サバイバルは備えあれば憂いなし
装備すれば生き残る道具がある
文明の利器に守られている現代のモヤシっ子は、いざ電気もガスもネットもない無人島のようなサバイバル生活に放り込まれたら、生き残る確率は低いかもしれません。生存を貫きたいなら、サバイバルで使える道具の装備が必要です。
知っていれば生き残る知識がある
間違いないサバイバル知識をいかに頭に入れているかは、堅実な形で生存率を上昇させるために必要です。食料確保の豆知識、衣食住に関わる豆知識など。日常から脈々と蓄えてきたサバイバル知識の造詣の深さは、いざとなってから物を言いはじめるでしょう。
短期的なら防災グッズで良いけれど
災害発生から2~3日の短期的サバイバルなら、市販の防災グッズで急場を凌げます。やがて自衛隊や自治体の救助や援助にありつける可能性が高いです。しかし無人島や文明と無縁な世界など、自然の驚異も隣り合わせな状況で長期のサバイバルを敢行する時、防災グッズは長期的には役立ちません。
燃料製品は限界が来る
暖を取るには灯油ストーブ、料理にはガスバーナーと、サバイバルでは燃料製品を使えばと考えがちな人もいます。しかしそれは数日間のキャンプでは有用でも、長期的には燃料が続かないのが現実です。となれば機械から離れた生き残り知識が必要なわけです。
サバイバルで生き残る道具と知識①
サバイバルナイフ
あまねく種類のアウトドアなアイテムでも、生き残るために重要度や優先度が高い装備といったら、サバイバルナイフの名が挙がります。衣食住という全てに関わるサバイバル知識をフル活用するとき、このナイフは万能ともいえそうな役割を果たしてくれます。
サバイバルナイフの役割
運良く川や海のお魚を捕らえたら、サバイバルナイフで内臓やウロコを取って三枚におろすこともできます。フォークや箸などを、木の枝から削り出すこともできます。敵に襲われた場合、装備していれば自分を守る武器にもなります。このナイフは強度も高く、知識さえあれば用途が無限大です。
サバイバルナイフ情報
用途 料理、工作、収穫、缶切り、武器、ひげ剃り
値段 2,000円~
サバイバルで生き残る道具と知識②
釣り具
悠然と生き残るために最優先されるのが食べ物ですが、お店すらも周囲に見当たらぬ世界では、食料調達も自力でおこないます。そのサバイバルでは海、湖沼、河川での釣りが、生き残るための生命線です。釣り装備と釣りの知識がちょっとあれば、水域から食料は定期的に確保できます。
必要な釣り具
常日頃から釣りは命を掛ける程の趣味にして釣り具が万全なら、サバイバルの食料確保もスムーズです。最低限でロッド、釣り糸、ルアー、おもり、釣り針の5点アイテムさえあれば、お魚はまんまと釣られてくれます。エサ釣りなら、そのへんの土中にうごめくミミズでも構いません。
釣り具を自作してみる
純朴な釣り具すらないサバイバルに放り込まれたら、釣り具の知識を駆使しての自作です。釣り糸の代用はナイロンの衣服から取り出す糸。竿は細くしなる竹や堅い木の枝。釣り針は転がっている動物の骨や堅い木を削って。ルアーは鳥の羽根などを使用することもできます。
釣れた魚は干物で保存
最低限を超えて大量に釣れすぎたとしても、魚は干物で保存すればokです。サバイバルナイフで頭と内臓と腹骨を取り、ヒラキとします。保存を利かせるには天日干しで水分を抜くことが大切です。塩や保存料を使わずともいぶすことで、干物の保存期間を伸ばせます。
釣り具情報
用途 魚釣り
値段 つり具セット(ロッド、糸、リール、ルアーなど付き)2,000円~
サバイバルで生き残る道具と知識③
漁網
幼少時に虫取り網を装備しては野山で振り回し、大人になっても釣りで漁網やしかけ網を手にしたなど、何かと網を振り回す経験は誰でも身近です。そんな漁網はサバイバル知識を元にすれば、食料確保の観点からかなり使えるアイテムになります。
漁網の役割
水中の魚を釣り上げる装備がなくても、或いは釣りが苦手な人でも、あみがあれば魚の確保はできます。豆知識としては、浅い水中の泥や砂のなかに漁網を入れてまさぐれば、小魚や小エビが取れたりするので簡単です。釣りのサバイバル知識がなくても使いやすいことも魅力です。
用途 魚すくい、動物の捕獲
値段 1,000円~
サバイバルで生き残る道具と知識④
水の容器
中身を飲み干せば捨ててしまう人が続出中のペットボトルですが、サバイバル生活になれば最低限1つのペットボトルが身近にあるだけで、生活力を高めます。身の回りに幾つあってもよく、特別な知識は必要ないけれど非常に大切な道具になります。
ペットボトルの役割
両手で水をすくっても雀の涙ほどですが、ペットボトルがあればひとまず目の前の水を汲み上げることは容易です。水の保存という観点でも、サバイバルに必要なアイテムです。空の2Lペットボトルは、溺れた人にとっての浮き輪代わりとなるアイテムなのは、豆知識のひとつです。
ポリタンク
安価に買える飲料用ポリタンクは、サバイバルの人数が多い場合も使い勝手が一番です。ペットボトルが500mlから2Lなのに対し、ポリタンクは10~20Lの大容量タイプもあります。知識要らずに単純な水の保存ができ、1人なら何度も水くみに行く必要もなくなります。
水の容器の情報
用途 飲用水の容器、その他の容器、浮き輪代わり(2Lの空のペットボトル)
値段 ペットボトルは再利用なら0円、ポリタンク500円~
サバイバルで生き残る道具と知識⑤
鍋
グルメな日々も遠くなるサバイバルも、鍋が1つだけあれば炊事の面での苦労もぐっと減少します。何しろ手元に食材さえあれば、スープや炒め物など、屋外の料理を色々こなせるのだから。レシピの知識が頭に入っている人ほど、サバイバルで毎日使いたいアイテムですが、役割はそれに限りません。
鍋の役割
焚き火により加熱を進めて、生水を安全な飲料水に変える必要があります。その時に最低限で必須なのが鍋です。しかもサバイバル知識では、鍋は武器や盾としても使えるアイテムであり、危険を伴う状況では鍋をヘルメット代わりに装備することも、決して非常識ではないことです。
鉄鍋情報
用途 料理、湯沸かし、水や食料の容器、武器、盾、ヘルメット
値段 1,000円~
サバイバルで生き残る道具と知識⑥
タオル
酷使を日常的に繰り返している地味めなタオルだとしても、サバイバル生活ではたった1枚装備していれば、断然暮らしやすさが違ってくるアイテムです。料理のときも、緊急時にも使えるタオルの知識は、真っ先に頭に入れておきたいレベルです。
タオルの役割
水気を拭き取ることが使命に捉えられがちなタオルですが、サバイバル知識からすればあらゆる役割を持った万能アイテムとなります。例えば灼熱の真夏日には帽子代わりに、料理で火傷をしない鍋つかみにもなります。鼻と口に当てれば防毒マスク、怪我をしたら巻き付けて止血にも使えるのです。
タオル情報
用途 水気の拭き取り、汗ふき、鉢巻、帽子代わり、洗浄用、鍋つかみ(火傷防止)、マスク代わり(防毒)、止血
値段 100円~
サバイバルで生き残る道具と知識⑦
ノコギリ
釘を打ち付けるハンマーの代用ならその辺の石ころで、ビスを固定するドライバーの代用ならそのへんの金属板や鋭角な石ころ。ではノコギリの代わりは?と考えると、ノコギリの代用アイテムは自然界に転がっていません。重要なサバイバルの知識は、ノコギリによって成立します。
ノコギリの役割
生い茂る邪魔な樹木を伐採したり、空き地を広げたり、簡単な小屋を建てたり、ノコギリがあれば必要な環境をその手で生み出せます。火おこし器を制作したり、焚き火の薪を用意するという、サバイバルに必須な役割もあります。ノコギリの重要性は覚えておきたい知識です。
ノコギリ情報
用途 DIY、工作、開梱
値段 1,000円~
サバイバルで生き残る道具と知識⑧
寝袋
快く眠れる布団が身近にない状況でも、寝袋本体とそれを使いこなす知識があれば、サバイバルを生き残る助けになります。普通は寝袋とは普通に中に入って眠るアイテムとしか捉えられませんが、実はサバイバルでは別の用法も存在しています。
寝袋の役割
真冬の避難生活では、布団や毛布があっても外気にさらされて寒いばかりです。それに対してしっかりした寝袋は密閉性が高いので、外気に震えて眠ることを回避できることは、覚えておきたい知識です。冷たい石や床には、座布団代わりに敷いて体の冷えを防ぐ使い方もあります。
寝袋情報
用途 寝具、座布団、クッション
価格 2,000円~
サバイバルで生き残る豆知識①
火を起こそう
人類がウホウホと咆哮を上げていた原始時代の昔から、人々は落雷による火災や摩擦熱により、手頃な火を入手してきました。火起こし方法は、サバイバルでは最上位に位置する重要な知識です。ガスや電気やライターの火力に頼らない火起こしをマスターしてこそ、無人島でも生き残る人になれます。
竹を使った火起こし
火おこし器の制作は面倒ですが、乾燥させた竹のある環境ならこの火起こしの知識が役立ちます。適度な大きさの割り竹と、竹をナイフで削ってワタ状のふわふわを準備します。、サバイバルナイフやノコギリで穴をあけ、竹同士を摩擦させて加熱し、その火種でふわふわに着火します。
回転火おこし器を使う
木と縄を組み合わせ、摩擦熱によって火種を作れる火おこし器はよく知られています。この構造は縦横の棒と絡ませた縄の遠心力により、芯棒が加速して摩擦を起こしやすくするものです。回転火おこし器の作り方は覚えて置きたいところです。
サバイバルで生き残る豆知識②
地図を作ろう
情報と知識を有するものがサバイバルを制すというのは、至って常識的な考え方です。無人島でもどこでも、サバイバルでは何処に何があるのかを知っている人間ほど、生き残る確率を高める賢者となるからです。暇ができたら地図を作って、サバイバル賢者を目指してください。
紙やペンがなくても
非文明化した世界に投げ込まれ、身近に紙もペンというアイテムすらも無くても、サバイバルでは問題ありません。まず流木や文明の成れの果てみたいな木の板くらいは、意外と見つかります。知識を蓄えるためのペン代わりには木炭が使えるので、焚き火時に保存しておいてください。
地図は適当でいい
最低限で書きたい情報は、必要なものや重要な場所が何処にあるかです。自分の小屋がある、川が流れている、湧き水がある、野草の宝庫がある、危険な生物が住んでいる、などなど。地図は適当に描いたとしても、時間がたてば知識が蓄えられたものに変わっているでしょう。
サバイバルで生き残る豆知識③
高台に住もう
満潮の海水面よりほんの数メートルだけ高台方面に住むこと。これは海のそばのサバイバルでは常識的な知識のひとつです。理由としては最低限の水辺の災害に対する備えとなり、情報を得られる利点も含めて、2つの観点があります。
高台で高波と津波を避ける
人間界では地震による大津波や、台風による高波が起きればニュースになり、避難することも容易です。しかしサバイバル生活では津波や高波の情報は誰も教えてくれません。平野部に住むといざとなれば全部流されるだけですが、高台に住めば体と住居の安全は確保されやすくなります。
高台から情報を得る
味気ない無人島でも見晴らしが得られることで、天候や風景が一目瞭然となります。海の近くのサバイバルの知識では、少しでも情報を得ることが重要とされています。そんな意味で、少し高台に住処があったほうが理にかなっています。
サバイバルで生き残る豆知識④
小屋をつくろう
天災で住居を喪失したり、何故か無人島に放り出されたら、最低限で必要なのは住居です。そこではキャンプ用テントは期待できませんが、小規模な小屋をたてれば雨風をしのぎ、サバイバルで生き残るのに役立ちます。モダンな一戸建て住宅は無理としても、専門知識がなくても簡易的建物は作れます。
必要な道具
ここで物をいうのが、木を加工できるノコギリです。釘やロープががなくても、植物のつるや布をロープ代わりにもできます。屋根材は枝やヨシを束ねたものを使うなど、自然なもので工夫を凝らすのもサバイバルの知識です。
インディアンのティピーや縄文人の竪穴住居
過ごしやすい機能性、素人の建てやすさ、無人島でも無理がない小屋でサバイバルに向いているのは、インディアンのティピーや、縄文人の竪穴住居のタイプです。ありあわせ知識で三角錐状の骨組みを作り、枝を束ねた屋根材を取り付ければ、なんとか住める原始人的な小屋は作れます。
サバイバルで生き残る豆知識⑤
雨水を貯めよう
水道水に頼り切った現代ですが、水道がないサバイバルでは、如何に水を確保するかが生き残るため最低限の課題です。近場に川が流れていたり湖があれば大丈夫ですが、無人島だったり都市の断水などで水がないなら、雨水を確保する知識が必要です。
自宅で雨水保存なら衣装ケース
竹筒やビニール袋も雨水を貯めるのに使えますが、自宅でサバイバルをすることになった場合に、手っ取り早く大量に雨水を溜めるなら衣装ケースです。プラスチックの衣装ケースは、1個あたり30リットルや40リットルは余裕で保存できます。雨樋の水を流し込むようにすれば、貯水は余裕です。
飲料用には一度沸かす豆知識
曲がりなりにも雨水や川水を確保しても、それを生で飲んではいけないのは、サバイバルでは当たり前な知識です。湧き水や清流以外の生水は、細菌や寄生虫がウヨウヨし放題で、飲めばお腹を壊すだけです。鍋でいったん沸かしたものを飲むことを、心がけましょう。
サバイバルで生き残る豆知識⑥
食料にできる野草を覚えよう
無意識に踏みしめたり見逃しているのが普通な雑草ですが、その単なる草はサバイバル生活の美味しい食料になったりするのはご存知ですか?美味しくないとは言え、毒なしで栄養が取れるだけでも無人島ではありがたいのです。その辺の食用野草の知識は、できるだけ頭に入れておきたくなります。
最低限覚えたい食用の雑草
雑草魂の象徴的なたんぽぽやオオバコは、茹でて食料とできやすい雑草です。ヨモギやカラスノエンドウなど、誰でも知ってる種類の雑草も食べられます。その辺に生えているから、いちいち保存する必要もありません。いざという時はお魚と一緒に、鍋の材料にしてみても良いのです。
最低限覚えたい山菜
青々しいシダ植物は、都市の日陰でも山地でも見かける草で、若芽は美味しく食べられる山菜と知られます。例えばワラビ、コゴミ、ゼンマイなど、芽がくるくる巻いた種類です。ウドやフキやフキノトウ、ヤマイモなども含め、山菜系の食料の知識はサバイバルに向けて備えていて損はしません。
サバイバル知識を吸収しよう
これから始まるサバイバルを生き残る
月並みの義務教育じゃ先生の指導も期待できないサバイバル知識や豆知識。しかし自ら最低限必要な装備を揃え、食料保存法を知り、知識をコツコツと吸収することはできます。無人島生活や文明崩壊のような長期的サバイバルまで想定し、装備を着々揃えておいても決して損はなさそうです。
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