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ムラサキツユクサ(紫露草)とは?育て方や挿し木・増やし方のコツもご紹介!

ムラサキツユクサとはどのような植物かご存知でしょうか?ムラサキツユクサは野趣溢れる植物であり、非常に丈夫で育てやすいので、手間をかけずに楽しみたい方におすすめです。今回はそんなムラサキツユクサの育て方や、挿し木などでの増やし方も解説します!
更新: 2021年6月16日
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この記事で紹介しているアイテム

ムラサキツユクサ 紫花 9cmポット苗2株セット

ムラサキツユクサ(紫露草)とは?

野趣溢れる植物を育てたいと考えている方におすすめなのが、ムラサキツユクサです。ムラサキツユクサは非常に丈夫で育てやすいので、手間をかけずに楽しみたい方におすすめです。また、挿し木や株分けで増やすことも可能ですが、こぼれ種で増えることも多いほど生命力が強いのもポイント。今回はそんなムラサキツユクサの育て方や、挿し木などでの増やし方も解説します!

ムラサキツユクサの特徴

ムラサキツユクサとは?

ムラサキツユクサとは、ツユクサ科ムラサキツユクサ属(トラデスカンチア属)に分類される多年草です。原産地は北アメリカで、約75種類が存在します。大きさは30~80㎝になります。主に梅雨時期に楽しむ花で、紫色の花が爽やかな美しさを出しています。整形された花壇にはあまり似合わない植物ですが、自然風の庭を作っていきたい方にはとてもおすすめです。

ムラサキツユクサは初心者でも育てやすい?

初心者の方が気になる栽培難易度ですが、ムラサキツユクサは非常に育てやすく、誰でも簡単に育てられます。北アメリカでは普通に自生している植物であり、日本でも野生化していますので、一旦環境が合えば勝手に育ってくれるほどの生命力があります。鉢植えではお世話が必要ですが、庭植えでは放って置いても問題無いほどです。また、耐寒性も強いので冬越しの心配が無いのも嬉しいポイントです。

ムラサキツユクサの開花時期

開花の時期は5~7月の梅雨時期がメインですが、場合によっては秋時期にも咲きます。花色は紫色がメインですが、青や白、ピンクの種類もありますので、お好きな種類を育てましょう。一重咲きの品種が多いですが、中には八重咲きのものもあります。花は一日でしぼんでしまうのですが、梅雨時期には毎日花が咲きますので心配いりません。日によって開花時間は違い、暑い日は早くしぼみますが、曇りの日は夕方まで咲いてくれます。

ムラサキツユクサの種類

ムラサキツユクサの種類①スイート・ケイト

こちらは葉が黄色味を帯びるのが特徴の種類です。花の紫色とのコントラストが美しく、人気があります。色味に特徴はありますが、育て方や難易度に違いはありませんので、気軽に育てられます。庭植えなら放任で育てられますので、気になる方は是非育ててみて下さい。

ムラサキツユクサの種類②オスプレイ

紫色の種類が多いのですが、こちらは画像の通り、白色がメインとなっている種類です。梅雨のジメっとした空気感を飛ばしてくれそうな爽やかさが人気です。少し違った種類を育ててみたい方におすすめです。

ムラサキツユクサの種類③アンダーソニアナ

こちらはムラサキツユクサとオオムラサキツユクサの交配品種になります。一種類だけではないので、色々な花色が存在します。また、大輪の花を付けてくれるのが特徴となっています。

ムラサキツユクサの花言葉と名前の由来

ムラサキツユクサの花言葉


気になる花言葉ですが、「ひとときの幸せ」と、「尊敬」という花言葉があります。「ひとときの幸せ」は、一日で花がしぼんでしまうのが由来の花言葉で、「尊敬」は、聖母マリアの衣装の色と同じであることが由来となっています。「ひとときの幸せ」は少しもの悲しさがあるかもしれませんが、「尊敬」はとても良い意味ですので、尊敬される方への贈り物にこの花言葉を添えると喜んでもらえるかもしれません。

ムラサキツユクサの名前の由来

ムラサキと付いた由来はシンプルに、紫色が基本色となっている為です。ツユクサは、朝露と共に割いて、昼頃にしぼむことが由来という説があります。また、ムラサキツユクサは「オオムラサキツユクサ・アンダーソニアナ」と呼ばれることも多いので覚えておくと良いでしょう。学名は「Tradescantia ohiensis」で、前半はイギリスの植物学者の名前で、後半はオハイオ州を指しています。

ムラサキツユクサの販売価格は?

ムラサキツユクサの販売価格

ムラサキツユクサ 紫花 9cmポット苗2株セット

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

安価で販売されている植物で、ポット苗が600~1000円ほどで販売されています。店頭では一つだけで販売されることも多いのですが、ネットショップでは上記のように、2ポット以上がセットになっていることも多々あります。何株か育てようと考えている方は、セット販売されているものを購入すると良いでしょう。

ムラサキツユクサの選び方

非常に丈夫な植物ですので、見た目をチェックして問題無ければ大丈夫です。葉が生き生きとしているか、茎はおかしくないか、病気にかかっている様子は無いか、害虫は付いていないかを見ておいて下さい。元々病害虫被害に遭いにくい植物ですので、心配しすぎる必要はありません。ネットショップでは状態を見られないことが多いので、信頼出来るお店で購入しましょう。

ムラサキツユクサの育て方①環境

ムラサキツユクサは鉢植え?地植え?

丈夫さが特徴の植物ですので、鉢植えでも地植えでも育てられます。ただし、鉢植えでは水の管理が必要で、定期的に植え替えをする手間もかかりますので、自然風なお庭を作ろうと考えている方には地植えをおすすめします。もちろん鉢植えでも育てられますので、少し手間をかけても構わない方は鉢で育てましょう。

ムラサキツユクサに適した生育環境

日光が好きですので、日なたで育ててあげると良いでしょう。日差しが多少無くても適応し、風通しがあまり無くても育ってくれる植物ではありますが、環境が合わなくなるほど花付きが悪くなってしまいます。日光は一日数時間程度は当ててあげたいところです。適切な場所に植え付ければ、その後の心配が減ります。

ムラサキツユクサの冬の管理

植物の栽培で心配なのが冬時期の管理です。しかし、ムラサキツユクサは耐寒性も非常に高い宿根草ですので、問題なく冬を越してくれます。地面から出ている部分は寒さで枯れてしまいますが、根は生きていますので、春になるとまた元気に育ってくれます。とても寒い地域であれば少し防寒してあげて下さい。寒さで枯れた葉や茎は取り除いてあげましょう。

ムラサキツユクサの育て方②用土・植え付け

ムラサキツユクサの用土

使用する用土は、鉢植えであれば市販の培養土を使うと良いでしょう。特別な土を使う必要はありません。ご自分で混ぜたい場合は、赤玉土の小粒を6割に、腐葉土を4割混ぜて使うのがおすすめです。庭植えする場合は、水はけが悪そうであれば腐葉土を先に混ぜておきましょう。また、元肥として堆肥も混ぜておくと更に良いですが、丈夫ですので特別な事はしなくても育ってくれます。


ムラサキツユクサの植え付け

植え付けの適期は春時期である3~4月、もしくは秋時期の9~10月が良いでしょう。この時期を外れていても、購入したポット苗であれば植え付け可能です。鉢植えの場合は、鉢底ネットと鉢底石を敷いて、用土を入れて、ポットから取り出した苗を土で埋めましょう。最後に水やりをすれば完了です。庭植えの場合は穴を掘って植えて完了ですが、株間が狭いと後で困りますので、株間は30㎝は空けましょう。

ムラサキツユクサの育て方③水やり・肥料

ムラサキツユクサへの水やり

地植えした場合は、降雨だけで育ってくれます。手間がかかりませんので忙しい方には嬉しい特徴です。鉢植えは降雨だけでは水が足らなくなることがあります。水切れに少し弱いところがありますので気をつけましょう。用土の表面が乾いたら、水をたっぷりと与えて下さい。土の表面が乾く前に与えてしまうと、根腐れになる可能性があるので、乾いてから与えることを徹底して下さい。

ムラサキツユクサへの肥料

肥料を与えなくても育ってくれる植物ですが、肥料を与えれば育ちが良くなります。鉢植えの場合は、春と秋に入った頃から、月に1回緩効性肥料を与えましょう。液体肥料なら月に3回が目安です。夏に入ったら肥料は与えないで下さい。庭植えは肥料を与え無くても大丈夫です。

ムラサキツユクサの育て方④植え替え・増やし方

ムラサキツユクサの植え替え

地植えした場合は植え替えしなくても問題ありません。もしスペースを取り過ぎているようであれば、一度植え替え・株分け作業をしてあげると良いでしょう。鉢植えでは1~2年に1度植え替えします。植え替え時期は3~4月、もしくは9~10月が良いでしょう。一回り大きな鉢を用意して、植え付け同様の作業をします。

ムラサキツユクサの増やし方①挿し木

増やし方は3通りあります。まず挿し木での増やし方ですが、10~15㎝くらいの長さで切った茎を水に挿しましょう。時間が経つと発根してきますので、発根したら新しい用土に挿し木します。挿し木した後は土が乾きすぎないよう注意して下さい。新葉が出てくれば安心です。挿し木は必ず成功する方法ではありませんので、何本か挿し木すると良いでしょう。

ムラサキツユクサの増やし方②種まき

花後に種を付けますので、その種をとっておいて、春時期にまきましょう。少しだけ覆土して水やりをしておけば発芽してくれます。ですが、元々こぼれ種でも増えるような生命力がある植物ですので、わざわざ種まきをしなくても増えてくれる可能性があります。狙った場所に種まきをしたい場合だけ種を採取すると良いでしょう。

ムラサキツユクサの増やし方③株分け

株分けでも増やせます。株分けは植え替えついでに行いましょう。春時期に行うことが多いですが、秋時期でも問題ありません。株を掘り上げて、適切な大きさで株分けします。分ける株が小さいと体力がもたないので、株分けするのは大きな株だけにして下さい。また、株分け後は体力が落ちますので、少し日陰になる場所で管理してあげると良いです。

ムラサキツユクサの育て方⑤手入れ

ムラサキツユクサの切り戻し


梅雨時期に花を咲かせ、花が枯れてきたタイミングで切り戻しをしましょう。地際でバッサリと切り戻して下さい。秋時期も、葉が枯れてきたタイミングで地際で刈ります。こうして切り戻すことで草姿が整います。

ムラサキツユクサの支柱立て

放っておいても問題無い植物ですが、草丈が伸びると重みで倒れてしまうことがあります。もし倒れそうであれば、輪になった支柱で囲ってあげると良いでしょう。

ムラサキツユクサの育て方⑥病害虫・その他

ムラサキツユクサの病気

ムラサキツユクサは非常に強い植物ですので、ほぼ病気にかかりません。ただし、多湿すぎると根腐れになる可能性がありますので、水やりの頻度や風通しには気を付けましょう。

ムラサキツユクサに付く害虫

害虫もほとんど付かないので、安心して育てられる植物です。特に困ることはありませんが、アブラムシ等は付く可能性がありますので、しっかり予防したい方は薬剤を使用しておくと良いでしょう。

まとめ

今回の「ムラサキツユクサ(紫露草)とは?育て方や挿し木・増やし方のコツもご紹介!」はいかがでしたでしょうか?ムラサキツユクサの特徴・概要や花言葉などから、育て方・増やし方までご紹介させて頂きましたが、水の与えすぎにだけ気を付ければとても育てやすい植物です。野趣あふれる植物に興味がある方は是非育ててみて下さい。

ムラサキツユクサが気になる方はこちらもチェック!

今回はムラサキツユクサについてご紹介させて頂きましたが、他にも観葉植物・ガーデニングに関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。