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ユカタン半島ってどんな場所?有名な観光スポットや人気のグルメをご紹介!

密林の中に数々の神秘的な見どころ満載な、ユカタン半島の旅行は経験済みですか?この興味深い中米の半島では、有名な数々の遺跡や、グルメで満腹になれる人気リゾートスポットも存在します。これから行きたいユカタン半島の魅力に迫ります。
2020年8月27日
はぐれ猫
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ユカタン半島とは

中米にある半島

東がわのカリブ海、北のメキシコ湾に接するユカタン半島は、中米で異質な存在感を見せる土地です。南北に600km、東西に360kmの半島は、東日本の面積に匹敵するほどの巨大さ。ユカタン半島はメキシコなイメージですが、南東部でベリーズ、グアテマラにもまたがっている地域です。

かつてマヤ文明が栄えた土地

紀元前より栄華を極めたマヤ文明は、ユカタン半島とは切っても切れない関係でした。マヤ文明は密林などに幾つもの巨大な石造ピラミッドを建設したことで有名です。その文化や学術の水準は計り知れないほどで、独自の文字や数字や暦までも有していました。マヤの各地の遺跡は、観光地として大人気です。

ユカタンは「何言ってるか分からない」

とても不思議で意味不明なマヤ文明の名所も多いメキシコですが、ユカタンの語源もそれを表すかのようです。なにしろユカタン半島とは現地語で「Yuk ak katán(お前の言ってることが分からない」が定説になっているから。謎と神秘に満たされたユカタン半島には、ぴったりな地名かもしれません。

ユカタン半島のアクセス

アクセスの概要

現時点で日本からユカタン半島まで直行する飛行機は、どこからも出ていません。東京から目的地となるユカタン半島へ向かうには、北米大陸のどこかで乗り継ぎが必要です。それはたとえばロサンゼルスやメキシコシティ経由など、幾つかの候補があります。目指す空港は、半島東部のカンクン国際空港です。

現地の移動

多くのユカタン半島の名所を旅行できる日本発のツアーは、未知の世界を求める観光客に人気があります。観光ツアーを選んだ場合には、カンクン空港からのバスやワゴンが用意されるし、移動の苦労はかなり少なくなります。個人での移動ではタクシーが一般的で、レンタカーを利用する人もいます。

アクセスルート例

【東京から】羽田空港→経由地→カンクン国際空港
【経由地】ロサンゼルス、サンフランシスコ、シカゴ、メキシコシティなどの空港(1~2ヶ所)
【所要時間】17時間台~38時間台(航空会社により異なる)

ユカタン半島の観光スポット①砂浜

カンクンビーチ

類まれなほど海とビーチの美しいリゾート地と言ったら、メキシコではカンクンを置いて他にありません。20kmに渡って続く砂洲のビーチは、無数のリゾートホテルが集積している場所。真っ白な砂浜と、空の色を映したような海の光景が、ユカタン半島にやってきた人々を癒やし尽くしています。

カンクンビーチの特徴

夢のようなカンクンビーチに滞在中は、リゾートを満喫する要素が揃います。お魚と一緒にシュノーケルを楽しんだり、上空に浮かぶパラセーリングを楽しむアクティビティプランも。カンクンはLa Islaなどのモールが複数あり。お酒が美味しいバーも多く、ユカタン半島でのリゾート気分を引き立てます。

観光スポット基本情報

【所在地】メキシコ・キンタナロー州カンクン市ソナ・オテレラ地区など
【カンクン国際空港からの距離】東へ7~15km
【営業時間】ビーチ:24時間

ユカタン半島の観光スポット②泉


グランセノーテ

無数に点在しているユカタン半島のセノーテ(陥没穴の泉)は、かつての巨大隕石のクレーター跡に出来た神秘の見どころ。その中でも最高に綺麗な場所と評されるのが、カンクンの空港から2時間のグランセノーテです。マヤの人々から聖なる泉と呼ばれた場所は、世界中からの観光客に人気です。

グランセノーテの特徴

密林にぽっかりと口を開けた洞窟のグランセノーテは神々しい雰囲気で、極めて透明度の高い地下水が満たされています。その中はユカタン半島で有名な、シュノーケリングのスポットにもなっています。水中に入れば青い不思議の世界が広がり、上空から差す光が神秘性を高めています。

観光スポット基本情報

【所在地】メキシコ・キンタナロー州Tulum
【カンクン国際空港からの距離】南西に105km
【営業時間】8:00~16:45

ユカタン半島の観光スポット③泉

スイトゥンセノーテ

近頃になりユカタン半島で名度を上げている地下の名所が、スイトゥンセノーテ(Chichén Suytun)です。秘境の中の神秘的なセノーテはグランセノーテに劣らない綺麗さで、日本からのツアーでも見られます。ホテルやビュッフェレストランも併設しているので、都市部と違った宿泊も楽しめます。

スイトゥンセノーテの特徴

他のセノーテと異なり、洞窟の天井からは鍾乳石が垂れ下がって、迫力の風景を見せています。セノーテの水の透明度は高く、遊泳をすることも許可されています。ユカタン半島のセノーテの中でも特別感があるのは、天井の穴から太陽のビームが降り注ぐ瞬間。それが見られる昼間の訪問がおすすめです。

観光スポット基本情報

【所在地】ユカタン州バジャドリー市スイトゥン
【カンクン国際空港からの距離】西へ133km
【営業時間】8:00~19:00

ユカタン半島の観光スポット④公園

シェルハ海洋公園

ドスオホスの森に囲まれた海の入り江に、旅行で行ってみたいシェルハ海洋公園があります。ユカタン半島ではかなり充実した設備の、ウォーターアクティビティのスポットです。この場所ではメキシコの自然の美しさや動物の可愛さに触れつつ、とことん水遊びが楽しめます。

シェルハ海洋公園

入り江でのシュノーケリングが人気で、ユカタン半島の自然なままの海底の景色を堪能できます。イルカとの遊泳は若干お値段も高額ですが、シェルハ海洋公園最大の見せ場でもあります。ここはアトラクションと一緒に美味しいメキシコ料理やお酒も味わえるので、水辺の旅行を希望するなら必見です。

観光スポット基本情報

【所在地】メキシコ・キンタナロー州チャン・チェムイル
【カンクン国際空港からの距離】南西に94km
【営業時間】-

ユカタン半島の観光スポット⑤水中美術館

カンクン海底美術館(MUSA Underwater Museum)


憧れのカンクンの海辺には、海の底に作られている芸術鑑賞のスポットがあります。有名なカンクン海底美術館は市街地からも近いので、滞在しているホテルからの参加しやすさも利点です。ユカタン半島でスキューバダイビングが必須ですが、1時間のレクチャーを受けたらさっそく海底へ潜入できます。

カンクン海底美術館の特徴

青く透明な水中へ10m潜り込むと、そこには見たこともない作品群の展示が待ち構えています。人物、車、家、自転車、十字架などなど。ユカタン半島の地上ではなくお魚が泳ぐ水中なので、どれも海藻が蔓延って、まるで古代マヤの海底遺跡のような雰囲気を醸し出しています。

観光スポット基本情報

【所在地】メキシコ・キンタナロー州カンクン市
【カンクン国際空港からの距離】北へ4km
【営業時間】9:00~17:00

ユカタン半島の観光スポット⑥遺跡

チチェン・イッツァ

点在するマヤの遺跡を全部巡れなくても、旅行で確実に訪れたい1点が世界遺産のチチェン・イッツァ。高さ55mの階段ピラミッドが何よりも有名な、ユカタン半島のシンボル的な観光地です。古代から中世に至るまで栄えたこの巨大な遺跡で、これまで知らなかった古代マヤの叡智に触れてみてください。

チチェン・イッツァの特徴

このピラミッドはカスティーヨと呼ばれ、マヤの最高神である蛇神ククルカンを祀る神殿として利用されました。ピラミッドは階段で365日を表し、蛇の影が春分と秋分を表すなど知識を結集した建造物です。周囲には天文台や生贄を沈めたセノーテもあり、ユカタン半島でも知的な中身の濃さが特筆モノです。

観光スポット基本情報

【所在地】メキシコ・ユカタン州チチェン・イッツァ
【カンクン国際空港からの距離】西へ179km
【営業時間】8:00~16:30

ユカタン半島の観光スポット⑦遺跡

トゥルム遺跡

上質なカンクンのリゾートホテルに滞在している最中、訪れておきたい遺跡がユカタン半島のトゥルム遺跡です。他のジャングルのマヤ遺跡と異なり、トゥルムはカリブ海に面した断崖の上に建てられています。日本が鎌倉時代の頃に栄えた城塞都市であり、旅行では独特な建築や動物の見どころもあります。

トゥルム遺跡の特徴

かつて夜明けの街の異名を取ったトゥルム遺跡は、断崖の上に大小20軒以上の神殿や附属施設が並んでいます。中でも巨大な中央神殿のエル・カスティージョや、フレスコ画の描かれた神殿に注目が集まります。遺跡ではユカタン半島の海辺に生息する人気者のイグアナが、人々をのんびり出迎えています。

観光スポット基本情報

【所在地】メキシコ・キンタナロー州トゥルム
【カンクン国際空港からの距離】南へ105km
【営業時間】9:00~17:00

ユカタン半島の名物グルメ①

ユカタン半島のタコス

はるばるとメキシコに旅行した時には、本物のタコスを食べてみたくなることは必然です。いま知られるタコスはアメリカ生まれのハードタコ(アメリカ人はtacoと略す)なため、本場のタコスとは風味が異なります。そのメキシコでもユカタン半島のタコスは独特なものがあり、街角の屋台でも味わえます。

ユカタン半島のタコスの特徴

Coral Negro市場の屋台のタコスは、カンクンでも一番美味しいとの評判が聞かれます。街なかの伝統タコスでは、トルティージャにユカタン半島の伝統料理コチニータ・ピビル(豚肉のバナナ包み焼き)を巻くタコスが絶品との評価。さらに伝統の豆を使った、パヌーチョスなるご当地タコスも注目です。


ユカタン半島の名物グルメ②

ポックチャック

どこのカンクンのリゾートでもよく見かける有名なご当地グルメが、ポックチャックというプレート料理。これはユカタン半島で昔からある名物らしく、日本で言えば○○定食みたいなものです。お店によって用いられる具材や味が違っているので、旅行中には美味しいところを見つけてみてください。

ポックチャックの特徴

こんがり焼き上げた豚肉スライスが、このプレートグルメの中心です。味付けは塩コショウ、オレンジやレモンが使われます。ユカタン半島の豆やアボカドやサラダなどが付いているので、料理は至って健康的。炊いたごはんやトルティージャ生地も一緒に付けると美味しくいただけます。

ユカタン半島の名物グルメ③

パボ・エン・レジェノ・ネグロ

真っ黒けの見た目だけでドン引きしてしまいそうだけれど、メキシコで一度食べてみたい料理が、パボ・エン・レジェノ・ネグロ。ユカタン半島の地域で継承されてきたという謎の伝統料理です。その見た目的には、日本で言えばイカ墨系の料理のようなポジションかもしれません。

パボ・エン・レジェノ・ネグロの特徴

まずはメキシコ風味なチョコと香辛料の黒いモーレソースを用意、七面鳥にかけて猛烈に蒸し上げます。それをモーレソースに浸してコトコト煮込むのが、ユカタン半島名物のレシピです。ドコのお店でもゆで卵が入っているのも定番で、食べてみればカレー的な食感で意外といけると評価もまずまずです。

ユカタン半島に行こう

見知らぬユカタンの名所を目指して

普段はあんまり馴染みのないユカタン半島ですが、古代マヤ文明やセノーテなど、神秘を感じさせる有名な見どころが多様にありました。メキシコでリゾートホテルと人気の観光地を組み合わせ、美味しいユカタングルメも加えれば滞在中の満足度も高くなりそうですね。

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