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家庭で簡易温室を手作りDIY!簡単&おしゃれな温室で植物を育てよう!

温室のDIYは、市販のキットなどを使うととても簡単ですが、少々コストが気になることもありますね。ベランダに置くミニ温室ならビニールや100均材料を使って手作りがおすすめ。簡易的なベランダ用ミニ温室をDIYで作ってみましょう。
更新: 2024年3月7日
佐藤3
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はじめに

温室DIY!ベランダにも置けるミニサイズも

冬の間の寒さで、植物を枯らしてしまった経験がある人も多いのではないでしょうか。植物を育てていると、温室があればと思うことは度々ありますね。

イケヤのSOCKERなど、安価でおしゃれな温室も売られていますが、サイズが小さく入れられる鉢の量が足りないという方もいるでしょう。市販のワゴンを改造してビニールのケースを付けたり、100均材料だけで作れる簡易的な作り方をご紹介します。

簡易温室とは

簡単に作れる簡易的な温室・ビニールハウスの作り方を説明する前に、簡易温室とはどんなものなのか、その定義と別名・特徴やよさもご紹介します。日本の寒い冬に耐えられない、屋外管理ではダメになってしまう植物を、室内に入れずにベランダなどの外で管理するときに役立つ簡易温室についてご説明します。

農家の温室と比べて簡易的

Photo by paris.kyoto

ここで紹介するのは簡易温室と呼ばれるもの。これはどんなものかというと、農家の温室と比べて簡易的というひとことに尽きます。庭やベランダや室内の窓際などにも置くことができる小さなサイズで、素材もビニールなどの手に入りやすくて軽い素材を使い、作りやすさも簡易という意味もあります。

ベランダに置けるような物はミニ温室とも

Photo byPeggy_Marco

簡易温室は、そのサイズ的な意味からミニ温室と呼ばれることもあります。マンションなどの高層住宅に住んでいる方でも、ベランダに置けるものが多いのが、簡易温室の特徴であり魅力です。

ビニールや100均など身近な材料で作れる

ミニ温室などは、キットで材料が揃っていて、組み立てるものもたくさんあります。しかし同様のものは、100均でアルミフレームや木材・ビニールなどを購入して、もっとコストをかけずに作れるものも。安く作れる簡易温室の作り方もご紹介しましょう。

冬も家庭で植物栽培!おしゃれな簡易温室DIY1

大きなサンルームや温室ではなく、あくまでもミニサイズの簡易的な温室の作り方を見ていただきますが、最初は市販の温室用替えビニールカバーに合わせて、ピッタリサイズで自分で作った棚での簡易温室づくりです。

温室用のビニールカバーなので、ジッパーなどで開けしめも楽々。外側にお金をかけたら、内側の棚作りは、できるだけコストを下げて作っていきましょう。

ベランダにも!パイプでDIYビニールカバーの温室

内部が2段と大きめながら、室内やベランダにも置くことができる温室を、スチールパイプで作る方法から見ていきましょう。使用するのは、温室用の替えビニールカバーとスチールパイプ。ビニールカバーの大きさに合わせて、ジョイントを駆使してフレームを組み立てて、かぶせるだけで簡単に作れます。

ミニ温室の手作りポイント

丈夫さでは、スチールパイプはおすすめですが、専用カッターがないと切りにくいなど、作る時に多少難しいところも出てきます。鉢は土や水などで重いので、しっかりとした素材で作るのがよいのですが、観葉植物や多肉植物などのミニ盆栽で軽いものならば、扱いやすい塩ビパイプなどで代用しても。

MGオールステンレスパイプ φ32×910mm

出典:Amazon

冬も家庭で植物栽培!おしゃれな簡易温室DIY2

こちらはやっている人も多い、人気のすぐ作れるミニ温室システム。ビニールが簡易的なもので、それほど長持ちせず1回(1シーズン)使い捨てになるので、主に冬の葉物栽培などにおすすめ。暖かくする効果と虫が入るのを防いでくれます。子供でも作れるとても簡単な方法。まずはここからはじめてみるとよいでしょう。

100均材料で作るビニールハウス

プランターひとつだけを暖かくしたいのであれば、支柱とビニール袋など、100均材料で簡易的なビニールハウスが作れます。子供でも作れるくらい簡単で、数百円しか材料費がかからないので、とても安くすむのもメリットです。

ミニ温室の手作りポイント

100均の支柱は細くて曲げやすいですが、急激に力を入れると、変に曲がったり最悪折れてしまうことも。支柱を曲げる時は少しずつ熱を加えたりして(焦げや扱いに注意)、曲げやすくしながら加工するとよいでしょう。プラスチック製の支柱は、力を入れても曲がらず折れてしまうので、曲がる素材を選ぶことが重要。

冬も家庭で植物栽培!おしゃれな簡易温室DIY3


先ほどは、プランターに支柱を差して、その上からビニールを張りましたが、土のないベランダでも、自立する支柱を使った温室づくりにもチャレンジしてみましょう。支柱の組み立て方で、自立させる方法をご紹介します。

100均の支柱で作るビニールハウス

丈夫で腐りにくいガーデニング用支柱。カラーもグリーンで、植物と組み合わせたときの相性も抜群です。土に刺さなくても、組み合わせ方で自立する、大きめのビニールハウスを作ることができます。物自体は軽いものなので移動も簡単。風の強いベランダなどに設置する場合は、飛ばないように手すりに固定するとよいでしょう。

ミニ温室の手作りポイント

出典: https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/seikatsukoubou/cabinet/06548038/imgrc0068534394.jpg

まっすぐで頑丈な支柱でフレームを作り、そこにアーチ型にすでに形ができている支柱を使って、ドーム型を組み立てていきます。支柱をただ結んだだけでは倒れてしまうので、間にX(用意した支柱の数により斜めだけでも)の部分を作ると丈夫なものに。

組み立ては結束バンドですると簡単。スチールやアルミの細いワイヤーなどが余っている人は、それを利用してもよいですね。ゴミ袋など大きめのビニールをクリップで留め付けて、あっという間にできあがり。

冬も家庭で植物栽培!おしゃれな簡易温室DIY4

ほとんど買ってきたものをそのまま利用できる、簡単な作りの温室を考えている方におすすめなのが、プラスチックの衣装ケースです。ある程度の大きさがあり、持ちやすい構造になっているので、ケースごとの移動もでき、上に重ねることにも長けていますので、冬場の植物コーナーを1箇所にまとめるのにも役に立ちます。

プラスチック収納ケースも温室になる

ある程度大きさがあり、たくさん鉢を入れられる簡単な温室としてご紹介するのがこちら。いろいろなサイズがあって、どこのホームセンターでも買える、プラスチックの衣装ケースをそのまま使う簡易温室の作り方です。作り方といっても、蓋の一部を固定しただけ。誰でも簡単に作れるでしょう。

ミニ温室の手作りポイント

入れる植物の大きさ(高さ)にあった衣装ケースを選びましょう。引き出しタイプではなく、上部がふたになっていて開けるタイプがおすすめ。

ふたはそのまま使ってもよいですが、片方を固定しておき、はずれなくしておくと、水やり時の開け締めが簡単になります。蓋に一工夫してDIYしておくことで、内部が暑くなりすぎなときは、蓋を開けて放置することもできるでしょう。

冬も家庭で植物栽培!おしゃれな簡易温室DIY5

温かい地域の植物は、冬場は屋内に入れて管理しないと枯れてしまうことも。そんな代表格であるハイビスカスの冬越しを、屋外の簡易温室でやってしまおうという方法です。ハイビスカスの他にも、背が高くて市販の温室には入れにくい鉢で育てている植物に対応できます。

他の背の高い植物にも!身近なもので簡易温室

ハイビスカス用に考えた簡単な温室は、鉢植えの背の高い植物に向いています。使用するのは、植物よりも背の高い支柱を3-4本と、大きなゴミ用の透明なビニール袋。支柱を立ててそこにビニールをかぶせるだけですが、しっかり温室効果を発揮してくれます。

ミニ温室の手作りポイント

寒さは、地面に近い下の方からあがってきます。ビニールをかけたら、下は紐などでしっかりしばって、間から寒気が入らないようにします。一方で上部は、植物が呼吸できるような換気用の穴を数個開けておくのを忘れずに。

2階以上のベランダなら、そのまま日当たりのよいところに置けばよいですが(屋根やひさしの下)、1階の屋外の場合は、玄関ポーチや日当たりのよい、ガレージの入口付近など霜が降りない屋根付きの場所が適しています。

冬も家庭で植物栽培!おしゃれな簡易温室DIY6

さきほどのハイビスカスと打って変わって、こちらはとても小さな植物に使える簡単な温室のアイデア。どこのお宅でもゴミとして、たくさん捨てているであろうものを簡単な温室装置として使用します。作るにあたって必要なのは、カッターやハサミなど、簡単な文房具だけ。簡単ですぐできるので、いくつでも好きなだけ作れますよ。

ペットボトルで0円簡易温室

目からウロコの簡易温室素材が、捨ててしまうペットボトルで作るミニ簡易温室。使用するのは飲み終わったペットボトルとカッターのみ。適当なところでカットして、かぶせるだけです。庭や大きなプランターや鉢植えにかぶせて、水やりもサッと外して手軽にできます。

ミニ温室の手作りポイント

Photo by torisan3500

ペットボトルなら、250ミリリットルサイズから5リットルサイズまで、大きさバリエーションも豊富です。カバーする植物に合わせて、ピッタリのものを用意しましょう。コスパがよくて、意外とかわいらしい簡易温室作りができますよ。

冬も家庭で植物栽培!おしゃれな簡易温室DIY7


ここまで、温室の壁(?)となる部分は、陽光がよく取り込めるように、透明なビニールにしているアイデアが多かったですが、内部を暖かくするという効果なら、梱包材であるエアパッキン(ぷちぷち)もうまく使うことができるでしょう。ビニールが重ねて貼られており、しかも中に空気が入っているので、非常に高い保温性がある素材です。

プチプチと100均かごでミニ温室

コスパを考えたら、100均で作る温室もおすすめです。安価に手に入るプラスチック製のかごを、ラックの中などに設置。ダイソーのジョイントラックを使ってフレームを組み立て、そこにかごを留め付けてもよいでしょう。風と内部の温度をあげるためには、梱包材として使用されているエアパッキンを利用してみてください。

ミニ温室の手作りポイント

エアパッキン(ぷちぷちシート)の保温力は、結露防止に窓ガラスに貼るシートが売られているくらい、効果的なものです。梱包材として、家にあるものを利用してもよいですし、ない場合は、手軽に買えるこんなシートがおすすめ。半日陰程度の日当たりとなるので、前面に使用せずアクリル板などと組み合わせて、採光にも気をつけて使いましょう。

冬も家庭で植物栽培!おしゃれな簡易温室DIY8

自作温室で何段もの棚の形のものを作るには、そのベースとなる棚が重要になってきます。土を入れた素焼きの鉢などは、1つ1つがそれぞれある程度の重さがありますので、それをたくさん並べるとすると、しっかりとした耐荷重を持つラックなどが向くでしょう。組み立て式家具として、人気のワイヤーラックを使った温室づくりの方法です。

ワイヤーラック✕ビニールで簡単温室

市販のもので簡単に作れて便利なのが、ワイヤーラックを使った簡易温室。耐荷重をしっかり確認すれば、かなりの数の鉢植えも置くことができるでしょう。ワイヤーラック用のパーツも豊富に市販されているので、ベランダに合うサイズを手に入れやすいのも魅力です。

ミニ温室の手作りポイント

出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51MXeJqztcL._AC_SL1000_.jpg

ゴミ袋などのビニールを貼ってもよいのですが、丈夫さにこだわるなら、おすすめは透明のテーブルクロスの存在。切り売りで売られているものを利用すれば、無駄なものを買う心配もなし。厚みも選べて重さも適度にあるので、しっかりとラックにフィットするものが作れます。薄手のものなら、クリップなどを使って、しっかり固定するとよいでしょう。

冬も家庭で植物栽培!おしゃれな簡易温室DIY9

さて、身の回りの材料だけでなく、安い値段で作れる組み立て式の温室(キット含む)もご紹介していきましょう。まずはとても安価で売られていて、おしゃれと話題のイケアのSOCKER。温室だけでなく、ディスプレイボックスとして使う人もいますが、その組み立て方を動画から見ていきます。

イケアの組み立て式おしゃれ温室を簡単DIY

ガラスのように見える部分は、ポリスチレンプラスチック。とても軽いのはよいのですが、軽すぎて上の開閉式扉部分が浮いてくるという口コミも。扉止め金具などをプラスしてアレンジするなど、工夫が必要になるものも。非常にコストが安い(イケア価格約2000円程度)ので、それなりの商品だと思って購入するとよいでしょう。

ミニ温室の手作りポイント

枠ぐみされたスチールとガラス代わりのプラスチック板がセットになって入っています。組み立ては簡単なので、数分で作業は終わるでしょう。一部口コミで、上部の扉部分を組み立て中に落ちてきて、手を怪我したというものがありました。疑似ガラスの面はプラスチックと軽い素材でできていますが、フレームはスチール製。十分気をつけて作業してください。

冬も家庭で植物栽培!おしゃれな簡易温室DIY10

温室といえば植物の栽培だけでなく、虫の飼育にもよく使われるアイテムです。植物よりももっと安定した温かい場所を求められる飼育箱は、断熱材やアルミシートなどでしっかり中の温度が保たれています。ガラスの扉つきの四角い温室の作り方を見ていきましょう。

簡単!ガラス扉の温室DIY

ガラス製の温室は、植物栽培よりも虫の飼育で調べると、たくさんのガラス製の温室のDIY情報が出てきます。こちらは、本格的なガラス扉の温室の作り方動画。フレームは全て木製で作られており、断熱材やアルミシートを貼るなどして、内部の暖かさをキープできるように作られています。

ミニ温室の手作りポイント

木枠部分を組み立て、断熱材を内側壁に貼り付け。扉用の木枠にガラスをはめ込んで取り付ければ完成です。扉部分から冷たい風が入り込まないよう、冷蔵庫用のパッキンをリサイクルして貼り付けています。パッキンがない場合は、ドア部分が開いてしまわぬように、マグネットやフック金具などで、しっかり閉まるようにするとよいでしょう。


おしゃれな手作り温室のおすすめキット1

先ほど、イケアのSOCKERを紹介しましたが、温室はキット販売やサイズが小さいものなら、ほぼ出来上がり品もそのまま通販などで売られています。ここではまず、組み立て式の温室キットをご紹介します。比較的安価で買えて、たくさんの植物を入れられること。ファスナーでガバッと大きく開閉できることなどがポイントです。

3段重ねできる温室が欲しい人へ

庭やベランダに広めのスペースがあるなら、こんな温室キットはいかがですか?植物を3段に重ねられるビニール温室です。棚板1枚につき、8kgまでの植物を乗せられます。ただし実測値ですので、様子を見ながら植物を置きましょう。

正面部分をファスナーで開けられて、上部に固定できるのも、うれしいポイントです。水やりの際にジャマになりません。

温室キットの基本情報

Photo byOpenClipart-Vectors

サイズは、(約)幅69cm✕奥行49cm✕高さ125cm。小さめの植物なら、1段にプランターをいくつか置けますので、1箇所にたくさんの植物を家庭で温室栽培できるキットです。本体の素材はスチールです。構造が分かりやすく、簡単に組み立てができます。ファスナーでビニールが大きく開閉できるので、植物管理もらくらくです。

おしゃれな手作り温室のおすすめキット2

小さな多肉植物などの冬場の管理にピッタリな、小さくてかわいいガラス製の温室をご紹介します。上に持ち手がついているので、そのまま暖かく日が当たる窓際などへの移動もらくらく。テラリウムなどを作られる方にもおすすめの小さめサイズです。

ガラス製のおしゃれなミニ温室

小さな多肉植物や100均の観葉植物などを、おしゃれにディスプレイしつつ温室効果も期待するなら、こんなかわいい温室はいかがでしょうか。商品は出来上がり品ですが、枠をペイントしたり、自分なりにアレンジするベースとして使えます。

ガラス製ミニ温室の基本情報

素材はガラスと鉄製ですので、取り扱いには注意しましょう。カラーはブラック。自分で作るのではなく、出来上がり品が送られてきます。アレンジ素材としてご利用ください。

まとめ

ビニールやガラス・100均材料で温室をDIYしよう

出典: https://shop.r10s.jp/chanet/cabinet/3333/333268-1.jpg

100均やホームセンター・IKEA商品など、安く手に入るもので作る温室DIYはいかがでしたか?植物用のミニ温室には、軽くて風を通さず、保温性があるビニールが使われることが多いです。

まずビニールのカバーを探して、それに合う枠組みを木製やパイプなどで作るのもよいですね。ご紹介したやり方にこだわらず、DIYのヒントとしてご活用いただけるとよいでしょう。

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温室づくりにも使うガラスのペイント方法や、おしゃれなベランダ作りのための収納やウッドデッキのDIY方法などもご紹介しています。暮らし~ののDIYカテゴリを是非ご活用ください。