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バトルライフルって何?アサルトライフルと何が違う?気になる違いを徹底解説!

ijirare1960

バトルライフルって何?アサルトライフルと何が違う?気になる違いを徹底解説!

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はじめにーバトルライフルとは

バトルライフルとは、広い意味では戦闘に用いるライフルを指します。その意味では、第二次大戦下で使われた38式小銃などのボルトアクション小銃もバトルライフルの仲間に入ります。しかし、最近では主に、7.62ミリNATO弾のようなフルスペックの大口径弾を使用して、自動式の発射機構を有したものを指す言葉として使われています。

バトルライフルのルーツはアサルトライフル

バトルライフルという歩兵用の火器は、始めからバトルライフルとして開発されたものではありませんでした。現在、バトルライフルと呼ばれるライフルは、最初はアサルトライフルとして開発されたものなのです。そのために、バトルライフルを理解するには、まず、アサルトライフルが登場した経緯を知っておく必要があります。ここからは簡単にアサルトライフルが登場した経緯をご説明します。

各国はドイツの兵器運用思想に影響を受けた。

第二次大戦後、各国の軍部はドイツで開発された世界初の実用的アサルトライフルである「Stg44」に注目します。Stg44が特に注目を集めたのは、使用された弾薬のスペックでした。Stg44登場以前にに使われた小銃の弾薬は、1キロ先の敵を攻撃できるほどの威力を持っていました。しかし、威力が強い半面、ライフルを撃ったの時の反動もかなりの強さでした。

フルオート時に制御可能な小銃アサルトライフル

ドイツ軍部は小銃での戦闘距離が、自分たちが想定したよりも実際にはかなり短く、1キロ先の敵と撃ち合うケースはまれであることに気づいていました。そこで、それまで使用していたモーゼルKar98kの弾薬である7.92×57弾の薬莢を短くした短小弾を作り、火薬の装薬量を減らしました。また、新しい短小弾を使用する新型の小銃を開発して、試験的に一部の前線部隊に使わせてみたのです。

装薬量を減らし反動を弱くした。

試験運用の結果、有効射程距離は300メートルほどでしたが、実際の戦闘では、それでも十分であることが証明されました。また、短小弾であるため、一人当たりの携行できる弾薬数が増え、銃本体の装弾数も30発となったのです。そして、装薬量を減らした減装弾は、フルオート時の小銃のコントロールを容易にして、兵士が一人で撃てる火力が大幅にアップしました。これが、Stg43から始まる世界初のアサルトライフル登場の流れです。

バトルライフルとNATOの迷走

アサルトライフル開発には、Stg44の登場、ドイツの敗戦、そこから生じたソビエト軍によるAK47の開発という戦後の流れがあります。もちろん、この流れは西側諸国の軍事同盟であるNATO加盟国も察知しておりました。その当時、NATO内では、それまで各国がバラバラに選定していた小銃の弾薬を統一して、戦闘時に共通の弾薬を補給する計画を立てていました。

イギリスは小口径の中間弾を提唱していた

このNATO統一弾薬として、イギリスは現在の小口径高速軽量弾に近いコンセプトの、.280口径を提唱していました。後に傑作ライフルと呼ばれるようになるドイツのG3も、スペインで開発されたプロトタイプは、7.92×40という短小弾を想定していました。イギリスやドイツは、NATOの統一弾薬にふさわしいのは、フルオート時の制御がしやすい、装薬量を落とした小口径高速軽量弾だと考えていたのです。

バトルライフルの生みの親はアメリカ

しかし、この流れに待ったを掛けたのがアメリカでした。アメリカは長距離射撃の安定性を理由に、自国の30-06スプリングフィールド弾の改良型である7.62×51ミリ弾を、NATO統一弾として採用することを強引に主張したのです。このアメリカの強引な主張に屈したNATO加盟国は、それまで減装弾用として開発していた自国の自動小銃を、7.62×51ミリ口径に変更しなければならなくなったのです。
 

7.62ミリ口径のフルオートは制御不能

その結果、誕生したのが大口径の銃弾を撃つ「バトルライフル」という名の自動小銃です。そこには装薬量を減らした弾薬で、フルオート時の制御を可能にするという運用思想は跡形もなくなり、FN FALを採用したイギリスでは、「7.62ミリ弾のフルオート射撃は実用性がない」として、セミオートだけの仕様にして運用したのです。やがて、ベトナム戦争時にアメリカは、M14のフルオート射撃の反動の強さによる実用性のなさを体験して、このイギリスの主張が正しかったことを、思い知らされます。

バトルライフルとアサルトライフルの違い①

ここまではバトルライフルについて述べてきましたが、ここでアサルトライフルと比べて違いをまとめてみます。

バトルライフルとアサルトライフルの最大の違いは、使用する弾薬の口径にあります。バトルライフルは、従来の小銃弾とほぼ同威力の口径の弾を用いています。そのため、射程距離はアサルトライフルより大幅に伸び、600~900メートル先の敵に対して有効弾をたたき込むことができます。

バトルライフルとアサルトライフルの違い②

バトルライフルはアサルトライフルより威力の強い弾薬を発射することは先ほど述べました。そのため、バトルライフルでは射撃時に強い反動が射手に帰ってきます。それでもセミオート時は、なんとか反動を制御できますが、フルオート時には反動が強すぎて制御できず、命中率が著しく悪くなります。したがって、欧米諸国で開発されたバトルライフルでは、フルオート時に命中させるという前提はなく、弾幕を張って相手を制圧するという運用をします。フルオート時でも高い命中精度を実現させたのは、専用の減装弾を用いた場合の日本の64式小銃のみです。

バトルライフルとアサルトライフルの違い③

バトルライフルとアサルトライフルの違いには、携行できる弾薬と装弾数に違いが現れます。口径7.62ミリと5.56ミリを比べた時に、装弾数は7.62ミリが20発なのに対して、5.56ミリでは30発の弾薬を装弾できます。また、兵士の一人あたりの弾薬の携行数も大きくと違ってくることから、近距離で繰り広げられる弾幕戦では、アサルトライフルにアドバンテージがあります。さらにアサルトライフルは威力が弱い分、小型で軽量に作ることができ、兵士の負担を減らすことができます。

バトルライフルの現在とM14DMR

ベトナム戦争時、威力と反動の強さに故にアサルトライフルにとって変わられたバトルライフルですが、2000年頃からの中東地域での軍事行動で、再び脚光を浴びます。見通しのきかないジャングルで待ち伏せを食らったり、不意に敵と遭遇して起きる接近戦が主体のベトナム戦争では、射程距離の長さや威力の強さよりもフルオートで弾幕を張れるアサルトライフルが効果的でした。しかし、砂漠が広がり見通しが良い中東の地形では、敵との交戦距離が500メートル以上となり、アサルトライフルの射程距離の短さが問題になったのです。

戦場が変わればライフルに求める性能も変わる

アサルトライフルの射程距離の不足に苦慮したアメリカ陸軍は、それまで倉庫に眠らせていたM14ライフルを大急ぎで引っ張り出し、この問題に対処したのです。それまでも、陸軍の一部ではM14を中距離の狙撃銃として使用していましたが、この中東地域での軍事活動から本格的にマークスマン・ライフルとして運用を始めます。これがM14DMRというバトルライフルの登場です。

マークスマン・ライフルとして生まれ変わった

2000年にアメリカ海軍特殊部隊のシールズは、M14ライフルの信頼性と威力を評価して、現代の戦場に最適化させるべく改修を依頼します。その結果、ライフル本体を軽量化し、レールや伸縮式ストックを取り付けたM14EBRと呼ばれるライフルが誕生します。近代改修されたこのバトルライフルは、その後、陸軍や海兵隊にも採用され、マークスマン・ライフルとして現在も戦場で活躍しています。

代表的なバトルライフル①FN FAL

ここからは、代表的なバトルライフルについてご案内します。M14については、前述しましたので、ここでは触れません。また7.62ミリNATO弾を使用するFN SCAR-Hも、バトルライフルというよりもモジュラーライフルとしての特徴が大きいので、ここでは省きます。

FALはベルギーのFN社で開発された自動小銃です。FALも開発当初は、7.92×33弾や280ブリティッシュ弾のような減装弾を使い、実用的なフルオートが可能なライフルを目指していました。しかし、アメリカのゴリ押しにより、7.62×51弾がNATOに採用されたことを受けて、しぶしぶ口径をNATO標準に変更したのです。

傑作バトルライフルと名高い自動小銃

その結果として、フルオート時の制御は御しがたいものになり、FALを自国の自動小銃として採用したイギリスでは、フルオート機能に実用性はないと判断して取り払い、セミオートのみのFALを兵士達に支給しました。7.62ミリNATO弾の強烈な反動のため、フルオートでの命中率は低下しましたが、高い信頼性のため世界中の軍隊で採用され、傑作自動小銃として評価されています。

代表的なバトルライフル②HK G3

HK G3は西ドイツ(冷戦下ではドイツは東西に分裂していた)で開発された自動小銃です。G3のプロトタイプは、スペインのセトメで試作されていたアサルトライフルにあります。このセトメア・サルトライフルは旧モーゼル社の技師達が開発したローラーロッキングが組み込まれていました。

当初はアサルト、現在はバトルライフル

この試作ライフルもFALと同様に、開発初期は7.92×40という短小弾の使用を想定していました。しかし、独自の短小弾が受け入れられず7.62ミリNATO弾の減装弾を使うモデルを開発したのです。この試作モデルに興味をもったドイツ連邦軍は、製造権を買い取り、実用化を要求しました。それに答えたのがH&K社で、誕生したのがG3です。当初G3はアサルトライフルに分類されていましたが、7.62ミリNATO弾を使用するため、今ではバトルライフルとして扱われています。

代表的なバトルライフル③64式小銃

64式小銃は第二次大戦後、日本が独自に開発した自動小銃です。64式小銃の一番の特徴は、フルオート時の命中精度の高さにあります。7.62ミリNATO弾を使用する自動小銃の中で、減装弾を用いているとはいえ、フルオート時でも高い命中精度を保っていたのは、世界中でこの64式小銃だけでした。ジェーン年鑑でも「GOOD WEPON」として高い評価を受けています。

一度も実戦で使われなかった自動小銃

1989年に現用の89式小銃に制式ライフルの座を譲りましたが、現役中は、幸か不幸か実戦での経験が一度もないままその役目を終えました。もし、64式小銃が実戦で使われていたら、どのような評価を受けていたのか?と大変興味が湧きます。

電動ガン化されたバトルライフル

ここでは、東京マルイから電動ガン化されたバトルライフルのご案内をします。次世代電動ガンではなく、いずれもスタンダード電動ガンですが、価格も手頃で、サバゲーでもガンガン使って楽しめるモデルです。

H&K G3 SG/1

東京マルイ: スタンダード電動ガン本体 H&K G3SG-1(SG1)

この電動ガンの特徴は、バイポッドとチークピースが始めから付いているので、スコープを載せれば、すぐに電動スナイパーとして楽しめるところです。もちろん、フルオート付きなので、いざというときにはオプションの500連マガジンを使えば、ライトマシンガンとしても運用できます。ただ、プラフレームなので本体の剛性は強い方ではなく、特に首周りがきしみます。使用する時は剛性の強化が必要でしょう。

U.S.ライフル M14

U.Sライフル M14 ファイバーストックタイプ

出典: 楽天
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この電動ガンの特徴は、剛性の高さに支えられた命中精度の良さにあります。オプションの多弾数マガジンを使えば、装弾数は440発となり、火力的にも十分です。難点は、剛性が高いのと引き換えにした本体重量の重さにあります。この電動ガンを使いこなすには、それ相応の体力が必要となるでしょう。また、マガジンが下に飛び出しているので、伏せ撃ちにはあまり向きません。バイポッドを装着すれば、ある程度は解消しますが、その分だけ、重さが増すので痛しかゆしです。

バトルライフルについてーまとめ

バトルライフルというのは、実に曖昧な定義分けになっています。西ドイツで開発された自動小銃であるG3は、当初はアサルトライフルとして扱われていました。しかし、後年に7.62ミリ弾と5.56ミリ弾の運用方法がはっきりと区別されるとG3はアサルトライフルからバトルライフル(自動小銃)にジョブチェンジさせられました。

時代によって呼び方が変わる

小銃弾をフルオートで撃てるブローニング・オートマチック・ライフル(通称B.A.R)もライフルという名を持ちながら、自動小銃ではなくライトマシンガンとして扱われています。そうった意味では、64式小銃もライトマシンガンとして扱うことができます。この辺りのカテゴリー分けは実に曖昧で、時代や状況により変わってくるので、興味を覚えた方はどうかご自分で、専門書などで調べられることをおすすめします。

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