マカロフ PMの魅力に迫る!トカレフとの比較や拳銃としての歴史もご紹介!

マカロフ PMの魅力に迫る!トカレフとの比較や拳銃としての歴史もご紹介!

冷戦期の東側陣営の代表的な拳銃マカロフPM、第二次世界大戦期に使われていたトカレフも含めた歴史や現在販売されているガスブローバックガンの詳細とマカロフPMに相性がよくサバイバルゲームにも使えるコーディネイトもご紹介いたします。

記事の目次

  1. 1.マカロフ PMとは?
  2. 2.マカロフ PM の魅力
  3. 3.9mmマカロフ弾
  4. 4.派生型
  5. 5.日本でのマカロフPM
  6. 6.マカロフPMとトカレフ徹底比較!
  7. 7.使用弾薬比較!威力が高いのはどっち?
  8. 8.ガスガンとしてのマカロフPM
  9. 9.マカロフPMを使ったコーディネイト
  10. 10.まとめ

マカロフ PMとは?

開発されたのは半世紀以上前

1951年にそれまで使用されていたトカレフ自動拳銃に代わり、ソヴィエト連邦(現在のロシア)で開発・採用された拳銃です。 2003年にMP-443グラッチがロシアで制式採用されるまの半世紀以上にわたってソ連・ロシア軍の制式拳銃でした。

マカロフ PMの名前の由来

開発主任設計者であるニコライ・フョードロヴィチ・マカロフ氏の名前にちなんで命名されました。 PMはPistolet Makarova=ピストレット・マカロヴァの略で日本語にするとマカロフ式拳銃となります。

マカロフ PM の魅力

マカロフ PMの魅力は何といっても、小型で軽量であることです。 第二次世界大戦以降の戦場で、拳銃の役割はメインウェポンではなく、ライフルガ使えなくなったときの予備や戦車兵やパイロットたちの護身用として使われてきました。 そのため、小型・軽量であることは持ち運びの際に大きな利点となったのです。

マカロフPM採用前に使用されていたトカレフTT-33とマカロフPMの大きさ比較

9mmマカロフ弾

マカロフPMで使用される弾薬は、9×18mmマカロフ弾と呼ばれる弾薬を使用します。 資本主義陣営でもよくつかわれている9mmパラベラム弾や.380ACPと直径の表示は同じ9mmですが、ほかの弾薬を使う銃との互換性はありません。

マカロフPMM弾

1980年代後半になると、ボディーアーマーを装備する国が一般的になってきました。 そこで登場したのが強装弾のマカロフPMM弾です。 大きさはそのままに威力が2割増しとなりましたが、マカロフPMでこの弾を撃つとスライドの早期解放を起こしてしまうためそのまま使えませんでした。 それに対応して強化版のマカロフPMMも開発されます。こちらは、マカロフ弾とPMM弾両方が使えるようになっていました。

派生型

改良型マカロフPM

マカロフPMは主にロシアで生産されていますが、その他にも中国やイスラエルでも生産されています。その中には、装弾数を増やしたものや、マガジンの交換をしやすいように銃の左側にマガジンリリースボタンをつけたものがあります。

Cz82

兵器生産大国のチェコスロバキアではマカロフPMを参考にCz82という自動拳銃を1982年に開発しました。 ですが、この銃は全軍にいきわたる前に1993年にチェコとスロバキアが分裂したことで使われなくなりました。 現在のチェコ共和国では9mmパラベラム弾を使うCz75が使用されています。

日本でのマカロフPM

押収数No.1

ロシアでは制式拳銃更新に伴いあまりつつあるマカロフPMが日本にも密輸されているようです。 2000年以降に警察で押収された拳銃の機種の中では毎年最多となっています。2001年には105丁が押収されこの年の押収拳銃の中で12.3%と1割以上を占めました。

日本のメディアでの露出

そんな日本で押収数No.1のマカロフPMですが、もちろん銃刀法の規制がある日本で所持するのは違法です。 日本の警察ではまったく違う機種を使用していますから、ドラマや映画の中で出てくる時の持ち主も悪役かもしくは非合法な組織に所属していることがほとんどです。 ゲームですと龍が如くシリーズにもよく登場します。

日本の作品で最もよく登場するのがVシネマです。 暴力団同士の抗争をテーマにしていたりする作品が多いので、自然と登場機会が増えてきます。

登場作品が書ききれないほどありますし、意外と有名な役者さんも出演されているいます。 マカロフPMで撃たれたことがある役者さんを探してみるなんてマニアックな視点を持つのも一つの楽しみですね。

マカロフPMとトカレフ徹底比較!

トカレフとは?

正式名称は「トカレフTT-33」マカロフPMの前にソヴィエト連邦で採用されていた自動拳銃です。 中国でもデッドコピー品が生産されており、51式手槍として配備されており、いまではマカロフPMがトップですが日本国内の押収拳銃の中でもトップクラスの規模を誇っていました。

マカロフPMとトカレフの最大の違い

マカロフPMとトカレフの最大の違い……それは トカレフには安全装置がありません!!! マカロフPMにはもちろんあります。とはいえ、すべてのトカレフに安全装置が無いわけではなく、マカロフPMが新たに制式採用された後には世界各国でライセンス生産が行われたため安全装置がついているモデルも存在します。 ですが、この点からこの二つの銃を比較するとマカロフPMのほうが安全性は高いといえます。

影響はガスガンにも!?

KSCから発売されているガスブローバックガン「トカレフTT-33」にも実銃同様に手動でのセイフティはありません。 ガスガンとはいえ、取り扱うときには十分に注意が必要です。

使用弾薬比較!威力が高いのはどっち?

マカロフPMとトカレフですが、使用する弾薬も異なります。 マカロフPMが9mmなのにたいしてトカレフは7.62mmの弾を使います。 ですが、「トカレフは威力が大きい」といったことを耳にしたことはありませんか? 本来は、直径が大きいほうが威力が高くなるはずですが、その原因について解説していきたいと思います。

二つの弾薬の最大の違い

マカロフPMとトカレフですが、この二つの弾薬を比較すると最大の違いは「素材」が異なることです。 銃が登場した時から現代に至るまで、銃弾の主な素材は鉛です。 軍用に使用する場合はこの鉛の表面に、銅などの硬い金属でコーティングをする必要があります。 マカロフPMも銅で弾薬表面を覆っていましたが、トカレフは鋼で表面を覆う弾を使用していました。

大きさだけでなく形も違う

上がトカレフ弾、下がマカロフ弾の画像です。

この二つ形を比較したときに一番目立つのが、長さです。 それに加えて、トカレフ弾は通常の拳銃弾よりもライフルの弾に近い形状をしています。 これにより、二つの弾の初速を比較するとトカレフ弾のほうがマカロフ弾に対しておよそ2倍の初速を発揮します。

「トカレフは威力が大きい」の真実

ここまでで、トカレフ弾のほうがマカロフ弾に比較して速度が速く小さいことは説明してきました。 では、本当にトカレフのほうが威力が大きいのかというと答えはNoです。 少々初速が速い程度ではマカロフの9mm弾を防げる防弾チョッキならば防ぐことが可能です。

しかも、無駄に初速が速いので人体をそのまま貫通してしまい有効なダメージを与えられないことも多くあります。 銃弾が最も威力を発揮するのは、人の体内に当たったときに中で暴れることです。

人体にどれぐらいのダメージがあるかはこの動画の衝撃の広がり方を見るとわかりやすいです。

ガスガンとしてのマカロフPM

ガスガンを販売しているメーカーは二つ

現在マカロフPMをガスガンとしてモデルアップしているのはWEとKSCです。 どちらもガスブローバックガンとしての販売をされていますが、WEはメタル(金属)スライドを使用しているので、法的問題がある可能性があります。 現実的にはKSC製品を選択肢にするべきでしょう。

KSC製の二つのマカロフPM

現在KSCから販売されているマカロフは上の画像のソ連・ロシアで生産されたモデルとロシア国外で生産され、グリップやマガジンの装弾数が違うものが元になったPMG(下の画像)があります。

ガスガンのマカロフPMのマガジンは装弾数10発となっており、実銃の8発よりもやや多いです。 ただ、このマガジンがガスガン(ガスブローバックガン)にとって最大の弱点となりうる存在となります。

ガスガン最大の弱点—マガジン―

ガスガン(ガスブローバックガン)はマガジンの中に弾とガスを入れて使用するものが多く、KSC製のマカロフPMも同様です。 マガジンも本体も実銃のサイズを参考に作られていますので、ガスガンにとってはこれが大きな弱点となります。

画像のマガジンはロングサイズではありますが、重要なのは長さではなく厚さです。 マガジンの厚さイコールガスを入れることが出来る量にもつながりますし、ある程度ガスが気化するスペースが必要なのです。 ですが、マカロフPMやトカレフのマガジンは薄いため、ガスの注入量が少なくまた、発射時にマガジンが冷えてしまうといったことが起こります。

この角度ではわかりにくいですが、上の銃のおよそ2/3ぐらいの厚さです。 マガジンが薄く冷えやすいことによって、連続して射撃を行うとブローバックのキレがわるくなったり、スライドストップがかからなくなるといったことが起こります。

女性でも扱いやすいガスブローバックガン

現在販売されているガスブローバックハンドガンの中でもマカロフPMは比較的小型の部類に入ります。また、システム7という非常に優秀なエンジンを搭載しているため非常に扱いやすいです。 ですので、メインのライフルに加えて重いハンドガンを予備で持つこと、手のサイズが男性に比べて小さい情勢がもつブローバックハンドガンとしてはマカロフPMは適した機種と言えます。

マカロフPMを使ったコーディネイト

最も多いのがソ連・ロシア軍

現代のロシア軍の装備です。 AKとの相性もばっちりです。

警察でも

ロシアやその周辺国の警察官もマカロフPMを使用しています。 クリスマスシーズンだとこんなコスチュームもいいですね。

Vシネマごっこもできる。

ハデなスーツを着込みサングラスをつければもうあなたはVシネマのスターです。 服装の高級感で親分にも鉄砲玉にもなれます。

まとめ

半世紀以上使われている。

マカロフPMの初出は1951年です。そこから半世紀以上にわたりソ連・ロシア軍の制式拳銃であり続けました。 旧共産圏をはじめイスラエルや中東など世界各国で使用されているのでサバイバルゲームの装備コーディネイトは非常に幅が広く楽しめます。

非常にコンパクト!

現在販売されているガスブローバックガンの中でも非常にコンパクトな部類に入りますので、女性はもちろん。 サイドアームとのさらに予備として三本目の銃を携帯する場合にも持ちやすくなっています。

ガスガンのマカロフPMを買うときの注意

現在販売されているものの中ではKSC製品が唯一の選択肢となっていますが、装弾数が10発しかありませんので予備のマガジンも必要になってきます。ガスガンのマガジンというのは非常に値段が高いので、まずは装弾数の多い機種を買って新しいものがほしい!となってからの購入をお勧めします。 また、WE製品はメタルスライドになっているので銃刀法に引っかかる可能性がありますから購入はお勧めできませんので注意してください。

E.麻野
ライター

E.麻野

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