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枝豆の育て方・収穫方法は?植え付けの時期や収穫タイミングなどを解説!

枝豆の育て方・収穫方法をご存知でしょうか?枝豆は広く愛されている食べ物ですが、自宅で育てたことがある方は少ないかもしれません。しかし、実は初心者の方でも簡単に栽培出来ます。今回はそんな枝豆の育て方・収穫時期・タイミングや収穫方法などを解説していきます!
2020年8月27日
T・S
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枝豆の育て方・収穫方法は?

おやつにも良く、お酒のおつまみにも愛されているのが「枝豆」です。枝豆は実は初心者の方でも簡単に育てられる野菜であり、収穫までの期間も想像より長くない場合が多いのがポイント。少し工夫する部分はあるものの、収穫までの流れは全体的に難しくありません。今回はそんな枝豆の育て方・収穫時期・タイミングや収穫方法などを解説していきます!

枝豆の特徴

枝豆とは?

枝豆とは、マメ科ダイズ属に分類される植物で、原産地は中国になります。実は大豆と同じ植物であり、熟した豆は大豆に、熟す前の青いタイミングで収穫したものが枝豆となるのです。収穫後は、塩茹でするだけで美味しく食べられる、使い勝手の良い野菜です。日本国内では千葉県や山形県、新潟県が主な産地となっています。品種は400種類以上ありますので、品種選びから楽しみましょう。

枝豆の栽培・収穫は初心者でも出来る?

枝豆栽培は難易度が低いので、初心者の方でも簡単に作れます。ただし、収穫時期までの間に少し工夫してあげなければいけないことがいくつかあります。育てやすい野菜ではあるのですが、放っておけるタイプのものではなく、収穫までの期間に少しお世話が必要です。そういった一つ一つの工夫も難しくはありませんので、そのタイミングが来る度にお世話してあげましょう。

枝豆の花の開花時期

豆が出来る前に花を付けます。開花時期は6~8月で、画像のように、小さくて可愛らしい花が咲きます。花色は品種によって違いがあり、白や紫、ピンクなどがあります。この花のあとにさやが付き、しっかり栽培出来れば、さやの中の種が太っていって、収穫出来るようになります。

枝豆の種類

枝豆の種類①白毛豆(青豆)

細かい品種は沢山ありますが、大きく分けると三つの枝豆があります。一つ目が、最も一般的な「白毛豆」です。こちらは名前の通り、白い毛が生えているのが特徴で、中の種は緑色のものが多いです。よく販売されているタイプですので馴染みがあります。特にこだわりが無い方は、この種類のものを選びましょう。

枝豆の種類②茶豆・だだちゃ豆

薄皮が濃い緑色のものを茶豆と呼びます。また、産毛が茶色い豆は「だだちゃ豆」と呼ばれています。さやの中に入っている粒数はそのさやによりますが、2粒入っていることが多い品種です。収穫時期は8~9月頃と、少し遅めの品種になります。白毛のものと比べると甘みが強いのがポイントで、こちらも色々な品種が販売されています。

枝豆の種類③黒豆

こちらは名前の通り、黒い豆が入っているのが特徴です。黒豆の使用機会はあまり多くはないかもしれませんが、お好きな方は育ててみましょう。収穫タイミングが遅めで、9月の下旬から10月の中旬に収穫となります。全体的に生産量も少ないので、慣れてきてからチャレンジしても良いでしょう。

枝豆の販売価格は?

枝豆の販売価格

えだまめ 湯あがり娘 9cmポット苗

出典:Amazon
出典:Amazon

育てる前に気になるのが、種や苗の販売価格です。おおよその目安として、種も苗も200~400円程度と考えておくと良いでしょう。どちらも安価ですので、気軽に栽培出来るの嬉しいところです。種の場合は育苗してから植え付け、もしくは直まきとなりますが、苗はすぐに植え付け出来るので、苗から育てるのもおすすめです。苗から育てれば、収穫までの日数が減りますので、より簡単になります。

枝豆の選び方

苗を購入する際は、なるべく元気そうな苗を選びましょう。茎が太くしっかりしている、徒長していない、葉の色が青々としている等がチェックポイントとなります。また、病害虫の様子は無いかも見ておきましょう。調子の悪いものを買ってしまうと、収穫量が減る可能性があります。ネットショップで苗を購入する際はチェック出来ないことが多いので、信頼出来るお店で購入して下さい。

枝豆の育て方・収穫方法①環境

枝豆は地植え?プランター?

枝豆は地植えでもプランターでも育てられますので、お好きな方を選びましょう。スペースがある方は地植え、スペースが無ければプランターで育ててみて下さい。ただし、枝豆は連作障害が起きてしまう植物ですので、同じ場所で育てる場合は3年ほど期間をあける必要があります。プランター栽培も組み合わせながら栽培することで、連作障害の期間を避けるのも良い工夫でしょう。

枝豆に適した生育環境

植え付け場所、プランターの置き場所は、日当たりが良い場所にしましょう。日光を好み、また風通しの良い環境が適しています。あまり細かく考える必要はありませんが、日当たりが良いほど収穫量も期待出来ますので、なるべく良さそうな環境で育ててあげて下さい。

枝豆の育て方・収穫方法②用土・植え付け

枝豆の用土

収穫量を上げるには用土も大切です。ホームセンター等で、元肥の入った野菜用の培養土が販売されていますので、そちらを使うのが良いでしょう。また、プランター栽培をする時は、水はけを良くする為に、鉢底石も少し入れます。地植えで栽培する時は、植え付け2週間前にコップ1杯程度の苦土石灰をまいて混ぜておき、1週間前にたい肥と緩効性肥料を混ぜて、畝を作っておいて下さい。マルチもしておくと雑草被害を防げます。

枝豆の種まき時期・タイミング

種まきから始める場合、4~5月が種まき期間となります。寒い地方であれば、5~6月が種まきの期間の目安となります。収穫期間は7~8月で、寒い地方であれば7~9月となるでしょう。生育適温が25~28度の植物で、寒すぎると発芽しませんので、ある程度暖かい時期がきたら種まきをして下さい。

枝豆の種まき方法

枝豆の種は大豆です。種まき期間になったら、深さ2センチくらいの穴を作り、1つの穴に3粒ほど入れましょう。その内に土を軽く被せて、軽く押して、水をたっぷりと与えます。あとは発芽まで乾燥しないようにしましょう。株間は30センチあれば大丈夫ですので、スペースがあるようであれば複数植え付けます。種まきした後に、鳥によって大豆が食べられることが多いので、不織布を上から被せておくと良いでしょう。本葉が2~3枚出たら間引きして1本だけにして下さい。

枝豆の植え付け

目安として、本葉が2~3枚になった頃が苗の植え付け時期になります。直まきの場合はそのままにしておいて、苗を作った場合は定植しましょう。根が傷つきやすいタイプの植物ですので、なるべく根を傷付けないように丁寧に扱います。ポット苗を購入した場合は、ポットから取り出し、あまり触らずに穴に入れて下さい。種まきから定植までの日数の目安は、大体20~25日ほどです。

枝豆の育て方・収穫方法③水やり・肥料・管理

枝豆への水やり

収穫量を高めるには、水やりを上手に出来るかも大切なポイントとなります。枝豆は乾燥に弱い植物ですので、夏の感想しやすい期間は注意しましょう。地植えであれば雨から吸水されますが、プランター栽培なら特に注意が必要です。朝と夕方に、土の表面が乾いていたら水を与えて下さい。地植えの場合、乾燥している様子であれば水やりをします。


枝豆への肥料

元々の培養土に肥料が入っている場合、必ず追肥が必要になる訳ではありません。枝豆等の植物の根は、根粒菌という菌が共生し、肥料分を作り出せます。空気中の窒素を固定出来るので、追肥する場合、窒素肥料は少なめにするのがポイントです。収穫量を上げたい方は、花が咲き始めたタイミングで、液体肥料を少し与えると良いでしょう。肥料の与えすぎには注意して下さい。

枝豆の土寄せ

枝豆は収穫までに、二回の土寄せ作業を行います。土寄せ時期の目安は、草丈10センチの頃と、20~30センチの頃です。畝の横を少し耕して、その土を株元に寄せましょう。この土寄せによって雑草を減らせるメリットもあります。草丈が10センチに育つまでの日数の目安は1ヶ月ほどです。土寄せと同時に少し肥料を追肥しても良いでしょう。

枝豆の摘心

摘心を行うことで収穫量を多く出来ます。摘心する時期の目安は、本葉が5~6枚になった頃です。そのタイミングで、画像のように、先端部分を綺麗なハサミで切り取りましょう。摘心をすると、側枝が育つようになり、沢山のさやがつくので収穫量が増えます。また、草丈が低く抑えられますので、株が倒れにくくなる工夫にもなります。

枝豆には支柱が必要

ある程度日数が経ち、草丈が伸びてくると、倒れやすくなってきます。強風の日が来ると危険ですので、その前に支柱を立てて支えてあげましょう。画像のように支柱を立てて固定してあげます。ちょっとした工夫で安全に栽培が出来ますので、手間をかけてあげて下さい。

枝豆の育て方・収穫方法④病気・害虫

枝豆の病気

枝豆は病気にかかりにくい植物ですが、アブラムシがモザイク病を持ってきてしまったり、白絹病といった病気になる可能性があります。モザイク病はアブラムシに対処することで防ぎましょう。白絹病とは、地際の茎に白い綿状の菌糸が出来る病気です。高温多湿になると発生しやすいので、風通し良く育てる工夫をしましょう。密植は危険です。

枝豆の害虫

害虫被害は、アブラムシ、カメムシ、シロイチモジマダラメイガに気をつけましょう。アブラムシとカメムシは吸汁するタイプの害虫で、放っておくと実が大きくならず、収穫量が減ってしまいます。シロイチモジマダラメイガの幼虫は豆を食べてしまいますので、収穫量が激減します。どちらも、生育初期から防虫ネットを使用したり、農薬を使用したりして防ぐようにして下さい。

枝豆の育て方・収穫方法⑤収穫

枝豆の収穫時期・目安

収穫までの日数の目安は、植え付けから80~90日、花が開花してからは40~50日ほどの日数になります。さやを押さえてみて、中から実が出てくるようになれば収穫しても良いでしょう。実は収穫期間がとても短い植物で、収穫適期になったら、7~10日中に収穫する必要があります。取り遅れないように、ある程度日数が経ったら逐一チェックするようにして下さい。全てのさやを適期にすることは難しいので、8割くらい収穫適期にするイメージです。

枝豆の収穫方法

収穫方法は簡単です。個別に収穫する場合は、適期になったものから綺麗なハサミで切り取って収穫していきましょう。全体的に適期になったら、株ごと引き抜いて収穫します。ちなみに、収穫をせずに放っておくと、いずれは大豆になります。大豆を収穫したい場合は、完全に乾いて乾燥するまで放っておきましょう。

枝豆の収穫後の保存


収穫後、すぐに全てを食べるなら保存の工夫は必要ありませんが、少し食べるまでに期間があるなら注意が必要です。枝豆は、収穫後に枝から切り離してしまうと、鮮度がどんどん落ちていきます。収穫したらすぐに食べるか、枝付きのまま保存しておきましょう。食べる時に枝から外すようにして下さい。

美味しい枝豆の特徴

収穫する際、どのような状態になったら美味しいか悩むかもしれません。美味しい枝豆は、色が美しく、産毛が多く、実がしっかり膨らんでいるものです。選んで収穫する場合の目安にしましょう。ちなみに、実があまり膨らんでくれない場合は、日光不足や害虫被害、水分不足が疑われます。

枝豆の花言葉・名前の由来

枝豆の花言葉は?

枝豆も花を付けますので、花言葉を持っています。「可能性は無限大・親睦・必ず来る幸せ」という、とても良い内容の花言葉が付いていますので、どなたかに贈る際も安心です。枝豆の苗を贈ることはあまり無いかもしれませんが、そのようなタイミングがあれば、花言葉も添えると喜ばれるでしょう。

枝豆の名前の由来は?

なぜ枝豆という名称になったのかも気になるところです。これは、「枝つき豆」や「枝なり豆」と呼ばれていたものが略されていき、「枝豆」と呼ばれるようになったとされています。枝豆という豆があると思っているかもしれませんが、大豆と同じですので覚えておきましょう。しかし、分け方として、大豆は豆、枝豆は野菜扱いされることが多いです。

まとめ

今回の「枝豆の育て方・収穫方法は?植え付けの時期や収穫タイミングなどを解説!」はいかがでしたでしょうか?育て方から収穫までの日数や方法などをご紹介させて頂きましたが、誰でも簡単に収穫まで辿り着けるので、ぜひ育ててみて下さい。収穫出来る日数が短いのが注意点となりますので、収穫タイミングが遅れないようにしましょう。

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