戦闘機「F-35」とは?世界に普及する最新戦闘機を詳しく解説します!のイメージ

戦闘機「F-35」とは?世界に普及する最新戦闘機を詳しく解説します!

F35とはアメリカの開発した第五世代ジェット戦闘機です。F35はいくつかの国に輸出がされている最新型の戦闘機で日本にも配備がされています。今回は日本の自衛隊にも配備されている戦闘機F35の特徴や性能などを詳しく解説していきます。

2018年10月18日更新

ysakura3928
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目次

  1. 第五世代ジェット戦闘機とは?
  2. 戦闘機「F35」とは?
  3. 戦闘機「F35」の性能
  4. 戦闘機「F35」のバリエーション
  5. 戦闘機「F35」の特徴No.①
  6. 戦闘機「F35」の特徴No.②
  7. 戦闘機「F35」の特徴No.③
  8. 戦闘機「F35」には欠陥がある?
  9. 戦闘機「F35」のデータ流出問題
  10. 戦闘機「F35」は日本にも配備されている
  11. 戦闘機「F35」の配備状況
  12. 戦闘機「F35」は良い機体なのか?
  13. 戦闘機「F35」と他の機体を比較
  14. 戦闘機「F35」の総合評価
  15. 戦闘機「F35」のまとめ

第五世代ジェット戦闘機とは?

jetfightersssさんの投稿
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最新型のジェット戦闘機

第五世代ジェット戦闘機とは、1980年代から2000年代にかけて設計・開発されている戦闘機のことです。有名な所ではアメリカの「F22」やロシアの「Su57」や日本の「X-2」などが挙げられます。どれも最先端の技術を使った戦闘機で、F22はアメリカが独占している最強の戦闘機と呼ばれています。最近になってSu57やX-2がかなり完成してきましたが、まだ完成までは至っていません。

まだ数少ない世代

第五世代のジェット戦闘機は完成している物も含めて数が少ないです。ほとんどの機体が計画段階で停止していたり、中止になったりして完全に稼働しているのは8機程になります。第五世代ジェット戦闘機には過去の期待を近代化改修しているものもありますが、完全に開発されたものはまだまだ少ない状態となります。

戦闘機「F35」とは?

ptitcariblogさんの投稿
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アメリカの開発した戦闘機

F-35 ライトニング IIはアメリカが開発した第五世代ジェット戦闘機です。用途としては統合打撃戦闘機(Joint Strike Fighter)といった形で運用され、開発当初の名前の略称であるJSFと呼ばれることもあります。コンピュータ制御がかなり進化していて、HMDによる360度の視界確保など電子装備ではF22よりも充実しています。

第五世代初の輸出機

F35は第五世代ジェット戦闘機としては初の輸出可能機でアメリカだけでなく、イギリスやイタリア、オランダ、日本などで運用されています。開発の段階から各国からの要望をなどを受けて開発されたF35は幅広い改造をしやすい設計となっていて、その性能は機体によって大きく変わってきます。少なくとも正式にナンバリングされている3種類に限ってもかなり運用方法が変わります。

戦闘機「F35」の性能

catalystaviationさんの投稿
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F35の基本スペック

F35 Lightning Ⅱ(F35Aモデル)

乗員:1名
全長:15.67m
全幅:10.67m
兵器搭載量:8.165kg
最大離陸重量:31.751kg
搭載エンジン:F135-PW-100
最大速力:M1.6(1,931km/h)
航続距離:2,222km

F35は3種類の機体がある

F35にはメインの3種類の機体バリエーションがあって、オーソドックスなCTOL(通常離着陸)のF35A、STOVL(短距離離陸・垂直離陸)のF35B、CV(艦載型)のF35Cが基本的な機体とされています。いずれもそれぞれがアメリカ空軍で使用されていますが、パーツの共有性が高く50%以上のパーツを使いまわすことができます。

戦闘機「F35」のバリエーション

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F-35A

F-35AはCTOL(通常離着陸)タイプで特殊な記号なしでF35となっている場合は、このタイプの事をさします。2011年にアメリカ空軍に配備されて、2016年8月2日以降に作戦を完了できる機能を獲得して以降、このモデルを改修したタイプが各国にも輸出されています。9月23日には、日本の航空自衛隊向けF-35A初号機「AX-1」がロールアウトされています。

F-35B

F35Bはアメリカ海兵隊の垂直離陸が出来るハリアーIIの後継機として使用するためにF35Aを改修したタイプです。垂直離陸ができるのが一番の特徴で、エンジンの排気ノズルを下側に向けることができます。ホバリングもすることができるので、複雑な場所でも離着陸ができる機体となっていますが、その分だけ機体構造が複雑になっていて航続距離と最大積載容量が落ちているのが難点ですね。

出典: https://www.amazon.co.jp

F-35C

F35Cはアメリカ海軍での使用を主とした艦載型の機体です。低速時の揚力を増すために翼面積が増加しているほか、空母への離着陸用の車輪や装置が専用に追加されています。そのほかには空母への収納時に邪魔になる翼の折りたたみ機能や着陸用のアレスティングフックなど他の機体にはない特徴も追加されています。現状でF35Cを運用しているのはアメリカ海軍だけです。

戦闘機「F35」の特徴No.①

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ステルス性を考慮した設計

F35の機体は設計の段階からステルス性を高める設計がされています。具体的には機体の面の角度とつなぎ目を無くすことが重点的にされています。レーダーから照射された波長をできる限り小さくすることを考えられて作られた機体はF22と同様で高いステルス性を発揮します。また機体の接合部などをレーダー波吸収材(RAM)で埋めることで更にステルス性を高めています。

コストを下げたステルス材

F35の機体表面に使われるカーボン複合材にはレーダー波吸収材(RAM)多く使われています。このレーダー波吸収材(RAM)は表面に塗られる塗料にも使用されていて、管理コストなどをかなり下げている効果があります。この手法はF35から行われた方法で、今後もコスト削減の方法として注目されています。

戦闘機「F35」の特徴No.②

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パワフルなエンジン

F35は各国の要望を受けながら開発されたので様々な用途に使える分重量が増加しています。その影響でF35は旧型の双発機体にも匹敵するパワフルなエンジンを搭載しています。ドライ・アフターバーナー使用時のどちらも強力な出力を出すことが出来るので、F35はどのような形態でもスーパークルーズ機能を使うことができ、更には垂直離陸も可能としています。

垂直離陸が出来る可変式

また、F35Bでは垂直離陸を行うために推力を下方向に送るための特殊な排気ノズル「3BSM」を使用しています。このノズルは垂直方向に90度曲げられるだけでなく、エンジンの軸方向に95度まで回転を加えることができます。エンジンを可変させて垂直離陸をするときには一部の排気はダクトを通り抜けて左右の翼や機体前方から排出されます。これによって機体の安定を取りつつ、垂直離陸やホバリングなどを可能にしています。

戦闘機「F35」の特徴No.③

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充実した電子装備

F35の電子装備は近年の電子機器の進歩の影響を受けてかなり充実しています。電子装備の充実具合ではF22を勝ると言われていて、今後の更なる進歩が期待されます。F35のコックピットはHMD(頭部装着型ディスプレイ)を使う事によって360度の視界を得ることが出来る「イーグルアイ」というシステムがあります。これによって視界の確保だけでなく各システムなどを機能的に映し出すことができます。

ステルス性を気にしたウェポンベイ

従来の戦闘機では兵装は翼の下にあるウェポンべイに搭載してしまっていたのでステルス性や速度に大きな影響を与えていましたが、F35のウェポンベイはF22と同様に胴体への格納式となっています。これによって通常の飛行時にはステルス性などに影響を与えずに飛行できるために大きな貢献を果たしています。ウェポンベイには最大で8tの兵装を装備することができます。

戦闘機「F35」には欠陥がある?

ソフトウェアに欠陥?

F35が完成した当時はまだシステム面が甘くソフトウェアに欠陥があることがわかりました。主に空中戦闘でのシステムに欠陥があったらしく、試験を行ったF16との試験戦闘で撃墜される事態が起こっています。しかし、その後改善したシステムでF16と試験戦闘を行った結果、単機で27機ものF16を撃墜することに成功しています。

機体の欠陥

F35の機体はかなり重量級の機体となっているのですが、旋回の時に問題があって能力を制限しています。そのせいで従来の戦闘機と同等かそれ以下の能力になってしまい、ミサイルなどを避ける際の懸念になっています。また緊急脱出用の射出座席においてパイロットの体重が62kg以下だと脱出時に回転が発生してパイロットが死亡する可能性があるとしています。

戦闘機「F35」のデータ流出問題

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中国のクラッカー

F35は過去に中国からのクラッカーによって機体データの一部を盗まれたとしています。盗まれたデータはレーダーや電気系統のもので、将来的にF35は中国の戦闘機に電子戦で優位性がなくなるとされています。中国が開発中のJ-31はエンジンが双発型であることを覗くとF35にソックリなことから、盗まれたデータが使用されて開発されたのではないかとされています。

数度に渡るスパイの活動

またF35は数度に渡るスパイ活動にあっていて、その度に情報が持ち出されようとしています。特に機体の電子系データに関しては狙われやすいようで、最終的には下記の文章にあるようなステルス技術の基幹部分に及ぶ情報までもが流出してしまっています。

F-35のレーダーやエンジンの図式、噴出ガスの冷却方法、リーディングとトレイルエッジ処理、AFTデッキヒーティングコンツアーマップといったステルス技術の基幹部分

戦闘機「F35」は日本にも配備されている

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42機のF35

F35は日本にも配備されています。配備されている機体は全部で42機で、1機当たりの価格が100億程となっています。平成24年から配備が開始されていて、各国で生産されたF35が日本用の機体として改修されて配備されています。しかし、F35(AX-6)とされている機体では機関砲や赤外線ホーミング誘導方式の短距離空対空ミサイルが運用できないため早急なアップデートが望まれています。

今後も追加の見通し

日本政府はF35について今後も配備数を増加すると発表しています。機体の価格については言及していませんが、F15などよりも価格は高いことは確実なのでそれほどの価格の価値があるのか検討がされています。また護衛艦いづもなどに垂直離陸が出来るF35Bなどの採用を検討しているという情報もあり、今後の配備について様々な噂がされています。艦載機型のF35Cではなく垂直離陸型のF35Bが選ばれている理由には機体整備の複雑化などの問題が挙げられます。

戦闘機「F35」の配備状況

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各国で数十機の運用

F35は協力開発している国に多く配備されていて運用されています。特に協力の多いイタリアやイギリスでは100機を越えるF35を運用しているほどです。運用されているF35はほとんどがF35AとF35Bで占められていて、空軍と海軍に配備されています。また優先顧客とされているイスラエルには協力国についで数が多い50機が配備されています。

価格に見合う性能はあるか?

F35の価格は決して安いものではありません。その価格は本当に性能と見合ったものなのかと各国で議論され、配備数の削減などの価格の討論につながっています。日本でも年々自衛隊などへの予算が削減されていますので、F35の増加配備は問題視されている面も多いです。では、実際にF35は弱い機体なのでしょうか?

戦闘機「F35」は良い機体なのか?

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F22と比較すると?

現在世界最強とされているF22と比較をしてみると、流石に様々な面で負けている部分が見られます。主に最大速度や巡航距離など基礎的な性能で力不足ということが明らかになります。しかし、逆に電子装備の性能や生産価格の面ではF35の方が優れている面もあります。やはりF35はF22と比べて価格を落とした汎用機体という面が感じられますね。

決して悪い機体ではない!

F35は初期のソフトウェア問題や技術漏洩によってマイナスのイメージが強いですが、機体が改善されてからのテストなどでは従来の戦闘機を超える性能で大変良好な結果を出しています。F22には届かなくても十分な性能を発揮するステルス戦闘機なので配備する意味は十分あるでしょう。日本で活躍するF15ももう少しで退役が決まっているので、その後続としては適切な機体になるでしょう。

戦闘機「F35」と他の機体を比較

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F15と比較

現在日本で活躍しているF15と比較すると流石に性能的に大きく差が出ています。機体の基礎性能である最大速度はF16がやや上回っているものの、兵装を除いた数値なので実践で兵装を積んで飛行した場合、F16の最大速度はもう少し減少します。しかし、F35は機体内部のウェポンベイが存在するので重量増加の僅かなロス以外には性能は変化しません。

Su57と比較

同じ第五世代のSu57と比較するとやや性能的に劣る面が見えます。電子装備やステルス性においては同等の性能を発揮しますが、最大速度や巡航距離などが負けてしまいます。Su57はF22と同等の性能を目指した機体とされているので、この結果は妥当な結果となります。Su57は生産価格が低めとなっているそうですが、具体的な数値は判明していないのでF35の生産価格とは比較はまだできません。

戦闘機「F35」の総合評価

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性能面はそれなりの機体

F35はF22やSu57といった第五世代ジェット戦闘機の最高クラスには手が届きませんが、従来の戦闘機からは性能が向上した良い戦闘機となります。特に従来の戦闘機よりも遥かに向上したステルス性と電子装備は先頭面ではかなりの優位性があるので、それだけでも十分な価値があります。垂直離陸などができて汎用性が高く、様々な部隊で使える点も現代戦術ではかなり有効な機体です。

目立つ問題点の解決が急務

機体の基礎性能などは悪くないので、問題が明らかになっているソフトウェアや一部の機体問題を早急に解決するのが急務でしょう。開発元であるアメリカなどでは既にかなりの問題が解決したF35が運用され始めているので、そのデータによって改善された機体が配備されるのを期待しましょう。

戦闘機「F35」のまとめ

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戦闘機「F35」のまとめ

戦闘機F35については性能や特徴などお分かりになったでしょうか? 今後開発が進むとされる第五世代ジェット戦闘機の中でも各国に配備されているのはF35だけです。退役する機体が増える中で、F35の需要も高まっていくことから、今後も配備数が増えるのは間違いが無いでしょう。

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