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地球上の珍しい花19選!絶滅危惧種など世界の貴重な花や植物をご紹介!

地球上には珍しい花が沢山あるのをご存知でしょうか?数が減っていて絶滅危惧種になっている貴重な植物や、きれい・変わった珍しい花など、興味深いものが実は沢山存在します。今回はそんな地球上の珍しい花を19選してご紹介していきます!
更新: 2023年4月19日
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目次

地球上の珍しい花19選!

花は生活に溶け込んでおり、日本ならあらゆる場所で見られますが、どれも見たことがある花ばかりで飽きてしまった方も多いかもしれません。

しかし、国外・海外に目を向ければ、絶滅危惧種になっている貴重な植物や、きれい・変わった珍しい花など、興味深いものが実は沢山存在します。

また、国内にも、あまり知られていない変わった植物があるのです。今回はそんな地球上の珍しい花を19種ご紹介していきます!

リザンテラ

こちらは画像の通り、見た目がかなり変わった植物です。ラン科の植物で、名前は「根の花」という意味があります。この名前の通り、ずっと地下で過ごすのが大きな特徴です。

地下にいる為姿が見えず、初めて発見されたのが1928年なのですが、生育環境が分かったのは1979年と、調べるのにとても時間がかかりました。現在分かっているのは、絶滅の危険性があるということで、賞金がかけられていた程貴重な花です。

ユウレイラン

かなり変わった名前の花ですが、これは、遠くから見た際に、幽霊のように宙に浮いているように見えることから名づけられました。透明感のある白色が特徴で、樹木に付着して生きていく植物です。

自生地はキューバやフロリダなどですが、絶滅危惧種に指定されており、滅多に見つかりません。

1855年に発見された20年後に見つかり、その20年後にまた見つかり、数十年に1度だけ現れるのではと言われていた程です。

コキア・コオケイ

こちらは地球上で最も絶滅の危機にある、絶滅危惧種の花です。初めて発見されたのが1860年代だったのですが、その時に存在が確認されたのは僅か3本。地球上で3本しかない植物など中々ありません。

自生地はハワイ諸島のモロカイ島西部だけです。現在、そのまま育てられているものは無いのですが、コキアカウアイエンシスという植物に接ぎ木されたものが23本ありますので、まだ存在はしています。花はきれいな赤色をしています。

マダガスカル・レースプラント

こちらは画像の通り、かなり変わった風貌の葉を持つ植物です。一般的な葉と違って、葉脈だけしかない水草なのです。珍しい植物ではありますが、育てることが可能で、多くのアクアリストが水槽で育てています。

しかし、実は多くの水草の中でもトップクラスに育成が難しく、初心者が難しいのはもちろん、上級者でも手を焼くほどです。

気難しい植物ですので、育つ環境も限られている為、自生している数も減っています。

シレネ・トメントサ

こちらは一見すると、一般的な、きれいな花に見えるかもしれません。しかし、実は1992年に絶滅したと考えられていた植物なのです。その2年後に、唯一の自生地であるジブラルタルの崖にて発見され、繫殖が行われ、絶滅を回避出来ました。

貴重な植物として扱われ、今もまだ存在しており、イギリスの植物園などで見ることが出来ます。

高さは30センチほどに育ち、画像のような白色のものから、ピンクや藤色のきれいな花を咲かせます。


ヒスイカズラ

こちらは熱帯雨林らしさを感じさせる、青緑色の花を咲かせるのが特徴の植物です。絶滅危惧種になっており、フィリピンのカタンドゥアネス島・ミンドロ島・ルソン島でのみ見ることが出来ます。

他の国で栽培に成功している為、今後は増えるかもしれませんが、自生個体は減少しています。

花房は50~100センチほどあり、1つの花の大きさは6~8センチ。開花時期は3~5月で、数日で花が落ちることや、コウモリによって受粉するのも特徴です。

セイタカダイオウ

こちらはとても変わった名前の大型の植物で、高さは1~2mあり、数㎞咲きからでも見えるほどです。根本のは葉は緑色で分厚く、上の葉は黄色となっており、この葉が花を覆って温室の環境を作ることから温室植物と呼ばれています。

ヒマラヤ山脈の冷気や紫外線にも耐えられる仕組みとなっているのです。この葉の中には短い穂を持っており、小さな緑色の花を付けます。

また、根も立派で、1~2mあり、人間の腕くらいの太さになります。

ミドルミスト・レッド

こちらはとてもきれいな花で、かつ貴重な植物です。見た目通りツバキの仲間なのですが、こちらは今、イギリスとニュージーランドの二か所の庭園にしか存在しないのです。

元々は中国にあったとされていますが、中国のものは絶滅しており、現在、最も希少なきれいな花として扱われています。気になる方は庭園に見に行ってみましょう。

ショクダイオオコンニャク

こちらはギネスブックにも載っている、世界で一番大きな花です。サトイモ科コンニャク属の植物で、スマトラオオコンニャクとも呼ばれます。自生地はインドネシアのスマトラ島で、開花する際、死体のような腐臭が出ることでも知られています。

花の大きさは2mを超え、最大で3.5mの記録もあります。立派な花ですが、実は開花期間は2日だけで、その間に腐臭を出し、虫を集め、受粉させるのです。筑波実験植物園などでも見られます。

クロバナタシロイモ

こちらはちょっと怖い雰囲気がある変わった花です。原産地はタイやマレーシアなのですが、絶滅危惧種となっており滅多に見られません。見たい方は植物園などで見ると良いでしょう。

画像のように、黒い花びらと長いヒゲが特徴で、黒いネコやコウモリ、悪魔に例えられることもあります。

また、見た目は怖いのですが、実は地下茎が食用とされることがあり、腸炎や肝炎の薬に使ったり、新しい化学物質が発見されるなど、興味深い植物でもあります。

モンキーパズルツリー

こちらは全体がギザギザしているのが特徴の変わった木で、ビルの高さほどの大きさまで育つのも特徴です。名前は「トゲトゲして猿も登れない」と考えられたのが由来です。

とても変わった見た目をしているので、人気はあるのですが、実は絶滅危惧種であり貴重な植物です。しかし、レアな植物としてネットショップで販売されていることもありますので、興味がある方はチェックしてみて下さい。

恐竜の時代からあったとされる、ロマン溢れる木です。


ヒドノラ・アフリカーナ

今回ご紹介する中で、最も怖い見た目をしているのが「ヒドノラ・アフリカーナ」です。アフリカの自生している植物で、一見するとモンスターのように見えるのですが、この怖い部分はただの花です。

この花からは悪臭が出るようになっており、フンコロガシなどの虫が来て、虫たちが受粉を手伝ってくれます。

他の植物に寄生して養分をもらっている為、光合成をする必要がなく、普段は地中にいて、花が咲く時だけ地上に出てきます。

ラフレシア

ギネスブックでは世界最大とされていませんが、独立した花として見れば世界最大の花を咲かせるのが「ラフレシア・アルノルディイ」です。ラフレシアは色々な種類がありますが、どれも日本人にとっては珍しく、とても臭いにおいを出すことで有名です。

最初に発見したのはトーマス・ラッフルズという方で、周囲の方は人食い花ではないかと恐れたとされています。

花弁は意外に固く、また常に臭い訳ではないので、臭いを嗅いで残念がる方もいます。

ワタゲトウヒレン

こちらは全体が綿毛に包まれている珍しい高山植物です。ヒマラヤやチベットに自生しており、大きさは20㎝ほど。表面を覆う白い毛が可愛らしく、スノーボールとも呼ばれています。

この表面の綿毛によって内部が暖かく保たれており、外気温が10度でも中は25度程度を保てるようになっています。その為、寒い場所でも侵入してきた虫が活動することができ、受粉が可能になるのです。

セーター植物とも呼ばれています。

キソウテンガイ

世界でも珍しい、生きている化石とされているのがこちらです。高さは大したことはありませんが、直径8mにもなる、葉が広がる植物です。アフリカの砂漠に自生しており、寿命が非常に長く、なんと1000年以上生きるのです。

2000年を超えているとされるものも見つかっており、その繁殖サイクルも長く、ゆっくりと時を過ごしている植物です。

植物園などで見られますので、気になる方は見に行ってみましょう。

国内の珍しい花4選

サギソウ(鷺草)

こちらは日本国内で見られる、珍しいランです。画像のように、シラサギのように見える花を付けます。日本や台湾、朝鮮半島が原産の種類で、かつては北海道・青森以外の各地で見られたのですが、現在は減少しており、準絶滅危惧種となっています。

自宅で育てることは可能ですので、購入して育てると良いでしょう。1ポット600~1000円程度で販売されています。開花時期は7~9月で、寒い地域が苦手です。

サンカヨウ

こちらは一見するとガラス細工のようにも見える花です。メギ科サンカヨウ属の多年草で、本州中部以北から北海道で見られる、寒い地域の植物です。

普段は白い花なのですが、雨にあたると画像のように透明になるのが特徴で、なぜ透明になるのかの仕組みはまだ分かっていません。自宅で育てることも可能で、日陰で風通しの良い場所で育てられます。開花時期は5~7月で、実は食用にもなります。


ハナイカダ

植物は一般的に、芽の出来る位置に作られるのですが、こちらは葉に花が作られるのが特徴の、かなり変わった植物です。モチノキ目に属する植物で、ヨメノナミダという別名もあります。

自生地は北海道南部以南の森林です。名前は、葉が花にとってのイカダのようになっていることから付けられました。実もこのまま、葉の上に着きます。実は黒い液果で、甘みがあり、食べられます。

タヌキノショクダイ

こちらは日本でもかなり珍しい貴重な植物として知られており、変わった形をしているので、陸のクリオネと言われることもあります。名前の由来は、タヌキがろうそくを持っているように見えるからです。

自生地は徳島県、宮崎県、静岡県、東京都で、徳島県那賀町の生息地は天然記念物にもなっています。光合成をして養分を作らず、落ち葉の微生物を栄養にする腐生植物で、中々見つけられず、かなりレアのものです。

まとめ

今回の「地球上の珍しい花19選!絶滅危惧種など世界の貴重な花や植物をご紹介!」はいかがでしたでしょうか?きれいな花から絶滅危惧種の貴重なものまで、世界中の植物をご紹介させて頂きましたが、とても興味深いものばかりでしたよね。

世界の珍しい植物も、日本の植物園で気軽見られることが多いので、気になる方は是非見て行ってみて下さい。

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今回は地球上の珍しい花をご紹介させて頂きましたが、他にも植物・花に関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。