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スネークヘッドとは?特徴・種類・生態・飼育方法や混泳について解説!

スネークヘッドとはどのような熱帯魚かご存知でしょうか?日本では雷魚という名称でよく知られている魚であり、釣りのターゲットとして人気ですが、実は観賞魚としても人気です。今回はそんなスネークヘッドの特徴や種類、生態、飼育方法について解説していきます!
更新: 2021年12月15日
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スネークヘッドとは?

迫力ある熱帯魚を育ててみたいと考えている方におすすめなのが、スネークヘッドです。種類にもよりますが、野性味溢れる姿が魅力的で、人にもなつきますのでペット感覚が強いのもポイント。今回はそんなスネークヘッドの特徴や種類、生態、飼育方法について解説していきます!

スネークヘッドの特徴

スネークヘッドとは、スズキ目タイワンドジョウ科に分類される熱帯魚で、日本では雷魚とよく呼ばれています。画像のように細長い体型をしており、意外と泳ぎが速いのも特徴。

元は外国の魚なのですが、現在は日本に3種類泳いでいます。種類により大きさが違い、20㎝程度の種類もいれば、1mを超える種類もいるのです。寿命は5~10年程度になりますので、ある程度長い期間楽しめます。

スネークヘッドは食べられる?

今回は飼育方法などを主に解説していきますが、実は食べることも出来る魚です。東南アジアに生息している魚なのですが、現地では食用魚として親しまれていますね。揚げ物や炒め物、鍋などで楽しむことが可能。寄生虫の可能性がありますので、火を通して食べましょう。

スネークヘッドは空気呼吸が出来る魚

面白い生態として、空気呼吸があります。上鰓器官という器官を持っており、口から酸素を取り込むことが出来るのです。この器官があるので、酸素の少ない沼などでも生活出来ます。ただし、その分エラ呼吸だけでは生きていけなくなっており、空気呼吸が阻害されると死んでしまうのです。

スネークヘッドは人になつく魚

人になつく魚としても知られています。上の映像のように、餌やりの時間にはダンスを踊ってくれますので、非常に愛らしいですよね。少し餌やりをじらしてダンスを楽しむ方が多いとか。意外と激しくダンスしますので、驚く方も多いかもしれません。

スネークヘッドの種類

種類①タイワンドジョウ

こちらは日本に生息している種類で、20~60センチ程に成長します。原産地は中国やフィリピンなどで、現在は沖縄や香川県などの河川で見られるでしょう。ちなみに、ドジョウと名前が付いてはいますが、本来のドジョウとは関係ありません。

種類②カムルチー

日本に生息している中で最も大きい種類がこちら。大きくなると90センチまで成長することもあり、かなり迫力ある種類ですね。ルアーフィッシングのターゲットとして非常に人気があります。

種類③コウタイ

こちらも日本に生息している種類なのですが、大きくなっても30センチ程度ですので、小型~中型の部類です。画像のように色・模様が美しいのが特徴で、石垣島などで見られます。通販などで購入出来ますので、気になる方はチェックしてみましょう。

種類④レインボースネークヘッド

こちらはインドに生息している綺麗な小型種です。大きさは20㎝程度ですので、飼育しやすいのがポイント。名前の通り色鮮やかな魚で、水草や流木をレイアウトして育てれば、華やかな水槽になります。

種類⑤ハーコートスネークヘッド

こちらはミャンマーにいる20センチ程の小型種で、体に大理石のような模様が出てくるのが特徴です。こちらも通販で購入可能となっています。

種類⑥アンフィべウススネークヘッド


こちらは90㎝にもなる大型種です。映像の通り、かなり迫力がありますよね。大型魚が好きな方は是非飼育にチャレンジしてみて下さい。前から見た時の顔は意外に可愛らしく、愛されるペットです。

種類⑦コブラスネークヘッド

こちらは数ある種類の中でも一番大きな種類で、1mサイズに成長し、過去には180センチの個体もいたとされています。分布はスリランカとインドで、少し地味な黒っぽい体が特徴。とても大きいので、大型水槽で単独飼育しましょう。

種類⑧レッドスネークヘッド

こちらも大型種で、120㎝程度まで育ちます。画像のように綺麗な柄・色をしており、人気です。大きいので気軽に育てることは出来ませんが、水族館でも見られますので、興味がある方は見に行ってみましょう。幼魚の値段は安いので、設備を用意出来る方であれば気軽に飼育を始めることが出来ます。

スネークヘッドは混泳出来る?

小型スネークヘッドなら混泳可能

気になる混泳についてですが、小型種は性格があまり荒くないので混泳可能です。小さな魚を入れてしまうと食べてしまいますので、ある程度サイズの近い魚と混泳させましょう。

中型以上は混泳に不向き

大きくなると性格が荒くなってきますので、混泳に向かなくなってきます。特に大型種は混泳させるとすぐに攻撃しますので、単独飼育した方が良いでしょう。上の画像のように、アロワナとの混泳であれば成功することもあります。

個体差がありますので、上手くいかなかった時は別水槽に移してあげて下さい。

スネークヘッドは通販で買える?

スネークヘッドは通販で売られている

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出典:Amazon

お店でも販売されていますが、もし売られていない、もしくはお店が近くにない場合は通販を利用しましょう。画像のように、スネークヘッドは通販で販売されています。通販は価格に加えて送料もかかりますのでご注意下さい。

種類によって通販価格も様々

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出典:Amazon
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一般的な種類であれば通販価格は安いのですが、画像のように値段が高めの個体もいます。もっと珍しい種類であれば更に価格が上がりますので、色々な種類を見て決めましょう。最初は安価で一般的な個体から始めることをおすすめします。

スネークヘッドのおすすめレイアウトは?

小型スネークヘッドのレイアウト

小型種であれば、画像のように底砂・流木・水草を使ってオシャレにレイアウトするのがおすすめです。小型種は臆病な個体が多いので、隠れる場所が多いほどストレスが少なくなります。掃除のしやすさを優先させたい方は、少しレイアウトをシンプルにすると良いでしょう。

大型スネークヘッドのレイアウト

大型種になるとレイアウトグッズで体を傷つける可能性が高くなりますので、底砂だけ入れるか、もしくは底砂も入れないベアタンクで育てると良いでしょう。ベアタンクであれば、糞や餌の食べ残しを集めるフィッシュレットというアイテムが使いやすいのもメリットです。

スネークヘッドの飼育方法①用意・準備

用意するもの①水槽・照明

水槽サイズは種類によりますので、育てる種類によって選びましょう。小型種は60センチ水槽で育てられますが、中型以上であれば90㎝以上のものが必要になります。大型種は特注サイズが必要になってきますのでご注意下さい。

成長に合わせて少しずつ水槽サイズを大きくしても大丈夫ですが、すくすくと大きくなりますので、すぐに対応出来るようにしておきましょう。照明は一般的なLEDライトで大丈夫です。

用意するもの②フィルター


かなり水を汚しますので、メンテナンスのしやすい上部式フィルターがおすすめです。各水槽サイズに合った上部式フィルターが販売されていますのでチェックしてみましょう。

用意するもの③ヒーター・水温計

日本でも野生化出来たほど低水温には強いのですが、快適な温度という訳ではありませんので、ヒーターを使用しましょう。適温は25度程度ですので、オートタイプのヒーターでも構いません。おすすめのヒーターは下記記事で紹介しています。

用意するもの④カルキ抜き

水道水には有害な塩素が含まれていますので、カルキ抜き剤を使用しましょう。下記記事でオススメのカルキ抜き剤を紹介しています。特にこだわる必要はありませんので、価格で選んでも良いでしょう。

用意するもの⑤餌

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餌は大型魚用の人工飼料が使えます。生き餌を好みますので、生き餌で育てていきつつ、少しずつ人工飼料に慣れさせていくと良いでしょう。生き餌はコオロギやメダカ、金魚などがオススメです。

用意するもの⑥水槽のフタ

水面から飛び出して餌を捕まえる魚ですので、飛び出し事故が多いです。フタをして飛び出しを防ぎましょう。ただフタをするだけでは、フタを跳ね飛ばして飛び出してしまいますので、オモリを乗せておくのが大切です。

飛び出してもしばらくは空気呼吸で生きていられますので、焦らずに戻してあげましょう。

用意するもの⑦レイアウトアイテム

小型種を育てる場合は、レイアウトアイテムも購入しておきましょう。底砂や流木はお好きなものを用意して下さい。水草は引っこ抜かれてしまう可能性がありますので、アヌビアスナナ等のような硬いものがおすすめです。

用意するもの⑧掃除道具

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週に一回、水換えと掃除をしますので、掃除道具も用意しておきましょう。画像のような水換え用ホースと、バケツ、コケ掃除に使うスポンジが必要です。バケツはなるべく大きいものを用意しましょう。

水槽の立ち上げ

水槽を強度の高い場所に設置したら、底砂を入れ、ヒーターやフィルターを設置します。中にカルキ抜きをした水を入れて、機材の電源を入れれば下準備は完了です。

この状態ですぐにスネークヘッドを入れるのではなく、まずはパイロットフィッシュを一ヶ月ほど育ててバクテリアを増やしましょう。そうすることで導入当初のトラブルを防止できるのです。パイロットフィッシュについては下記記事で紹介しています。

スネークヘッドの飼育方法②導入・管理

水合わせをして入れる

画像のように、購入した際の袋を水槽の水に浮かべて水温をまず合わせましょう。30分程で水温が合いますので、次に袋をあけて、少し中の水を捨て、捨てた分だけ水槽の水を入れます。

この作業を3回ほど繰り返したら、スネークヘッドだけ水槽に入れて下さい。水質が大きく変化すると強いストレスを受けますので、袋の中に水槽の水を入れる際は、ゆっくりと入れてあげましょう。

餌やり

餌やりは朝と夕方に、2分ほどで食べきれる量を与えましょう。人工飼料を食べてくれない時は、投げるようにして餌を入れることで、生き餌と勘違いしてくれることもあります。

水換え


週に一回、水換えをしましょう。水換えの際は底砂の掃除もします。水換えホースの使い方は、上の映像が参考になりますので見てみて下さい。また、水換えついでにスポンジでコケ掃除もしましょう。

スネークヘッドの飼育方法③その他

病気について

生命力が強いので病気にはかかりにくいのですが、病気になってしまうと治りにくいのが難点です。予防に努めて、もしかかってしまったら、薬を薄めに使って薬浴しましょう。

基本的には水換えをしっかり行い、快適な環境を保っていれば大丈夫です。白点病になることが多いので、もしかかってしまった場合はメチレンブルーを薄めに使って下さい。

大きく育てるコツ

大きく育てるには、まず水槽サイズが大切です。狭い水槽で育てると、その分小さくなりますので、少し広めの水槽で飼育すると良いでしょう。また、幼魚の頃に餌が少ないと、その後の成長も悪くなります。

スネークヘッドの繫殖について

繫殖は難しい?

スネークヘッドは繫殖が難しい熱帯魚です。オスメスをペアリングさせようと思っても喧嘩してしまう場合も多いので、ペアリングが上手くいけば狙えます。すぐに移せるように別水槽を用意してから、ペアリングに挑戦してみて下さい。セパレーターを挟んでお見合いさせるのがおすすめです。

繫殖行動が始まったら?

ペアリングが上手くいけば、繫殖行動に移ってくれます。種類によって繫殖行動に違いがあり、オスの口の中で卵を保護する種類も。

水草が無いと繫殖行動に移れないものもいますので、水草を浮かべておきましょう。口に含むタイプの場合、驚かせると卵を飲み込んでしまう場合もありますので注意して下さい。

稚魚の餌は?

スネークヘッドはメスが稚魚用の餌を与えます。フィードエッグという餌用の卵を産卵するので、その点は手間がいらないのです。ある程度育ってきたら、稚魚用の餌として定番の「ブラインシュリンプ」を与えていきましょう。

更に育つと共食いを始めることもあります。お腹が減っていなければ共食いしませんので、餌を少し多めに与えると良いでしょう。

まとめ:スネークヘッドとは?

今回の「スネークヘッドとは?特徴・種類・生態・飼育方法や混泳について解説!」はいかがでしたでしょうか?特徴から飼育方法、繫殖についてまで解説させて頂きましたが、非常に興味深い魚でしたよね!

大型種は気軽に育てられませんが、小型種であれば初心者でも育てられますので、是非チャレンジしてみて下さい!飛び出しやすいので、必ずフタを設置しましょう。

スネークヘッドが気になる方はこちらもチェック!

今回はスネークヘッドについて解説させて頂きましたが、他にも熱帯魚に関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。