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赤兎山の登山コースやアクセス情報まとめ!山開きや紅葉時期もご紹介!

紅葉の季節には、素晴らしい極彩色の風景が体験でのが赤兎山の魅力です。山頂付近には、夏になるとニッコウキスゲが群生する湿原もあります。今回は、赤兎山登山に関するコース情報やアクセス方法、山開きの時期から紅葉の時期までご紹介。
2020年8月27日
kaorin007
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赤兎山の基本情報

場所

赤兎山は、標高1,629mの山です。白山国立公園・恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク・奥越高原県立自然公園内に位置しています。この山の位置としては、石川県白山市と福井県大野市の両方にまたがる場所です。赤兎山の最寄駅には、えちぜん鉄道勝山永平寺線勝山駅があります。

名前の由来

赤兎山の由来は、この山の雪解け時に山肌に現れた兎の形状から名付けられたともいわれています。一般的に言われている赤兎山の由来は、なだらかな山の形状が丸みを帯びた兎の背に似ていることからつけられたようです。なだらかな山の形状が、女性らしい雰囲気を与えてくれる山ですね。

赤兎山の特徴

白山火山帯に属しているので火山岩が多く、赤兎山の山頂には安山岩が多くみられます。赤兎山の山頂付近には、うさぎ平と呼ばれるたいらな場所があります。また、赤兎山の山頂東側には、赤兎平という高層湿地があるのもこの山の特徴です。山開きの時期や紅葉が山を彩るの時期には多くの登山者が山登りを楽しむ山でもあります。

赤兎山へのアクセス

マイカー利用の場合

車を利用して赤兎山へ行く際には、北陸自動車道福井北インターチェンジからのアクセスがおすすめです。所要時間約35分ほどで勝山市内に入ります。勝山市内のアクセスは、長山交差点から国道157号線経由で白峰方面へ約10kmほど進みます。 10分ほどで滝波川にかかる赤い橋が見えてくるので、その橋を渡れば右側にあるのが小原の入口です。小原より車で30分ほど行ったところに登山口駐車場が2箇所あります。赤兎山の登山口は、駐車場から100m程行ったところです。

公共交通機関利用の場合

赤兎山登山で公共交通機関を使う場合は、鳩ケ湯ルートを利用するアクセス方法がおすすめです。赤兎山鳩ケ湯ルートならJR越前大野駅から大野市営バス白山線を利用することができます。最寄りのバス停は、「鳩ヶ湯」バス停です。ただし、バスの本数が少ないのでバスの時刻を確認しておくとよいでしょう。JR越前大野駅から赤兎山へのアクセスは、タクシーのほうが便利ですね。タクシーを使った場合、赤兎山までの所要時間は40分程度です。

大野市の公共交通のご案内 大野市公式ウェブサイト
大野市の公共交通についてのご案内です。

赤兎山登山口駐車場の情報

小原コース登山口

赤兎山小原コース登山口駐車場へのアクセスは、小原林道を利用します。この林道は、6月上旬の時期に通行止めが解除され、11月中旬の時期に通行止めになります。この林道を利用する際には通行料がかかり、1人当たり300円です。残念ながら、マイクロバスの駐車場乗り入れはできません。また、自動車でも中型や大型の車は山へのアクセスができないので気を付けておきましょう。

鳩ケ湯コース登山口

赤兎山登山で鳩ケ湯コースを利用する際の登山口駐車場は、鳩ケ湯から少し進んだ上小池駐車場や上小池野営場の駐車場を利用することになります。両方の駐車場には、トイレの設備もあるので安心ですね。上小池野営場には、登山者用に水場の設備もあります。登山をする前には、こちらの水場で水の補給をしておきましょう。


赤兎山 小原登山コース

小原ルート概要

小原登山口からアプローチするコースは、最も時間がかからないコースです。距離も短く展望が良いので、初心者でも充分楽しむことができるでしょう。短時間で登れるこのコースは、山開きや紅葉の時期にはおすすめのコースです。小原登山口コースのおもなスポットは次の通りです。 登山口→小原峠→大船分岐→赤兎山山頂→赤兎山避難小屋

小原ルートの特徴

赤兎山山頂付近では、絶景のパノラマ風景を楽しむことができます。経ケ岳との分岐になる大船分岐付近では、いろいろな高山植物を見ることが可能です。山頂分岐点を左に進めば、高原風景が広がり特徴のある赤い避難小屋が見えてきます。メインルートとなる小原ルートは、山開きの時期には賑わうコースです。また、美しい紅葉を愛でながら登山をするルートとしてもよいでしょう。

赤兎山 鳩ケ湯登山コース

鳩ケ湯ルート概要

メインの小原コースの閉鎖期間に赤兎山へ登るなら鳩ケ湯登山口からのコースを利用するとよいでしょう。本数は少ないですが、バス利用も可能です。マイカーを利用する場合でも、上小池駐車場や上小池野営場の駐車場が利用できます。おもなコースポイントは次の通りです。 鳩ヶ湯温泉→タンドウ谷 → 奥ノ塚峠→うさぎ平→赤兎山山頂→赤兎山避難小屋

鳩ケ湯ルートの特徴

鳩ケ湯ルートで最も難所となるのが、タンドウ谷です。天候が悪い時や雨の後など水量が増している時は、充分に注意しておきましょう。その後もトラバース道が続くのがこのコースの特徴です。奥ノ塚峠まで行くとベンチがあります。その後の道のりは、なだらかな尾根道です。うさぎ平を抜けると赤兎山頂まであと少し、天気が良ければ山頂の絶景を楽しむことができます。

赤兎山その他登山コース

稜線ルートの概要

大船山や経ケ岳を経由するルートです。どちらかというと登山になれている方におすすめなルートだといえます。雪解けや雨の後などはぬかるんだ場所が多くなるので、登山中のスリップには気を付けておきましょう。おもなルートポイントは次の通りです。 登山口→小原峠→赤兎山山頂→大船分岐→大船山→北岳→経ケ岳

稜線ルートの特徴

稜線ルートは、大原ルートに比べると距離がありアップダウンも多いといえます。また、藪が多い場所もあるようですね。大舟分岐から経ヶ岳北岳までの道のりがやや歩きにくいといえるでしょう。その他の登山道は、一般的な登山道だといえます。

赤兎山登山コースの難易度

赤兎山のパノラマ絶景を楽しみたいという人は多いようです。そのため、赤兎山では山開きや紅葉の時期に多くの人々が訪れます。小原ルートなどは、比較的短い時間で日帰り登山が楽しめるので初心者にも人気があります。登山の難易度としては、楽勝の山とは言えませんが比較的登りやすい山だといえるでしょう。ただし、稜線ルートは地図をしっかり読まないと道に迷ってしまうこともあるので気をぬかないことが大切です。

赤兎山の山開き時期

小原ルートは、雪の季節閉鎖されるので6月頃に山開きがおこなわれるようです。山にのぼれる期間は、11月頃までになります。11月頃には、鮮やかな紅葉が楽しめるのも赤兎山の見どころだといえるでしょう。登山初心者にも人気の高い赤兎山では、山開き時期になると通常以上に人出も多くなるようですね。


赤兎山の紅葉時期の魅力

赤兎山の魅力の一つに山を彩る紅葉の美しさがあります。晴れた日に山の頂上から見る紅葉時期の絶景は、赤兎山登山を経験した者だけの特権です。登山道の山林でも赤兎山ならではの鮮やかな紅葉の風景を満喫することができます。特に赤兎山の湿原地帯では、赤や黄色の鮮やかな紅葉風景を楽しむことができるでしょう。山開き時期だけでなく、紅葉の時期にも登山者が多くなります。

赤兎山周辺の山小屋情報

赤兎山避難小屋

赤兎山の西方向にある木造平屋建ての避難用の山小屋です。すぐそばには、夏にニッコウキスゲが咲き乱れる池塘があります。白山や別山といった山々の絶景が見渡せる山随一の眺望の良いポジションです。この山小屋には水場はありませんが、トイレはあるので下山までに用便を済ませておくと安心ですね。

三ノ峰避難小屋

三ノ峰にある避難用山小屋は、収容人数25名程度の山小屋です。登山利用者なら無料で山小屋を利用できます。こちらの山小屋利用に関する詳細は、大野市観光振興課(代表電話番号:0779-66-1111)まで事前に問い合わせておくとよいでしょう。こちらの避難用山小屋には、トイレの設備がありますが水場はないようですね。

赤兎山のお天気情報

山登りをする場合に気になるのがお天気です。赤兎山登山を考えているなら、山の天気チェックを事前にしっかりとしておきましょう。山の天気や登山の時期によって服装や装備の準備が変わります。山の現場に行ってからあわてないためにも、事前にいろいろな情報を集めておくことが大切です。

赤兎山の天気 - 日本気象協会 tenki.jp
赤兎山など全国約200の山のふもとの天気予報や標高別の数値計算結果をみることができます。落雷への注意コメントも登山の参考にしてください。

赤兎山周辺の温泉情報

勝山温泉センター水芭蕉

こちらの温泉は、お肌がつるつるになるとも言われる美肌効果の高い天然温泉です。赤兎山登山の帰りに立ち寄ることもできます。山登りで疲れた体を癒やすのに最適の施設だといえるでしょう。無料の休憩所やリラックスコーナー、お食事処などもそろっているので登山で疲れた体を休めるのにおすすめです。

勝山温泉センター水芭蕉
勝山の温泉センター水芭蕉は、入るとお肌つるつるになる美肌効果の高い天然温泉です。勝山の様々な観光スポットから近い位置にあるため、観光帰りにふらっと気軽にお立ち寄りいただけます。・勝山駅から車で5分・恐竜博物館から車で5分・スキーJAMから車で15分・雁が原から車で3分・越前大仏から車で10分・ゆめおーれから車で5分・勝山城から車で10分・平泉寺から車で20分・九頭竜川から車で15分・赤兎山から車で30分・取立山から車で30分

鳩ケ湯温泉

白山国立公園・奥越前の秘湯ともいわれているのが、鳩ケ湯温泉です。赤兎山への登山ルートの入り口に近く、登山の汗を流すのにも利用できます。鳩ケ湯温泉は、その昔山間にあるこの温泉で山鳩がキズを癒やしたことから地元の人々が知ることとなった温泉です。江戸時代に公共温泉となり、明治時代には温泉宿となっています。その後、平成25年にいったん閉鎖されましたが、紆余曲折ののちに再開を果たしています。


鳩ヶ湯温泉
鳩ヶ湯温泉は明治36年(1903年)の創業で、福井県大野市上打波にある秘湯の宿です。2013年の廃業を経て2015年春の再開に先立ち、同年2月雪の重みにより木造3階建ての宿泊棟が倒壊してしまいました。2015年9月20日に日帰り入浴のみでの営業を再開し、2016年春、新宿泊棟での営業開始を目指しています。

赤兎山に関する口コミ

パノラマ絶景を評価

登山日和の天気に恵まれると、山登りの楽しさが増しますね。広々と広がる赤兎山山頂からのパノラマビューは、なんともいえない景色でしょう。

紅葉の美しさを評価

赤兎さんの紅葉の素晴らしさは、口コミやレビューでも高く評価されています。自然の織りなす色鮮やかな絨毯のような紅葉は、山頂から眺めるに限りますね。ただ、熊の出没が気になるので熊対策をしていくことをおすすめします。

赤兎山では熊に注意

赤兎山には熊が出没

登山中に山で熊と遭遇したというレビューなどを見かけますが、赤兎山の山中も例外ではないようですね。赤兎山で遭遇することは、めったにないでしょうが、登山の際には万一に備えて熊鈴や山中の熊からの避難策を考えておきましょう。

山中での熊対策を万全に

一般的に山中に住む熊は、人間の存在に気づけば逃げていきます。対策としては、熊鈴やラジオなど山の中でも音が響くもので自分の存在を登山中もアピールするのが良い方法です。山などで生活している野生の熊の本質は臆病だといわれています。登山者が山中で物音が出すことにより、その物音におびえて山へと逃げていくようです。

まとめ

赤兎山は、なだらかな兎の背のような山の形状が美しい山です。小原ルートの登山道は、比較的距離も短く初心者に向いているといえるでしょう。頂上から見る白山や別山など様々な山並みは、登山を達成した者だけが体験できる絶景です。紅葉が山を彩る季節には、自然の織りなす極彩色の美しさを赤兎山で体験できます。景色の良さを楽しみたいのなら、紅葉時期の赤兎山がおすすめです。