくは変わりません。ちなみにその活躍が知られるベトナム戦争時のグリーンベレーの装備はオーソドックスな戦闘服上下M65にM1956/1967装備(キャンティーン、ポーチ、フィールドバッグ、銃剣など)、1970年代前半にはALICE装備が導入されました。銃はM16、XM177が主流でした。

グリーンベレーの強さ

グリーンベレーの任務と専門性

アメリカ陸軍特殊部隊、グリーンベレー、どうしても映画などを通して見る彼らのイメージは少数精鋭の特殊任務、戦闘のプロフェッショナルですが、実際はどうなのでしょう。彼らは選ばれたエリートだけに個人、そして隊の強さは世界最強と言えます。それだけに彼らは他者にその技術や知識を伝授することができる、優秀な教官、トレーナーでもあるのです。

グリーンベレーの強さ①1人で200人の強さ

時に世界最強の軍事力を誇るアメリカは”世界の警察”の役割を果たすことがあります。アメリカはもちろん、周辺諸国に害をなしたり、国民の人権を侵害する独裁国家などに対して、武力制圧するのは最終手段であって、それらに反抗する勢力、いわゆるゲリラ活動を支援、組織化し対抗させます。うまくいけば反勢力の力だけで敵対政権を転覆させることも可能です。敵勢力圏や近接する同盟国に派遣されたグリーンベレーはゲリラ勢力を指導、訓練し、実戦で指揮を執ることもします。「グリーンベレー一人で歩兵200名分の戦力」と言われるのはこの能力です。

グリーンベレーの強さ②兵として強く技能も最高

世界最強と謳われるグリーンベレーの強さ、そのグリーンの強さを整理してみましょう。まずは前述のとおり、アメリカ陸軍から選抜されたエリート中のエリートで単なる戦闘力が高い兵士ではなく、高いレベルで様々な技能を習得したうえで更に銃器や通信、工兵、衛生などの技能に特化していて個、隊としての強さも世界最強と言って差し支えないでしょう。

グリーンベレーの強さ③圧倒的な規模

次に規模ですが、グリーンベレーは前述したとおり、7つの実戦部隊からなり、5部隊は1765名定員、州兵部隊2部隊は1382名定員、グリーンベレー全体での兵数定員は約12000名ほどになり、世界の軍隊の特殊部隊の中では数において群を抜いています。精鋭と呼ばれる部隊にこれだけ人数がいるのでその強さは数の面でも最強と言えます。

グリーンベレー活躍の記録

ベトナム戦争とグリーンベレー

グリーンベレーの活躍を有名した戦争といえばベトナム戦争です。実際にグリーンのベレー帽を採用した時期で、南北に分かれたベトナムで、南ベトナム軍の軍事顧問として第7特殊部隊グループを参加させ、その後、第1、第5特殊部隊グループも投入しました。グリーンベレーは北軍に対抗するため少数山岳民族軍を組織化し、また南ベトナム軍を積極的に支援しました。なかでもロードランナーと呼ばれた偵察チームを編成、活動させた「デルタ計画」は大きな戦果を挙げましたが、1973年アメリカ国内の反戦ムードが大きくなり撤退を余儀なくされたのです。

グリーンベレーは世界最強の特殊部隊

グリーンベレーはその組織された歴史的背景と世界一の軍事大国アメリカの特殊部隊という位置づけから、その任務遂行能力、そしてその技術、専門性、隊員数などあらゆる面から世界の特殊部隊の中でも最強と言ってもよいでしょう。現在でも全てのグリーンベレー部隊は世界の紛争地域に配置され日々アメリカや同盟国のために活動しています。

そんなグリーンベレー好きのサバゲーマニアには、資料や実物が残っているベトナム戦争時の装備や服装が模倣がしやすく、好まれるようです。みなさんも世界最強のグリーンベレーになりきってサバイバルしませんか。

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