2022春夏におすすめのバイク用ウエア！普段着の活用方法も解説！

2020年春夏のバイク用ウエア！はじめに

春から秋にかけては快適なツーリングを楽しめる季節です。待ちわびた草木が一斉に芽吹く春の山岳ルートや海風が生命のうごめきを届ける夏の海岸ルートなど、想像するだけでツーリングへ行く衝動を抑えられなくなるバイク乗りは多いことでしょう。しかし、春は朝晩に冷え込みますし、夏は気温や湿度が高くなります。事故や転倒のリスクも含めて考えると、バイクツーリング専用に設計されたウエアがおすすめです。

普段着の活用方法も解説！

春夏用のバイクウエアは思いのほか長い期間着用できます。春から秋にかけてはツーリングへ行く機会が多いので、少し奮発しても無駄遣いになりません。快適さや安全性はバイク専用に設計されたウエアに軍配が上がりますが、洗濯などのメンテナンス性やオフシーズンでの保管を考えると、普段着で代用するのもありです。ここでは、普段着の活用方法についても後半で解説しますね。

春夏用バイクウエアの特徴

春夏用のバイクウエアの特徴をまとめます。特徴をとらえておけば、普段着をツーリング用に代用するヒントになるからです。春夏用のバイクウエアは①適度な通気性がある春秋用と②通気性を重視した夏用があります。

春秋用バイクウエアの特徴

春秋用は4月から6月と9月から10月に快適なバイクウエアです。朝晩の冷え込みで寒さを感じさせない一方、日中の気温上昇にも対応できるのが特徴。カジュアルウエアの保温性や通気性を基準にすると、春は2か月前、秋は2か月後の服装になります。

夏用のバイクウエアの特徴

一方、夏用のバイクウエアは通気性を重視した仕様になっているのが特徴です。夏のツーリングは思いのほか過酷で、エンジンの熱はまるで焼けた岩を抱いているかのよう。また、湿気が不快感を増幅し、熱中症になる可能性を高めてしまいます。

春夏用バイクウエアのカギを握るのはミドルレイヤー

春夏用のバイクウエアには防風性のあるミドルレイヤーの併用をおすすめします。防風性のあるミドルレイヤーを重ね着することで、対応できる気温を大幅に伸ばせるからです。防風性に優れたミドルレイヤーを携行していれば暑さ寒さを感じても温度調節がしやすいですし、標高差による気温低下にも対応できます。

では本題！おすすめの春夏用バイクウエアを紹介します。なおこの記事は2020年4月10日現在の情報をもとに作成しますことをご了承ください。

ツーリングにおすすめの春夏用バイクウエア①

春秋に快適なジャケットタイプ

春から秋にかけて着用したいジャケットタイプのバイクウエアを紹介します。春から秋はオールシーズン用のバイクウエアを着用するのもありですが、春夏用バイクウエアに防風性のあるミドルレイヤーを併用する方が温度調整がしやすいですね。

コミネ/プロテクトハーフメッシュジャケット

コミネのプロテクトハーフメッシュジャケットは、夏寄りの春夏用ジャケットです。走行風が当たりやすい箇所にテキスタイル生地が用いられているのが特徴です。生地にはナイロンではなくポリエステルを用いていますので、着心地と速乾性に優れています。プロテクターは肩・肘・背中・胸のフル装備！SS車に似合うデザインがかっこいいですね。

ラフ＆ロード/ライディングジャケット

ラフ＆ロードのライディングジャケットは、オールシーズン寄りの春夏用バイクウエアです。防風性の高い300Dバリスティック生地が用いられていますが、ベンチレーション機能が優れていますので、春夏用バイクウエアとしても着用可能です。プロテクターを好みに合わせて追加できるのがおすすめポイント。季節による使いまわしがしやすいですね。

ツーリングにおすすめの春夏用バイクウエア②

春秋に快適なパーカータイプ

春から秋にかけて着用したいパーカータイプの春夏用バイクウエアを紹介します。バイクにパーカー？と思われるかもですが、パーカータイプはライディングポジションがアップライトなバイクや速度域が低い小排気量バイクにおすすめです。

コミネ/プロテクトハーフメッシュパーカー

コミネのプロテクトハーフメッシュパーカーは走行風が当たるところにテキスタイル生地、脇や袖内側にメッシュ生地が用いられているのがおすすめポイントです。パーカーフードは着脱可能ですので、高速道路走行時は外すこともできます。機能にこだわるコミネらしく、プロテクターはフル装備です。

アーバニズム/メッシュベントジャケット

アーバニズムのメッシュベントジャケットは、パーカータイプの春夏用バイクウエアです。パーカータイプの柔和なシルエットをおしゃれなカラーリングでまとめられているのがおすすめポイント。さすがは女性用ライディングウエアで高く評価されている（有）ジェーアンブルの製品ですね。プロテクターにもメッシュ素材が用いられています。

ツーリングにおすすめの春夏用バイクウエア③

夏に快適なジャケットタイプ

夏に着用したいジャケットタイプのバイクウエアを紹介します。夏は直射日光やアスファルトの照り返しなど、バイク乗りにとって厳しい季節。蒸し暑い日中の気温を想定してウエア選びをし、朝晩は防風インナーで対応するのがおすすめです。

コミネ/スプリームプロテクトメッシュジャケット

コミネのスプリームプロテクトメッシュジャケットは夏のツーリングに最高の安全性能を付加できるフルメッシュのジャケットタイプです。夏用のフルメッシュジャケットながら、ハード系プロテクターも装備。肩や肘には引き裂き強度が強いナイロン生地が用いられているのがおすすめポイント。カラーはブラックのみという硬派ぶりです。

RSタイチ/クロスオーバーメッシュジャケット

RSタイチのクロスオーバーメッシュジャケットは、快適さと保護性のバランスが良好なメッシュジャケットタイプの春夏用バイクウエアです。快適さと保護性は相反する要素ですが、引き裂き強度が強いナイロンと保水性が低いポリエステルを組み合わせられているのがおすすめポイント。シャープなデザインはSS車に似合いますね。

ツーリングにおすすめの春夏用バイクウエア④

夏に快適なパーカータイプ

夏に着用したいパーカータイプのバイクウエアを紹介します。パーカータイプは夏のツーリングでおしゃれを楽しみたいバイク乗りにおすすめです。直射日光から襟足を守ってくれますし、パーカーフードを被ってからヘルメットを着用する裏技もあります。

コミネ/プロテクトKVパーカー

コミネのプロテクトKVパーカーはカジュアルな雰囲気に安全性を付加したパーカータイプの春夏用バイクウエアです。表地はスウェット生地のカジュアルな印象ですが、裏地の一部に耐摩耗性と耐切創に優れたケブラーが用いられているのがおすすめポイント。ケブラーが裏地に用いられているのは、ナイロンと同じく紫外線に弱いからです。

パワーエイジ/イージーライドパーカー

パワーエイジのイージーライドパーカーは、気軽に着用できる春夏用バイクウエアです。見た目はカジュアルウエアですが、中身は立派なライディングウエアになっています。普段着感を演出しながらプロテクターを装備しているのがおすすめポイント。プロテクターはソフト系ですので、ツーリングだけでなく通勤や通学でも使いやすいですね。

ツーリングにおすすめの春夏用バイクウエア⑤

春秋で快適なパンツ

春秋に着用したいパンツを紹介します。春や秋は寒暖差が大きいものの、足は胴体ほど冷えの影響を受けにくいので、それほど神経質にならなくてもいいですね。また、冷えやすい膝はプロテクターが保温の役割もしてくれます。

ラフアンドロード/ハードプロテクションパンツ

ラフ＆ロードのハードプロテクションパンツは春秋で快適な春夏用バイクウエアです。ハード系のプロテクターを標準装備しているのがおすすめポイント！アウターと合わせやすいシンプルなデザインがかっこいいですね。体形に合わせやすいルーズフィットタイプで、膝のプロテクターは高さをアジャスターで調整できます。

RSタイチ/コーデュラストレッチパンツ

RSタイチのコーデュラストレッチパンツはカジュアルパンツに似せたデザインの春夏用バイクウエアです。普段着のアウターと合わせやすいのがおすすめポイント。ストレッチ性のある生地は膝の曲げ伸ばしがしやすいので、信号待ちでのゴー＆ストップが多い市街地走行でストレスを感じません。なお、コーデュラの強度はナイロンの7倍といわれています。

ツーリングにおすすめの春夏用バイクウエア⑥

夏に快適なパンツ

夏は春や秋と違い、エンジンの熱で足に暑さを感じます。また、お尻に汗をかいたり、股間が蒸れたりなど、不快な思いをしがちです。通気性はもちろん、愛車のシートとの相性や裾のずり上がりなどに注意して選ぶのがおすすめです。

コミネ/フルアーマードメッシュパンツ

コミネのフルアーマードメッシュパンツは夏のツーリングを快適にしてくれるパンツです。ナイロンとポリエステルを組み合わせ、強度と軽さを両立しているのがおすすめポイント！膝から下はエンジンの熱による影響を受けないよう、耐熱生地が用いられています。ブーツアウトタイプのパンツですので、手持ちのブーツとの相性を確認しましょう。

RSタイチ/クロスオーバー メッシュ

RSタイチのクロスオーバーメッシュパンツは夏のツーリングを快適にしてくれるパンツです。デザインはややハードな印象ですが、強度が必要な個所はナイロンを、通気性が必要な個所はポリエステルが用いられています。先述したクロスオーバージャケットと併用するのがおすすめ。ブーツとの相性を確認してから購入しましょう。

ツーリングにおすすめの春夏用バイクウエア⑦

春夏のツーリングで快適な天然素材のジャケット

ナイロンやポリエステルのジャケットはスポーティな印象が強いので、クラシック系バイクやアメリカンクルーザーには不向きです。そこで検討したいのが天然素材のジャケット。レザーやコットンなどの素材はナイロンやポリエステルほど高機能ではないものの、おしゃれなバイク乗り御用達の素材です。

デグナー/ゴートレザージャケット

デグナーのゴートレザージャケットは、春や秋のツーリングで快適なレザージャケットです。おすすめポイントはもちろん素材となっているゴートレザー（山羊皮）。ゴートレザーは薄くても丈夫な素材で、春夏用バイクウエアにピッタリ！軽くてしなやかな着心地です。残念ながら、通気性は真夏のツーリングには不向きです。

パワーエイジ/コットンライダース

パワーエイジのコットンライダースは、程よい吸放湿性が春や秋のツーリングを快適にしてくれるジャケットタイプの春夏用バイクウエアです。柔らかい着心地のコットン素材がおすすめポイント。ベンチレーションを備えていますので、暑さを感じた時でも換気がしやすいですね。動きやすいようにストレッチコットンが使用されています。

ツーリングにおすすめの春夏用バイクウエア⑧

春夏のツーリングで快適な天然素材のパンツ

ナイロンやポリエステルのパンツは高機能なものの、バイクの操作性は天然素材のほうが優れています。そういった理由から、天然素材のパンツを選択するバイク乗りは多いですね。お尻でバイクをコントロールしやすい天然素材のパンツを紹介します。

デグナー/カップ付メッシュレザーパンツDP-28P

デグナーのカップ付メッシュレザーパンツDP-28Pはすっきりとしたシルエットがかっこいい春夏用バイクウエアです。牛革性のパンチングメッシュを使用しながらも、しなやかにフィットするのがおすすめポイント。ブーツアウトタイプのレザーパンツはクラシック系バイクやアメリカンクルーザーに似合います。

パワーエイジ/コットンカーゴパンツ

パワーエイジのコットンカーゴパンツは適度な通気性と保温性を備える春夏用のパンツです。膝の曲げ伸ばしがしやすいストレッチコットンが用いられているのがおすすめポイント。アースカラーを中心にしたラインアップがおしゃれですね。ひざの内側にはニーグリップしやすいよう、あて布がされています。帰宅日程を定めないバイク旅にイチオシでおすすめです。

ツーリングにおすすめの春夏用バイクウエア⑨

アドベンチャーツアラー＆オフ車：ジャケット

アドベンチャーツアラーやオフロードバイクにおすすめの春夏用ジャケットを紹介します。アドベンチャーツアラーやオフロードバイクはウエア選びが難しいですね。基本的にはオフロードスタイルとなりますが、場合によってはアウトドアウエアからの選択も検討しましょう。

コミネ/プロテクトアドベンチャーメッシュジャケット

コミネのプロテクトアドベンチャーメッシュジャケットは、アドベンチャーツアラーに似合うメッシュジャケットです。アップライトなライディングポジションに適したデザインがおすすめポイント。少し長めの着丈や腰のアジャスターがハードツーリングを支えます。落ち着いたデザインがかっこいいですね。

RSタイチ/エアーパーカー

RSタイチのエアーパーカーはスポーツカジュアル風のデザインがおしゃれな春夏用パーカーです。走行風を効率的に取り込めるのがおすすめポイント。アドベンチャーツアラーやオフロードバイクにはラフなデザインも似合います。フラッググレイの垢抜け感がおしゃれですね。

ツーリングにおすすめの春夏用バイクウエア⑩

アドベンチャーツアラー＆オフ車：パンツ

アドベンチャーツアラーやオフロードバイクに似合う春夏用パンツを紹介します。アドベンチャーツアラーやオフロードバイクのウエア選びが難しいのはブーツが原因。ツーリング系のブーツを履くときはそれほどでもありませんが、オフロードブーツには裾口が広いパンツしかブーツアウトできないからです。

コミネ/プロテクトアドベンチャーメッシュ パンツ

コミネのプロテクトアドベンチャーメッシュパンツはアドベンチャーツアラーでのツーリングを想定した春夏用パンツです。先述したプロテクトアドベンチャーメッシュジャケットと併用するのがおすすめ。ナイロンではなくポリエステル生地を用いていますので、耐摩擦性よりも快適さ重視のパンツだと捉えましょう。ツーリングブーツならブーツアウトできます。

ソアー/テレインパンツ

ソアーのテレインオーバーザブーツはツーリングでも使いやすいオフロードパンツです。オフロードブーツにブーツアウトで着用できるのがおすすめポイント。真夏は暑さを感じるかもですが、内部の温度調整ができるベンチレーションを装備しています。ナイロンとポリエステルを組み合わせは強度と快適さを両立していている証です。

普段着を春夏のバイク用ウエアに：アウター

春夏ツーリングの服装を考える①

ここ近年、ツーリングではバイク専用のウエアを着用しなければならないという風潮があります。しかし、春から秋にかけては普段着をツーリングの服装に流用するのもありです。カジュアルテイストを付加したバイクウエアは増えつつありますが、普段着でおしゃれを楽しいたいという欲求は抑えるべきではありません。しかし、普段着はバイク専用のウエアほど快適な服装にならないのが現実です。

春夏ツーリングの服装で工夫したいこと：アウター

普段着をバイク用のアウターに流用するなら、インナープロテクターの着用を加味してサイズ選びをしましょう。カジュアルウエアはプロテクターの装着を前提にしていませんので、袖が細く感じたり、肩幅が狭く感じたりします。1サイズ大きめのアウターを用意するのがベストです。化繊のアウターを着用するなら、春夏はナイロン生地よりもポリエステル生地がおすすめ。保水性が少なく乾きやすいですし、紫外線による劣化も緩やかです。

普段着を春夏のバイク用ウエアに：パンツ

春夏ツーリングの服装を考える②

バイク専用のジャケットに普段着のパンツを流用するバイク乗りは多いですね。快適さや安全性ではバイク専用のパンツに軍配が上がりますが、カジュアルパンツを春夏のツーリングで着用するのは間違いではありません。しかし、カジュアルパンツでバイクに乗ると裾が短くなってしまいます（乗っている間にずり上がるため）。股下の長さを普段着より10センチほど長くするとちょうどいいですね。

春夏ツーリングの服装で工夫したいこと：パンツ

普段着のパンツをツーリングで着用すると、膝の曲げ伸ばしがしにくくなります。特に暑い夏は汗で肌に張り着くのがストレス。そんな時は登山用の速乾性のあるタイツを併用しましょう。すべりが良くなって膝の曲げ伸ばしがしやすくなり、プロテクターと肌が擦れるのを防いでくれます。なお、プロテクターはパンツの中に装着するのが正解。パンツの外に装着すると転倒時の衝撃でズレる可能性がありますし、パンツのシルエットを崩すので不格好です。

春夏のツーリングに相応しい服装は？

春夏ツーリングの服装を考える③

春夏のツーリングにふさわしい服装の条件は①暑くても長袖とロングパンツ②速乾性のある素材③UVカット素材ならなおよし、この3点です。それほど難しい条件ではありませんね。春は2か月前の服装を基準に選びますので、カジュアルウエアが値崩れし始める頃が買い時。秋は昨シーズンに着古したカジュアルウエアをツーリングの服装にできます。

春夏ツーリングの服装で工夫したいこと：作業服

速乾性のあるUVカット素材といえば、屋外で仕事をする職人さんの服装を参考にしましょう。屋外作業をする職人さんの服装は耐久性と快適さを極めた優れもの！作業服の素材は耐久性の高いコットンと速乾性のあるポリエステルが約4：6の割合で用いられています。インナーも高機能ですね。走行風を想定した仕様になっていればツーリングに快適な服装になります。

2020年春夏のバイク用ウエア！

春夏用バイクウエアを紹介し、普段着の活用方法も解説しました。ひとことで春夏用バイクウエアとくくられがちですが、その中には春秋用と夏用があり、気温に応じて揃えたり工夫したりするのがベスト。夏は湿度も想定して服装を選択したいですね。普段着をツーリングで流用するなら、プロテクターを装着したり、ライディングポジションに合わせたサイズ選びをしたりしましょう。

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