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パラグライダーとは?飛行や離陸などの飛び方の基本と日本で飛べる場所を解説!

パラグライダーにチャレンジしてみませんか?鳥のように大空を滑空する楽しい体験は忘れられない想い出になります。本記事では、パラグライダーの基本的な知識や飛び方、日本全国でパラグライダーが飛べる場所についてわかりやすく解説します。どうぞご覧ください。
2020年8月27日
iiyudana
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パラグライダーについて知ろう!

パラグライダーはスカイスポーツの中でも人気のアクティビティの一つです。高台に作られた離陸場所から飛び立って、空を鳥のように優雅に旋回しながら素晴らしい景色が眺められる楽しいアクティビティですね。最近ではパラグライダーの離陸場所も各地に作られており、日本のみならず世界各国でパラグライダーは楽しまれるようになっています。一度はパラグライダーにチャレンジしてみたいと思っている人もきっと多いことでしょう。今回はその人気のパラグライダーについて解説致します。(当記事は2019年9月25日時点の情報をもとに作成されております。)

パラグライダーとパラシュートの違いは?

パラグライダーは今から34年ほど前に生まれたアクティビティです。元々はヨーロッパのアルピニストたちが、自分たちが登った山の上から降りる手段としてパラシュートを使ったのが始まりでした。このパラシュートがやがて滑空可能なグライダーと合体して生まれたのがパラグライダーです。パラシュートに少し外見が似ていますが、下降しかできないパラシュートに比べパラグライダーは上昇することが可能で、熟練すれば飛行時間も格段に伸び上昇する高さもアップします。パラシュートよりもはるかにダイナミックですね。

飛び方も異なるパラシュート

パラシュートはスカイダイビングやパラセーリングといったアクティビティに使用されています。ヘリコプターなどからパラシュートの機材を背負って降下し、降下の途中でパラシュートを開いてあらかじめ定めたポイントに着陸するのがスカイダイビングですね。また、モーターボートなどでパラシュートを凧のようにして引っ張り、空中高く浮かせて楽しむパラセーリングもあります。いずれの場合にも風に乗って飛行時間の長さを楽しむような使い方ではありません。

パラグライダーの飛行時間はどれくらい?

パラグライダーの飛行時間はどれほどでしょうか。パラグライダーの動力源は下から上へと流れる上昇気流です。上昇気流をうまくとらえることができると飛行時間は大幅に伸びていきます。通常では少しの風と上昇気流があれば1時間から2時間の長い飛行時間が可能になります。もちろん技術レベルによって差がありますが、気象条件が整った状態で熟練したパイロットがコントロールすると5時間以上の飛行時間が可能です。過去には24時間という飛行時間を記録したパイロットもいるというから驚きです。

体験プランの飛行時間は短め

初めてパラグライダーに乗る人のために、日本各地にはパラグライダーの体験プログラムを用意する会社やお店があります。資格証もなく単独でエリア外でパラグライダーに乗る許可がなされていないため、基本的には指導や運転の許可を受けた資格のあるスタッフが一緒に乗って体験を楽しみます。そうした体験の場合には飛行時間がおおむね10分から15分程度になっています。飛行時間をあまりに長くすると、人によっては車のように酔ってしまう場合がありますし、順番待ちをしている次の体験者のためにも飛行時間は短めです。

パラグライダーが飛べる場所は?

飛んで楽しいパラグライダーですが、離陸場所や飛行空域は許可なく自由に決めることができません。「空なので飛べる場所は自由でしょ」などと考えがちですが、航空法という法律によって飛行空域のクラス分けがなされているのです。国土交通省の指定した「航空交通管制区域」や空港の周辺などでは離陸場所を設置したり飛行したりすることが禁止されています。また、飛べる場所として許可されている空域であっても、場所によって飛行する高さと低さが決められています。許可なくどこでも飛ぶことはできないのです。

パラグライダーに資格は必要なの?

パラグライダーを楽しむには単に飛び方だけでなく、前述のような法律やルールなども知っておかねばなりません。そのため日本パラグライダー協会(JPA)公認の有料のスクールに入校して資格を取得する必要があります。JPAの発行する資格証明書にはいくつかのステップがあり、それらの資格を取得し飛び方などを学びながらスキルアップを図ります。勉強のための予算と機材購入などの予算を前もって準備しておくことが必要でしょう。

「パイロット証」を目標に頑張ろう!

離陸場所を選ばずに単独でパラグライダーを楽しむために、パイロット証と呼ばれる資格を取得できるように頑張りましょう。この資格を取得できれば日本だけでなく海外での飛行も可能となります。この資格を取得するにはそれなりの予算が必要となります。1年間有効の22,000円の入校料や、1日あたり1,500円の講習料、1,800円の教材費や実技や学科の検定料3,000円など、勉強だけでも多くの予算を準備しなければなりません。それに加えてパラグライダーの機材や無線機などの予算も必要となってきます。

パラグライダーの基本の飛び方を学ぼう!


それでは、パラグライダーの基本的な飛び方についておさらいしてみましょう。離陸場所から飛び立って滑空し、さらにパラグライダーをコントロールしながら旋回し、地上に降りて着地するまでの手順を見ていきます。初めはなかかなうまくいきませんが、しっかりと資格あるインストラクターに倣って練習すれば一人でも飛べるようになり飛行時間も飛行高度も高くなっていくに違いありません。

飛び方①離陸から滑空まで

飛び方でまず大事なのが離陸です。パイロットはまずパラグライダーの機材を装着して離陸場所に立ちます。そこからジョギング程度のスピードで離陸場所から走り始めると、徐々に機体の中に空気が入ってきて翼が広がっていきます。体に浮き上がるような感覚が伝わってきてやがて体全体が宙に浮きあがり、パラシュートのようにゆっくりと降下しながら飛び始めます。こうして大空へとパラグライダーは飛んでいくのです。

飛び方②飛行中のコントロール

飛び方で次に重要なのがパラグライダーの運転操作です。パラグライダーを操縦するにはブレークコードと呼ばれる操縦かんのような役目をするハンドルがあります。これを両手で掴みながら滑空し、右に曲がりたい場合には右側のブレークコードを、左に曲がりたい場合には左のブレークコードを体に沿うようにして引き下げます。また、両手のブレークコードを一緒に引き下げると減速していきます。こうしてパラグライダーをコントロールすることができます。

飛び方③滑空から着陸まで

飛び方の最後は着陸です。両手のブレークコードを一緒に引き下げてパラグライダーの速度を緩めていきます。降下して足が着くとイスから飛び降りたような軽い衝撃を体に感じます。最初は少々恐怖感を感じますが、ジョギングをこなす程度の脚力があれば問題なく着地することが可能です。ほとんどの場合着地の地点は草原などの広々した安全な場所が設定されているので、安心して着陸動作を行うことができるでしょう。

日本でパラグライダーが飛べる場所をご紹介!

ここからは、パラグライダーフライトが許可されているおすすめのスポットをいくつかご紹介しましょう。日本全国から離陸場所の設置されたパラグライダースポットを7ヶ所選んでみました。それぞれのスポットの特徴や体験するのに必要となる予算など役立つ情報満載でお届けします。本記事を参考にしてパラグライダーで楽しいフライト体験をしてみてください。

日本でパラグライダーが飛べる場所①

赤井川

四方を山に囲まれた大自然が広がる北海道のパラグライダースポットです。この地域はカルデラ状の地形のため、特に秋には上空から雲海の絶景が見れておすすめです。体験に必要な予算は体験料5,000円(税込)と保険料400円で、機材もレンタルしてくれるため手ぶらでOKです。楽しい体験がこのプライスで可能なのは魅力ですね。4歳の子供から体験できるので家族で楽しい時間が過ごせます。初めての人でも指導許可を受けた資格あるスタッフが丁寧にレクチャーしてくれて安心です。

パラグライダースポットの場所はこちら!

【住所】北海道余市郡赤井川村日ノ出58-1
【連絡先】090-9740-1124
【アクセス】札幌自動車道「余市IC」より15分

日本でパラグライダーが飛べる場所②


松島

日本三景にも数えられる宮城県の名所にあるパラグライダースポットです。菖蒲田海水浴場上空から見る松島の景色は素晴らしく、楽しい10分間のフライトはあっという間に終わってしまいます。必要な予算は体験料12,000円(税込)のみで、機材のレンタル料や保険料全てが込みとなっています。指導許可を受けたインストラクターはパラグライダーの競技で優勝経験を持つほどの有資格者ですので、初めてでも安心して身を任せることができます。5歳という小さな子供でも楽しいフライト体験ができておすすめです。

パラグライダースポットの場所はこちら!

【住所】宮城県宮城郡七ヶ浜町花渕浜長須賀
【連絡先】090-8255-9187
【アクセス】仙台東部道路「仙台港北IC」より15分

日本でパラグライダーが飛べる場所③

南陽スカイパーク

スカイスポーツを楽しむために市が開設した山形県のパラグライダースポットです。離陸場所は2ヶ所設置されており、四季折々に変化する山々や田園風景を眺めながら楽しいフライトが体験できます。必要な予算は12,000円(税別)で、資格あるインストラクターが付いて5分から15分のフライトを行います。オプション料金を支払えば空中での連続写真や地上での体験の様子を撮影して郵送してくれるのもいいですね。また、経験者にはスノーモービルで離陸場所までアクセスして滑空する冬のフライト体験が用意されています。

パラグライダースポットの場所はこちら!

【住所】山形県南陽市赤湯2841-1
【連絡先】0238-40-2149
【アクセス】米沢南陽道路「南陽高畠IC」より15分

日本でパラグライダーが飛べる場所④

那須高原

那須高原

都心からのアクセスも良好な関東地方のリゾート地にあるパラグライダースポットです。スキー場を離陸場所としてフライト体験をしますが、関東地方とは思えない自然豊かな山々と遠くに見える街の景色が素晴らしく、初心者であっても楽しいフライトタイムを過ごすことができます。必要な予算は半日体験が6,600円(税込)、1日体験が11,000円となっており、資格あるスタッフによる講習を受けて単独のフライトにもチャレンジできます。初めてでも一人乗りが許可されるのが何よりの魅力ですね。

パラグライダースポットの場所はこちら!

【住所】栃木県那須郡那須町湯本那須岳国有林
【連絡先】0287-76-4740
【アクセス】東北自動車道「那須IC」より30分

日本でパラグライダーが飛べる場所⑤

朝霧高原

富士山の絶景を眺めながらフライトが楽しめる静岡県のパラグライダースポットです。富士山の西麓に位置しており、広大な草原地帯が広がっている風光明媚な場所ですね。上空からは富士山だけでなく駿河湾の海の景色も眺められ、山と海両方の絶景が楽しめる贅沢で楽しいフライトタイムとなります。必要な予算は指導許可を受けたスタッフとのタンデムフライトが9,500円(税込)で、単独フライトが許可されるプランが14,000円(税込)となっています。また、小さな丘を利用した簡単な初心者向け体験プランがあるのも魅力です。

パラグライダースポットの場所はこちら!

【住所】静岡県富士宮市根原282-1
【連絡先】0544-52-1031
【アクセス】新東名高速「新富士IC」より40分

日本でパラグライダーが飛べる場所⑥


三加茂フライトエリア

徳島県を東西に流れる吉野川を眼下にフライトするパラグライダースポットです。この場所には離陸場所が5ヶ所も設置されており、日々変化する気象条件に合わせて離陸場所を選択できるのが特徴です。パラグライダーの競技会なども開催され多くのパイロットたちがここを利用しています。体験に必要な予算は体験料13,000円(税込)にエリア使用料と保険料の2,000円となっており、資格あるスタッフとのタンデムで6歳の子供からチャレンジできます。標高1,000mの離陸場所もありエキサイティングで楽しい滑空が体験できます。

パラグライダースポットの場所はこちら!

【住所】徳島県三好郡東みよし町三加茂エリア
【連絡先】0883-77-3065
【アクセス】徳島自動車道「美馬IC」より30分

日本でパラグライダーが飛べる場所⑦

鳥取砂丘

鳥取県の有名観光スポット「鳥取砂丘」に設けられたパラグライダースポットです。どこまでも続く砂丘の景色と美しい海のコラボレーションがこのスポットの大きな魅力です。必要な予算は半日の体験プランが8,000円(税込)で、一日体験プランでも10,500円(税込)とリーズナブルです。指導許可を受けたスタッフが丁寧に講習を行ってくれるので、砂丘のエリア内での単独フライトが可能となります。砂の上ですので万が一着地で失敗してもケガが少ないのも初心者にとっては安心ですね。写真撮影もしてもらえるのでいい想い出になります。

パラグライダースポットの場所はこちら!

【住所】鳥取県鳥取市浜坂1157-1
【連絡先】0857-24-6124
【アクセス】鳥取自動車道「鳥取IC」より15分

パラグライダーで絶景を楽しもう!

ここまで、パラグライダーについて詳しく解説してきましたがいかがでしたか?パラグライダーはスカイスポーツの中でも一番シンプルなアクティビティと言われますが、飛び方をマスターして上達すれば鳥のように自由に空を飛ぶことができます。ぜひ一度パラグライダーに乗って大空に繰り出してみてはいかがでしょうか。

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スカイスポーツの醍醐味をさらに経験したい方はモーターパラグライダーに挑戦してみてはいかがでしょうか。こちらの記事に体験できる場所が掲載されています。参考にどうぞ。