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東京湾おすすめ釣りポイント7選!堤防や防波堤など、仕掛けのコツも解説!

東京湾では多くの魚種が釣れます。アジやイワシなどの小魚からシーバスなどの大型フィッシュイーターまで楽しみ方はさまざまです。今回はファミリーフィッシングから本格的な釣りを東京湾で楽しみたい人におすすめの釣り場をご紹介します。さらに仕掛けのコツについても説明します。
更新: 2023年5月2日
前田 恵一
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東京湾について

東京湾の地理

東京湾は、湾幅20.9Km、面積1380平方Km、湾口最大水深700Kmの太平洋に面した非常に大きな湾です。面する都道府県は、東京都、千葉県、神奈川県の3つで、70以上の人口島が存在しています。

主な港は、横須賀港、横浜港、川崎港、東京港、千葉港、木更津港の6港があり、特有の環境下から、それぞれでさまざまな魚種が生息しています。主に今回は、東京近辺の穴場釣りスポットについてご紹介していきます。

東京湾は「憩いの場」

近年の東京湾では、遊漁船、プレジャーボートによる遊漁やサーフィン・水上バイクなど、海洋性レクリエーションを楽しむ機会が増えてきました。

東京の海は、内湾海域、伊豆諸島から小笠原諸島までの広大な海域で、漁業生産の場としてだけではなく、海洋性レクリエーションなど、憩いの場としても多く利用されています。その中でも釣りは、東京湾のレジャーとして人気の高いスポーツです。

電車での釣りも可能

東京湾では、沿岸沿いに電車などの公共交通機関があるスポットもあるため、車がなくても家族や仕事帰りでの釣行も可能です。特に隅田川の河口付近や新交通ゆりかもめの各駅では、人気スポットになっています。

また、スポットによっては釣りが禁止になっていたり、「投げ釣り禁止」や「ルアー釣り禁止」など釣り方の規定がある場合もあるため、事前に注意しておく必要があります。特に通行人が多いスポットで釣りをする場合には、十分周りに注意することが大切です。

東京湾の景色を楽しめる

東京湾は、近郊に工業地帯や観覧車、橋などが多く存在するため、釣りをしながら景色を楽しむことができます。特に日が暮れてからは、各施設がライトアップされ、都会ならではの情景を楽しむことができるため、ファミリーフィッシングや釣りデートにも向いています。

街灯が多いスポットでは、安全性はもちろんのこと、仕掛けのセッティングや魚の視認も簡単なため、このような点も東京湾での釣りの利点だと言えます。

東京湾おすすめ釣りポイント①若洲海浜公園

若洲海浜公園は、東京湾の湾奥で釣りを楽しめる最大級の釣りスポットです。主に「防波堤」「人口磯」「キャンプ場前」の3つのエリアに分けられますが、一番人気は防波堤です。

春から秋にかけて、アジやイワシ、サバなどの回遊魚から、大型のシーバス、カサゴやメバルなどの根魚など、幅広い魚種が生息しています。また、釣具屋やアイスや飲み物の自動販売機、トイレが近くに設置されているため、防波堤で釣りをする場合は多少遠くなりますが、非常に便利です。

エリア①「防波堤」

全長600m以上の防波堤が、東京ゲートブリッジに沿うように設置された人気ポイントです。ゲートブリッジ側は、堤防の壁が高くなっており、釣りは禁止とされています。

釣りが可能なのは反対側で、堤防沿いに1mほどのフェンスが設置されているため、安全に釣りを楽しめます。春以降になってくると、大型のシーバスをルアーや飲ませ釣りで釣りあげる人もいるため、狙いたい魚に合わせて仕掛けを持っていくことをおすすめします。

釣果は、防波堤の先端に行くほど高くなる傾向にあるため、なるべく防波堤の先端で釣りをするのをおすすめします。

エリア②「人口磯」

堤防の入り口から左側に大きな人工磯の足場が続く釣りスポットです。ここも常に釣り人であふれている状態ですが、穴場である一番端の人口磯付近がおすすめです。

ここでは、主にメバルやカサゴなどの根魚から、フカセ釣りなどでメジナやクロダイを狙えます。アジなどの回遊魚もまれに回ってきますが、堤防のほうが釣れる確率は高いです。ただ、足場が濡れた部分が所々あるため、少し危ないという印象です。ファミリーフィッシングにはあまり向いていません。

エリア③「キャンプ場前」

キャンプ場の前のスポットで、堤防の入り口から右手側に200mほど続くポイントです。

足場は、アスファルトのためしっかりしており、堤防と同様に1mほどの柵も設置されているため、こちらも安心して釣りが楽しめます。穴場とまではいきませんが、サッパなどの小型の回遊魚が回ってくるため、手軽に釣りを楽しみたい人におすすめです。

バスでのアクセスも可能

徒歩では厳しいエリアのため、バスを使うことをおすすめします。「新木場駅」と「東陽町駅」から運行しており、約15分ほどで到着します。また、本数はあまり多くないため注意です。


平日、土曜日はある程度の本数が運行していますが、特に日曜日と祝日については、帰りの時間をあらかじめ把握してから、釣りに行くようにしましょう。もし最終のバスに乗り遅れた場合は、徒歩で45分以上歩くことになってしまいます。

東京湾おすすめ釣りポイント②豊洲ぐるり公園

ゆりかもめ「市場前駅」から徒歩5分程度のところにあり、豊洲市場をぐるりと囲む形をした巨大釣りポイントです。

主にシーバスやメバル、時期によってはアジやサバなどが釣れます。トイレは3か所あるため心配ありませんが、自動販売機は駅の中にしかないため注意が必要です。

特に穴場スポットは大きな橋のポイントと、漁船がとまる船着場です。アジやサバを狙う釣りの場合には、投げ用のサビキがおすすめです。通常のサビキだと回遊するポイントまで届かない場合があるので、「投げサビキ」の仕掛けを買っておくとよいです。

東京湾おすすめ釣りポイント③有明西ふ頭公園

有明西ふ頭公園は、新交通ゆりかもめの「国際展示場正門」からすぐに着く電車釣行には最適の穴場ポイントで、東京ビッグサイトの入り口の反対側にあります。トイレやコンビニもすぐ近くにあるため、肌寒い冬でもある程度の長時間での釣りも可能です。

この穴場スポットは、湾奥の河口付近のためシーバスが多く生息しており、他にも船着き場にはメバル、冬になるとカレイが産卵のため集まってきます。極まれにサバやアジ、カマスなどもサビキやルアーで釣ることができます。

東京湾おすすめ釣りポイント④水の広場公園

新交通ゆりかもめ「青海駅」からすぐのところにある公園で、有明西ふ頭公園の隣駅に位置しているため、歩いて向かうこともできる穴場釣りポイントです。自動販売機は駅中に設置されており、さらに駅の反対口には「ヴィーナスフォート」という買い物ができる施設があるため、食料やトイレの確保は万全の環境です。

こちらも湾奥の河口付近のポイントのため、シーバスが多く生息しています。特に、穴場は船着き場周辺の明暗部やヘチ際で、攻めると思わぬ大物を釣りあげられることがあります。

東京湾おすすめ釣りポイント⑤永代橋付近

永代橋付近は、昼間はサラリーマンやOLが通行する湾奥エリアですが、夕方を過ぎると、仕事帰りのアングラーがシーバスを狙って集まる穴場ポイントです。湾奥と隅田川に面した場所で、シーバスを狙いたい人にはおすすめですが、一部釣り禁止エリアも存在するため、釣りをする際には注意が必要です。

注意点

湾奥では、1月から3月にかけてバチ抜けが始まるため、それを狙うシーバスを対象に、ワームなどのルアーを使うことをおすすめします。また、足場が高くなっているポイントが多いため、可能であれば魚を回収するタモを持っていくことをおすすめします。

東京湾おすすめ釣りポイント⑥大黒海釣り施設

横浜市にある有料の海釣り施設で、堤防や防波堤のように足場が続いており、施設内には、トイレや自動販売機、釣り具のレンタルなどが可能な売店もあります。

釣れる魚種も豊富で、キス、カレイ、カサゴ、メバル、アジ、イワシ、クロダイ、シーバス、アイナメなどがあげられます。アクセスも非常によく、横浜駅からバスも運行しているため気軽に行けます。

釣り方は、サビキや投げ釣りがおすすめですが、潮通しがよく、大潮などの日は海がかなり荒れるため、重い仕掛けを準備する必要があります。(売店でも販売しています。)

東京湾おすすめ釣りポイント⑦本牧海釣り施設

本牧海釣り施設は、横浜の本牧埠頭の先にある海釣り施設で、こちらも大黒海釣り施設同様に、堤防や防波堤のような釣り場が広がる大規模な有料釣り施設です。ポイントは新護岸と旧護岸と沖桟橋の3つに大きく分けられます。

どこも安全柵が設置されているうえ、足場もよいため安全に釣りができますが、人気の釣り場のために、休日は釣り場の確保が難しい可能性もあります。釣れる魚種は、ほぼ大黒海釣り施設と同様で、特にサビキ仕掛けで五目を狙うのも楽しいです。

各釣り場でのポイントの選び方

東京湾で釣り場を探す場合には、いくつか知っておくと便利なポイントがあります。以下のポイントを押さえていれば、安全にストレスなく釣りを楽しむことができますので、ぜひ参考にしてみてください。

地形を把握する


東京湾には、他エリアと比べると堤防や防波堤が少ないため、沖のほうの魚を狙えるポイントは多くありません。そのため湾奥の海釣り公園や施設を探してみるとよいでしょう。特にそのポイントがどのような地形なのかを調べることは重要です。

海底のボトムは、砂地なのか岩場なのかで、潜んでいる魚や釣れる時間帯が変わる場合があります。釣具店やネットで調べてみるとよいです。穴場も多く存在するため、毎回違うポイントへ出かけて調査してみるのも、東京湾で釣りをする楽しみのひとつでもあります。

釣具屋やエサの調達方法を考える

Photo by Atsushi Boulder

ルアー釣りをする場合にはあまり関係ありませんが、エサを使って釣りをする場合には、釣り場の近くに釣具屋があるか確認することは重要です。エサや仕掛けのストックがなくなってしまったときに、非常に困る場合があります。

また東京湾付近では、あまり近くに釣具屋がない場合があるため、あらかじめエサや仕掛けは少し余分に持っていくことをおすすめします。

トイレやコンビニが近くにあるか

Photo by くーさん

長時間の釣行の場合は、トイレや軽食、飲み物が確保できる環境があることは重要なポイントです。特にファミリーフィッシングなどを楽しみたい人は、釣り場の近くにトイレとコンビニがあるかどうかを必ずチェックすることが大切です。

特に夏場や冬場に飲み物がすぐに手に入ることは、疲れの緩和にもつながります。最近では、駅にレンタル充電器が自動販売機で借りられる施設もあり、電車釣行では役立ちます。

動画サイトを利用する

現在では、Youtubeなどの動画サイトで、東京湾での釣り動画をアップしている人が数多くいます。動画を見ることで、その釣り場の最新の釣果情報やタックルについて、情報を収集することができるため非常に便利です。自分の興味のある釣り場の名前や公園名を検索してみるのもよい手段です。

釣り動画①

こちらは上記でも紹介した、若洲海浜公園での釣り動画です。釣り場でのルールやその日の海の状況、釣りの方法まで詳しくていねいに説明しているので、初心者の方でも十分理解できる内容です。

釣り動画②

秋の終わりころになると、釣果情報が一気に少なくなります。しかし動画サイトを利用すれば、最新の情報が得られるため、特に秋から春先までは、このような貴重な情報収集の手段が有効です。さらに定期的に動画をあげているYoutuberなら、なおさらタイムリーなのでありがたいです。

仕掛けのコツ

ColorGo ワームセット ソフトルアー

出典:Amazon

東京湾(特に湾奥のポイント)では、主にシーバスが多く生息しているため、ルアーを使う人が多いです。特にバチ抜けのシーズンにはワーム系がおすすめです。また堤防で釣りをしたい人には、アジやサバなどの回遊魚を狙ったサビキ仕掛けを使用すると効果的です。

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また湾奥では、どの魚も主にイソメなどを好んで食べているため、エビをエサとして使用するのはあまりおすすめしません。ただしサビキの場合には、一般的にはアミコマセを使用します。

シーバス用のおすすめタックル

シーバスロッド

Goture(ゴチュール) Allomer シーバスロッド

出典:Amazon

基本的には、ある程度の強度と長さのあるロッドなら問題はありません。ただし湾奥で釣りをする場合には、足場が高くなっているポイントも多くあるため、タモを持っていない人は、強度のあるロッドを用意する必要があります。
 

シーバスライン

PEライン ピットブル 4本編み 150m PL-M54R

出典:Amazon

ラインは、強度と感度のあるPEラインをおすすめします。ルアーに関しては、大きいサイズを狙わないのであれば、ワームが圧倒的に湾奥での釣果が高いです。特にナイトゲーム用のグロー系のものを使うことをおすすめします。


アジング・メバリング用のおすすめタックル

アジング・メバリングロッド

アジングロッド 月下美人 510UL-S

出典:Amazon

東京湾の湾奥では、年中メバルや春先になってくると、アジがルアーで釣れるようになります。簡単な仕掛けのため、初心者や子供でも手軽に楽しむことができます。ロッドは、竿先が柔らかく感度のよいものを選ぶようにしましょう。特にアジングでは、軽いジグヘッドを使用する場合が多いため、感度が重要になってきます。

アジング・メバリングライン

DUEL(デュエル) カーボナイロンライン

出典:Amazon

ラインも、ナイロンラインまたは0.1~0.3号のPEラインを使用するのがおすすめです。またワームに関しては、グリーン系やクリア系のナチュラルなカラーとナイトゲーム用にグローカラーを準備するようにしましょう。

おすすめのエサ

アオイソメ

エサに関しては、圧倒的にアオイソメでの釣果が一番高いため、おすすめです。東京湾の湾奥の魚は、エビはあまり食べる傾向にないため、投げ釣り、ヘチ釣りではアオイソメがベターです。仕掛けに関しては、ハリが小さめのほうがハリ掛りがよくなります。大きい魚などがよく掛かり、ハリが飲まれてしまうような場合にのみ、少しサイズを上げていくのがよいです。

サビキ用のコマセ

マルキュー(MARUKYU) アミ姫 600g

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

サビキ釣りをする場合には、コマセは細かめのものを選ぶとよいでしょう。大型のアジなども釣れる場合がありますが、基本的には小さいサイズのものが多いため、細かいコマセを少しずつ使うようにするのがおすすめです。

ルールを守って釣りを楽しもう

ポイントによっては、釣り自体が禁止されていたり、「サビキ禁止」「エサ釣り禁止」「立ち入り禁止」などの表記がされている場合があります。特にサビキ釣りなどの場合は、仕掛けのハリも多く、エサで釣り場を汚してしまう可能性があるため注意しましょう。

近年ではマナーを守れない釣り人の影響で、釣り禁止になっている釣り場が急激に増えてきています。十分周りに人がいないか注意し、ごみは持ち帰るなどのマナーをしっかり守って、釣りを楽しみましょう。

東京湾には堤防や防波堤はあまりありませんが、意外と知られていない多くの穴場スポットがあります。釣りをする際のターゲットに合わせて、仕掛けやエサを変えてみるのがよいです。是非とも自分だけの穴場ポイントを探して、東京湾での釣りを楽しみましょう。

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近年ではさまざまなカラーやシルエット、泳ぎ方などの高性能アジング用ワームが発売されています。使い分け次第で釣果は大きく変わってきますので、どれを買えばいいかわからないという方は、是非とも参考にしてみてください。