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シモツケの育て方パーフェクトガイド!きれいに咲かせる栽培方法をご紹介!

庭木として人気のシモツケという植物をご存知ですか。小花が咲くのを楽しむ他にも葉色などバリエーションに富んだいろいろな種類があり葉を愛でるために植え付ける方もいます。今回はシモツケの開花時期や植え付けに向いている日当たりや切り戻し剪定なども紹介します。
2020年8月28日
佐藤3
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はじめに

人気のシモツケの植え付け方や育て方を解説

シモツケという花木をご存知ですか?似たような小さな花がたくさんかたまって咲く木はいろいろありますが、白い花のものが多くシモツケを知っていると庭の花木がカラフルになります。育て方は同種の木同様とても簡単で丈夫・育てやすいのが特徴なので初めてという方でも怖がらずに植え付けることができるでしょう。今回はこのシモツケの開花時期など基本情報から少し難易度が高く感じる切り戻し剪定方法まで育て方を御覧ください。

シモツケについて

まず最初はシモツケという木の基本情報や樹姿・暑さ寒さの強さをご紹介します。何の仲間かということを知ると、どう手入れしていいのかどんな花が咲くのかなど庭の植物スケジュールの参考にもなるでしょう。

基本情報

科・属:バラ科シモツケ属
原産地:日本、朝鮮半島・中国
英語名/学名:Japanese Spiraea/Spiraea japonica L.f.

シモツケの名前の由来

シモツケという名前は漢字で書くと下野となり、これは現在の栃木県あたりの地名を木の名前として付けたものです。

木の高さや開花時期は

樹高はそれほど高い木ではなく、0.5-1メートルほど。開花時期は5月中旬から6月いっぱいらいまでと、長く咲き続けるため人気があります。花色もピンクから赤みの強いものや白いものまで葉色とマッチする明るい色ばかり。花だけでなく葉色も黄色がかったゴールド種や赤・深い緑とこちらもバリエーションから選ぶことができるでしょう。

耐暑性・耐寒性

日本の暑さ寒さにはどちらにも強く、木を育てるのがはじめての初心者の方でも簡単に植え付けやお手入れできるものとしておすすめです。

和風な趣のものから洋風なものまで種類も豊富

シモツケというと和風な木というイメージを持たれるかも知れませんが、赤からだんだんと色が変わり最終的には黄色の葉を付けるゴールドフレームや鮮やかな赤い花を咲かせるブマルダなど洋風な庭にも合わせやすい葉色・花色・木の大きさなど選べます。

シモツケとよく似た庭木の種類

シモツケとよく似た仲間の人気の庭木はいくつかあります。どれも他のお宅の庭や垣根に植えられていることが多いものなので見たり触れたりしたことがあるものばかりでしょう。

コデマリ

バラ科シモツケ属の低木で白いてまりのような花を咲かせるためこの名前が付けられている植物。花付きが非常によく開花時期には枝がしだれるほどたくさんの花を咲かせる姿は圧巻です。中国から渡ってきた木ですが日本人に非常に愛されており、花の時期はシモツケよりも少し早い4-5月頃となっています。


ユキヤナギ

花色は白のほかピンク色もありますが、白いものが有名でその花姿はヤナギの木に雪が積もっているようだということでこのユキヤナギという名前が付けられたといわれています。花ひとつひとつのボリュームは控えめながら花数ではコデマリにも負けないたくさん花を付ける種類の樹木。4月ころに1ヶ月ほど開花時期をむかえます。

シモツケの手入れと育て方1.日当たり

庭植えにする場合は一度植え付けると簡単に移植できないので、置き場所は最初によく考えて決めておくことがおすすめ。この木はどのような日当たりが好きなのか、冬はどういった置き場所が良いのか見ていきましょう。

シモツケの好きな日当たりは

シモツケは日当たりのよい場所が大好き。土の乾燥にさえ気をつければずっと日当たりのよい日なたに植えておいても大丈夫です。落葉樹で冬場は葉をちらしてしまうので日かげになるような場所に置くことも可能。

日当たりに関する注意点

あまり樹高が高くならない木ですので他の庭木の陰にならないような場所に植え付けてあげてください。日当たりが良いほど開花時期にはたくさんの花を咲かせるので、春から秋にはよく日の当たる日なたに植え付けるようにしましょう。

シモツケの手入れと育て方2.土

土は水はけとある程度の保水性がある土が向いていて、水はけが良いのに水持ちが良いというと少し混乱するかも知れませんね。複数の種類の土を混ぜることで簡単に作ることができるでしょう。ここではシモツケの土づくりについて見ていきます。

シモツケ用の土づくり

Photo byPexels

土は水はけのよいものを好むので、赤玉土は小粒と中粒をブレンドして使うと良いでしょう。そこに腐葉土を3割りほど混ぜるとよい感じの土となります。水はけがよくかつ水持ちもそこそこ良いような土づくりをしてあげてください。

おすすめの市販の培養土

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地植えにする場合土のリサイクル材を使うと樹木の植え方に適した土に再生することができます。こちらは植え付けたあとからでも近くに蒔いておくだけで土壌が改良されるので植え替えが大変なたくさん庭木の数のあるお宅でも手軽に使うことができて便利。

シモツケの手入れと育て方3.植え付け

木はある程度の大きさの苗で購入される方がほとんどでしょう。その木がmaxでどのくらいまで大きくなるのか知ることで、他の庭木との間隔もとって植えることができます。邪魔な枝は剪定することもできますので、あまり深く考えすぎず日当たりも考慮して植え付けてください。

植え付け時期

この木の植え方時期は葉が落ちている11月から翌年の3月くらいまでの間。鉢植えにする場合は毎年植え替えと株分けをしないとすぐに鉢がパンパンになってしまいますので気をつけてください。地植えにする場合にも剪定と植え替えを併せておこなうことで景観を保ちやすくなるでしょう。


シモツケの植え方

植え方は穴を大きめに開けて完熟堆肥や腐葉土などを土に混ぜ込んだところに植えていきましょう。木のきれいに見える向きに気をつけて方向を決めてあげるのも植え方のコツ。たっぷりと水やりをして植え付けは完了です。

シモツケの手入れと育て方4.日常管理

地植えにした場合は水やりも肥料も不要なくらい勝手にすくすく大きくなってくれる木です。鉢植えにした場合は、水やりなどの日常管理は必須となりますのでこの項目をヒントにお世話をしてあげてくださいね。

水やり

水やりが必要なのは鉢植えにした場合。地植えの場合は猛暑でしばらく雨が降らないかぎり水やりの心配はありません。特に大きくなってきた鉢植えのシモツケの場合はすぐに水切れしてしまいがちなので、乾燥させないようこまめな水やりが必要でしょう。

肥料の与え方

Photo byJing

肥料はたくさんあげる必要はなく、春先の4月に新しい芽が出てくるころにあわせて緩効性肥料を株元に置いてください。こちらも鉢植えのみに使います。庭に植えた場合は肥料やりの手間もかかりません。

シモツケの手入れと育て方5.切り戻し剪定

剪定といえばはじめての方には難しいというイメージがあるでしょうが、その年の花芽は新しく出てくる枝に付きますのでその前におこなうことで花が咲かないということはありません。時期を間違えなければ怖がることもないので、木の形を整えたり込み入った枝は切ってしまってください。

切り戻し剪定の時期

Photo byBru-nO

毎年おこなう必要はありませんが、枝が混み合っているようであれば樹姿を整え風を通して病気などにかかりにくくするという目的のためにも切り戻し剪定をしてあげてください。おこなう時期は葉がついておらず新芽が出てくる前3月くらいまでが適期です。

切り戻し剪定のやり方

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切るべき枝は徒長して節と節の間が不自然に長いもの・こみあっていて枝と枝がぶつかり葉が付くと確実に風通しが悪くなりそうな枝を探しておこなうと良いでしょう。剪定バサミで切れますが太めな枝用にのこぎりもあると便利です。切り口を保護する癒合剤を塗っておけば完璧な切り戻し剪定といえますね。

成形するには枝元まで切り戻しても

切り戻し剪定の枝を切る位置ですが、風通しだけでなく樹姿を整えるという目的であれば思い切って枝元まで剪定してしまってもかまいません。頻度は毎年おこなう必要はなく、モサモサと茂りすぎてきたなと感じる2-3年に1度の頻度でお手入れしている方もたくさんいます。

シモツケの手入れと育て方6.株分け・挿し木

シモツケが気に入ったら何本か欲しくなることもあるでしょう。ここでは増やし方について触れていきます。増やし方は2種類ありますのでお好みの方法でおこなってください。しかし時期や成長具合によっては株分けはいつでもできるものではありません。

株分けで増やす


シモツケの木の増やし方としては挿し木でおこなうのが一般的ですが株分けで増やせないということはありません。株分けをする場合は植え替え時期にあわせて行いましょう。新しい株ができていないと株分けはできませんので、できる年とできない年があることをご理解ください。

株分けの時期とやり方

シモツケの株元を見てみて新しい株が増えてきているようであれば、植え替え時期に株分けで2つの木として分けることができます。やり方は掘り上げたものを2つに分けて別々の場所に植え付けるだけ。植え方のやり方と同じですのでそちらをご参照ください。

挿し木で増やす

Photo bykontakt

一般的で誰でもやりやすい増やし方が挿し木です。6-7月ころが挿し木の適期。梅雨の時期と重なるため植物の乾燥しすぎの心配もなく成功率が高いのでおすすめ。

挿し木の時期とやり方

挿し木をするために去年生えてきた比較的新しい若くみずみずしい枝を選んで10センチほど使います。鹿沼土などの清潔な土を平鉢や種苗箱などに入れよく湿らせてから、挿し穂を差してください。発根するまで土を乾燥させないように管理するのがコツ。濡らした新聞紙をかけておいたり箱ごと日かげにおくのも良い方法。1ヶ月を目安としてだんだんと日なたに移動して日当たりに慣れさせポットにあげて苗まで育てます。

まとめ

シモツケは庭木や生け垣に人気の植物

出典: https://shop.r10s.jp/chanet/cabinet/4323/431933-1.jpg

シモツケは白以外にも赤やピンクといった明るい色のコバナが固まって咲く育てやすい園芸用の低木庭木。ほどよい大きさで女性の身長でも剪定などのお世話がしやすく、花の時期だけでなく葉色でも楽しめるという1本あるといろいろとお得感のある木です。植え替えや剪定などは落葉した時期にまとめておこなうこともできるので、手間もかからず初心者でもわすれずに管理できるでしょう。

開花時期や植え方が気になる方はこちらもチェック

暮らし~のではたくさんの植物のか世話の仕方や植え方・増やし方などの紹介記事をご用意しています。ガーデニングをこれからはじめてみたい。いろいろな花や木の植え方を知りたいという方はぜひこちらも見てくださいね。