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芽キャベツの育て方と栽培!失敗しないコツや上手に育てる方法をご紹介!

芽キャベツはキャベツの中まで「子持ちカンラン」とも呼ばれ、太い茎の付け根に直径2~3cmのミニキャベツがびっしりついた野菜です。育て方は簡単で長い間収穫も楽しめる野菜です。種まき~追肥や葉かきなど育て方を一連の流れでご紹介いたします。
更新: 2023年3月22日
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芽キャベツってどんな野菜?

栄養価も高い野菜の一つ

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太い茎の付け根に直径2~3cmのミニキャベツがびっしりとついた「芽キャベツ」。長期間収穫を楽しむことができ、初心者の方にもおすすめの野菜です。 栄養価が高く、ビタミンCはなんとキャベツの4倍、カロテンやカリウム、ビタミンB2も豊富なので抗酸化力も高く、老化やガン予防にも役立つ野菜です。

芽キャベツの育て方のポイントは?

水はけのよい土、日当たりの良い場所で栽培する

芽キャベツは日当たりと水はけのよい場所で育てるようにします。水はけや日当たりが悪いと病害虫が発生しやすくなります。また暑さに弱いので風通しの良い場所で育苗することも大事です。

冷涼な気温の時期が栽培に向いている。

芽キャベツの栽培適温は、15℃~25℃、生育適温は18~22℃となっており、春先や、秋にかけて栽培を始めていくのがおすすめです。 23度以上の高温と多湿の環境では結球不良や病気の発生が多くなります。

気温が低い時期を狙って、乾燥気味な気候のもとで育てましょう。 ちなみに芽キャベツは春植えと秋植えの2期作が可能ですが、春植えは害虫が発生しやすいため、初心者の方が育てる場合は、秋植えがおすすめです。

連作障害にも注意!茎を太く育てるのがポイント!

芽キャベツは生育初期に直径4~5cm異常と太く大きな茎に育てるとたくさんの実が収穫できます。 株を大きく育てるためには元肥をしっかりと与えるのがポイント。また実を半分ぐらい収穫し終えた頃に追肥を施すと、その後の収穫も長く楽しめます。

芽キャベツの種からの育て方、時期や方法は?

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種まきの時期は3~4月または7~8月がおすすめ。

芽キャベツは種まきからと、購入した苗植えからと2つの方法で育てることができます。 まず種まきの一般的な手順としては、ビニールポット(大きさでいうと3号ぐらい)に、4~5粒種を蒔いて、上から薄く土をかけます。

種を蒔いたビニールポットは排水穴をあけた発泡スチロールの箱などに入れて、水やりするといいでしょう。 種が発芽するまでは表面の土が乾かないように、新聞紙などをかけておきます。発芽したら日光によく当てましょう。

芽が出そろったら間引きもしましょう。

芽キャベツの種が発芽したら、まず双葉が開いたころに元気な苗を2本だけ残して間引きます。 その後、本葉2~3枚の時期に、茎がしっかりしている元気な苗を1本だけ残して間引き、さらに本葉5~6枚の時期になったら、ようやく苗として地植えもしくは鉢やプランターに植え替えることができます。


芽キャベツの苗からの育て方、その方法と時期について

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苗を購入しよう!良い苗の見分け方は?

芽キャベツの苗はホームセンターや通販などで販売されていますので、苗を購入して栽培していくこともできます。 よい苗は、茎が濃い緑色をしていて、子葉の残っている苗を選ぶようにします。 そのほか、病気や害虫の被害に遭っていない苗を選ぶことも、重要です。

芽キャベツの育て方、植え付け前に畑の準備

植え付け2週間前に土の準備を

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芽キャベツを植えるときは、連作障害を避けるため、芽キャベツだけでなく、キャベツやダイコンなど同じアブラナ科の野菜を1年以上育てていない場所を選んで植え付けましょう。

カルシウム分を好み、酸性にやや弱い性質があるので、酸性気味の土壌は苦土石灰を施し、土壌の酸度を調整してから植え付けるようにしましょう。 大まかな土づくりの流れは以下のようになっています。

1.2週間前に苦土石灰をまいて耕す。
2.1週間前に堆肥と化成肥料をまいて耕す
3.畝を立てる
4.黒マルチを張る(雑草の抑制や、地温を上げるのに効果があります) このような感じです。また堆肥と化成肥料をまいて耕す際は、1㎡あたり堆肥はバケツ1杯、鶏糞はバケツ1/2が目安です。

芽キャベツの苗を植え付けよう!その方法や適切な時期

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植え付けは株間40cmぐらいが目安

芽キャベツの苗は、8月上旬~9月上旬を目安に植え付けします。初心者の方はできるだけ涼しい季節がおすすめなので、9月上旬~10月下旬ごろに植え付けしても構いません。

植え付けるときは、株間40cmぐらいの間隔で植え付けます。苗を植えるための穴を掘り、穴を掘ったらそこに苗を植えていき、手で軽く押さえて株を安定させます。 その後、水をたっぷりとあげるのがポイントです。

植え付け後3週間後を目安に追肥を

芽キャベツの苗を植え付けてから3週間後を目安に追肥します。ゴルフボール1個分の化成肥料を株の間に撒いていきます。 肥料を与えたあと、水やりなどで肥料が流れ出ないように、鍬などを用いて土寄せします。

プランターで育てる方法

芽キャベツは畑や花壇以外に、大きめの植木鉢やプランターで育てることもできます。 プランターのサイズは大体60cm以上、植木鉢は直径30cm以上で深さも同じく30cmいじょうあるものを使用します。

芽キャベツの株間は30cm~40cm以上必要となるので、小型プランターや植木鉢の場合は1つにつき1株で育てるようにします。 プランターに入れる土は、野菜や花用の培養土を使うと手軽でおすすめです。

芽キャベツの育て方、注意したい病害虫などについて


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害虫から苗を守る方法

芽キャベツだけでなく、アブラナ科の野菜にはモンシロチョウの幼虫(アオムシ)による被害に遭うことが多いので注意しましょう。 日ごろからこまめに葉をチェックし、虫食いの葉っぱを見つけたら幼虫を探して駆除しましょう。

特に植え付けた直後でまだ葉がやわらかい段階でアオムシに食害されると、その後の収穫量にも影響が出てしまいます。苗を植え付けたあとは、不織布か寒冷紗など、目の細かい防虫ネットを植え付ける後に被せる、トンネル掛けなどをして害虫の被害から守りましょう。

芽キャベツに多い病気、葉っぱの混み合いに注意!

芽キャベツには「べト病」「根こぶ病」「菌核病」「苗立ち病」などいくつか病気があります。 このような病気が発生しやすくなる原因としては、栽培地の日当たりや水はけの悪さ、株元の葉っぱが混み合ってしまうことにあります。 病気の発生を防ぐため、適正な株間の確保すること、日当たりがよく、深く耕した水はけの良い土壌で育てるよう心がけましょう。

芽キャベツの育て方、水やり追肥や支柱を立てる方法

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水やりはたっぷりと

芽キャベツの水やりは、まず苗を植え付けた直後に苗が根付くまでの1週間程度は水やりをたっぷりと行う必要があります。 また苗が根付いた後は、用土が乾きすぎない程度に水やりします。水のやりすぎもいけませんが、用土の表面が乾燥してきたら晴れた日の午前中にたっぷりと水やりをおこないましょう。

芽キャベツの支柱の育て方

芽キャベツは苗を植え付けた後から、根付くまでの期間は雨や風などで幼苗は倒れやすいので、仮支柱として支柱を立てておくと安心です。 仮支柱は根付いたあとに1度取り除き、葉の成長が活発(草丈が30~40cm)になった頃に約1mの本支柱を立て、株が倒れるのを防ぐようにします。

支柱は必ず立てなければいけないというものでもありません。支柱の代わりに株周辺の土を根元に寄せて固定しても構いません。

追肥は1か月ごとに施しましょう。

芽キャベツの追肥は1か月ごとに行うのが目安です。まず1回目の追肥は本葉が約6~8枚程度になったころ、そして苗の植え付けから約3週間ほどたったころに化成肥料10gを株周りに沿って撒き、用土と混ぜ合わせるようにして株に土寄せします。

それ以降2回目以降の追肥は前回の追肥から約1か月間隔で与えるようにします。与える肥料の量は1回目と同量(化成肥料10g)を葉にかからないよう、株元に撒いて同じように用土と軽く混ぜ合わせて土寄せします。

ポイントは苗が小さいときは肥料を株元に与えますが、大きくなってからは株元から少し離れたところに撒いて根を傷めないようにします。

芽キャベツの育て方で重要なポイント「葉かき」

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葉かき作業をおこなうと病害虫からも守ることができる

芽キャベツを健全に育てる際、「葉かき」という摘葉作業をおこなう必要があります。日当たりと風通しをよくして、キャベツの球が肥大する環境とスペースを確保する作業が必要になります。

葉かきの時期ですが、10月ごろになってわき芽が結球し始めたら頂部の葉を10枚ほど残し、その他の葉をすべて切り落とします。 葉かきは一気に葉を切り取ってしまうと、光合成などがうまくいかなくなり、株や芽球の成長が悪くなるため、少しずつおこないます。

芽キャベツの結球は下の方から始まりますので、結球の成長に合わせて下から順に古い葉を切り取っていきます。 また葉かきの際に注意したいことは、葉を茎の根元ギリギリで切り取ってしまわないようにします。根元ギリギリで切り取ってしまうと、芽球を傷めたり、芽球が取れてしまったりするので、葉の柄を少し残して切るようにするのがポイントです。


下葉かきも重要

芽キャベツは葉かきと同様、「下葉かき」というのも大切な作業です。葉と同様、形の悪い芽は育ててもきれいな形にならないので葉かきが始まる頃に株元から10節目ぐらいまでにある形の悪い芽は大きく成長しない間に摘み取ることをおすすめします。

芽キャベツのわき芽が大きくならない時どうする?

芽キャベツを育てていると、葉のつけ根に直径2~3cmの小さなわき芽がびっしりとつきますが、これが食用にできる部分です。 このわき芽が育たないというケースもありますが、この原因は、「植え付けの時期が適切でない」「葉かきの作業を行わなかった」などが考えられます。

芽キャベツの球は葉と茎の間のわき芽が生長したものなので、わき芽が見え始めたら、葉かきをおこない、茎全体の日当たりをよくし、栄養がわき芽に集中するようにします。 芽キャベツは冬の寒さには強いですが、暑さに弱い性質があるので、苗の植え付けは早くても8月ごろで、11月~2月ごろに収穫できるような栽培スケジュールで育てるとうまくいきます。

ただ植え付けが遅すぎても、初期生育がうまくいかずわき芽が大きくならないので注意しましょう。

いよいよ収穫、実の取り方を知っておこう。

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下の方から収穫していくのがポイント

芽キャベツは苗の植え付けから約90日で収穫できるようになります。芽球は大体直径2~3cmで硬くしまってきたらハサミで根元から切り取るか、手で直接もぎ取るようにして収穫します。

収穫時期が遅れると芽球が開いてしまい、硬くなって食べにくくなりますし、見た目もよくありませんので、ピンポン玉ぐらいの大きさを目安に収穫します。 芽キャベツは下の方から順に締まって、順に株の上の方に次々と実がなります。栽培がうまくいけば、約2か月ほど収穫を楽しむことができます。

収穫時期は地域によって変わる

収穫時期は、植え付けの時期でも変わりますが、寒冷地でしたら、8月下旬~12月、中間地で、11月上旬~翌3月、暖地は11月上旬~翌3月ごろと地域によって多少のズレがあります。

収穫期間も長い芽キャベツ、育て方がわかれば楽しい!

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うまく育てれば収穫期間も長く、シチューや煮込み料理、グリル料理、蒸し料理、サラダなど調理アレンジも豊富な芽キャベツ。 実をうまくつけるには、追肥のほか、「葉かき」がポイントです。 ここでご紹介した栽培方法やポイントを押さえて、コロコロかわいい芽キャベツの栽培を楽しんでください。