検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

春先に咲くハナノキの特徴や分類は?育て方や剪定方法もご紹介!

春先に赤い花を咲かせるハナノキを知っていますか?街路樹などにも使われることがあるハナノキは花や実、紅葉とさまざまな姿が楽しめる樹木です。今回はそんなハナノキについて詳しく紹介して行きます。ハナノキの魅力や育て方をチェックしてみましょう。
2020年8月28日
bambi
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

ハナノキとは

ハナノキと言う植木を知っていますか?実際に名前を聞いてもわからない人も何気なく見かけている街路樹や公園などで見かける植木です。落葉広葉樹に分類されており、カエデと同じ種類に属しているので、綺麗な紅葉を楽しむことが出来ます。ハナノキとは、日本固有の木で、長野や愛知、岐阜県なおで多く生息しています。高さは10mから15mと大きくなることから、街路樹としてもよく使われています。また、春には花を咲かせ、秋には実をつけることで四季折々の姿を楽しむことが出来るのもハナノキの魅力の1つです。ハナノキは庭木として自宅でも栽培することが出来ます。今回はそんなハナノキの育て方や四季折々の姿について紹介して行きます。

ハナノキの花とは

春先に花を咲かせるハナノキは、どのような花を咲かせるのでしょうか?ハナノキは赤い花を咲かせるのが特徴です。小さい花が木々にたくさん咲くので、まるで木が赤く紅葉しているようにも見えるのが特徴です。ハナノキは、雌雄異株なので、雌花のみ赤い実をつけるのも特徴です。ハナノキは春には花を咲かせ、秋には紅葉することも有名です。紅葉の際は葉が黄色くなりまた違った姿を見せてくれます。ハナノキの雌花は綺麗な花から実をつけるので、庭木としても育てたいという人も多くいます、育て方は場所をきちんと確保すれば、育てやすいですが、貴重な木になっているので、苗などを探すのが大変かも知れません。

ハナノキの特徴

ハナノキは雄花は5つの花弁と6本ほどの雄しべがあります。また、雌花には雄しべが退化したものと先端が2つに分かれた雌しべがあるのが雌花の特徴です。ハナノキは雌花が咲いてから2か月ほど後に種子が出来ます。雌花の後の種子からの育て方もありますが、比較的成長させるのは難しいと言えるでしょう。ハナノキは比較的雌株の割合が多い特徴があります。雄株は雌株に比べると5分の1ほどしかない場合もあるそうです。実際にハナノキの街路樹などを見ても雌株の方が多いことが多いです。

ハナノキを見分けよう

ハナノキを見つけた場合の見分け方として花が咲いていない場合は、葉の形を見てみるのもおすすめです。ハナノキの葉は浅く3つにさけるものと卵のような形の物があります。さらに樹木の皮の特徴は、樹皮が灰色でハナノキが大きく成長することで、縦に深く避ける様になります。また枝の先は花が咲く前の冬は赤くなっているのが特徴です。ぜひ公園などでハナノキかな?と思ったら、このような特徴があるか見比べてみるのがおすすめです。


ハナノキの名前の由来

ハナノキの名前の由来は、春になると赤い花がまるで赤いベールをかぶったように見えることが由来でハナノキと名前がつけられました。春の花である梅や桜のような鮮やかで春の訪れを知らせてくれる花がハナノキの名前の由来になっているのです。街路樹として植えられることも多く、四季折々に姿を変えて人々を出迎えてくれるのもハナノキが街路樹や庭木として選ばれる秘訣なのかも知れません。ハナノキの名前の由来には、見た目の花の美しさなどが含まれているのです。ハナノキを見に出かける際は、春の花が咲く時期や秋の紅葉の時期に出かけてみてはいかがでしょうか?

絶滅危惧種でもあるハナノキ

ハナノキは環境省が指定している絶滅危惧種Ⅱ類に分類されています。日本での個体数が少ないことで、貴重な木とも言えます。愛知県では、県の木としても指定されています。美しい花や実、紅葉が楽しめるハナノキはとても貴重は木の種類とも言えます。絶滅危惧種Ⅱ類とは、絶滅の危険が増えている種類を指定したもので、ハナノキも昔と比べて本数が少なくなっているので、あまり見かけにくくなっている状態が含まれています。絶滅危惧種でもあるハナノキは増やし方が難しいこともあげられるのではないでしょうか?ぜひ貴重でもあるハナノキを1度見に出かけてみてはいかがでしょうか?

ハナノキの好む環境

ハナノキを庭木で楽しむ場合は、適した環境に植える必要があります。ハナノキは元々山間の湿地している場所に自生します。土の質には大きなこだわりはなく、どんな土湿でも育つという特性もあります。ハナノキは花や紅葉を楽しむ樹木でもあるので、植える場所のによって花や紅葉の色づきが変わって来ます。基本的には日向に植えるのがおすすめで、庭木などで楽しむ場合も日向の場所を選ぶのが良いでしょう。また、ハナノキは大きく成長するので、広い場所に植えるのが良いでしょう。剪定することで、小さい庭木としての育て方も出来ますが、基本的には大きく成長する樹木として栽培するのがおすすめです。

ハナノキの栽培時期

ハナノキは1年と通していろいろな姿が楽しめます。基本的に4月に名前の由来にもなった赤い花を咲かせます。また、秋には紅葉し葉が落葉するので、植え替えなどを行う際は12月から1月にかけて行うのがおすすめです。冬の時期の成長が少ない時期に植え替え作業を行うことで、ハナノキへの負担も減らすことが出来ます。さらに基本的に枝ぶりが整いやすい種類なので、剪定を行う必要がありませんが、ハナノキを小さくしたい場合や不要の枝を剪定したい場合は、冬の時期である11月から12月に行うのがおすすめです。手入れを行う際も、時期を正しく判断して剪定などを行わないと、せっかくのハナノキの花の開花などに影響をもたらすことがあるので、注意しましょう。


ハナノキの剪定を行う際の注意事項

ハナノキを庭木などで楽しむ場合、剪定を行う際は注意が必要です。ハナノキはもともとあまり枝を切られるのが好きではありません。特に枝の太い部分を切ってしまうと、ハナノキの成長を脅かしてしまうこともあります。さらにハナノキは初に翌年の春に咲く花の芽が出始めます。その為、花芽を剪定してしまうと、春になって綺麗な花を楽しめなくなってしまうことがあります。その為、出来るだけ成長する時期には剪定を行わないのが良いとされています。それでもどうしても枝を剪定する必要がある場合は、最低限の枝を切るようにしてみてください。ハナノキを剪定する場合は木の成長を邪魔しないようにするのが上手な育て方をする基本となります。

ハナノキを増やしてみよう

ハナノキは挿し木や種で増やすことが出来ますが、とても難しいと言われています。運が良ければ自然に庭木の近くで種が発芽して成長する場合があります。挿し木の場合は、通常の挿し木のようにハナノキをカットして、土に植えて根が出るのを待ちます。しかしハナノキの挿し木は難しいと言われており、通常の挿し木よりもうまく成長するのが少ないと言われています。ハナノキは絶滅危惧種にも指定されているので、挿し木などで増やすのは比較的難しいです。それでも挑戦してみたい人はぜひ挿し木などでハナノキを増やしてみてはいかがでしょうか?しっかりの苗を育てることで、成長しやすくなるので、最初の挿し木の段階を工夫しあ増やし方をするのが良いでしょう。

ハナノキの他の品種は?

日本固有のハナノキは貴重な樹木として指定されていますが、アメリカにはアメリカハナノキと言う同じ種類に分類されるものがあります。北アメリカに分類されているアメリカハナノキは、日本のハナノキと同じ品種に分類されます。さらにカナダの国旗にも使われていることから有名はサトウカエデと言う品種もハナノキと同じ分類になります。日本固有のハナノキは絶滅危惧種に指定されていますが、世界中では似たようなハナノキを楽しむことが出来ます。日本でもアメリカハナノキが栽培している場合もあるので、その違いを確認してみるのも良いでしょう。

名前が似ているシキミ

ハナノキのよく間違えられるのがシキミです。シキミをハナノキと呼ぶ地方もあり、シキミはよくお寺などに植えられています。しかし実際にはハナノキとが違い、シキミの花は白い上に実もハナノキとまったく異なります。ハナノキとシキミを区別するには、雌花の形や花の色合いなどをみるのが1番わかりやすいのではないでしょうか?特に実の形が八角に似ているので、実の形を見ればシキミとハナノキの違いがよくわかると思います。シキミも日本の歴史とのつながりが深く、日本古来から愛されている樹木です。特に万葉集などの和歌の中でもシキミが使われていることがあります。


ハナノキが見れる場所

ハナノキが見える場所として有名なのが、岐阜県中津川市にあるハナノキの里です。ここは日本の中でも最大のハナノキの自生地として有名です。もともとハナノキはカエデの種類に分類されていますが、自生するのは、長野県や岐阜県、愛知県の3県にしかないと言われています。主に湿地帯などに生息しますが、絶滅が危惧されています。また、愛知県の北設楽群の茶臼山山麓に生息しているハナノキは国の天然記念物にも指定されており有名です。貴重でなかなか見かけることが少なくなったハナノキですが、街路樹や庭木として栽培されていることもありので、偶然見かけることもあるのではないでしょうか?ぜひ貴重なハナノキの魅力を実際に感じてみて下さい。

まとめ

ハナノキはカエデの種類に分類されており、紅葉なども楽しむことが出来ます。また、名前の由来にもなっている春に咲く赤い花も見事です。名前の由来になった花は遠くから見ると真っ赤に燃え上がっているようにとても美しいのが特徴です。ハナノキは絶滅危惧種にも指定されていますが、街路樹などとして楽しめる場所もあるので、ぜひハナノキの美しさを見に出かけてみてはいかがでしょうか?雌花は実も付けるので四季折々の姿が楽しめるのもハナノキの魅力です。挿し木などを行ってもなかなか増やすのが難しいですが、気になる人は苗などを購入して庭木として育ててみるのもおすすめです。その際は、育て方や植える環境などを気をつけて育ててみて下さい。

ハナノキ以外の樹木が気になる方はこちらの記事もチェック!

ハナノキ以外にも花や紅葉を楽しめる樹木があります。さまざまな樹木を知って、花や紅葉を楽しんでみてはいかがでしょうか?気になる人は他の記事もチェックしてみましょう。