バラナシの刺激的な魅力をご紹介!
アジアンな雰囲気を楽しめる場所で、体験したことがないような場所に行ってみたい方におすすめなのが「バラナシ」です。バラナシではインドらしい良さを楽しめる他、遺体が火葬される様子が見られたり、牛がいて道を通れないという体験が出来たりと、刺激的な場所になっています。今回はそんなバラナシの刺激的な魅力や生き方、見どころを紹介していきます。
バラナシについて
バラナシとは?
バラナシとは、インドのウッタル・プラデーシュ州ヴァーラーナシー県の都市です。ヴァーラーナシーやワーラーナシーと表記されることもあります。人工は約120万人で、沢山のヒンドゥー教信者の方、観光客の方が来られます。ヒンドゥー教にとって非常に重要な都市ですので、宗教の雰囲気を強く感じられる場所です。
バラナシはガンジス川沿いに
この都市はガンジス川沿いにあり、インドでよくイメージされる「沐浴」のシーンが見られます。この沐浴とは身を清める儀式のことで、太陽に向かってガンジス川の水を汲み、祈りの言葉をつぶやいてから頭や体に水をかけます。この沐浴を朝日に向かってやるのが大切で、傍目にも非常に素敵な光景です。また、このガンジス川周辺では遊ぶ人が多くいて、お祭りごとも開催されます。
バラナシで死にたい方が多い?
最も刺激的な部分が、火葬場です。実はこの街で死んだ方は輪廻転生の流れから解脱出来るとされており、多くの遺体が毎日運ばれてきて、この地で火葬され、ガンジス川に流されるのです。もう寿命を迎えそうな方も多く訪れ、この街で死に、ガンジス川に流されることを願っています。ちなみに、ヴァーラーナシーは「大いなる火葬場」と呼ばれていて、火葬場ありきの街となっているのも特徴です。
火葬場は写真撮影禁止なので注意
火葬場は日本と違って普通に屋外にあり、遺体に薪を積んで火で焼いていく刺激的な光景が見られます。そんな光景を写真撮影したい方も多いのですが、実は写真撮影が禁止されているので注意しましょう。ただし、中には賄賂を渡して撮影させてもらっている方もいます。基本的には禁止となっており、撮影しようとすると怒られ、お金を請求される可能性が高いので気を付けて下さい。
バラナシ観光①ガンジス川と市街
見どころスポット①ガンジス川
少し先述しましたが、ガンジス川沿いにありますので、ガンジス川が一番の見どころスポットとなります。ガンジス川は現地ではガンガーと呼ばれており、ガンジス川に入る為の場所である「ガート」は約7㎞に渡ります。この雄大なガンジス川をゆっくり眺めて、チャイを飲みながら過ごすのも良いでしょう。朝日や夕焼けも問とても綺麗で、周囲で過ごす人々の雰囲気も、インド旅の良さを感じさせてくれます。
ガンジス川でボートを楽しむ
皆さん、こんにちはっ☆
— のびたろう:space_invader: (@nobitaro_nico) May 3, 2019
今、ガンジス川のボートに乗ってますっ☆
めっちょ、テンアゲですっ☆ pic.twitter.com/hmrf0aP1Cl
ガンジス川に行ったら、川には入らなくても、ボートには乗ってみましょう。ボートは二人で1時間300ルピー程度で乗れます。価格はその方によって違い、また交渉出来る場合も多いです。ボートでゆったりと、バラナシの魅力を楽しむのはとてもおすすめの過ごし方です。
ガンジス川の沐浴は自己責任で
ガンジス川での沐浴は、私たち日本人ももちろん出来ます。しかし、先に知っておくべきなのが、川の水が汚れているとされていることです。測定したところによると、基準値の20倍ものふん便性大腸菌が検出されており、川で牛を洗っているシーンも日常的に見られます。また、川の底は非常にヌルヌルとしており、日本人が好む環境とは言い難い状態です。沐浴される場合は自己責任で行いましょう。
見どころスポット②バラナシの街を散策
街も魅力的で刺激的です。インド旅行らしい風景を楽しみましょう。色々な屋台があり、日本では見られない光景が広がっています。すぐに食べられるストリートフードもよく売られていますので、食べ歩きも楽しめます。
見どころスポット③放し飼いの牛
街中には沢山の放し飼いの牛が歩いています。この牛が狭い路地を塞いでいることも多く、通れなことがよくあります。また、道には牛の糞が沢山落ちていますので、気を付けていてもよく踏んでしまいます。刺激的と言えば刺激的ですので、踏みたくない方はご注意下さい。それだけ糞が落ちているので、街の香りも良いとは言えません。そういった体験も、旅の良い思い出になります。
バラナシ観光②寺院や解脱の館
見どころスポット④寺院
ドゥルガー寺院。ベルセルク読んでなかったら来てなかったであろう。 pic.twitter.com/DTEcXEXpS9
— けー (@Kei6742) October 11, 2013
いくつかのよく知られた寺院があります。最もよく知られているのが、シヴァ神を祀ったヴィシュワナート寺院。女神ドゥルガーを祀る画像の赤い寺院はドゥルガー寺院。美しい白の大理石の壁が特徴のトゥルスィー・マーナス寺院。マハトマ・ガンディーが創始したバーラト・マーター寺院が見どころスポットとなります。時間がある方は一つ一つ見に行きましょう。
見どころスポット⑤ムクティ・バワン
NHK の番組から。「ムクティ・バワン」。ムクティ=解脱 と NHKの番組では説明。 pic.twitter.com/nO1SXblAEN
— bergamo (@bergamo9) November 25, 2018
輪廻転生と解脱について少し先述しましたが、死期が近づいたヒンドゥー教徒の方が死を迎える場所が「ムクティ・バワン」です。ここでは24時間ずっとヒンドゥー教の神の名が唱えられており、死の瞬間まで神の名を聞いて、安心して旅立てる場所となっています。この地で死を迎える為に頑張ってお金を貯める教徒の方も少なくないので、とても神聖な場所であることが分かります。
見どころスポット⑥サールナート
こちらは仏教で有名な釈迦が初めて説法を行ったとされている場所です。仏教にも色々な聖地がありますが、このサールナートも重要な聖地として知られています。仏教の四大聖地のひとつにも数えられていますので、気になる方は見に行ってみましょう。日本人は仏教に馴染みがありますので、聖地に行くと少し親しみを感じるかもしれません。
バラナシ観光③食事
バラナシにある有名なピッツェリア
ある程度見どころスポットを楽しんだ後は、食事出来る場所が必要になります。カレーを始めとした食事が出来るお店は沢山ありますが、美味しいスイーツやピザが楽しめるお店なら「Vaatika Cafe」が人気です。こちらは沢山の観光客が訪れていて、特にピザとアップルパイが大人気です。インドの甘いスイーツはとても美味しいので、是非どちらも食べてみて下さい。アッシーガートのすぐ近くにあります。
本場のラッシーを楽しむ
ラッシーとは、インド料理のドロっとした濃厚な飲物です。本場のラッシーが楽しめるお店が色々あり、一番人気のラッシーのお店が「Blue Lassi」です。このお店には多くの観光客が訪れており、大満足のコメントともにインスタグラムに写真を投稿される方が沢山います。他にもラッシーを楽しめるお店はありますが、迷ったらブルーラッシーに行ってみましょう。ダシャーシュワメード・ガートから徒歩10分ほどの場所にあります。
イーバカフェ
日本人の方が経営しているお店で安心して食べたいという方におすすめなのが「イーバカフェ」です。こちらは日本人男性が経営しており、インド料理も日本食も食べられます。インド旅に少し疲れてしまった際にも立ち寄ると良いでしょう。
日本食が食べられるお店もある
他にも日本食を食べられるお店があります。有名なのが画像の「MEGU CAFE」です。こちらは日本人のメグさんとインド人の夫の方が経営している日本食のお店で、馴染みのある丼ぶりなどが食べられます。海外で日本食を食べると高いことも多いのですが、こちらのお店では食べやすいお値段となっているので安心です。色々情報を収集することも出来ますので、行ってみて下さい。
バラナシ観光④ホテル
日本人職員がいるホテル①
沢山のホテルがありますが、安そうな宿施設なのに値段が高く、ぼったくられる経験をした方が沢山います。そこでおすすめなのが、日本人職員の方がいるホテルです。画像の「サンタナバラナシ」は日本人職員の方がいて、宿代もお安く、Wi-Fiもありますので安心です。また、ガンジス川も近いのがポイントです。ホームページもありますので、気になる方はチェックしてみて下さい。
日本人職員がいるホテル②
日本人バックパッカーによく知られているのが、画像のゲストハウス「久美子の家」です。こちらは久美子さんという方が40年ほど経営しているお店で、この地域で一番古い日本人宿です。バックパッカーの方が沢山集まりますので、交流したい方にもおすすめの宿となっています。
バラナシ観光のポイント
秋冬のバラナシ観光について
バラナシへいつ行くか悩む方もいるかもしれません。インドは暑い国ですので、夏時期に行くと日本人の方はかなり辛い思いをする可能性があります。冬に行っても問題ない場所ですので、涼しく観光したい方は冬に行くのも良いでしょう。インド旅行のベストシーズンは、実は11~2月頃と言われています。
バラナシ観光でのお土産は?
色々なお土産がありますが、せっかくガンジス川に行かれたということで、ガンジス川の水をお土産に持ってかえる方が沢山います。水をくむ為のボトルも周辺で販売されていますので、お土産にしたい方は購入しましょう。もちろん、口にするのは危険な水ですのでご注意下さい。
バラナシの治安は大丈夫?
治安は比較的良いのですが、心配な点が二点あります。一つ目が、2006年に起きた駅の爆破事件です。テロが起きる可能性があります。二点目が、動物による被害です。人に襲われる可能性よりも、犬や猿に襲われる可能性がありますので気をつけましょう。犬も猿も狂犬病を媒介しますので危険です。動物を見かけても近づかない方が良いです。
バラナシへの行き方は?
バラナシへの飛行機での行き方
バラナシへの行き方は2通りあります。飛行機で行く場合は、ニューデリー空港やコルカタ空港からバラナシ空港まで1時間30~50分ほどで着きます。長時間列車に乗らずに済みますので、体力的にも時間的にも節約出来るのがメリットです。格安航空を使えば1万円程度でチケットを購入出来ることもありますので、快適な行き方を選びたい方には空路をおすすめします。
バラナシへの列車での行き方
列車での行き方は寝台列車を利用することになります。ニューデリーからバラナシまで直通だと17時間ほどかかりますので、時間の余裕がある方が選択出来る行き方です。料金は2500円ほどに押さえられるのがメリットです。インド旅らしさ・魅力を体で感じたい方におすすめの行き方になります。列車内ではスリ被害に遭う可能性がありますのでご注意下さい。
観光の所要時間
街に着いてからの観光時間ですが、大きな街ではありませんので、聖地などをしっかり周った場合、2日ほどあれば楽しめるでしょう。先述したホテルに1泊して、2日かけて楽しむことをおすすめします。
バラナシに関するTwitter
バラナシの暑さに注意
デリー駅ホームで列車を1時間半待つ。突然ホームが変更され慌てて乗り込む。無事22:30出発。翌朝11時着。…緊張のせいかあまり寝られなかった。デリーは31℃だったのにバラナシは40℃。あづい〜:sweat_drops: pic.twitter.com/83HBXwhEw2
— sola (@210Asuka) June 18, 2019
こちらのツイートでは、デリーやバラナシの気温が紹介されています。30度程度であれば耐えられますが、40度になると相当な暑さです。暑いのが苦手な方は行く時期を変えるなどして工夫しましょう。また、体調不良に気を付けて下さい。
バラナシ女性の美しさ
朝の沐浴とバラナシの町
— sola (@210Asuka) June 19, 2019
やっぱり女性のサリーは綺麗だなぁ:sparkling_heart:
夜は再び寝台列車でアグラへGO! pic.twitter.com/4m4PgpPlpp
こちらのツイートでは、サリーをまとった女性の写真が紹介されています。サリーとは細長い一枚の布で、体を包みこむように着る民族衣装のことです。これが一枚の布であることに驚かれる方も多いかもしれません。女性の方へのお土産としても良いです。
まとめ
今回の「バラナシの刺激的な魅力をご紹介!聖地への行き方や見どころをご紹介!」はいかがでしたでしょうか?バラナシの概要、聖地の紹介から、旅行での注意点などを解説させて頂きましたが、魅力的かつ刺激的な場所でしたよね。好き嫌いが分かれる場所ではありますが、行ってみたら楽しかったというケースも多々ありますので、気になった方はぜひ一度行ってみて下さい。
バラナシが気になる方はこちらもチェック!
今回はバラナシについて解説させて頂きましたが、他にも海外旅行に関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。
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