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アサリナの育て方とは?直射日光で葉焼けする?育て方のコツを解説!

アサリナの育て方をご存知でしょうか?アサリナはグリーンカーテンとして使えるつる性植物で、暑さに強く丈夫な花です。誘引や摘心といったお世話はありますが、気軽に育てられます。今回はそんなアサリナの育て方や、摘心のやり方などを解説していきます。
2020年8月27日
T・S
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アサリナの育て方とは?

涼しげなグリーンカーテンをつる性植物で作りたいと考えている方におすすめなのが「アサリナ」です。アサリナは暑さに強い花で、誘引すればグリーンカーテンにすることが出来るため人気があります。少し摘心などの世話は必要ではあるものの、気軽に育てられますので、初心者の方も気軽に育ててみて下さい。今回はそんなアサリナの育て方や、摘心のやり方などを解説していきます。

アサリナの特徴

アサリナとは?

アサリナとは、オオバコ科アサリナ属に分類されるつる性植物です。キリカズラ属とされることもあります。本来は多年草ですが、日本では冬越しが難しいために一年草扱いとなっています。つる性植物ですので長く伸びていき、2~5mに成長します。その為、綺麗に誘引すればグリーンカーテンとして楽しめます。グリーンカーテン以外にも、こんもりと仕立ててハンギングから垂れ下がるようにするのも良いでしょう。

アサリナは初心者でも育てやすい?

初心者の方が気になるのが育てやすさですが、つるが伸びていくため誘引をするなどのお世話はあるものの、基本的には育てやすい植物です。垂れ下がるようにすれば手間も少なくなります。また、ネットに登り始めれば自然に広がっていきます。耐暑性が高く、暑さには強いのですが、耐寒性が低いため冬越しが難しく、一年草として育てると簡単です。

アサリナの開花時期

開花時期は7~11月頃です。花色は紫、青、白、ピンク、黄色など多彩で、花はベルのような形をしているのが特徴になります。花の大きさは4㎝程度と大きくありません。花付きはそれなりにありますが、寂しく感じた時は色を混ぜて育てると良いでしょう。あまり派手な花ではありませんが、風情があります。

アサリナの種類

アサリナの種類①バークレイアナ

こちらは最も一般的な種類です。原産地はメキシコで、葉に毛は無く、やや小ぶりな印象がある種類となります。和名はツタバキリカズラです。こちらの種類が最も流通しているものになりますので、品種にこだわりが無ければ、とりあえずこの種類を選んでおくと良いでしょう。

アサリナの種類②プロクンベンス

こちらはヨーロッパが原産地の種類です。葉には軟毛が生え、シルバーリーフとなります。花の色は白色で、葉の色と相まって優し気な印象があります。つる性植物ではありますが、この種類は他の種と比べてつるが伸びず、こんもりとするタイプです。また、寒さにも多少強いのがポイントです。

アサリナの種類③スカンデンス

こちらはよく成長して大きくなる種類です。花色は白・赤紫・青紫になります。メキシコ原産の種で、高さは2m前後と低めです。寒さには弱いので、一年草として育てると良いでしょう。

アサリナの花言葉と名前の由来

アサリナの花言葉


綺麗な花が咲きますので、花言葉も持っています。花言葉は二つあり、「飾らぬ美」と「信じる心」です。どちらの花言葉も綺麗な言葉となっていますので、安心して育てられます。どなたかに贈られる際も心配ありませんので、花言葉を添えて贈ると喜ばれるかもしれません。

アサリナの名前の由来

花言葉と共に気になるのが名前の由来です。アサリナとは、スペイン語でキンギョソウを意味しており、キンギョソウに似ていることから付けられました。また、一般に流通しているバークレイアナは、19世紀のイギリスの植物学者の名前が由来となっています。

アサリナの販売価格は?

アサリナの販売価格

気になる苗の販売価格ですが、栽培が容易な植物ですので、苗は安価に流通しています。ポット苗は数百円程度で購入出来ますので、ぜひ気軽に育ててみて下さい。一般的には苗から育てますが、種も流通しており、種から育てることも可能です。種まきの方法は後述して解説していますので、参考にして種まきをしてみて下さい。

アサリナの選び方

店頭で販売されている苗を購入する際は、調子の良いものを選びましょう。最初に調子の悪いものを購入すると枯れてしまうかもしれません、葉の色が良く、生き生きとした雰囲気のものを選んで下さい。病害虫の被害が無いかも見ておきます。ネットショップではどの苗を購入するか選べないことが多いので、信頼出来るお店を利用して下さい。

アサリナの育て方①環境

アサリナは地植え?鉢植え?

アサリナを育てる形ですが、地植えでも鉢植えでも育てられますので、お好きな方を選びましょう。植え付けのスペースがある場合は、地植えにすることで水やりの手間が減ります。鉢植えであれば移動がしやすいメリットがあります。また、グリーンカーテンにするのではなく、ハンギングで垂れ下がるのを楽しむのも人気があります。

アサリナに適した生育環境

日光を好みますが、一日中日光が当たる場所じゃなくても大丈夫です。半日ほど日光が当たる半日陰に植え付けると良いでしょう。また、水はけの良い土を好みますので、土の状態が悪ければ改良してから植え付けます。

アサリナの夏冬の管理

怖いのが夏冬の管理ですが、暑さには強い植物ですので、夏は安心です。ただし、真夏の直射日光で葉焼けを起こすことがあります。葉焼けをしても枯れる訳ではありませんので、そのまま気にせず育てて構いません。西日で葉焼けしますので、南側なら大丈夫です。耐寒性は低いので一年草として扱われていますが、四国や九州などの暖かい地方で、冬に0度以上あれば冬越しも出来ます。冬越しを狙う場合は保温してあげましょう。

アサリナの育て方②用土・植え付け

アサリナの用土


水はけの良い土を好みますので、植え付けスペースの土の水はけが悪い場合は腐葉土をたっぷり混ぜ込むなどして土壌改良しましょう。また、苦土石灰をまいておくと安心です。鉢植えで育てる場合は、市販されている草花用の培養土を使用するか、赤玉土を6割、腐葉土を4割の割合で混ぜた用土を使用するのがおすすめです。

アサリナの植え付け

苗の植え付けの適期は5~6月です。ポット苗の様子を見て、根がしっかり回っていたら植え付けしましょう。地植えの場合、大きく植穴を掘って、土と腐葉土を混ぜ合わせてから少し土を戻し、苗を置いて、隙間に土を入れ、最後にたっぷり水やりをして完了です。複数植え付ける場合、30㎝ほど株間をあけます。鉢植えの場合は、深めの鉢に植え付けると良いでしょう。鉢底石を敷いてから用土を入れて植え付けて下さい。

アサリナのつるの誘引

植え付けと同時に支柱やつる性植物用のネットを準備して、つるが綺麗に広がっていくように誘引しましょう。ネットは10㎝角のネットが適しています。支柱は細いものを使用して下さい。放っておくと地面の上でグチャグチャに絡まってしまいますので、最初だけはちゃんと誘引する必要があります。

アサリナの育て方③水やり・肥料

アサリナへの水やり

水切れしないように管理しましょう。地植えは雨水もありますので、乾いている時だけ水やりをします。土の表面が乾いたらたっぷりと水やりしましょう。鉢植えも同様に、土の表面が乾いたら水やりをします。夏は水切れしやすいので注意して下さい。また、夏の水やりは朝か夕方が良いでしょう。水を与えすぎると根腐れになるかもしれないので気を付けて下さい。

アサリナへの肥料

肥料は最初に、元肥として緩効性肥料を与えておきましょう。その後、春から秋の間は液体肥料を月に1回与えます。緩効性肥料でも構いません。窒素分が多すぎると花付きが悪くなりますので注意しましょう。

アサリナの育て方④増やし方

アサリナの増やし方①種まき

増やし方は種まきと挿し木の二通りがあります。種まきをする際は、まず種を採取しましょう。種はコンペイトウのような形をしています。種まきの適期は4~5月で、発芽適温は20~25度となります。用土の上に種をまき、軽く押さえます。土は被せません。その状態で、半日陰で土が乾かないように管理しましょう。本葉が3枚ほどになったら鉢に植え替えるなどして育てていきます。

アサリナの増やし方②挿し木

種まきも簡単ですが、挿し木も面白いのでやってみましょう。挿し木の適期は5~6月頃です。茎の先端を5節くらいの箇所で切ります。一番下の節から根が出てきますので、一番下の節がちゃんと土に埋まるように、清潔な用土に挿し木しましょう。混み合ったため切ったツルなどがあれば、ぜひ挿してみて下さい。

アサリナの育て方⑤摘心・手入れ

アサリナの摘心

アサリナは摘心してボリュームを出します。摘心のタイミングは2回、本葉が3枚になった時と、7枚になった時です。そのタイミングで茎の先端を摘心します。摘心するとツルが増えるのでボリュームが出てきます。ツルの先端に花を咲かせる植物ですので、伸びすぎたツルがあれば逐一摘心しましょう。

アサリナの手入れ


つる性植物ですのでツルがどんどん伸びていきますが、増えすぎて風通しが悪くなると蒸れる可能性があります。蒸れるのは良くないので、その場合は間引き剪定をしてスッキリさせて下さい。また、花は放っておくと種を付けます。種を採取する場合は放っておきますが、種を取る予定がない場合は花がら摘みをすると良いでしょう。花がら摘みをすることで、栄養が種に取られず、花が咲きやすくなります。

アサリナの育て方⑥害虫

オンシツコナジラミ

オンシツコナジラミは1~2㎜程度のとても小さな害虫です。排泄物が葉につくことですす病やウイルス病にかかる可能性もありますので、早めに対処する必要があります。また、カメムシの仲間であり、汁を吸汁してしまいます。手っ取り早いのは薬剤を使用する方法ですが、でんぷん由来の安全な農薬や、粘着シートを使う方法もあります。下記の記事で詳しく解説していますので見てみて下さい。

アブラムシ

こちらもカメムシ系の害虫で、同様に吸汁します。また、こちらも病気の原因となってしまいますので、早めの対策が必要です。特に暖かい地域は発生時期が長いので注意しましょう。数が少なければテープなどで対処出来ますが、多ければ農薬を使うと良いでしょう。詳しい対策方法は下記記事で解説しています。

まとめ

今回の「アサリナの育て方とは?直射日光で葉焼けする?育て方のコツを解説!」はいかがでしたでしょうか?誘引や摘心などのお世話は必要ではありますが、一年草として育てれば難しくありませんので、気になる方はぜひ育ててみて下さい。つる性植物ですので、グリーンカーテンにする他、つり鉢でハンギングにするのもおすすめです。

アサリナが気になる方はこちらもチェック!

今回はアサリナについて解説させて頂きましたが、他にも観葉植物・ガーデニングに関する記事が沢山あります。気になる方はぜひ見てみて下さい。