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ラオスの治安は良い?悪い?旅行で気になる治安状況と観光時の注意点を解説!

ラオスの治安状況はどのようになっているのかご存知でしょうか?ラオスは非常にゆったりと過ごせるのどかな国であり、沢山の観光客が訪れていますが、近年は治安状況が心配されています。今回はそんなラオスの治安状況と、観光時の注意点を解説していきます。
2020年8月27日
T・S
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ラオスの治安状況と観光時の注意点は?

アジア観光をするなら外せないのが「ラオス」です。他の国と比べて非常にのどかな国であり、人々も穏やかで、のんびり過ごせる国として人気があります。ただし、近年は治安状況が心配されている国でもあり、実際に日本人観光客も犯罪被害に巻き込まれるケースが報告されていますので、観光の際は気を付けましょう。今回はそんなラオスの治安状況と、観光時の注意点を解説していきます。

ラオスについて

ラオスとは?

ラオスの正式名称は「ラオス人民民主共和国」と言います。北に中国、南にはタイ、東にベトナム、西にミャンマーがある内陸国で、人工は約700万人ほどとなっています。人口密度が近隣の国と比べても少なく、またアジアの中でも最貧国の一つとして知られています。その為、首都であるヴィエンチャンも、日本からするとあまり発展した様子はありません。英語での表記は「Lao People's Democratic Republic」で、通称は「Laos」となっています。

ラオスの宗教は?

約6割の方が仏教で、4割の方がその他の宗教を信仰しています。過半数が仏教となっていますので、仏教にまつわる日が祝日となっていたり、習慣も仏教に根付いたものが多くなっています。寺院や観光地なども、仏教を感じさせるものが沢山あります。

ラオス人の標高による住み分け

実は多数の民族がいるとされており、政府の定義ではひとまとめにラオス人としていますが、大きく分けると三つの民族がいます。国民の7割は「低地ラーオ族」、元々の先住民族だったのが「丘陵地ラーオ族」、新しい民族が「高地ラーオ族」です。名称の通り、住んでいる標高によって住み分けされているのがポイントで、民族同士の争いも特にありません。

ラオス人の性格は良い?

観光に行く前に気になるのが、国民性が良いか悪いかです。ラオスは農業国であり、非常に穏やかな国ですので、国民性も穏やかなのが特徴。人と争うこともなく、大きな欲も無く、細かいことは気にせず、日本人からすればかなりのんびりとした国民性と言えるかもしれません。とても良い国民性ではありますが、仕事中にものんびりしてしまうなど、場合によっては悪い方向に働いてしまうこともあります。

ラオスの物価は?

旅行先の物価も大切なポイントです。アジアの中でも物価が安い国として知られており、屋台でご飯を食べれば150~300円程度で済むことも多く、観光地のレストランでも500円~700円程度。また、宿も安価ですので、気軽に旅行に行ける国です。ちなみに、通貨は「ラオスキープ」で、75キープで1円になります。タイのバーツやアメリカのドルも使われていますので、数種類のお金を持っている人も珍しくありません。

ラオスの全体的な治安状況は?

細かく解説していきますが、全体的な治安状況としては、基本的には良いのですが、悪い事件も増えてきているので気は抜かない方が良いでしょう。まず、危険なエリアには近づかないことが基本です。その上で、持ち物を取られないようにして、目立たないように観光すれば、治安は問題無い国と言えるでしょう。

ラオスの治安状況①テロの危険性

ラオスでのテロの危険性は?

治安を考える際に最も怖いのがテロです。現在、テロによる被害は確認されていません。しかし、他国では日本人が殺害されるテロ事件も発生しており、テロはいつどこで起きるか分かりませんので、現在の治安に問題が無くとも、いざという時に巻き込まれないように注意して行動しましょう。

外務省発表の危険レベルは?

外務省は治安・危険レベルを4段階に分けて発表しており、ラオスのほとんどの地域はレベル1「十分注意してください。」になっています。これは、注意して行動すれば問題無い治安であることを示しています。ただし、一部の危険エリアはレベル2「不要不急の渡航はやめて下さい。」になっており、治安が悪いので近づかないようにしましょう。


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ラオスの治安状況②犯罪被害

ラオスは殺人事件も増えている

穏やかでのんびりとした国ではありますが、実際には殺人事件も発生しています。銃は規制されていますが、近隣の国から密輸入されており、実際は沢山の銃が出回っている状況です。その為、不良グループは銃を持っている可能性が高く、巻き込まれた際は抵抗すると危険です。

ラオスでの犯罪①ひったくり

犯罪で特に多いのがひったくりです。日本人も被害にあっていますので気を付けましょう。ひったくりは、後ろからバイクで追い抜きざまにバッグを盗むのが一般的です。その際、バッグを離さずにいると引きずられることもありますので危険です。治安が悪くなる夜間になると、バッグを離さない人に暴力をふるうケースもあります。

ラオスでの犯罪②強盗

ひったくり以上に凶悪なのが、強盗です。特に外国人観光客はお金を持っていると思われていますので、狙われやすくなります。強盗は昼間よりも夜間が危険ですので、治安の悪い夜間の一人歩きに注意しましょう。また、仲良くなった人に睡眠薬を使われて、気が付いたらお金を持っていなかったという睡眠薬強盗事件もよくあります。

ラオスでの犯罪③置き引き・スリ

荷物から一瞬目を離した隙に置き引き被害にあうこともあります。犯罪者は一瞬の隙を狙っていますので注意しましょう。また、沢山の人がいる場所ではスリも多くなります。ポケットにお財布などを入れておくと盗られやすいので、常に気を付けておきましょう。

ラオスでの犯罪④違法薬物

違法薬物はもちろん規制されていますが、実際には沢山の薬物が流通しており、社会問題となっています。しかも薬物が安価に手に入る為、薬物を使う目的で観光に来る方もいるほどです。日本人の逮捕者も出ていますので、誘われても絶対に使わないようにしましょう。薬物を使うと、最高で死刑が適用されることもあり、また麻薬密輸をしようとして死刑判決となった方もいます。

ラオスの治安状況③移動時の危険性

ラオス観光での移動手段

観光での移動手段は、タクシー代わりのトゥクトゥクや、サムローという小型の三輪自動車がメインになります。安価に乗れますが、少し高めの料金を請求してくることが多く、そのまま使っても良いのですが、値切れることが多いです。

ラオス観光での移動に関する被害は?

実は交通事故による死亡者が非常に多いので、移動の際は気を付けましょう。日本の数倍もの確率で交通死亡事故が起きており、原因はルールとマナーが徹底されていないことにあるとされています。また、飲酒運転や薬物摂取状態での運転も原因とされており、気は抜けない状態です。

声をかけられると危険?

目的地まで送ってあげても良いと声をかけてくる方もいます。中には本当に親切心で声をかける方もいるかもしれませんが、見知らぬ場所に連れていかれて金品を奪われることも実際は少なくありません。善意の可能性があっても、声をかけてくる方を信用しない方が安全です。治安の良い場所であっても断りましょう。

レンタサイクルが危険?

移動手段としてレンタサイクルもよく使われています。非常に気軽に使えるのがメリットですが、実は整備されていない自転車が多く、上手く運転出来ないことも実際は多々あります。治安とは別問題ですが、転倒によるケガに注意して下さい。また、画像のように、日本の自転車もよくあるような状況となっています。

ラオスの治安状況④感染症等の危険性

ラオスでの感染症の危険性は?


感染症の危険情報は特に出されていませんが、蚊を媒介としたデング熱・マラリアが雨季になると増えます。また、鳥インフルエンザによる死亡事故も起こりましたので、養鶏場などには近寄らない方が良いでしょう。その他、生魚を食べたり、川の水に触れることにより発症する症状もあります。また、生水を飲むと下痢になりやすいので注意して下さい。

ラオスで体調不良になったら?

もしラオスで体調不良になった場合ですが、医療水準が低く、私たち日本人が考えているような医療を期待するのは難しいのが実際の状況です。手術が必要な場合には、タイなどに搬送することになりますので、治療費は高額となります。海外旅行保険に加入してから観光に行った方が良いでしょう。

ラオスの治安状況⑤危険なエリア

危険なエリア①旧サイソンブン特別区

最も危険な、治安の悪いエリアとして知られているのが、サイソンブン特別区です。こちらは現在、反政府武装勢力が拠点を構えている為、近づけば危険な状況に巻き込まれる可能性があります。通る際にも、バスを襲撃してくる事件も起きている為、なるべく近づかない方が良い、治安が悪いエリアと言えます。

危険なエリア②ビエンチャン

ビエンチャンは首都ではありますが、やはり観光客が多い分だけ犯罪も増えますので、治安の悪い面もあります。特に、先述して解説したひったくりや置き引きなどの犯罪がよく起きていますので、気をつけながら観光しましょう。

危険なエリア③バンビエン

バンビエンは小さな町ですが、実は違法薬剤が気軽に手に入る町として知られており、薬物を目的とした旅行者がよく訪れています。実際に薬物を使用して、警察に捕まると大変ですので、町に行っても絶対に使用してはいけません。また、中毒者の方が町には多いので、悪い雰囲気の方がいたら近づかない方が安全です。

ラオスを安全に楽しむには?

派手な服装をしない

海外からの観光客は、現地ではとても目立ちます。観光客はお金を持っていると思われていますので、派手な格好をしていれば更に狙われやすくなります。治安の良い場所でも装飾品などはあまり付けずに、現地に馴染む服装で行動しましょう。

夜間の一人歩きをしない

安全の為に最も重要なのが、治安が悪くなる夜間に移動しないことです。夜間はやはり、危険な犯罪が増えます。また、飲酒の多い場所ではトラブルも多いので、慣れていない場所では夜に遊びに行かない方が良いでしょう。

気を抜かない

人が多い観光地には、スリの被害が増えます。スマートフォンをいきなり盗られてしまうこともありますので、常に気を抜かずに行動しましょう。また、声をかけられても安易に信用せず、誘われてもついていかないようにします。

荷物を離さない

荷物を一時的にどこかに置いたり、自転車のカゴに入れたりする隙を狙ってきますので、荷物は肌身離さないようにします。また、特に大切な荷物は、ホテルの金庫等にも預けない方が良いでしょう。従業員による窃盗の可能性もある為です。

荷物を分散させておく

しっかり気を付けていても、被害にあうことはあります。その際、被害を最小限にする為に、荷物を分散させておきましょう。分散させておけば、一つ盗まれたとしても何とかなる場合もあります。また、現金も分散させておけば安心です。

緊急時の連絡先


もしも緊急事態に巻き込まれた際は、下記の番号にすぐに電話しましょう。緊急電話番号・1191。火災・1190。在ラオス日本国大使館・021-414400~03、緊急時は020-5551-4891。

ラオスのおすすめ観光スポット

おすすめ観光スポット①コーンパペンの滝

こちらは壮大な観光スポットがお好きな方におすすめの場所です。世界一幅の広い滝としてギネス世界記録にも認定されており、沢山の観光客が訪れます。樹木がありますので滝幅を見渡すのは大変ですが、興味がある方は見に行ってみましょう。

おすすめ観光スポット②ブッダパーク

こちらは仏教に興味がある方におすすめのスポットです。ブッダパークには沢山の仏像が置かれており、日本人からするとかなりユニークな雰囲気で楽しめます。中にはとても大きな仏像もありますので、非常に見応えがあります。

おすすめ観光スポット③ルアンパバーン

首都と同じく、観光客が沢山訪れる町が「ルアンパバーン」です。ユネスコ世界遺産にも登録されており、「ラオスの京都」などともいわれている、見応えのある町となっています。屋台などでは、日本人の口に合う「カオチー」というサンドイッチが販売されており、そちらも人気です。

おすすめ観光スポット④クアンシーの滝

ルアンパバーンからトゥクトゥク等で1時間ほど移動した場所には、画像の美しい滝があります。エメラルドグリーンの水がとても綺麗かつ、実は滝つぼで泳ぐことも可能です。水着を持っていって泳いでみましょう。また、周辺にはレストランなどもありますので、ゆったり過ごせるようになっています。

まとめ

今回の「ラオスの治安は良い?悪い?旅行で気になる治安状況と観光時の注意点を解説!」はいかがでしたでしょうか?基本的には治安が良く安全な国ですが、夜間の一人歩きをしたり、派手な服装で目立ったりすれば危険ですので、気を付けて観光しましょう。また、危険なエリアもありますので近づかないようにして下さい。

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今回はラオスの治安について解説させて頂きましたが、他にも海外の治安状況に関する記事が沢山あります。気になる方はぜひ見てみて下さい。