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冬の家庭菜園におすすめの野菜とは?初心者も簡単に栽培できる10選を紹介!

実りの秋が過ぎ、冬がくると家庭菜園は春を待ってお休みの方も多いのではないでしょうか。寒い冬だからこそ、栽培の時期の野菜もいっぱいありますよ!今回は、初心者でも比較的簡単に栽培できる、おすすめの冬の家庭菜園で育てる野菜をご紹介します!
更新: 2021年1月15日
yuki
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始めよう!冬の家庭菜園

冬がシーズンの野菜

冬になると一般的に植物は春を待ち育ちにくくなりますが、冬だからこそ家庭菜園で育てるのにピッタリな野菜もいっぱいあります。 冬の家庭菜園も楽しみながら、旬の味覚を手に入れましょう!

冬の家庭菜園の支度

冬に育てるのにおすすめな野菜をご紹介する前に、これから家庭菜園を始める方へ、簡単に家庭菜園の始め方をまとめました! ぜひ参考にしてください。

少しのスペースでも簡単にできる家庭菜園

家庭菜園は、お庭のあるご家庭はもちろん、ベランダなどのスペースがあれば、どなたでも簡単に始めることができます。 育てるスペースがあまり取れない方でも、プランターなどを活用して家庭菜園を始めてみましょう!

冬の家庭菜園で大切な日当たり

まず家庭菜園に重要なのは日当りです。 どんな日当りの場所で野菜を育てるかによって育つ作物が違うため、自分の家庭菜園に合った野菜を育てましょう。

日当りが大切な理由

野菜などの植物は、根っこや葉から吸収した水と炭酸ガスを元に、日光の光のエネルギーで光合成をし成長します。 つまり、強い日光に当たるほど成長が促され、日当りが悪いと光合成が行われないため、成長は緩やかになります。

また植物によっては日当りが悪くても育つものや、逆に日陰を快適に感じるものもあります。 自分の家庭菜園がどんな日当りかによって、その環境に適した野菜を育てることが大切です。

日当りの良い家庭菜園

野菜は一般的に日光で大きく育つため、日当たりの良い場所があるならそのスペースを活用しましょう。 特に春から夏にかけてよく育つ野菜は、日当りの良い場所を好む傾向がります。 また風通しの良い場所がよいため、屋外が望ましいです。

<例>豆類、トマト、キャベツ、キュウリ、カリフラワーなど

日当りが悪くても・・・

日当りの悪い場所にも強い野菜や、日陰を好む野菜もあります。 特に秋から冬に育つ野菜に多く見られます。 <例>ネギ、アスパラガス、セリ、サトイモ、ホウレンソウなど

家庭菜園での土作り

おいしい野菜を育てるには、その野菜に合った土作りを支度することが重要です。 野菜の育ちやすい土を支度することで、野菜に栄養や水が充分いきわたるようになります。

ですが、初めて土を買いに行くと種類が沢山あり、どの土を買えばいいのか迷ってしまいますよね。 ここでは大きく土の種類をご紹介します。

家庭菜園の土の種類

よく家庭菜園で使われる土には、以下の種類があります。 ■培養土 作物に合うように、数種類の肥料などをあらかじめブレンドしてある土です。

育てるものが一般的なものであれば「野菜用の土」などの名称で販売されており、そのまま使用できるのでとても簡単です。 ■基本になる土 黒土、赤土、赤玉土などは、土作りのベースとなる土です。

■肥料 腐葉土、たい肥、炭などは、ベースの土にプラスして使用します。 野菜に必要な有機物を充分に含めるために必要です。

pH値

pH(ペーパー)とは、酸性・アルカリ性などを示す数値です。 野菜の種類により、好むpH値が違います。 外で家庭菜園を行う場合、日本は酸性の雨が降るため、最初は土が酸性に傾いていることがあります。

野菜はアルカリ性を好むことが多いため、石灰を撒くなどして、野菜に適したpH値にしましょう。

家庭菜園での連作障害

同じ土で同じ野菜を育てていると、その野菜を好きな細菌が集まることで、野菜が病気になることがあります。 対策することで、野菜を病気から守りましょう。

連作障害の対策

まず、自分の育ていたい野菜が連作障害を起こしやすいものか調べましょう。
もし連作障害になりやすい場合、

・同じ土では、隔年で別の科の野菜を育てる
・堆肥を入れて様々な微生物が繁殖しやすくする
・収穫の際に根をしっかり取る事で、根の周りにいる病原菌を取り除く

などが有効です。

家庭菜園の冬支度


10月を過ぎると、日に日に気温が下がり寒くなりますね。 家庭菜園も冬支度をすることで、春以降の野菜が育ちやすい土ができます。 冬の野菜を育てる傍らで、ぜひ試してみてください。

冬に行うと良い家庭菜園の支度

家庭菜園の冬支度に、まず畑の掃除があります。 秋の収穫の後は、畑に残った野菜のかけらが出ます。そのままにすると害虫や病気の元になるので、取り除きましょう。 取り除き終わったら、畑を深く掘り起こします。

そうすることで土が寒気にあたり、害虫を防ぐことができます。

冬の家庭菜園おすすめの野菜

それでは、冬の家庭菜園におすすめの野菜をご紹介します。 これから野菜を植え付ける場合と、冬に収穫したい場合で分けていますので、ご自分に合った野菜を選んでくださいね♪

冬に植えるおすすめの野菜

寒くなってくると土作りが主な家庭菜園の作業になりますが、その他に野菜の植え付けもして育てたい方はこちらをご覧ください!

冬に植えるおすすめの野菜 1.春キャベツ

植え付け・収穫期

植付期:10月下旬〜11月中 収穫期:4月中旬〜5月中旬 冬先に植えると、春にはやわらかいといわれる春キャベツができます。 家庭菜園初心者の方は、近隣の園芸屋さんで苗から育てると比較的簡単です。

春キャベツの土作り

キャベツの土は、市販の培養土を使用すると簡単です。 作る場合は赤玉土に腐葉土を混ぜ、pH値により石灰を入れます。 また植える時は、株の間は30cm以上空けるようにしましょう。

冬に植えるおすすめの野菜 2.ルッコラ

植え付け・収穫期

植付期:8月下旬〜12月中 収穫期:10月〜1月中 植え付けできる期間が非常に長く、2月弱で収穫もできるので嬉しい野菜です。 また料理にもサラダに使用したり、パスタやピザに入れるなど、バリエーションも広がります。

ルッコラの土作り

ルッコラは、水はけの良い土にすると良く育つため、排水性が良く保水力のある土を支度しましょう。 市販の培養土を使用するのが簡単でおすすめです。

冬に植えるおすすめの野菜 3.そら豆

植え付け・収穫期

植付期:11月〜12月中旬 収穫期:4月下旬〜6月上旬 そら豆は他の豆と違い、空に向かってさやが育つところからその名前がつきました。 植える時は種の黒い部分を下にして植えましょう。 日当りの良い場所でよく育ちます。

そら豆の土作り

そら豆は湿気に弱いため、水気の溜まりにくい土作りが必要です。 赤玉土と腐葉土を合わせた土を使いましょう。

冬に植えるおすすめの野菜 4.小松菜

植え付け・収穫期


植付期:3月〜12月初旬 収穫期:種まき後約1ヶ月 小松菜は、一年を通し育ちやすいことと、家庭菜園初心者でもプランターなどで育てる事ができ、あまり手間がかからないことから人気の野菜です。 霜をかぶるとうま味が増します。

小松菜の土作り

アルカリ性の土を好むため、土作りの際に石灰を撒き中和させましょう。 また芽が出て間引きした後に追肥するとよく育ちます。

冬に植えるおすすめの野菜 5.かぶ

植え付け・収穫期

植付期:1月下旬〜3月上旬 収穫期:4月中旬〜6月中旬 一般的にかぶは春や秋に植え付けしますが、ビニールトンネルで防寒すれば冬でも育てられます。品種にもよりますので、チェックしてみましょう。

かぶの土作り

土がよく耕されていないと、固い土が原因でかぶの丸い形がいびつになってしまいます。 まず土を柔らかい状態にし、肥料を加えましょう。

冬に収穫するおすすめの野菜

冬の食卓にも、家庭菜園で育てた野菜を登場させたいですよね。 冬シーズンに収穫出来る野菜をご紹介します。

冬に収穫するおすすめの野菜 1.ほうれん草

植え付け・収穫期

植付期:9月上旬〜11月上旬 収穫期:10月下旬〜12月中 ほうれん草は寒さに強く、あまり日当りが良くなくても元気に育ちやすいため、おすすめの野菜です。 30〜60日ほどで収穫できるのも魅力です。 種を撒く日にちを分ければ、ずっと収穫して楽しむ事ができます。

ほうれん草の土作り

酸性の土だと育たなくなってしまうため、あらかじめ石灰などを入れて土を中和させましょう。 また葉を食べる野菜なので、窒素がなくならないように肥料を撒きましょう。

冬に収穫するおすすめの野菜 2.長ネギ

植え付け・収穫期

植付期:7月上旬 収穫期:12月〜2月中 長ネギは、きちんと土寄せをすれば白い部分が長くなり、おいしくいただくことができます。 育てている最中は雑草に弱いため、しっかり周りを除草するようにしましょう。

長ネギの土作り

長ネギは湿気に弱いため、水はけの良い土にしましょう。 土はあまり柔らかくない方が適しています。 また微酸性の土を好むため、植える前に調整が必要です。

冬に収穫するおすすめの野菜 3.ブロッコリー

植え付け・収穫期

植付期:8月上旬 収穫期:10月〜2月中 蕾部分を味わうブロッコリーは、ビタミンCを多く含む緑黄色野菜の代表です。 アオムシやアブラムシなどがつきやすいため、虫対策はしっかり行いましょう。

ブロッコリーの土作り

日当りの良い場所で、保水しやすい土を好みます。 また土が酸性だと根こぶ病という病気になりやすいため、pHを調整しましょう。


冬に収穫するおすすめの野菜 4.大根

植え付け・収穫期

植付期:8月下旬〜10月上旬 収穫期:10月下旬〜12月中旬 冬の家庭料理の代表格ともいえる大根は、涼しい環境を好む野菜です。 プランターで育てる場合は根が小さく育つ品種で育ててみましょう。

大根の土作り

大根は根を食べるため、まっすぐ大きく育つように土を柔らかく耕すことが大事です。 土の中の石もできるだけ取り除きましょう。 また肥料を入れる際は、粒がじゃまにならないように完熟しているものを選びます。

冬に収穫するおすすめの野菜 5.にんじん

植え付け・収穫期

植付期:7月下旬〜9月中旬 収穫期:10月下旬〜12月中 にんじんは発芽まではたっぷり水をあげ、収穫までに葉が重なるようであれば、間引きしましょう。 プランターで育てる場合は、大根と同じくミニサイズの品種があります!

にんじんの土作り

にんじんは根を食べるため、柔らかく、また水はけの良い土を好みます。 石や固い土に当たると根が分かれて育ってしまうので、綺麗に石や作物の破片などを取り除きましょう。

番外編!冬の家庭菜園におすすめの果物

冬の家庭菜園で野菜のみでなく果物を育てたい方は、いちごがおすすめです。 11月に植え付けると、4月頃開花し、5月には実をつけます。 凍るほど寒い場合は、ビニールトンネルやカバーをかぶせてあげましょう。

収穫した野菜で、冬のおすすめ料理

冬野菜メインでお鍋

収穫した冬野菜で、あたたかいお鍋はいかがでしょう? 自分で育てた野菜で作るお鍋は別格ですよ! 友人を呼んで、ちょっとしたホームパーティにもおすすめです。

根菜の煮物

冬は大根、人参、ネギなど、根菜がおいしく実る季節。 旬の魚と合わせれば、立派な主菜になります。 もし沢山根菜が育っても、土に穴を掘って埋めておけば保存できます。 食べたい時に好きな量を掘り出せるので嬉しいですね!

まとめ

冬の家庭菜園におすすめの野菜は、いかがでしたか? 冬だからこそ育てられる野菜も沢山あります。 普段冬になると土作りをして、野菜を育てるのはお休みしているあなたも、ぜひ冬ならではの野菜を楽しみましょう!