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ベイトリールでシーバス攻略!タックル選びのポイントとおすすめ6選をご紹介!

ベテランでも食わず嫌い的にベイトリールを避ける方がいます。スピニングで用が足りてしまうということもありますが、扱いずらいという一面も確かにあります。特にシーバス攻略にベイトリールを使う方は少ないようです。今回はベイトリールでのシーバス攻略についてレポします。
2020年8月27日
kuma10
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この記事で紹介しているアイテム

ゴーセン PEサーフビート投 200m 2号

ゴーセン PEラインメーターポイント船レジェンダリー200m4号

【ダイワ】18モアザン PE 1000XH-TW

シマノ '19 アンタレス (左)

シマノ(SHIMANO) 17 スコーピオンDC

ダイワ 15アルファス SV 105SH(右ハンドル)

ダイワ タナセンサー 300

シマノ 17バルケッタBB 600PG RIGHT

ベイトリールとは

リールは大まかに「スピニングリール」と「ベイトリール」の2種類に分かれます。大きな違いは「糸巻きシステム」にあります。ベイルと呼ばれるラインガイドを使い、片軸で回転する糸巻きに「縦に」ラインを巻いて行くスピニングリールに対して、両軸と呼ばれる糸巻きに直角にラインを巻いて行くベイトリール。どちらのシステムにもメリットとデメリットがありますが、リールの起源となっているのはベイトリールです。

ベイトリールの扱い方

投げ方

ベイトリールは正確には「ベイトキャスティングリール」と言い、ベイト(小魚風ルアー)をキャストするためのリールです。ですから本来ルアー釣りに適しているリールのはずですが、投げ方にコツがいるために敬遠されがちです。ロッドを構え、親指でブレーキを外したら親指の腹でスプール(糸巻き)を押さえ手首のフリップで投げます。この時大切なのはベイトリールの角度。巻き取りする位置を「正位置」とするならば、キャスティング時のベイトリールの角度は「90度」になります。この角度をつかむことがベイトリールキャストの第一歩です。

テクニック(コツ)

ベイトリールキャスティングの基本は2つ。オーバーハンドキャストとサイドハンドキャスト。海釣りでシーバスを狙うにはどうしても「遠投」が必要になります。最低限オーバーハンドキャストの遠投は覚えなければなりません。単にタックルを遠投用にするだけでも良いのですが、やはりコツがあります。まずはロッド軌道。オーバーハンドと言いましたが、少し斜め「スリークォーター」くらいで投げてみてください。そしてルアーの重量を「ベリー(ロッドの中間)」で感じてください。ビッグキャスティングには道具とテクニックの両方が必要です。

ベイトリールのシーバス攻略メリット

スピニングリールとの違い

シーバスをはじめ海釣りで釣行する場合スピニングリールを手にされる方が多いとは思いますが、ベイトリールとの違いは何なのでしょうか。実際には「扱い易い」以外にはあまり理由が考えられません。確かに扱い易いことは重要です。手返しの速さやトラブルの少なさが直接釣果に繋がることは否めません。しかし本来、構造上ベイトキャスティングリールの方がトラブルは少ないはずなんです。ベイトタックルの熟練度を上げてみましょう。スピニングリールでは攻略しにくかった強風時のシーバス狙いが安定しますよ。

ピン打ちなら絶対にベイト有利!

手首のフリップでルアーを投げ、その瞬間から親指でスプールの回転に制限をかける投げ方をするベイトキャスティングリールは「ピンポイント」に目標を狙うのに適したリールです。シーバスは狙い目がはっきりした魚です。基本的に堤防からの夜釣りでの光源の外から光源にむけてのリトリーブや、磯のサラシ、岩礁地帯の潮通しの良いところをトゥイッチさせたりの釣りになります。ルアーの落としどころが腕の見せ所ですが、風などが強いとスピニングリールでは狙ったところになかなか落とせません。ラインのふくらみが抑えられるベイトキャスティングリールが有利になります。

ベイトリールのシーバス攻略デメリット

スピニングリールとの違い

何と言ってもベイトキャスティングリールはスピニングリールの手軽さにはかないません。釣り素人、初心者の方でもスピニングリールなら5分も練習すればある程度の釣りができます。また最近のPEラインを使った釣りでは、ラインの細さがアダになり、両軸スプールの隙間にPEラインが挟まってしまうトラブルもあります。サミング(親指で糸出し速度を調節)の失敗によるバックラッシュと合わせてライントラブルが多発するのはベイトキャスティングリールの方が多いように思われます。

飛距離が出ない

体全体を使いルアーを遠くへ飛ばすことのできるスピニングリールに比べ、手首のフリップでルアーを飛ばすベイトキャスティングリールは飛距離の点でどうしてもかないません。河口や堤防周りに付く暖かい季節などはそれなりに狙えますが、沖でライズしている(シーバスに限らず)場所に撃つ「ナブラ撃ち」などの時にはどうしても距離不足が否めません。ロッドや投げ方などに工夫が必要なデメリットがあります。

シーバス用ベイトリールのポイント

シーバス用ベイトリールの選び方


メリット・デメリットの時に少し紹介いたしましたが、シーバス用ベイトキャスティングリールを選ぶときにはPEラインに対応しているものを選びましょう。また、スプールだけでなく巻かれているPEラインそのものに(特に大物が掛かった時)PEラインが噛んでいくことがあります。これはPEライン同士の摩擦が増え、次のキャスティングでラインがパチッと切れてしまいます。こちらのトラブルも最近のベイトキャスティングリールは軽減できるものが出ていますので、探してみましょう。

海釣り対応品を選ぶ

河口や川に遡上してきたシーバスだけを狙う釣り師はいないと思います。シーバスは当然磯やボート(海水)でのターゲットです。多くはブラックバスなど真水で使用されることの多いベイトキャスティングリールは海水には耐性があまりありません。「海水が浸入しない」ないしは「海水が浸入しても耐える」造りのものを選びましょう。シーバス用のベイトキャスティングリールはベアリング一つとっても錆びない加工を施してありますよ。

シーバス用ベイトリールタックルの特徴:陸っぱり

海釣り(陸っぱり)シーバス

投げ釣り用のベイトロッドの特徴は、トリガーと呼ばれる指掛けがリールシート下部に付いている点です。ロッド上部に重量のあるリールが来るために人差し指と手の平でロッドをホールドします。ビッグシーバス狙いのタックルを作るのであれば、8ft台、できれば9ft以上の長さで、ミディアム以上の硬さを持ち、適応ルアー重量が40gを越えるものがおすすめです。

ライン

ゴーセン PEサーフビート投 200m 2号

出典:Amazon

最近の海釣りではほとんどメインラインをPEラインでタックルを組むと思います。シーバス狙いでも、遠投するために細くて強いPEラインがメリットが多くおすすめです。太さは1号以上あればかなり戦えますが、ビッグシーバス狙いなら2号くらいがおすすめです。また、ライン自体もPE2号ほどあればラインにコシがあり、扱い易いと思います。

シーバス用ベイトリールタックルの特徴:船釣り

ボート釣りシーバス

ボート釣り用のベイトリールタックルは投げ釣り用とは少し様子が違います。もちろんボートからのシーバス橋脚下狙いなど、磯の投げ釣りと同じタックルで流用できるものもありますが、シーバスのエサ釣りなどで使うタックルはビッグワン狙いの強力なものになります。ボートでの釣りであればジグでシーバスだけではなく、青物やビッグロックフィッシュが付いて来ることもあります。リールを含めタックル自体が別物になります。具体的には2mほどの胴調子ロッドで、天秤の30号ほどが使える硬さのものがおすすめです。

ライン

ゴーセン PEラインメーターポイント船レジェンダリー200m4号

出典:Amazon
出典:Amazon

同じ海釣りでも船、ボート釣りでは磯からのルアーフィッシングとは使用タックルがかなり変わります。当然ラインも変わりますが、PEラインの4号あたりがおすすめです。ボート釣りではどんな魚が掛かるかわかりません。シーバス釣りだからと言ってブリやヒラマサが掛からないとも限りません。PE4号にリーダー50lbくらいのタックルを作っておけばほとんどのビッグフィッシュに対応できると思います。

おすすめシーバス用ベイトリールランキング第4位

ダイワモアザンシリーズ

【ダイワ】18モアザン PE 1000XH-TW

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

ベイトリールランキングの絶対的王者といえばダイワの「モアザンシリーズ」でしょう。機能や扱い易さなどだけならばランキング1位は間違いない機種です。しかしやはりダイワの上級モデルということもありお値段的に厳しいものがあります。トータルのランキングを付けるとすれば、やはりコスト&パフォーマンスも加味しなければなりません。メリットもデメリットも考え合わせ、今回のシーバス用ベイトリールランキングでは第4位となります。

ダイワモアザンの充実機能

出典: https://www.daiwa.com/jp/resources/fishing/item/reel/bait_rl/morethan_pe_tw/__icsFiles/artimage/2018/11/15/c_041101062/magsealed_bb_02.jpg

ここで仕様詳細名を長々とのべても仕方がないので、機能の説明だけいたします。まず海釣り用に絶対必要な防水加工がボールベアリングに施されていること。大抵のリールはベアリングの錆つきや減りで使用不可になります。それがこのリールにはありません。つまりベアリングの本来の寿命まで使用できるんです。そして、可変式(自動)のブレーキシステムが搭載されているためにルアーの飛距離が伸び、リールトラブル(バックラッシュ等)が極限まで減らされています。ドラグ力においてはビッグどころかモンスター級も楽に引き寄せる「6kg」に設定されています。

おすすめシーバス用ベイトリールランキング第3位

シマノアンタレスシリーズ

シマノ '19 アンタレス (左)

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
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ダイワのモアザンシリーズに対して負けていないのがもう一つの雄、シマノの「アンタレスシリーズ」です。ぬるっとした鏡面ボディーが特徴のアンタレスは多くのファンを持ち、進化の段階も「19アンタレス」で最高潮に達したと言って良い感があります。バックラッシュなどのライントラブルを極力抑え、内部ブレーキシステムで飛距離も稼ぐ。メリットだらけのシーバス用ベイトリールですが、やはりお値段がお高いのがランキングをここにさせる理由です。ダイワのモアザンとともに、5万円近くのリールはなかなか手が出ないのが現実ではないでしょうか。

シマノアンタレスの充実機能

出典: http://fishing.shimano.co.jp/product/reel/images/5572/img_spool_compare_narrow.png

リール内部に隠された4つのブレーキはすべて「ON・OFF」が可能です。これは遠心ブレーキと呼ばれるもので、出荷時にはすべてONになっています。投げるルアーの重さと、サミングテクニックに合わせて外したりとチューニングが可能です。また、スプールが前作より薄く小さくなったことで「低慣性化」に成功しました。これにより、遠投性能とバックラッシュのリスク軽減が両立されました。「使い手の想像を超える使い心地」と言われる所以です。

おすすめシーバス用ベイトリールランキング第2位

シマノスコーピオンシリーズ

シマノ(SHIMANO) 17 スコーピオンDC

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
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国産ベイトリールで売れ筋ランキングをつけると必ず上位に入って来るのがシマノの「スコーピオンシリーズ」です。ダイワやシマノの上位機種に比べて半分ほどの値段で手に入る手軽さもウケています。しかし装備の充実や扱い易さなどは上位機種に勝るとも劣らないものがあります。それもそのはず、1990年に発売されたスコーピオンシリーズが前述のアンタレスや、軽量強固を誇るメタニウムなどの基礎となっているからです。現在スコーピオンシリーズは「DC」「BFS」「スコーピオン」の3ラインナップとなっていますが、シーバス狙いには「DC」がおすすめです。

シマノスコーピオンの充実機能

出典: http://fishing.shimano.co.jp/images/cache/4652/46767_feature1.jpg

DCは「デジタルコントロール」の略で、スコーピオンDCはブレーキを電子制御しています。ラインをスプールに巻いた時にラインの種類(PEやナイロンなど)を設定しておけば急な横風などでの糸ふけなどにもリールがある程度対応してくれます。バックラッシュ知らずと呼ばれる所以です。また多機能ベイトリールにありがちな造りの弱さも「HAGANEボディ」に守られ長期間使用が可能です。お値段とも合わせてかなりの高評価が得られています。

おすすめの口コミ

淡水と海水で使用しています。 よっぽどの事がない限りバックラッシュしないので、ストレス無く釣りに没頭出来ます。 いい買い物でした。

このかたは「バックラッシュしないので」と言い切っています。ストレス無く釣りに没頭できるのはうらやましいですね。

おすすめシーバス用ベイトリールランキング第1位

ダイワアルファスシリーズ

ダイワ 15アルファス SV 105SH(右ハンドル)

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
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アルファスSVの「S」は「ストレスフリー」のSだそうです。ではベイトキャスティングリールにおいて「ストレス」とはなんでしょうか。それはずばり「飛距離とバックラッシュ」でしょう。このアルファスSVはブレーキを最大に効かせた場合、わざとバックラッシュさせようとしてもバックラッシュしなかったという報告があります。そして飛距離に関しても10g以上のルアーであれば驚くほどの飛距離が出ます。これで上級機種のモアザンの半額程度の値段設定なのですからおすすめするのがおわかりでしょう。

アルファスの充実機能

出典: https://www.daiwa.com/jp/resources/fishing/item/reel/bait_rl/alphas_ct_sv/__icsFiles/artimage/2019/01/04/c_041101064/airbrake_1.jpg

特筆すべきはダイワ特有の多彩なブレーキシステムにあります。まず従来のメカニカルブレーキに頼らず強磁力のネオジム磁石を使用した「マグネットブレーキシステム」を補助的に使っている点です。メインの「エアーブレーキ」はスプールの回転数に応じてサミングと同じような効果を与えてくれます。これは簡単に言えばバックラッシュを起こしそうな回転数にスプールが達すると自動的にブレーキをかけてくれるシステムです。つまりあまりテクニックを使わなくても飛距離が稼げ、トラブルも少ないと言えるでしょう。

おすすめの口コミ

これぞ、S社のSピオンのような安いけどいいリールの座を奪いうるリールです 今までダイワの低価格帯は微妙な印象がありましたが、これは安くて評価がよく、買うしかないなと思いました! 正直、ここまでいいとは思いませんでした ベイトフィネスをする為ではなかったのですが、できちゃったので、得した気分です 他のは高いので、もうこれだけでいいかとおもってます 今後、安価でいいリールということで人気になりそうです

使い勝手の良さに大変感激されている口コミです。やはり「高機能」+「低価格帯」は評価を上げますね。

おすすめボート釣り向きシーバス用ベイトリール①

ランキング外でのご紹介になります。ボート釣りでもキャストをして橋脚下のシーバスを狙ったり、潮通しの良い岩礁狙いをするときにはランキング内のベイトリールが併用できますが、真下に落としてエサ釣りやジギングをするには専用のベイトリールが使いやすいと思います。


ダイワ「タナセンサー」

ダイワ タナセンサー 300

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
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ダイワの誇る「タナセンサー」装備の逸品が「タナセンサー300」です。海釣りの場合ビッグフィッシュをゲットするにも数釣りするにも「タナ(魚のいる深さ)」が大事になります。タナセンサーは出て行くラインの量で深さを表示してくれます。しかもこの「300」は、ドラグ能力がクラス最大級の9kgとビッグもモンスターもどんとこいの力強さを持っています。暴れるビッグシーバスを押さえつけるのにおすすめのリールです。

おすすめボート釣り向きシーバス用ベイトリール②

シマノ「バルケッタBB」

シマノ 17バルケッタBB 600PG RIGHT

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
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ダイワの「タナセンサー」に対して他社は「ラインカウンター」などの名称で深度計をリールに装備しています。シマノからはバルケッタBBがおすすめ機種になります。夜の海釣りや朝マズメの薄暗い中でも視認性の良いカウンターを装備していますので、オールマイティーにボート釣りで使用できます。最大ドラグ力も6kgとシーバスには充分な性能を誇っています。

ベイトリールの注意点

掛かり切れに気を付ける

ビッグフィッシュが突然喰らいついてきた瞬間、充分もつはずのラインがバチッ。こんなことはありませんか。これはベイトリールで多いトラブルの一つです。電磁ブレーキやらメカニカルブレーキやらいろいろなブレーキを駆使している弊害だと思われますが、瞬時にドラグが効かない場合があります。そんな時にラインに瞬間的にオーバーパワーがかかり切れてしまいます。今回ご紹介させていただいた機種はそのあたりの対策もされていますが、まだ海の暴れん坊シーバスには充分でない機種もあります。ベイトリールに慣れるにはそのあたりも含めて慣れましょう。

重いルアーから練習

バックラッシュが少ない機種の紹介をして参りましたが、それでも練習は重めのルアーからしていきましょう。ビッグベイトから10gほどのスモールルアーまで自在に投げられるようになればシーバス釣行も楽しくなります。その第一歩は重いルアーを的確に投げられるようになってからがいいでしょう。まずは「なすオモリ」などからでもOKです。

ベイトリールでシーバスを攻略しよう!

シーバス海釣りでの最大の楽しみはビッグワンとのやりとりです。スピニングリールには無いベイトリールでの力強いやりとりを楽しんでみませんか。またベイトリールの特徴としてスピニングリールより投げて巻く行程が1行程少ないというメリットがあります。慣れるまでは大変ですが、慣れてしまえば手返しも良く、海釣り・ボート釣りでありがちな「時合(ジアイ)」をきちんと掴まえることができます。ぜひメリットだらけのベイトリールで海釣りを楽しんで下さい。

シーバス釣りが気になる方はこちらもチェック!

ベイトキャスティングリールのメリット・デメリットなどはお分かり頂けたかと思いますが、実際の釣り方はどうなんでしょう。「暮らし~の」のサイト中に詳しい記事が幾つかございますので併載しておきます。興味を持たれた方はチェックお願いいたします。