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そば打ちが自宅でできる?初心者でも簡単!打ち方のコツと必要な道具をご紹介!

そば打ちに興味を持ってみたはいいものの、自宅でそば打ちをする方法や道具、材料がわからなくて結局挫折……というのは、意外と多くの人が体験していることだったりします。そば打ちに興味を持った人のために、レシピや材料からそば打ちの簡単なコツまでご紹介していきますね。
更新: 2021年1月13日
水城たんぽぽ
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そば打ちは意外と簡単にできる?

夏場のざるそばや年末の年越しそばなど、けっこう身近にある「そば」ですが、大抵の場合その麺は買ってくるものであり、自分で手打ちそばに1から挑戦していこうと考えることは少ないと思います。

そば打ちそのもののイメージとしては「敷居が高い」「専用の道具が高い」「手打ちは手間がかかる」といったものが殆どなのではないでしょうか。

しかしそんなことはありません。本格的な道具を用意せずとも、そば打ちに必要な道具のほとんどは自宅にある物で代用できるんですよ。

そば打ちのために用意する道具

まな板・ボウル・包丁

どれも一般的な家庭に置いてあるものをそのままそば打ちに使ってしまって大丈夫です。ボウルは「こね鉢」という道具の代用になりますが、プラスチック製のものでも特に問題ありません。中で粉と水を合わせてこねるので、両手が入る程度の大きさがあったほうが使いやすいでしょう。

包丁のほうも、使いやすさを考えるのであれば刃が真っすぐになっている菜切り包丁などがあればベストですが、文化包丁や三徳包丁などの一般的なものであってもそば打ちには特に問題はありませんよ。

麺棒

高級なそば打ち専用の物もありますが、もちろんそんな高いものを用意しなくても大丈夫。100均やホームセンターに置いてある安いものでも家庭でそば打ちをするぶんには全く問題ありません。

ホームセンターでサイズの違う2本をまとめて買ったとしてもせいぜい600円程度で用意できちゃいますよ。本格的な打ち方をしてみたい人や、そば打ちを失敗したくない人は麺棒の両端に持ち手のついた物を選ぶと良いでしょう。

こま板

こま板というのはそば打ちの最後に、そばを切っていく段階で使う道具ですね。これを使うことで麺の切り幅を均等に揃えやすくなり、麺を茹でる際の茹で上がりのムラが無くなるもの。

もちろんあると便利ですが、そもそも初心者の打ち方ではこま板があっても均等に切れるとは限りませんし、麺の切り幅にそこまでこだわらないのであればこま板を使用せず手こまで切っていく打ち方でも特に問題はありませんよ。

打ち台

平らなテーブルがあればそこを使ってしまっても問題ありません。60センチ程度の大きさをした板があればいいので、版画板などがあればそれがベスト。ステンレスの調理台などでも構いませんが、どれを使うにせよ打ち台は粉で結構汚れると思いますので注意しておくようにしましょう。

そば打ちに必要な材料は?

そば粉

そば打ちをするのに欠かせない材料がこのそば粉ですね。スーパーでも販売していますし、最近では通信販売などでも取り寄せることができるので簡単に用意できるかと思います。

材料に本格的にこだわりたい場合は道の駅などに訪れた際に見てみると、その土地で育てられたそば粉が手に入る場合も多いようですね。もし近所のそば屋さんと仲がいい場合はそば屋さんに相談してみると、入手できる場合もあるようですよ。目安として2人前程度のそば打ちなら160gから200gくらいあれば問題ありません。

つなぎ粉

そば打ちの最初の段階で使う材料で、こね鉢またはボウルの中でそば粉と混ぜ合わせる材料です。つなぎ粉などと呼ぶとそば打ち専用の材料のように感じますが、要するに小麦粉や強力粉などのことですね。

自然著や鶏卵などをそば打ちに用いるものもあるようですが、そばの打ち方に慣れないうちは特に気にせず小麦粉で良いでしょう。こちらも2人前のそば打ちを目安とした場合、使うのは40g程度になります。


打ち粉

打ち粉はそば打ちの最後の段階で、そばを伸ばしたり切る際に使うものになりますね。基本的にはそば粉と同じものをあらかじめ分けておいて使うのが一般的なようです。片栗粉などで代用もできますが、あんまりオススメできるものではありません。

打ち粉は代用品などを考えず、そば粉から分けて用意しておいた方がよさそうですね。打ち粉はそば粉と混ぜ合わせたりするわけではないので、打ち方にもよりますがそれほど多く打ち粉を用意する必要はないですよ。

そば打ちの最初の段階で、粉どうしを混ぜ合わせる際に必ず必要になりますので用意を忘れないようにしましょう。量としてはそば粉・つなぎ粉を合わせた量の半分程度がベストになります。

2~3食ぶんくらいのそば打ちであれば、そば粉160gにつなぎ粉40g程度で合わせて200gの半分になるので、100g程度あればそば打ちに使う量として問題は無いでしょう。

初心者でも自宅で簡単なそば打ちの方法:手順①

水回し

まずはそば粉とつなぎ粉を混ぜる

そば打ちの一番最初の段階としてまずは、ボウルにそば粉とつなぎ粉(小麦粉)を入れて指先で混ぜていきます。コツはボウルの底から指先ですくい上げるようにして混ぜること。

水を入れる前にこうして粉どうしをしっかり混ぜ合わせておかないと、水を加えた際に混ぜムラができてしまうので注意しましょう。上手なそば打ちのためには、この最初の段階がとても大事なんです。

水を加えてさらに混ぜていく

しっかり粉どうしを混ぜてから、あらかじめ用意しておいた水を加えましょう。最初に入れるのは打ち用に準備した水のうち、だいたい半分から三分の一くらいにしておきましょう。

コツは粉の中心にくぼみを作ってからそこに水を流し込むこと。水分の多い場所に周囲の粉をかけるようにして水が粉全体を均一に回るようにしましょう。

残った水をさらに半分入れて混ぜ、均等に混ざったらまた半分ずつ加えていきます。水が全体に回って粉がかたまりになり始めたらそば打ちの第一段階は完了ですよ。

初心者でも自宅で簡単なそば打ちの方法:手順②

練り

そば打ちの第二段階がこの練りになります。水回しの後はかたまりになった粉を粘土遊びの感覚でこねていきましょう。最初のうちは饅頭のような形を目指してこねていきましょう。

あんまり長くこねていると生地が温かくなってしまうため、こねる時間はだいたい1~2分程度を目安にしましょう。最終的にはおにぎりのような三角錘を目指すと次の手順がやりやすいですよ。

初心者でも自宅で簡単なそば打ちの方法:手順③

延し

まずは手で延していく

延し作業の前に、こねて作った三角錐に打ち粉をふりかけておきましょう。それから打ち台の上で三角錐の頂点を押し潰すようにして広げていきましょう。

できるだけ全体の厚みを均等にして、綺麗な円形を作るようにするのが打ち方のコツです。ある程度の大きさまで広げたら、麺棒でのしていきましょう。これもそば打ち全体に言えることですが、生地の厚さを均等に保つのは重要になりますよ。

麺棒で延していく


麺棒を使うときは、円の半分くらいの部分を均等な圧力で延していきましょう。生地を少しずつ回転させながら少しずつ大きくしていくのですが、だいたい目安として直径が30㎝くらいになるまでこの作業を繰り返していきましょう。

生地が広がったら再び打ち粉をふりかけてから、麺棒に巻き付けていきます。そば打ちと聞くと、この延していく作業の事をイメージする人が多いのではないでしょうか。

棒に巻いてさらに延していく

麺棒に巻くときのコツとして、手前のほうから巻いていくようにしましょう。巻いた状態でほんの少し力を加えながらゆっくり転がしていき、数回転がしたら麺棒の向きを180度回転させてから生地を広げて、もう一度手前のほうから麺棒に巻いていきます。

後は同じようにゆっくり転がして、次は90度回転させて同じことを繰り返します。それが終わったら再度180度回転して、繰り返し。うまく行っていると生地が四角形に広がりますので、後は全体が同じ厚さになるようもう一度延してから、そば打ち作業は次の段階に入ります。

初心者でも自宅で簡単なそば打ちの方法:手順④

たたみ

四角に整えたら次はたたんでいきます。そば打ちの際のたたみ方は色々あるのですが、今回は初心者にも簡単で作業が手早く済む6枚たたみを紹介していきますね。手順としては二つに折りたたんだ生地を、続けて三枚折りにしていくだけ。

封筒に入れる便せんと同じ要領で畳んでいくのがコツですね。そば生地の幅が包丁より短くなるようにしないと後で切る時困るので、長さは意識してたたみましょう。

初心者でも自宅で簡単なそば打ちの方法:手順⑤

切り

実際に切っていく前に

いよいよそば打ちの最後の作業ですね。生地をたたみ終えたら後は切るだけです。最初にまな板の上に打ち粉を軽くかけてから生地を乗せると良いでしょう。

こうしておくことで生地とまな板の間に打ち粉が小さな隙間を作り、切った時の切り損じが出ないようにできます。手こまではなくこま板を使う場合は、切る前の生地にも打ち粉をかけておくとこま板が滑りやすくスムーズに切っていけますよ。

太さを揃えて切っていく

後はもう本当にただ切っていくだけなので特に難しいこともないでしょう。コツとしてはキャベツの千切りと似たような感覚で切っていくのがベストですよ。とはいえ押し切りのような感じでも特に問題はありません。

太さも自分の好みでOKですが、茹で上がりを均一にすることを考えれば太さは揃えておいた方がいいですね。茹でるとそばは少し太くなりますので、そのことを考えて切るようにしましょう。これでそば打ちは完了。後は茹でて食べるだけです。お好みのレシピと材料で美味しくそばを味わいましょう。

そば打ちの時に気を付けるべきことは?

そば打ちする環境が重要

そば打ちをする際に、道具や打ち方だけでなく事前に注意をしておくべきポイントが「そば打ちをする環境」ですね。室温が高い場所・直接日光が当たる場所では加水しても水分がすぐ蒸発してしまい、どれだけ打ち方に気を付けていてもそば打ちがうまく行きません。

冷房や扇風機などの風が直接当たる場所もそば打ちをする際には避けましょう。気温の問題が解決しても、そばが乾燥してしまっては結局そば打ちがうまく行きません。

そば粉の保存方法には要注意

そば打ちに関して最も重要とされるのが、そば粉の保存方法ですね。可能であればそば打ちをするたびに挽きたての新しいものを用意するのが良いのですが、とても簡単なことではありませんよね。まず30度を超えるような場所は絶対にダメです。

冷蔵庫などでの保存も悪くはないのですが、冷えた状態から常温に戻る際にそば粉が結露し、そば打ちの時に水分と香りが抜けてしまう恐れがあるのでベストな保存方法とは言えません。可能であればお米を保存するような、涼しい日陰で保存するのが最も良いでしょう。

そば打ち用を上達させたければ?


そば打ち入門キットの購入

100均や家庭にある道具でもそば打ちは可能ですが、もちろんそば打ち専用の道具が揃っている方がずっと楽にそば打ちができます。最初のうちは家庭にある物で作って、慣れてきたら上のレベルを求めてそば打ちに必要な道具を買い揃えてみるのもいいでしょう。

インターネットの通販などを検索してみると、打ち台や麺棒などそば打ちに必要な道具が揃っているセットの販売もされているので、一度作って本格的にそば打ちがしたくなったら探してみてください。

そば打ち教室で勉強

独学やネットの知識でそば打ちをしてみるのも問題はありません。しかしやはり、そういった習得方法には限界があります。やはり本格的な技術はプロに学ぶのが一番ということで、最も効率的な方法は「そば打ち体験教室」に参加することですね。

そば打ちの教室は日本の各地で開催されているため、探すのもそう苦労はしないでしょう。正しい打ち方や打ち方のコツをプロに直接学べるのは、本格的に家庭でそば打ちをやるのならばとても貴重な経験になりますよ。

手打ちそばの簡単で美味しいレシピも紹介

レシピその1 そば寿司 

そばレシピ|作る・食べる(レシピ・調理のコツ情報)|めんのシマダヤ〈味〉なウェブ
うどん、そば、中華めんなど「おうち麺」のエキスパートメーカー「シマダヤ」のウェブサイトです。「流水麺」「鉄板麺」ブランドなどのチルド商品や冷凍商品の情報をはじめ、ご家庭で美味しく召し上がれるオリジナルレシピやCM、お得なキャンペーン情報、お客様相談窓口、会社概要などの情報をご覧いただけます。

必要な食材は一般的な巻き寿司とそう変わらないのですが、お米の代わりにそばを使うレシピになっております。基本的にそばのレシピとなると、そば本体ではなくつゆや出汁などを工夫するものが多い中、こちらはなかなかユニークなレシピになっているので楽しく作れますよ。

そばを使って和風パスタ

お蕎麦を使って♪超簡単で美味しい!和風パスタ by tomimo 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが294万品
「お蕎麦を使って♪超簡単で美味しい!和風パスタ」お蕎麦でパスタ。聞いただけでは???って感じだと思います。騙されたと思って作ってみて下さい。病みつきになりますよ♪ 材料:茹で蕎麦、麺つゆ濃縮タイプ(薄めないで)、コーヒーフレッシュ..

こちらもそば本体にアレンジを加えるタイプのレシピですね。洋食であるパスタと和食であるそばの組み合わせですが、手順も簡単で必要な材料もそれほど多くはありません。手軽に作れて、おしゃれで美味しいレシピなので、ぜひ一度は挑戦してみてくださいね。

まとめ

そば打ちはどうしても敷居が高く思われがちですが、調べてみれば案外簡単なものです。特にそばは日本で結構親しまれているものなので、新しく習得しようと思った時に手を出しやすいですよ。料理に慣れてきた人や、新しく何かを始めたいと思う方にこそそばの手打ちはおすすめです。新鮮で楽しい経験になること間違いなしですね。