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多摩川サイクリングロード特集!ルートの特徴とおすすめスポットを紹介!

東京湾へと流れる多摩川には、東京を代表する自転車道、多摩川サイクリングロードが伸びています。走る時は、ロードバイクでも普通の自転車でも関係ありません。人気の場所や、休憩できるスポットを訪ね歩きながら、多摩川サイクリングロードを楽しんでみませんか。
更新: 2023年8月29日
はぐれ猫
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多摩川サイクリングロードは"羽羽"全長50キロ

東京都内でも、これほどまでに自転車でスイスイ走れる道は、多摩川か荒川かと言われるほどです。そんな東京の2大サイクリングロードの1つ、多摩川サイクリングロードについては、休日の過ごし方として取り入れてみたくなります。

ここでは基本的に西端を始発点と想定してお話します。多摩川の左岸を中心とし、時折右岸の情報を挟みます。まずは基本情報から知ってみましょう。

多摩川のサイクリングロードの生い立ち

20世紀になり国土交通省により多摩川の堤防が建設され、堤防上や堤防外側に作られていた道路が、やがて遊歩道及び自転車道として整備されるようになりました。

羽村市から羽田空港までの「羽羽間」は、およそ50キロの距離があります。しかし完璧な道ではなく、スーパー堤防の工事や未整備などの理由で、所々で途切れています。予めどこで迂回するかなども覚えておくことが大切です。

右岸と左岸に伸びているコースの特徴

多摩川サイクリングロードでは、東京都羽村市から東京湾の羽田空港前にかけ、左岸(上流から見て左側)と右岸(上流から見て右側)にそれぞれコースが伸びています。

東京と神奈川の間を抜ける都市部のコースでありながら、両岸は公園や緑地に恵まれ、名所、ランチ、休憩できるスポットが多いのも特徴です。

多摩川サイクリングロードの名称について

通常は多摩川サイクリングロードと呼ばれていますが、区間内全ての都市で正式名称になっているわけではなく、あくまでも通称です。

ウォーキングロードとしては「たまリバー50キロ」が、東京都による正式名称です。ロードバイクでの常連は、多摩川サイクリングロードを略して「多摩サイ」と呼んでいます。

本格的に走るならロードバイク

多摩川サイクリングロードの長距離を本格的に走るとすれば、疾走感に溢れるロードバイクです。これから自転車道をロードバイクで走行する時の所要時間や気をつけたいポイント、さらにママチャリで走るときの要点なども、ここでチェックしてみてください。

ロードバイクでの羽村市から羽田空港までの所要時間

鍛えている人ならロードバイクで時速50キロは軽く超えます。しかし多摩川サイクリングロードは他の自転車や歩行者もいて、途切れる場所もあるため、スピードを出せる区間は限られます。

平均時速20キロで50キロの距離を走破した場合、おおむね2時間30分で片道を走行できます。往復5時間は、休日のトレーニングには丁度よい時間でしょう。

ママチャリで走ってみては?

多摩川サイクリングロードを走る時には、ロードバイクじゃなくても普通の自転車、ママチャリ、シティサイクル、折り畳み自転車でも構いません。

しかし変速機が付いていないタイプだと、時間をかけてしまうかもしれません。できればギア付きで、進み具合が良いタイプを用意すると快適に走れます。

サイクリングする時に用意したいものは何?

多摩川サイクリングロードのコースを走行する時には、これだけは確実に用意すべきというものがあります。走り始めてから後悔しないように、必要な道具は全て揃えてみてください。そうしたら、多摩サイを走ることが一層楽しくなるに違いないですよ。

初心者にとっては地図は必須アイテム

多摩川サイクリングロードは所々でわかりにくい道が存在しています。予め地図を見たからと言って手ぶらで行くと、結局迷ってサイクリングロードじゃない場所を走っていた、そんなケースもあります。

スマホでも良いですが、大まかに書いた地図や、間違えやすい場所の地図を持っていることで走行がスムーズです。

熱射病や脱水症状にならないためのアイテム

特に夏場のことですが、気温30度を超える真夏日に多摩川サイクリングロードを走ることは、体力を奪い、体の水分を奪います。直射日光も自転車糊には危険です。最低限で帽子、ペットボトルの水、水分補給するためのお金は携帯するようにしましょう。

1・西の起点となるのは羽村市の阿蘇神社前

西の起点となっているのは、羽村市の阿蘇神社です。ここは羽田空港からはおよそ50キロの地点にあり、大都会東京まですぐ近くとは思えない、のどかな昭和の風景を残しています。多摩川サイクリングロードを阿蘇神社から走り始めるなら、神社周辺の見所についても把握しておいてください。

始発点の阿蘇神社は自転車のお守りで知られる

出典: https://www.tripadvisor.jp/LocationPhotoDirectLink-g1060922-d10463139-i247859550-Aso_Shrine-Hamura_Tokyo_Prefecture_Kanto.html

JR青梅線の羽村駅から自転車で7分、多摩川の左岸に阿蘇神社が鎮座しています。創建は601年(推古天皇9年)とかなり古く、平将門が933年に社殿を建て、徳川家康もこの神社を参拝しています。

地図の通り、阿蘇神社は自転車道のスタート地点であることが縁で、自転車お守りを頒布することでも知られています。長い距離を走るなら、参拝して自転車お守りを貰ってみませんか。

チューリップと稲作が見られる根がらみ前水田

阿蘇神社の近くでは、「根がらみ前水田」という名所があります。ここは「はむら花と水のまつり・チューリップまつり」が4月上旬から下旬にかけて開催されています。

春の時期は自転車でチューリップを見に行くコースも取り入れてみてください。ちなみにチューリップの後は、都内で水田が見られる貴重な場にもなっているので注目です。


2・拝島市の睦橋までのルート

多摩川サイクリングロードは羽村市の阿蘇神社を出発すると、多摩川の流れと共に南方に進路をとって、福生市へと入ります。

このあたりは左岸側は自転車道が整備されている区間ですが、右岸側は途切れ途切れで走るのには向いていません。途中の名所、迷いやすい所などについて把握していきましょう。

最初から連続する公園と名所

走り始めてすぐ、河川敷に宮ノ下運動公園が広がり、堤防は桜並木が続いてお花見が楽しみになる場所です。羽村市水上公園のウォータースライダーを過ぎると、羽村取水場園地という、水に囲まれた涼やかな場所に出ます。

休憩で立ち寄りたいのが、福生かに坂公園や広大な多摩川中央公園などの親水公園です。そこを過ぎれば、目指すべき睦橋にたどり着きます。

羽村市の間違いやすい場所について

羽村市水上公園を過ぎると、多摩川サイクリングロードはいったん都道29号奥多摩街道に合流します。この先でサイクリングロードに戻るには羽村堰を過ぎてすぐ、歩道橋の架けられている羽村堰入口交差点を右折します。

多摩街道を直進しないように注意です。また、福生市営プールからは、いったん河川敷に降りて、多摩川中央公園内を通り抜けるのも、忘れないでください。

3・昭島市の多摩大橋までのルート

福生市の睦橋から、多摩川はカーブを描いて東へと流れます。左岸の昭島市側は住宅地と接する機会が少なく、自転車の走行はスムーズです。右岸の八王子市側は走れる道もありますが、迂回路と砂利道が多くなるのでサイクリングロードとしては向いていません。

ここでは昭島市に素敵なアーチをかける多摩大橋までの要所を見ていきましょう。

広い河川敷と対岸の緑が映える景色

睦橋の足元にある福生南公園から南下していくと、広い原っぱと対岸の緑の様子が目立ちます。昭島市の堤防上は相変わらず桜並木が伸びて、住宅地がないので伸び伸び走れます。

昭和用水堰を過ぎると、やや道幅が狭くなるので注意です。国道16号線の拝島橋をくぐり抜けると、多摩川ふれあい水族館、くじら運動公園を過ぎれば多摩大橋に到着します。

昭島市の間違いやすいポイントは地図があるといい

この区間を福生南公園から走り始めると、やがてU字カーブを描く場所にたどり着きます。この場所は道なりに進むと、元の方向に戻ってしまいます。

気づかないで阿蘇神社に戻っちゃった・・・みたいなことがないようにしてください。水路に架けられている青い鉄橋を渡って、対岸の水鳥公園のほうに入ることを、地図で確認してください。

4・国立市の石田大橋までのルート

多摩川サイクリングロードは、立川市に入って国立市へと抜けていきます。このあたりは多摩の中心である立川駅や昭和記念公園も近く、河川敷の広さを感じられる場所でもあります。

右岸側もサイクリングロードが登場し始めていますので、橋の対岸を走って見ても良いです。ここではランチしながらの休憩にも向いている、おすすめのスーパー銭湯もあります。

多摩モノレールや中央道をくぐる区間

多摩大橋をくぐり抜けた後、最初は一般の住宅地に接して走るコースが続きます。そこを抜けると河川敷に降りたコースになりますが、中央本線を超え、いったん残堀川を渡って東進します。

途中で多摩モノレールを過ぎ、休憩もしやすい立川公園、河川敷公園と公園が連続します。住宅地の道を抜け、中央自動車道の橋を抜けると石田大橋です。

自転車道沿いでお風呂&ランチも納得「湯楽の里」

出典: https://www.yurakirari.com/yura/kunitachi/

この辺までくると15キロほどの距離は走破していますが、そろそろお腹がすいたり寄り道したくなる頃です。お湯にゆっくり浸かりたいなら、「国立温泉湯楽の里」。

ここは多摩川や富士山の景色も見られるスーパー銭湯で、居酒屋的に食べられるレストランも併設されているので、疲れは全て吹き飛ばせます。地図を持って行ってみましょう。

東京都国立市の天然温泉施設「国立温泉 湯楽の里」

立川公園あたりは一般道も入り組んで間違えやすい

まず多摩モノレールの前では、残堀川の橋を渡って対岸に向かうと覚えてください。立川公園では、市営野球場の交差点を渡らないで、日野橋の真下に向かってくぐり抜けます。

次に立川公園の陸上競技場では、東側の根川貝殻板橋を渡って、しばらく市道を進みます。多摩川サイクリングロードに戻るのは、中央自動車道が近づくあたりです。このあたりは初心者なら地図チェックが必要になります。

5・府中市の是政橋までのルート

国立市の石田大橋から、府中市の府中街道の是政橋の方面に向かいます。左岸のルートは一般道と並行して進んでいくので、地図を見ないでも迷う心配は少なくなります。

ただ右岸の多摩市川では、途中でゴルフ場に道が阻まれ、大きく迂回することになります。この区間は府中郷土の森という公園が一大休憩ポイントです。

迷うことも少なく進める府中の多摩川左岸

多摩川サイクリングロードの覚え方の難易度としては、格別に低いのが石田大橋から是政橋にかけての左岸です。住宅地の市道に沿って、サイクリングロードが伸びています。

府中四谷橋手前にある四谷さくら公園は休憩場所で抑えておきたいところです。旧越路家住宅を過ぎ、府中郷土の森を東進、西武多摩川線終点の是政駅前に、吊り橋に似た斜張橋、是政橋があります。

府中郷土の森おすすめ「古都見カフェ」


自転車を走らせたらカフェに立ち寄ってランチも良いですが、それならおすすめなのが府中郷土の森の中にある「古都見カフェ」。

このカフェは東京特産野菜を使用して、本日のスパゲティ、ヒレカツカレー、ラーメンなど本格的にランチのレストランとして使えます。やきそばやおにぎりを買って、公園で食べてみてもいいですね。

古都見カフェ - 府中本町/カフェ [食べログ]

6・中間点となる調布市の多摩川原橋までのルート

ここまで20キロ以上を走破したらほぼ中間点も間近。調布市の鶴川街道の多摩川原橋までは、約4キロの距離です。多摩川サイクリングロードは左岸、右岸ともに整備が行き届いていますが、右岸側は多摩川原橋から先は途切れているので、やはり左岸を優先に走ることを推奨します。

対岸の丘陵の景色も綺麗な場所でサイクリング

是政橋からのルートも、迷うことは全くないサイクリングロードが続きます。是政駅近くの多摩川競艇場は、この地域最大の観光地です。堤防の上からは、対岸の多摩の丘陵地帯の景色は美しく見えます。

河川敷には運動場が続き、真新しい印象の多摩川親水公園の姿もあります。中央自動車道の稲城大橋を通り抜けると、調布市に突入して中間点となる多摩川原橋です。

こちらの府中市の区間は「かぜのみち」と呼ばれおり、歩行者のことも考えながらサイクリングを楽しみましょう。

かぜのみちを利用して府中多摩川マラソンや府中駅伝競走大会も開催され、多くの方が訪れます。 なお、かぜのみちは歩行者優先となっています。自転車の方は、歩行者の近くでは徐行をお願いします。

是政駅前で人気の蕎麦処「寿々屋」

出典: https://tabelog.com/tokyo/A1326/A132602/13056221/dtlphotolst/1/smp2/

自転車を長い距離走らせたら、長いお蕎麦のランチで納得したくなりますが、是政橋近くで人気の蕎麦屋といったら「寿々屋」です。

お店には純和風の趣きがありますが、登場する料理は蕎麦や和食にかぎらず、和洋折衷の大胆なメニューもあります。かき揚げせいろ、三味蕎麦、カツカレーなんてのもアリです。

寿々屋 (すずや) - 是政/そば [食べログ]

7・狛江市の多摩水道橋までのルート

羽村市からスタートして優に25キロを過ぎました。後半戦は狛江市に通る世田谷通りの多摩水道橋までを駆け抜けます。この区間の多摩川には、水が流れ下る姿が壮大な見せ場な堰も存在します。変化に富んだ多摩川の表情に目を向けていきたいですね。

多摩水道橋までのサイクリングロードの見どころ

多摩川原橋を出てすぐ左手に見えるのが、オールスター競輪なども開催されて入場者数も多い京王閣競輪場です。この先の二ヶ領上河原堰堤の向かい側には、調布市民プールや野球場のある多摩川緑地公園もあります。

多摩川サイクリングロードは南へとカーブしたところの西河原公園は休憩向きです。多摩水道橋は小田急の和泉多摩川駅の近くです。

多摩川の川幅とナイアガラの滝系の大迫力が見れる

この区間の見どころといったら、最初は何て読むのかさっぱり不明だった、「二ヶ領上河原堰堤(にかりょうかみがわらえんてい)」。

これまでにないほどに多摩川は川幅の広がリを見せ、まるで小型のナイアガラの滝かのようにして、水は一段低い場所に流れ落ちている姿は圧巻の風景です。

8・世田谷区二子玉川駅前の二子橋までのルート

多摩川サイクリングロードも、そろそろ都会的な風景が迫ってくる区間です。ロードバイクの状態のチェックも必要でしょう。狛江市の多摩水道橋から、世田谷区の二子玉川駅近くの、二子橋までの自転車道のルートです。ここではランチに立ち寄りたい、二子玉川駅前のお店も紹介します。

サイクリングロードの遠くに高層ビルが見え始める

多摩水道橋の下を抜けて小田急小田原線を超えると、二ヶ領宿河原堰というこれまた大きな堰が登場します。多摩川決壊の碑という物騒な石碑が立っていますが、右岸側には二ヶ領せせらぎ館という博物館があり、ここは休憩に向いています。

東名高速道路を過ぎる頃には、二子玉川や川崎市の高層ビル群が目立ち始めます。二子玉川緑地を過ぎれば、目の前は二子玉川駅です。

二子玉川は駅前サイクリングロードが迷いやすい

多摩川サイクリングロードで迷いやすいといえば、二子玉川駅前です。なぜならこの場所で自転車道が途切れてしまっているためです。公園の中の道は迷路のようになっていて、知らない人は確実に迷います。

いったん市街地の県道11号多摩堤通りに出て、駅前でサイクリングロードに合流することもできます。

二子玉川駅前で行ってみたい定食屋「たぬき」

二子玉川駅前でがっつりランチで、これからの長距離に向けて英気を養うとなれば、二子玉川3丁目の定食屋「たぬき」。このお店はボリュームが凄い和食店として知られています。

人気メニューは唐揚げ定食、牛すじ煮込み。しっかりと食べて休憩して、これからの自転車道に備えてください。

たぬき - 二子玉川/定食・食堂 [食べログ]

9・大田区の田園調布の丸子橋までのルート

世田谷区や大田区まで来ると、後半戦も差し迫ってきた感があります。左岸では多摩堤通りに沿って東京湾へと着々と進んで行きます。右岸側でも自転車道は伸びていますので、どちらを通るも自由です。大田区田園調布の丸子橋に至るルートの見どころについてもチェックしてみましょう。

多摩川サイクリングロードは多摩堤通りに並行する


二子玉川駅前からの自転車道は、ずっと多摩堤通りに並行しています。高層ビルが林立する二子玉川駅前は、多数のショップが並ぶだけじゃなく、日本庭園のある二子玉川公園もあります。

スターバックスもあって休憩にもってこいです。河川敷には公園、緑地、グラウンドが並び、川崎の武蔵小杉の高層ビル群も目立ってきます。東急東横線多摩川駅を過ぎれば、大田区田園調布の丸子橋です。

多摩川駅前の多摩川台公園の見どころ

多摩川サイクリングロードのコースに位置する多摩川台公園は、地図を手にしてちょっと立ち寄りたい魅力を備えています。その理由は多摩川台古墳群の存在です。亀甲山古墳や宝莱山古墳など、幾つかの古墳が見られます。遠くまで来て古代に思いを馳せつつ休憩してみてください。

10・川崎駅も間近な大田区の六郷橋までのルート

もはや大田区まで来ているので、多摩川サイクリングロードの行き着く先も見えてきています。大田区の田園調布から、ゴール手前の六郷駅までには、どんな休憩所や名所があるでしょうか。現地まで実際にロードバイクで走る前に、地図でも確認をしておいてください。

海に出る前にうねる多摩川サイクリングロード

比較的まっすぐ流れる多摩川が、最後に駄々をこねるようにして大きく蛇行してS字を見せるのが大田区のあたり。左岸右岸とも緑地やゴルフ場が並んでいます。

自転車道沿いの休憩ポイントでは、左岸側ではトミンタワーの足元にあるタワーふれあい公園、右岸側では国道1号多摩川大橋に隣接する御幸公園があります。東海道本線の線路を超えれば、目の前に六郷橋です。

多摩川右岸の川崎市幸区では馬が見れる

競馬大好きという自転車ファンもいると思いますが、多摩川サイクリングロードの右岸側では、お馬さんを見るのはタダです。ちょうど多摩川がS字にくねっている場所が、川崎競馬の練習場になっているのです。

自転車道には「馬横断注意」なんていう珍しい標識もあります。目の前で馬の躍動する様子を見れば、元気を貰って残りの距離も突っ走れそうです。

11・羽田空港前の終着地点までのルート

いよいよ羽田空港に到着する、多摩川サイクリングロードの最後の区間になります。羽村市から50キロの距離続いてきた羽羽コースの最後を飾るコースには、一体どんな見どころがあるでしょうか。

ここでもおすすめなランチのお店を紹介しています。あと一息の自転車道も、気を抜かないで走り切りたいですね。

サイクリングロードは最後の砦の弁天橋と鳥居へ

第一京浜の六郷橋の下から東へ進むごとに、多摩川の川幅が広がります。右岸側では川崎大師にも立ち寄れますが、正式な終着点である弁天橋・天空橋駅に行くには、立派な斜張橋である大師橋を渡ります。

左岸側では本羽田公園が休憩場所に最適です。弁天橋の近くでは穴守稲荷神社の赤い鳥居が立っていて、自転車道の走破を出迎えてくれます。

終着地点で美味しいカフェ「ずう」

穴守稲荷神社の近くに、羽田空港あたりではちょっと知られたカフェの「ずう」があります。長い距離ひた走ってきたのでお腹が空いてしょうがない、そんな人なら確実にランチ時間に入店してください。

お店の名物が超デカ盛りオムライス。焼きうどん、ドライカレー、木の子スパゲティなど、どれもがデカ盛りで楽しめます。

ずう - 穴守稲荷/喫茶店 [食べログ]

自宅に帰るまでの多摩川サイクリングロード

ロードバイクやママチャリを駆使して、地図を使って、名店でランチを味わいつつ、ようやく自転車道のコースを終着地点までたどり着きました。しかし自転車のツーリングはまだ距離にして道半ば。

これから自宅にたどり着くまでがサイクリングです。帰りのコースの休憩場所も地図でしっかり確認、自転車も点検して、走り始めてください。

多摩川サイクリングロードで新たな発見をしよう

未だに多摩川サイクリングロードは未体験という方は、多摩川の自転車道が魅力に富んでいることをご存知なかったでしょうか。今回は自転車道の基本的なルート、休憩できる主要な公園、気をつけたい順路、おすすめランチのグルメスポットをご紹介しました。

地図を見ながら10キロや20キロだけでも、ロードバイクやママチャリで漕ぎ出して新たな発見してみましょう。