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玉ねぎのみじん切りの簡単なやり方10選!こんな裏技あるの!

料理をするときに簡単にできるとかっこいい玉ねぎのみじん切りですが、実は人により様々な考え方、方法が存在します。和食でもイタリアンでもフレンチでもよく使われる食材なので色々な裏ワザがあるのも玉ねぎのみじん切りの面白い所です。
2020年8月27日
HI-D
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玉ねぎのみじん切り

みなさんが料理をするときに,初めはなかなか上手くやり方がわからないのが玉ねぎのみじん切りではないでしょうか?丸形であることと玉ねぎ特有の成分の影響で、切るときに涙がでてしまうことがあうかもしれません。コツを知ることによって簡単に涙は防げますし、一瞬で仕上げる裏ワザも存在します。仕方によって対応する料理や利用方法が違うのでそういった点も見ていきましょう。

古今東西で玉ねぎは利用されている

玉ねぎの歴史は古く、太古の昔から人類と共に繁栄してきました、そのため様々な切り方、地域により色々な手順での調理方法が発展してきました。また、切ると涙が流れてくるのも有名ですね。これは玉ねぎに含まれるアリシンという成分が気化して目を刺激するため起きる現象です。涙が流れてきたら換気扇を回すと空気の流れが出来て涙が流れにくくなります。ただ、この涙がでる原因になる成分は体に良いものなので、出来るだけ減らさないようにしたいものです。

玉ねぎの種類

玉ねぎには多くの品種があります。問題は玉ねぎは暑さに弱く、日本では秋~春までしか生育できず5月には休眠してしまいます。そのためヨーロッパに多い長日条件下でしか結球しないタイプのものは日本では収穫出来ません。そのため、古い品種でも9月にタネを蒔いて5月には収穫出来る早生種です。極早生種であれば9月に蒔いて3月には収穫できますし、小玉の貯蔵が可能な品種は3月にまいて5月に小玉をとり、9月に小玉を再度植え付け冬に新玉ねぎを収穫するという方法もあります。

スーパー北もみじ

米国種と北海道空知のそらち黄とのF1品種で、やや晩生ですが長期の貯蔵が可能な特筆すべき品種です。乾腐病に強いのが特徴で、品質が良く玉のそろいが抜群の品種です。タネの発芽率も抜群なので家庭菜園などに良いでしょう。

マッハ

玉ねぎ栽培の定番品種で、ソニックと並び極早生であることが名前の由来です。早春からの肥大率が高く、玉揃いがよいのでオススメです。タネだけではなく苗の販売もあるので試してみると良いでしょう。種から育てる場合は年内の肥料は押えて、2月頃に肥料を与えると上手くできます、ただし、窒素肥料が強いと品質が低下するので気をつけて下さい。

玉ねぎはオリゴ糖の宝庫

玉ねぎは甘味の強い野菜の一つで、オリゴ糖を多く含んでいます。乳酸菌の餌になることで有名なオリゴ糖ですが、人体にはあまり吸収されないので特徴です。キムチや漬物など乳酸菌が多く含むものと食べるのがオリゴ糖を活用するコツです。また、サラダ用の生で食べられる玉ねぎはより多くのオリゴ糖を含んでいるとも言われるので、玉ねぎを上手く活用するのも健康維持の良い方法かもしれません。

玉ねぎのみじん切り:コツ1

まず玉ねぎのみじん切りには玉ねぎのサイズで簡単にできるかどうかが決まります。300グラムを超える玉ねぎは簡単には切りにくいので、できれば200~250グラムほどの玉ねぎを使うと簡単にできます。片手で握ってみてちょっと小さいくらいがベストです。というのも、大きい玉ねぎは包丁の動きを大きくしなければいけないのでコツがいり、初心者にはコツがいらない簡単にできる小型のものでないと上手くいかない可能性があります。

新玉ねぎは大きいものがある

新玉ねぎというと若い新しい玉ねぎの様に思えますが、実は新玉ねぎは一度小玉で収穫した玉ねぎを秋に植えて、冬に収穫出来るようにしたものも混じっているので思ったよりも大きく、同時期に販売されている普通の玉ねぎよりも二回りくらい大きいものが販売されていることもあります。しかし、新玉ねぎは皮が柔らかくて切りやすいので練習にはもってこいかも知れません。

玉ねぎのみじん切り:コツ2


みじん切りには大きく分けて2つのやり方があります。切るときの大きさや丁寧さが粗いのが粗みじんとよばれ、主にハンバーグやスープなどに使われる仕方です。みじん切りと呼ばれるものはさらに細かく練り物や料理のベースなどに使われる仕方です。つまりは玉ねぎの食感を残すか残さないかで仕方を変えると料理の幅が広がります。ただ細かくするだけでよければハンドミキサーで細かくするという裏ワザもあります。ソースに隠し味として使う場合に食感が残るのを防ぐことが可能です。

みじん切りの様々な利用法

ビシソワーズなどの玉ねぎが主役にならないスープやミートソースなどで使う場合には細かく刻むやり方で、オニオンスープや魚介のスープなど原型をとどめて食感を出したいばあいには粗みじんのやり方で使い分けると料理の技術が上がります。料理が美味くなるコツは使い分けと味の調整なので、ヨーロッパでは必ずダシの代わりに野菜を使います。洋食が上手になるにはこの野菜使いをマスターすることが一番のコツです。

玉ねぎのみじん切り:コツ3

玉ねぎを切る時にはどんな裏ワザよりも下準備が大事になってきます。下準備が出来ていなければみじん切りにゴミや汚れがついてしまいます。そういったことを防ぐためにきちんとした準備をしていきましょう。まず前提として、包丁が切れなければ仕方が無いので充分に切れる包丁を用意します。切れなければ関孫六から出ているシャープナーを使うとまるで研いだばかりのように切れ味が戻ります。両刃の包丁も片刃用のもので左右研ぐという裏ワザもあります、驚くほど切れ味が戻るので試してみて下さい。

玉ねぎが包丁の基本

玉ねぎを切るのが上手くなれば他のどんな野菜も切ることが出来るようになります。力の入れ方や指使い、スピードの上げ方など料理人の多くは玉ねぎから全てのコツを学びます。包丁使いのコツが全て詰まっているので、これから先料理人を目指す方や、主婦になりたてで包丁について学びたいかたはまず玉ねぎをマスターする事が大切です。玉ねぎの次にトマトを学ぶと良いでしょう。

玉ねぎのみじん切り:コツ4

玉ねぎは皮が何層にもなっている野菜なので、隙間に汚れがある場合があります。皮付きでも皮を剥いてからでもよいのでしっかり洗いましょう。中には表面上は綺麗でも中がカビていたりものがあります。玉ねぎを剥きやすくするコツの一つとして皮を湿らせるというやり方もあるので一石二鳥かも知れません。この方法ですと玉ねぎの皮が割れて細かくなるのを防ぐ事も出来ます。

玉ねぎをどこまで剥くか問題

玉ねぎを剥いている手順では、どこまで剥くかと言う問題がでてきます。ちなみに茶色い皮を剥いている時点では涙がでることはないのでご安心ください。白い部分の一番外側は上部が茶色い皮になる寸前だったりと中途半端な場合が多いので剥いて良いのか悩みますよね。結論から言うと剥いてしまって問題ありません、むしろ外側は口当たりが悪いのであまり使われません。ただし、スープの具材にするなどやり方によっては美味しくいただけます。

玉ねぎのみじん切り:コツ5

格式高いレストラン働いてると、玉ねぎを剥くときに絶対に手で剥くなといわれ、ペティナイフでバナナの皮を剥ぐような仕方を教わります。ですが、それだと慣れるまでは逆に時間がかかってしまうので別の方法をとると良いでしょう。皮むきの基本としてまず根と頂点を切り取るという作業がありますが、これを手順の一番はじめにやって下さい。つぎの手順で縦に二つに切ります、これが裏ワザです。すると側面から手でも簡単に剥けるようになるでしょう。

皮を剥かない料理もある

仕方の無いことですが玉ねぎの皮というと最初の手順で剥いてしまうものというイメージがあります、ただ実際には剥かない場合もあり、簡単なローストなどでは皮ごと調理する事により独特の香りがついて美味しく食べられます。その際にオニオンスープが共に出されて、ローストオニオンの中身をちぎってスープにつけて食べる事もあります。また、コンソメを作るときに、色づけのために玉ねぎの皮を漬け込むというやり方もあります。

玉ねぎのみじん切り:よく聞く裏ワザ

みじん切りの裏ワザとしてよく聞く裏ワザに、半身にしたものに縦と水平に切れ目を入れていきスライスするという裏ワザがあります。これは簡単な発想で、確かにこの裏ワザで四角い粗みじんにはできますが、かなりコツをつかまないと時間がかかるのと、この仕方だと細かいみじん切りが作れないという欠点があります。何より、コツをつかんだとしてもこの切り方をしている人は手順が多すぎて格好良くみえません。


応用方法

この方法の理論で言えば、四角く切れ目をいれたものをスライスすれば、みじん切りになるという安直なものですが、応用することによって新たな方法として使う事が出来ます。つまり逆にスライスしてしまったものを四角く切ったほうが圧倒的に楽で綺麗な仕上がりになると言うことです。ただし、スライスベーコンの塊を崩さずにみじん切りできるくらいの中級者がやってはじめて成功する方法ではあります。初心者にはどちらにせよやや難しい発想です。

玉ねぎのみじん切り:道具を使う裏ワザ

玉ねぎのみじん切りの時に何より困るのが玉ねぎがズレる事です。これを防ぐために刃厚が薄いペティを使ったり、細かい指使いで防ぐ事が多いです。主婦であれば数年で自然と会得すると思いますが、道具を使ってズレを防ぐ方法があります。清潔な布でくるんだ砥石で両側から挟めばそう簡単にはズレることがありません。ただし、砥石の高さが玉ねぎより高いと切る時に上下のズレを防ぐために押さえる事が出来なくなるので、玉ねぎより高さのないものを使いましょう。

重いものであれば何でも大丈夫

砥石がなくても重くて挟めるものであれば代用可能です。ブロックやレンガなど重くて四角いものであれば問題はありませんが、やはり高さの面でみてみると砥石が一番だと思います。押えなしでやる場合は、切れる包丁で切るのはもちろんですが、ズレない様に包丁を持っていない方の手で上手く玉ねぎを押えなければなりません。ただしこれさえ出来てしまえばほとんどのものをコンカッセやアッシェにすることが出来るので挑戦してみてはいかがでしょうか。

玉ねぎのみじん切り:スタンダード!和食の方法

和食では繊細な包丁さばきが求められますが、現在流派を意識して独特の方法をとる人は稀で、ほとんどの人が主婦と同じスタンダードなみじん切りを行います。手順はまず玉ねぎの芯は抜かずに真っ二つにしたものを、芯を切らないように縦に包丁を入れて、丁度スライスの寸止めで繋がっている状況にします。このとき力を入れて切ると切りやすいので押し切りにする人が多いです。その後今度は縦に切っていけばみじん切りになります。ただ四角い形のみじん切りにはならないので、その後細かく叩く事が多いです。

和食での利用方法

玉ねぎのみじん切りというと和食の店では、和風ハンバーグや味噌汁、それから鶏肉や小魚の南蛮に利用したりします。なかなか万能なので多くの店で必要とされていますが、洋食の店ほど大量には作らないので、みじん切りだけであれば和食の料理人よりも洋食の料理人のほうが優れているかも知れません。最近では和食居酒屋などもあるので玉ねぎのみじん切りを使う機会も増えてきており、和食でもそのうち必要不可欠になるのでは無いでしょうか。

玉ねぎのみじん切り:簡単?フレンチの方法

フレンチでは玉ねぎのみじん切りをよく使うので様々な仕方がありますが、そのうち独特なものをご説明します。手順はまず芯を抜いて二つに割ったものをスライスします、それを半身の3分の1ずつにわけて横から扇状に切って行くだけなので説明するのは簡単ですが、コツをつかまないと玉ねぎがバラバラになってしまい上手くいかないので何度かチャレンジしてコツを確かめる必要があります。まず玉ねぎをスライスするときにズレが無いように押さえ方を工夫するのが一番のコツかも知れません。

フレンチでの利用法

フレンチでは玉ねぎの種類が多く、スープ用、ロースト用、サラダ用など様々な特化した品種があります。基本的に料理の基礎として利用されているミルポワの原料として使われていることが多いです。どのような料理でもミルポワがあるだけで味に深みが増し、ソースなどに使えばほどよい甘味が食欲をそそります。パスタのソースなどにも多用されており、玉ねぎが無ければ始まりません。

玉ねぎのみじん切り:オススメ!イタリアの方法

イタリアンでは手作りが重んじられ、畑で作った人の思いも考えるように教わりました。そのため、一つ一つを丁寧にやることが大事で、忙しいからと雑な料理を出すことがありません。そのために効率よく美しく切るやり方が生まれました。スタンダードなやり方では芯を反対側に置き、縦に寸止めでスライスしていきますが、このとき縦では無く放射状に切れ目を入れていくと言う裏ワザを使うだけで、後は横にスライスしていくだけで美しく四角いみじん切りができます。

イタリアンでの使い方


イタリアンでもフレンチ同様に料理の基礎としてソフリットというものがあり、玉ねぎのみじん切りが原料の一つとなります。ピザのトマトソースや、ラグーなどのミートソースなどによく使われています。フランスのブイヤベースなどのようなスープ料理にもよく使われるので、試してみると良いでしょう。ドライトマトとソフリットは相性がよいので、トマトソースやトマトスープなどを作る際に入れると格段に味が深みを増します。

玉ねぎのみじん切り:機械を使ってしまう方法も

玉ねぎを切る時に目に刺激があるのが嫌なかたは仕方が無いので思い切って機械を使うという方法もあります。形が無くなったり、仕上がり時に綺麗な四角いみじん切りである必要無い場合には機械を使っても問題ありません。ハンドミキサーが一番細かくなりますが、クイジナートや普通のミキサーを使うという方法もあります。料理の仕方やみじん切りの仕方によって味が多少変わりますが、下味程度であれば逆に早くしあがり良い方法かも知れません。

ミキサーでやる場合

ミキサーでやる場合にはまず皮を剥いた玉ねぎから芯を抜き、12等分くらいにこまかく切ってからミキサーに入れましょう。なぜならミキサーを利用するときに大きなまま入れてしまうと、ミキサー内での撹拌機能が上手く機能せず仕上がりに酷いムラができてしまうからです。ある程度細かく切ってあれば均等に処理されるので、ミキサーにかける秒数などでみじんの粗さを調節する事が出来ます。

玉ねぎのみじん切り:涙が出ることを防ぐ方法

涙が出ることを防ぐ方法は二つあります。まず、目が疲れていない状態じゃなくする事により涙がでることを防ぐ事ができます。同じように目薬をさしてから玉ねぎを切ると涙がでる原因となる目への刺激をある程度防ぐ事が出来ます。次の方法は玉ねぎの切り方です、汁が多く出れば出るほど成分が気化するので、それを防ぐために包丁に力を入れないようにして腕の上下運動によって玉ねぎを切るようにします。そうすることにより細胞が潰れるのを防ぐことができ、汁の流出も結果的に防ぐ事になります。

押し切るのではなく切り裂く

玉ねぎに限らず、野菜を切るときには力で押し切るのではなく切り裂くイメージで切ると良いでしょう。玉ねぎの場合は成分が流出気化して涙が出る原因になるのもそうですが、その他にも押し切りをしたときと上手に切った時の断面の違いがあります。断面がつぶれていると玉ねぎはあまり長い間保存できなくなり、仕舞いにはグチャグチャに溶けるように腐ります。しかし、断面が綺麗に切れていると長期間保存が利き、長い間おいても腐らずに乾燥していくだけです。

玉ねぎのみじん切り:辛味を抜く方法

みじん切りを生で飾りやサラダに使う場合には辛味を抜く必要があります。手順としては、火が入らない程度のお湯にしばらくつけて無理矢理成分を抜くやり方と、長時間流水につけるやり方があります。イタリアンやフレンチでは最後の手順でみじん切りをプレスして水分を抜く事が多いです。料理によって手順の付け加えや、手順の順番を変えることが大切ですが、食感を大切にしたい場合は流水で、急ぎたい場合はお湯で辛味を抜くと良いでしょう。

辛味成分の利用

ニンニクでも同様ですが、辛味や臭いの元になる成分は硫化アリルの一種であるアリシンです。殺菌抗菌作用が非常に強いため防腐剤の代わりに使われていたこともあるほどです。しかし、この成分は腸内細菌を殺してしまう事もあるので大量摂取はいけません、ビタミンB1と結びつきアリアチミンに変化します。アリアチミンはビタミンB1が強化された物質なので疲労回復効果が抜群に高いのが特徴です。

まとめ

玉ねぎは世界中で愛される食材で、日本の品種の由来もヨーロッパのものが多いです。そのため、和食よりも洋食のに使われることが多いので、みじん切りの種類も沢山あります。自分に合ったやり方でやるのが一番なので、参考にして頂けたら幸いです。玉ねぎが上手く切れる様になるだけで料理の腕は上達するので、料理の練習には良いかも知れません。