目次
- ミリタリーウォッチとはどんな腕時計?
- 【腕時計】ミリタリーウォッチの歴史
- 【腕時計】ミリタリーウォッチが人気の理由
- 【腕時計】ミリタリーウォッチの隠れた機能
- 【腕時計】ミリタリーウォッチはサバゲーにおすすめ!
- 【腕時計】ミリタリーウォッチのコレクションも楽しい!
- 【腕時計】ミリタリーウォッチはの手入れ方法は?
- 【腕時計】ミリタリーウォッチは自動巻きがおすすめ?
- 【腕時計】ミリタリーウォッチの選び方は?
- 【腕時計】ミリタリーウォッチの人気ブランドは?
- 【腕時計】ミリタリーウォッチは高い?
- 【腕時計】ミリタリーウォッチ専門店がある!
- 【腕時計】最強のミリタリーウォッチおすすめ10選!
- 【腕時計】ミリタリーウォッチでオシャレを楽しもう!
ミリタリーウォッチとはどんな腕時計?
ミリタリーウォッチとは、一体どんな時計?と聞かれて腕時計と答える人が多いでしょうが、どういった腕時計かまでは正確に答えることのできる人は少ないのではないでしょうか。 ミリタリーウォッチとは迷彩柄や防水加工の効いた丈夫な腕時計というイメージが強いと思います。実はミリタリーウォッチとは、元々は戦時中に軍隊で使用していた軍用の腕時計のこと。現在ではその丈夫さや多機能なこと、またデザイン性から一般の人にも人気のある定番の腕時計です。
【腕時計】ミリタリーウォッチの歴史
戦時中に開発された軍用時計は、男性用の腕時計のベースとも言われています。中世あたりでは腕時計は女性向けのファッション用品として扱われており、男性は基本的に懐中時計を使っていました。 しかし、戦時中軍事作戦で全員が時間通りに行動しなければならない事態になり、戦場での携帯に便利な腕時計が必要になり、戦場でも紛失しにくい腕時計が好まれるようになります。
しかし、当時は腕時計はとても高価なもので一般の人が購入することのできるものではありませんでした。そのため、軍から貧困層出身の特殊任務に就く兵士や上官に供与する軍用装備の一つに入るようになります。 とても高価な腕時計でしたが、1960年代頃になると生産コストを低く抑えることができるようになり、一般人に贈答品のような形で浸透していきます。軍はよりコスト削減をすることで、より多くの兵士に軍用の腕時計を支給するようになりました。
腕時計を生産する企業は、製品を大衆向けにすることでその利益を追求する方向へと進みます。現在でも特殊部隊や軍隊を中心にハイスペックな腕時計は利用されています 一般に流通しているものは「軍の調達基準を満たすもの」「軍用の時計の定番品」といったものなど、さまざまなものが販売されており、電池交換の必要のない自動巻きのものあります。
【腕時計】ミリタリーウォッチが人気の理由
ミリタリーウォッチの人気の理由の一つにまず「頑丈」ということが挙げられます。そしていかついデザインのものは、その見た目からも強さが感じられる点で人気があるようです。 ごく普通の腕時計のように見えるシンプルなデザインのミリタリーウォッチも、軍用ということからその頑丈さや性能は高いと言えるでしょう。
洗練されたスリムなデザインで、さまざまなファッションにも合わせやすい点も人気の一つで、アウトドアファッションでは定番となっています。 また、「防水性」にも優れているモデルもあるので、アウトドア派やサバゲープレイヤーにも定番となっており人気があります。
【腕時計】ミリタリーウォッチの隠れた機能
軍用に開発されたミリタリーウォッチは見た目重視のファッション用のミリタリーウォッチとは違い、実にさまざまな機能が搭載されています。定番の機能を6つご紹介しましょう。
1/6.蓄光塗料
蓄光塗料とは、太陽の光や蛍光灯の灯りなど、明るい場所で光を蓄えて、暗い場所で光る塗料のこと。別名夜光塗料などとも言われます。 この蓄光塗料が登場したのは20世紀前半です。原料には放射能物質のラジウムが使われており、環境や人体に影響があるた当時はめすぐに使用が中止され、ルミブライトなどを使うようになりました。 現在では放射性物質を含まないタイプのものが開発され、使用されています。
2/6.ルミブライト
ルミブライトとは高輝度蓄光塗料のこと。一般的な蓄光塗料と比較して約10倍以上長く光ります。放射性物質を含んでいないため、環境や人体に優しい塗料です。法律的な使用基準などはありません。 主な原料がセラミックスなので、劣化が少ないため、半永久的に使用することができます。
3/6.トレーサーシステム
トレーサーシステムとは、自己発光し、従来の蛍光塗料と比較して「100倍近い視認性」があるシステムのこと。放射性物質を放出することはありません。
1980年代の後半に当時軍用として利用していた時計の夜光塗料から基準値以上の放射能が検出されたため、アメリカ国防省がミルスペックの基準を改定しました。 この放射能の改定基準にどこよりも早く対応したのがトレーサーの製造元「mb-microtec社」です。チューブ状のカプセルに「トリチウム」を密閉することのできる「トリガライトシステム」を開発します。
2000年に時計製造を行っていたストッカー&イエール社が自社の時計製造部門を売却した後、撤退してしまったため、mb-microtec社がその時計製造部門を継承し、時計開発事業に参入します。 現在ではミリタリーウォッチの他、パイロットウォッチやレスキューウォッチ、ダイバーズウォッチなどにトレーサーシステムが利用されています。
4/6.ハック
ハックとは、第二次世界大戦中にミッションを遂行する兵士達が秒単位まで時計を合わせ、「ハック」の掛け声で一斉に作戦を開始したことが語源となっています。時間を合わせる必要がある時に秒針を止めるという機能です。
5/6.回転計算尺
回転計算尺が初めて搭載されたのは1942年にブライトリングのクロノマットです。エンジニア向けの特殊機能でしたが、その後アメリカ海軍のウィームス大佐がパイロット用に考案したものが登場します。 1952年にはウィームス大佐の考案した機能をさらに応用した回転計算尺が登場。こちらは燃費・速度から上昇・下降距離まで計算可能で、単位換算もkm・海里(NAUT)・法定マイル(STAT)ま可能という多機能なものが開発されています。
6/6.テレメーター
テレメーターとは光と音の速度差を利用して、離れた2地点間の距離を計測できるクロノグラフ機能のこと。 わかりやすい例でいうと、雷が光った瞬間、計測をスタートします。そして雷の音が聞こえたと同時に計測をストップすると、時計のテレメーターに数値が表示されます。この数値が自分と雷の距離になります。
【腕時計】ミリタリーウォッチはサバゲーにおすすめ!
その強靭さや防水性など、野外を駆けめぐるサバゲーに必要な条件をみたしているため、軍用ベースで開発されたミリタリーウォッチは、サバゲーにおすすめの腕時計です。実際に装備にこだわる人の中には、腕時計にもこだわりのある人もいて、ミリタリーウォッチは定番の人気商品となっています。
【腕時計】ミリタリーウォッチのコレクションも楽しい!
ミリタリーウォッチに限らず、腕時計はコレクターが多いです。2015年には「隔週刊ミリタリーウォッチ・コレクション」という、隔週販売で毎回ミリタリーウォッチの付いた書籍まで販売されています。陸海空、それぞれでデザインや仕様も変わってくるので、定番品やレアものなどコレクションの数も相当なものになるでしょう。 レアモノを探したいのならカンパニーなどのミリタリーウォッチを専門に扱っている時計店で探すことをおすすめします。カンパニーのような専門店は一般の時計店に入荷しにくい軍用モデルなどが揃っています。
【腕時計】ミリタリーウォッチはの手入れ方法は?
ミリタリーウォッチはその強靭さから他の腕時計よりも乱暴に扱われたり、サバゲーなどの過酷な状況下で使用されることが多く、汚れなどが目立つことがあるでしょう。 基本的に腕時計のメンテナンスとは、見た目の綺麗さを保つことが第一となります。外装を綺麗に磨くことが自宅でできるメンテナンスと言えるでしょう。 時計の動きがおかしいなどといった場合、専門知識がないのに時計の裏蓋を開けるとメーカー保証を受けることが出来なくなってしまうので、素直に時計屋さんに修理などを依頼しましょう。
【腕時計】ミリタリーウォッチは自動巻きがおすすめ?
時計のムーブメントは大きくわけて「クォーツ式」「機械式」の2つに分けられ、さらに機械式は「手巻き式」「自動式」の2つに分けられます。 クォーツとは電池によって時を刻む時計です。当然電池切れを起こすと電池交換の必要がありますが、手巻き式自動巻きよりも正確な時間を知る事が出来ます。 機械式の自動式とは自動巻きとも言われます。腕時計を装着すると腕の動きに合わせて時計内にあるローターが回転し、歯車に伝達することで自動的にゼンマイが巻き上がる仕組みになっています。
そのため、自動巻きの時計は電池交換の必要がないので最強のエコシステムとも言えます。電池交換の必要がないため電池切れもありません。日常で仕事で時計を使用する人やサバゲーなどでいちいち電池を気にしていられないという人に人気がありおすすめの時計といえます。 しかし、より正確な時間を知る必要があるのなら、自動巻きよりもクォーツ式の腕時計を使用した方が良いでしょう。
【腕時計】ミリタリーウォッチの選び方は?
ミリタリーウォッチを購入する際は、まずどういったシーンで使いたいのかを考えます。サバゲーフィ―ルドやアウトドアなどで使用するなら必然的に防水性や耐久性のより高いものになります。 性能についてよくわからない場合、カンパニーのようなミリタリーウォッチ専門店で購入するのならお店の人に詳しく聞いてみるのも手です。 普段使いで考えているのならオフの日に使うのか、仕事でも使うのかを考え、普段の着こなしに似合う色やデザインのものを選ぶようにしましょう。
【腕時計】ミリタリーウォッチの人気ブランドは?
ルミノックス (Luminox)、スイスミリタリー(Swiss Military)、ケンテックス(Kentex)、ジン(Sinn)、フォルティス(Fortis)といった実際に軍用の腕時計を制作・供給しているメーカーの人気が高いです。しかし、商品の信頼性が高い日本の時計メーカー、セイコーも人気があります。 それぞれのブランド、メーカーによりミリタリーウォッチには一長一短があります。ミリタリーウォッチを選ぶ時はブランドよりもその性能や耐久性、コスパなどで選ぶ方が堅実でしょう。
【腕時計】ミリタリーウォッチは高い?
ミリタリーウォッチの値段はピンキリです。人気のあるブランドでミリタリーウォッチ最強といえるものだと高いもので50万超えするものもあります。 しかし普段使いする人ですと安ければ1万円台、高くても5万円台辺りの物を使っている人が多いようです。値段だけでいうなら、1000円前後の雑誌の付録についてきたり、100円ショップのダイソーなどで取り扱っていることもあります。
ミリタリーウォッチが高いと言うイメージがあるから、値段が高ければいいのかというとそれはもう個人の好みのレベルになってきます。デザインや機能などを吟味して自分にあったものを購入しましょう。安さでいうならやはりダイソーなどの100円ショップが最強です!
【腕時計】ミリタリーウォッチ専門店がある!
ミリタリーウォッチは腕時計ですので定番品はごく一般的な時計屋さんで購入することができます。しかしアンティークものや販売数の少ないレアなものなどになってくると、一般の時計屋さんでは購入するのが難しくなることが多いです。
そこで今回は、ミリタリーウォッチ専門店を3つご紹介します。カンパニーといったミリタリーウォッチ専門店では一般の時計屋さんではなかなか手にはならないものを取り扱ってることが多いです。自分にあったミリタリーウォッチを探したい人は、カンパニーなどのミリタリーウォッチ専門店で探してみると良いでしょう。
1/3.ワールドミリタリーウォッチショップ
海外の軍隊で使用しているタイプのミリタリーウォッチをお探しなら「ワールドミリタリーウォッチショップ」がおすすめ。アメリカ、イギリス、ドイツなど各国で使用しているミリタリーウォッチが入手可能です。
2/3.ミリタリーウォッチ時計専門店 正美堂時計店
「正美堂時計店」はイギリス、アメリカ、ロシアなどの軍隊の使用しているブランドの他、カジュアルに使えるものまで、さまざまなミリタリーウォッチを取り扱っています。ミリタリーウォッチを普段使いしたい人、コレクターの人などにおすすめのショップです。
3/3.MWC(ミリタリーウォッチカンパニー)時計専門店~UNLIMITED
ミリタリーウォッチ専門店、カンパニーは軍用モデルのミリタリーウォッチや自動巻きのベルトといったものも扱っています。日本一とショップ自ら言うほど、カンパニーの品揃えは抜群!なかなかお気に入りのミリタリーウォッチが見つからない人や、他ショップで探しているミリタリーウォッチが見つからないという人にカンパニーはおすすめのショップです。
【腕時計】最強のミリタリーウォッチおすすめ10選!
それではここで、今回のメインとなる最強のおすすめミリタリーウォッチを10点ご紹介します。ここで紹介するミリタリーウォッチはメーカーショップの他にカンパニーといったミリタリーウォッチ専門店やネットで通販することも可能です。
1/10.ルミノックス (Luminox)リーコン ポイントマン
軍事ジャーナリストであり射撃インストラクターでもあるアンドレア・ミシェリー氏と共同で開発したフィールド系のミリタリーウォッチ。方位計測スケール、歩行速度計測可能なタキメーターを搭載、クォーツ式。カレンダー機能も搭載しており、200m防水仕様(潜水不可)となっています。
2/10.セイコー(SEIKO) ミリタリーウォッチ SSC295P1
日本の時計メーカーでトップクラスのセイコー製品です。コンパス・アラームクロノグラフ・日付表示機能がありクォーツ式、100m防水仕様となっています。ベルトはシンプルなオリーブグリーンカラーなので、普段使いにも使いやすいミリタリーウォッチです。
3/10.ルミノックス (Luminox)オリジナル ネイビー シール 3000シリーズ Ref.3001.XQ
アメリカの海軍特殊部隊「ネイビーシール」と共同開発したモデルです。サファイアクリスタル風防を使用、ベゼルには逆回転防止機能があり自己発光型で200m防水仕様、クォーツ式。強靭なカーボンファイバーケースを使用しており、コスパ最強と言えるでしょう。
4/10.スイスミリタリー(Swiss Military) ミリタリーウォッチ ML-5
ML-5はケースサイズが35mmと小さ目なので腕が細い人にも合うミリタリーウォッチです。また色使いやデザインがとてもシンプルなので普段使いにも向いています。カレンダー機能がついており、10気圧防水仕様、クォーツ式となっています。
5/10.ケンテックス(Kentex)陸上自衛隊 ソーラー 腕時計 S715M-01
ケンテックスのミリタリーウォッチは日本の防衛省本部契約商品として登録されています。ソーラーパネル仕様なため、限りなく自動巻きに近いと言ったところでしょうか。パワー消耗警告機能がついているので、きちんと充電さえできていれば自動巻きと同じ感覚で使え、夜光塗料使用で100m防水となっています。 自衛隊の正式エンブレムがとても恰好良く、お値段も2万円前後とコスパ最強でしょう。 シンプルなデザインなので普段使いにもおすすめできます。
6/10. マラソン(MARATHON) ミリタリーウォッチ 1024-194013m
マラソンのミリタリーウォッチは軍用時計として使用されることがあるため、防水や防汚機能が高く、衝撃にも強いです。文字盤は2種類あり、12時・24時どちらにも対応できます。 ケースのサイズが42mmと大き目でクォーツ式、発光機能もついています。耐久性が高いため、サバゲープレイヤーにもおすすめできるミリタリーウォッチです。
7/10.ドイツ時計 ジン(Sinn) EZM2
国境警備隊で対テロ対策で有名なドイツのGSG9の採用しているミリタリーウォッチ。 クォーツムーブメントを搭載、5000m防水仕様で潜水艦に使用されるUボートスチールをケースに採用。 ケース内にシリコンオイルを充填することで、見る角度関係なしの最強の視認性を実現しています。表面は特殊加工を施しているため耐久性では最強と言えるミリタリーウォッチです。
8/10.フォルティス(Fortis)クラシックCosmonautsクロノグラフ自動メンズ時計401.21.12 l.28
宇宙飛行士用時計で有名なメーカーフォルティスは元は航空モデルで定番であり人気がありました。ドイツやポルトガル空軍で採用された実績を持ちます。 自動巻きで耐水性は100m、視認性と信頼の高い最強のミリタリーウォッチに仕上げています。
9/10.トレーサー(traser) ミリタリーウォッチ P6600.41F.13.01
トリガライトを開発した事で有名なMb-microtec社のミリタリーウォッチ。ケースは2重構造になっており衝撃に対して最強とも言える強靭さ。ケースのサイズが47mmと女性や腕の細い人だとかなり大きく見えます。カラーがとてもシックなので普段使いにも良いミリタリーウォッチです。 防水は20気圧、日付表示機能があり、クォーツ式です。
10/10. ベル&ロス BELL&ROSS BR03-92 ミリタリー セラミック
シンプルなデザインですが、サファイアクリスタル風防・反射防止サファイアを使用しています。ケースはセラミックスで色の変質がしにくく、とても軽いミリタリーウォッチ。自動巻きで100m防水、日付表示機能がついています。 年間の生産本数が約500本とレア度の高いミリタリーウォッチで、どちらかというとコレクター向きでしょう。
【腕時計】ミリタリーウォッチでオシャレを楽しもう!
ミリタリーウォッチをコレクションするのも良いですが、やはりその丈夫さや多機能なことを考えると、アウトドアや普段使いにさりげなく使いたくなるものです。 ミリタリーウォッチを選ぶ時は見た目や大きさ・色・機能も重要ですが、電池切れが心配なら定番の自動巻きのミリタリーウォッチを。時刻の正確さを重要視するなら自動巻きではなくクォーツ式を選びましょう。 定番のミリタリーウォッチも良いですが、カンパニーといったミリタリーウォッチ専門店でお気に入りを見つけて、さりげないおしゃれを演出してみましょう!