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【初心者OK】日光の人気ハイキングコースを解説!行かなきゃ損なのはココ!

日光で人気のハイキングコースは、初心者でも気軽にはじめられるコースが満載です。山や滝などの大自然の中をトレッキングできるコースもありますので、休日にぜひ足を運びたい観光地のひとつです。今回は、奥日光の周辺なども含めた日光のハイキングコースをご紹介します。
2020年8月28日
水木誠人
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日光の人気ハイキングコースを一挙にご紹介

Photo bykimura2

日光は、美しい自然と歴史的な史跡が残る人気の観光地です。東京から日帰りで行けるうえ、世界遺産の日光東照宮をはじめ、日本3名瀑のひとつに数えられる華厳の滝、奥日光の入口に位置する景勝地でもある中禅寺湖など、その周辺にも大自然が多く、こうした観光スポットをめぐるハイキングコースやトレッキングコースなども充実しています。今回は、初心者でも気軽に訪れることのできる日光や奥日光のハイキングコースから、初級者以上におすすめのトレッキングコースまで一気にご紹介します。ぜひ次の休日のプランの参考にしてみてください。

日光ハイキングや奥日光観光の魅力とは?

主要都市からのアクセスのよさ

Photo by 持続可能な地域交通を考える会 (SLTc)

北関東屈指の観光地である栃木県日光市。主要都市からのアクセス方法はいろいろあります。公共交通機関を使う場合、東武日光線を使う方法のほか、JR線で宇都宮駅から日光駅へとアクセスすることも可能です。また、日光駅からは世界遺産めぐりバス、湯元温泉行バス、中禅寺温泉行きバスなど、さまざまなバスも走っています。車がなくても比較的広範囲に可能することが可能です。

観光スポットが盛りだくさん

Photo by Kentaro Ohno

日光は、江戸に幕府を開いた初代将軍である徳川家康が祀られた日光東照宮をはじめ、日光山信仰のはじまりとなった男体山のふもとにある二荒山神社、天狗の面をつけた猿田彦の大行列で知られる湯殿山神社、採鉱を終了して観光施設として生まれ変わった足尾銅山など、数多くの史跡が残っています。日光では、観光しながら歴史を学ぶことができるため、大人の社会科見学としてもおすすめです。

奥日光周辺の大自然

Photo by Kentaro Ohno

奥日光エリアといえば、中禅寺湖周辺の大自然と季節を問わず美しい景観の華厳の滝を代表とする数々の名瀑など、優雅な観光スポットがあげられます。こうした美しい自然の中、初心者でも安心してできるハイキングコースやトレッキングコースもありますので、旅を訪れる方の体力や楽しみ方で、幾重もの旅を満喫することができます。

初心者にもおすすめの日光ハイキングコース①

戦場ヶ原周辺で水辺を楽しむ

Photo by inazakira

奥日光の中央に位置する戦場ヶ原は広大な湿原で、さまざまな高山植物や野生動物の宝庫と呼ばれています。戦場ヶ原周辺には、いくつものハイキングコースがあり、日光ハイキングでは人気のコースとなりますので、さまざまなコースを踏破してみましょう。湯滝や小滝、泉門池など、水辺の涼し気なハイキングとなります。

奥日光をめぐる自然研究路コースとは

Photo by i-saint

戦場ヶ原周辺のハイキングコースでおすすめしたいのがこちらです。初心者に人気のハイキングコースで、自然研究路を使ったコースとなっています。湯元温泉から赤沼自然情報センターへと南へ下っていくコースです。まず、湯ノ湖の南にある豪快な滝を見ながらハイキングコースへと入っていきます。続く小滝で心を潤わせ、とても美しい水の泉門池を抜けて戦場ヶ原へと進みます。釣りで有名な湯川を通り抜け、赤沼自然情報センターに到着します。

コースの全容

【難易度】初心者、家族づれ
【全長】6kmほど
【所要時間】2時間半
 

初心者にもおすすめの日光ハイキングコース②

奥日光で大人気の戦場ヶ原のバリエーションコース

奥日光で人気の戦場ヶ原のハイキングコースでは、体力と時間に応じてさまざまなバリエーションコースができます。たとえば日光駅からバスで1時間ほどに位置する竜頭の滝からスタートし、戦場ヶ原の展望台を経て三本松へと至るコースがそのひとつです。このコースでは、奥日光の三大名瀑に数えられる竜頭の滝を楽しみながら、湯川に沿って進むコースです。竜頭の滝からハイキングをスタートする前に、まず龍頭之茶屋に立ち寄り、そこからハイキングコースの遠望を楽しみましょう。ハイキングコースからとはちがった滝の風景に驚くはずです。

竜頭の滝から湯川に沿って戦場ヶ原へ

このコースでは滝上から湯川に沿って進みます。しばらくすると赤沼茶屋を経由して国道から三本松の展望台へと向かうことができます。三本松の展望台からの戦場ヶ原の景色はとても美しいと人気です。軽く2時間程度のハイキングを楽しめますので、初心者の方におすすめです。もう少し歩きたいという方は、ふたたびハイキングコースに戻って湯ノ湖まで行くというコースもできます。

コースの全容

【難易度】初心者
【全長】3.7km
【所要時間】2時間

初心者にもおすすめの日光ハイキングコース③

奥日光の湿原・小田代ヶ原をめぐるコース


小田代ヶ原(おだしろがはら)は、戦場ヶ原に隣接する草原で、貴婦人と呼ばれるシラカンバの木で人気です。小田代ヶ原も戦場ヶ原も、湿地の保存に関する国際条約であるラムール条約によって保護されています。この小田代ヶ原周辺にもコースがいろいろあるため、いくつものコースを組み合わせてさまざまなハイキングが楽しめます。

ふたつの湿原をめぐるハイキング

このコースでは、小田代ヶ原と戦場ヶ原のふたつの湿原をめぐります。赤沼自然情報センターからスタートし、小田代ヶ原の展望台、泉門池の美しい水辺を通り、自然研究路を青木橋、戦場ヶ原の展望台へと至り、赤沼自然情報センターに戻ってくるというコースです。泉門池から光徳入口というバス停を使って赤沼自然情報センターまで戻ってくるというルートもあります。

コースの全容

【難易度】初心者、家族づれ
【全長】7.2km
【所要時間】2時間ほど
 

初心者にもおすすめの日光ハイキングコース④

ツツジの彩を楽しむ西ノ湖・千手ガ浜コース

穏やかな道をのんびりと散歩する感覚でハイキングできるコースがこちらです。初心者の方はもちろん、家族連れでも十分に楽しむことができます。春になるとツツジが美しく、道端の景色を楽しむこともできます。静かな湖畔で日頃のストレスが癒されるコースとなっています。

奥日光の美しさを独り占めできる

戦場ヶ原周辺コースの起点となる赤沼情報センターからスタートし、千住ガ浜、西ノ湖を経由するコースです。季節に応じた美しさを楽しむことができ、一般車両の通行止め区域では低公害のハイブリッドバスが運行され、保護された奥日光の大自然の中をのんびりと散策することができます。西ノ湖入口から赤沼自然情報センターに戻るにはこのハイブリッドバスを利用します。車窓から小田代ヶ原周辺も見ることができます。

コースの全容

【難易度】初心者、家族づれ
【全長】4.2km
【所要時間】2時間
 

初心者にもおすすめの日光ハイキングコース⑤

湯ノ湖から切込湖・刈込湖をめぐるコース

奥日光にある切込湖(きりこみこ)と刈込湖(かりこみこ)は、三岳の噴火によって作られた湖で、このふたつはつながっています。湯ノ湖のあたりからはじめ、ハイキングコースを進んでいきますが、歩きやすく人気のコースとなっています。刈込湖には砂浜があるため、休憩を取るのに打ってつけです。天候によって映し出されるエメラルドグリーンの水の美しさに思わず疲れを忘れてしまうはず。

少し慣れてきた初心者におすすめ

全長およそ10kmとなります。起点と終点にバス停があるためアクセスがよく、公共交通機関での移動が可能です。湯ノ湖の起点には、市営の足湯や温泉神社などもあります。歩道の案内板がある箇所からスタートし、コースに入っていきます。刈込湖、切込湖と続き、涸沼(かれぬま)のあたりで木段が続きます。湯元光徳線歩道から光徳に戻り、バス停のある光徳入口が終点となります。

コースの全容

【難易度】初心者、家族づれ
【全長】9.6km
【所要時間】4時間
 

初心者以上におすすめの日光ハイキングコース①

霧降高原ハイキングコース・大山ハイキングコース

霧降高原レストハウスからスタートして、霧降牧場や霧降滝などをまわるトレッキングコースです。4時間ほどでまわれる初心者向けのコースです。霧降高原レストハウスには、休憩スペースや展示コーナーのほか、レストランなどもあります。ここでぜひ足を延ばしたいのが天空回廊と呼ばれる1445段の階段を上っていく展望台です。ここからスタートして東へと向かっていきます。

霧降牧場や霧降滝などの見どころが人気

霧降高原レストハウスから合柄(がっから)橋を通って大山へと向かいます。ちなみに合柄橋には橋はありません。牧柵のゲートを抜けて山頂へと向かいます。霧降牧場の雰囲気を楽しみながら猫ノ平、マックラ滝へと進んでいきます。柵越え階段が続き、丸木橋などもありますので増水時には要注意です。舗装道路を通り、霧降滝展望台が終点となります。大きな登りがあるわけではなく、景色を絶景を楽しみながらトレッキングできるコースです。

コースの全容

【難易度】中級者
【全長】10km
【所要時間】4時間

初心者以上におすすめの日光ハイキングコース②


霧降高原丸山コース

こちらのコースは天気がいい日には関東平野を遠望できます。初夏には山ツツジなどが美しく、夏にアイルと日光キスゲの群生が見られることでも知られています。コースのスタートは、長い木製の階段を上り切ったところからはじまります。ゲートを入ったところに小丸山があり、女峰山に続く登山道が見えます。石段を登り、丸山の頂上へと向かいます。丸山から小丸山や赤薙山が美しく見渡すことができます。

後半のコースでは足元に注意

こちらのコースでは、後半に足場の悪い箇所が出てきます。滑りやすい岩などもあるため、十分に注意して歩を進んでいきましょう。八平ガ原から霧降高原ハウスまでが意外と長いので、楽しみながら進んでいきます。起点であり終点でもある霧降高原まではバスが通っているため、公共交通機関でも楽しめるトレッキングコースです。

コースの全容

【難易度】中級者
【全長】3.2km
【所要時間】2時間
 

初心者以上におすすめの日光ハイキングコース③

中禅寺湖畔を行く中級コース

Photo by Tak H.

奥日光の入口に位置し、いろは坂や華厳滝などの絶景から続く観光名所のひとつ、中禅寺湖。湖畔には、世界各国の大使館別荘があり、優雅な雰囲気を楽しめるほか、温泉やキャンプ場もありますので、ハイキングやトレッキングがてらゆっくりと過ごしたいです。この中禅寺湖の南湖畔を歩く本コースは平坦な道ではありますが、およそ20kmを進むため、初心者にはいささかしんどいコースとなっています。

人気のビューポイントで立ち止まりたい

こちらのコースは、東武バスの中禅寺温泉が起点となります。平坦で歩きやすいコースですが、距離が長いコースですので、初心者の方はほかのコースで慣れてからはじめるようにしましょう。中禅寺湖の南湖畔を進んでいきますが、まず、世界各国の大使館別荘のあたりを通り抜けるため、異国情緒あふれる景色を楽しむことができます。ときにわかりにくいポイントがあるものの、赤い杭の目印がありますので確認しながら進みましょう。沢を渡ったり展望台を通ったりしますので、ビューポイントでぜひ休憩して千手が浜へと至りましょう。

コースの全容

【難易度】中級者
【全長】19.7km
【所要時間】6時間
 

初心者以上におすすめの日光ハイキングコース④

中禅寺湖や日光の山々を一望できる半月山コース

中禅寺湖の南側に位置する半月山へ続くトレッキングコースは、展望台から日光の山々が描く眺望を楽しめるコースとして人気です。近くに華厳の滝もあるため、奥日光の大自然を満喫したいハイキングファンならぜひ足を延ばしたいルートのひとつです。紅葉が美しい秋やアカヤシオの花が見頃を迎える春が人気のシーズンです。なお、山頂近くまで車でも行くことも可能です。

奥日光の絶景は山頂からの遠望がおすすめ

このコースは中級者以上の方におすすめのコースとなっています。中禅寺温泉のバス停からトレッキングをスタートすると、笹薮を有する山道へと進んでいきます。高山植物園や展望台があり、季節を楽しみながらトレッキングできます。半月山展望台からの遠望は秋の紅葉シーズンになると多くのハイキング客を魅了します。半月峠から狸窪(むじなくぼ)へ下り、中禅寺湖畔をハイキングしながら中禅寺温泉のバス停まで戻ってきます。

コースの全容

【難易度】中級者
【全長】11km
【所要時間】4時間45分
 

初心者以上におすすめの日光ハイキングコース⑤

日光の山々や町並みを楽しめる鳴虫山コース

山に雲がかかると雨が降るという言い伝えのある鳴虫山は、JR日光駅や東武日光駅から登ることができる山です。このコースは本格的なトレッキングコースですのでしっかりとした装備で臨むハイキングとなります。古くは日光修行僧たちも上った山道で、道中に地蔵が並ぶ憾満ヶ淵(かんまんがふち)などの観光スポットもあります。春にはアカヤシオが美しく、登山シーズンとなります。

急な登りが続く本格的なトレッキングコース

このルートでは木の根が張り巡らされた登山道を進んでいきます。足元が滑りやすいので注意しながらゆっくりと上っていき、山頂へと向かいます。下りは急坂が多いので注意が必要ですが、史跡や名勝などの観光スポット周辺を通るため、疲れを癒しながら楽しめるコースとなります。憾満ヶ淵から総合会館前まで進むとバス停となりますので、そこからバスで駅まで戻ることができます。

コースの全容

【難易度】上級者
【全長】8km
【所要時間】4時間
 


日光ハイキングで利用できる観光ポイント①

それぞれのハイキングコースやトレッキングコースの起点や終点となるポイントとその観光情報についてまとめてご紹介します。アクセス方法も合わせてご紹介しますので、実際の日光や奥日光の観光に役立ててください。

赤沼自然情報センター

赤沼自然情報センターは、奥日光の重要観光ポイントである戦場ヶ原の入口に位置します。周辺の観光情報やハイキングコースやトレッキングコースに役立つ情報が得られるほか、戦場ヶ原の歴史や資料、周辺植物の情報なども展示されています。観光シーズンになると自然体験ツアーなども開催されるので、ぜひ足を運んで情報収集してみましょう。

基本情報

【住所】栃木県日光市中宮祠官有無番地
【連絡先】0288-55-0880  (日光自然博物館)
【営業時間】9時~16時(7/1~8/31は17時まで)
【定休日】4/26~6月、11月は毎週月曜日(祝日の場合翌日)
【アクセス】日光駅より湯元温泉行バスにて1時間、赤沼バス停下車徒歩3分

日光ハイキングで利用できる観光ポイント②

湯ノ湖

三岳の噴火でできた湖で、戦場ヶ原観光のポイントとなります。周辺にはノリウツギ、オオカメノキ、ダケカンバといった広葉樹のほか、コメツガといった針葉樹の原生林があり、9月下旬ごろから色鮮やかな紅葉を楽しむことができます。マス釣りの人気スポットで、解禁期間である5月~9月まで多くの釣り客が訪れます。

基本情報

【住所】栃木県日光市湯元
【アクセス】日光駅よりバスで1時間20分ほど

日光ハイキングで利用できる観光ポイント③

西ノ湖

奥日光の観光の重要ポイントとなる中禅寺湖の西側に位置する小さな湖。千手が浜の奥にあり、かつては中禅寺湖の一部だったとか。自然の音しか聞こえないほど静かな湖で、中禅寺湖を中心としたハイキングコースやトレッキングコースの需要ポイントとなります。

基本情報

【住所】栃木県日光市中宮祠
【アクセス】日光駅より東武バス「湯元行」赤沼下車後、低公害バスにて20分、さらに徒歩10分

休日には日光ハイキングへ出かけよう!

Photo bymgmccardle

日光や奥日光には、さまざまなハイキングコースやトレッキングコースがあります。長時間のトレッキングは自信がないけれどハイキングには行ってみたいという初心者の方も、ロングランの冒険をしてみたいという上級者の方も、それぞれのレベルに合ったコースへぜひ出かけましょう。次の休日にはぜひ日光へ!

日光の温泉が気になる方はこちらもチェック!

日光ハイキングや日光トレッキングの後、温泉にゆっくりと浸かり、疲れを癒してから帰りたいという方は、こちらの記事も参考にしてください。こんな温泉に入ってみたかったと思える温泉と出会えるはずです。日光や奥日光でのハイキングやトレッキングをより豊かなものにするためにぜひすばらしい計画を立てましょう。