検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

世界一周の費用はいくらかかる?必要な資金や平均の予算・日数をご紹介!

憧れの世界一周を実現させるには、まずはお金の問題からクリアする必要があります。費用に関しては、旅の目的や旅の質、旅行日数や目的地によって大きく異なるので事前にしっかり把握しておくことが大切です。この記事では世界一周にかかる費用について徹底解説していきます。
2020年8月27日
sakakibara-tetuji
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

世界一周にかかる費用について徹底解説

世界遺産巡りや世界各国のグルメ巡り、色々な国籍の人に出会ったり各地の絶景を見て感傷に浸ったり、世界一周は誰もが夢見る憧れの冒険ですね。そんな世界一周ですが、費用に関する情報が漠然とし過ぎており、100万円かからなかったという人がいれば、500万円使ったなんて人もいます。実際にかかる金額とはいくらなんでしょうか。この記事では世界一周のお金について徹底的に解説していきます。※記事の情報は2019年6月16日時点のものになります。

世界一周の前にかかる費用(お金)について

世界一周旅行の予算をはじき出す前に、まず確認しておかなければならないのが、出国前にかかるお金についてです。旅行いくらかかるかは個人差がありますが、出国前の準備段階ではそこまで差はありません。

出国前にかかるお金はいくら?

個人的な理由にあまり影響されない、多くの人に共通する出国前にかかるお金は次の通りです。
 

国民年金 0円~20万円
住民税 前年度の年収による
海外旅行保険 8万円~20万円
予防接種 2万円~4万円
合計 40万円以上

国保に関しては、海外転出中は支払いの義務が課されないので、支払い意志ががなければ0円からでも可能。海外保険は1年間で10万円~が相場なので、2年の旅になる場合は20万円はみておこう。

海外転出届は忘れずに出しておこう

1年以上海外へ出る予定がある場合は、各市町村の役場へ行って海外転出届を提出する必要があります。この届出を出すことによって、渡航中は国民健康保険と国民年金の支払い義務がなくなります。年金の支払いは任意になるので、将来しっかり年金制度を受けたい方は、世界一周中でも支払えるように予め資金を溜めておく必要があります。

最低限受けたい予防接種

A型肝炎、B型肝炎、破傷風、日本脳炎、この4点はマストです。これらは子供の頃に受けられたことがあるかもしれませんが、ほとんどのワクチンの有効期限は10年ほどと言われているので、現在20歳を越えられている方は再度確認されておくことをおすすめします。また南米を渡航される予定がある方は、この他に黄熱の予防接種が絶対に必要になります。病院によって金額は多少変わりますが、2万円から4万円内を予算にみておくと良いでしょう。

世界一周の平均費用は150万円から200万円

はじめに世界一周にかかる値段はいくらかお伝えしますと、150万円~200万円あれば半年から1年の日数をかけて、普通クラスの旅行ができると言われています。世界一周に挑む人が学生(休学中)に多いことからも、これくらいの予算が平均になることが理解できます。

6大陸の世界一周の平均予算は300万円?


世界一周とは3大陸以上をまたぐ移動で地球を一周することを指します。5大陸であれば最低100万円あれば貧乏旅行で周遊することは可能ですが、6大陸の移動となると300万円は予算にみておかないと心配でしょう。とくにオセアニアを含む旅行になると、移動費や物価など値段が高いので300万円でも日々の節約が強いられることもあります。

世界一周の費用を旅行日数で計算

ザックの値段や飛行機の値段、宿泊費やお土産の値段など世界一周にかかるお金は色々なシーンで発生しますが、費用を大きく左右するのは旅行日数でしょう。急ぎ足で旅をすれば1ヶ月以内の周遊で50万円以下に抑えることも十分可能です。世界一周にかける日数の平均は1年と言われていますので、この記事では1年間にかかる金額と必要資金について解説したいと思います。

途上国の1日の平均旅行予算

東南アジア、中東、南ヨーロッパ、北アフリカ、中南米、などのエリアにある各国では日本と比較して5割から7割くらい物価が安く、長期滞在がしやすい環境にあります。例えばベトナムでは、オーソドックスなシティホテルのエアコン付きの個室に宿泊しても、宿代は1,000円が平均です。食事は1食200円前後なのでちょっと奮発しても1日2,000円以内で旅を続けることが可能です。途上国に半年間いる計算で交通費を抜いた滞在費は36万円になります。

先進国の1日の平均旅行予算

西ヨーロッパ、北アメリカ、オセアニア、などのエリアを渡航中には、日本と同じか日本の3割ほど物価が高い印象を抱くでしょう。フランス・パリの中心部では、グレードの低いホテルでも個室であれば一泊1万円ほどしてしまいます。先進国の宿代を平均すると1泊あたり5,000円となり、食費は自炊を心がけても1日1,000円は必要で、滞在費は1日6,000円という数値が出てきます。先進国で半年間の日数を過ごすと、移動費を抜いても108万円必要という計算になります。

1年間の日数の平均予算の合計

アジアなどの途上国に半年で36万円、欧米諸国の先進国に半年の滞在で108万円、これに移動費を50万円と出国前に準備費用40万円を加算すると約240万円ほどになります。ホテルグレードを下げて、交通機関はエコノミークラス以下にして、途上国に滞在する期間を長くすることでもう少し値段は下がります。貧乏すぎず贅沢すぎない旅をするには、やはり200万円が平均的な準備資金になると言えます。

世界一周の費用を旅のスタイルで計算

世界一周を遂行される人の中には、100万円いないで1年間の旅行を成功させる強者も存在します。日数に次いで旅の費用を大きく左右するのが、バックパッカースタイルをするかどうかにかかっています。

バックパッカースタイルでの旅行資金

バックパッカーとは、ザック1つもしくは前後に2つといった軽装を好む旅行者のことを総じて指す言葉で、身軽な容姿以外に特徴的なのが贅沢な旅をしないことです。とくに印象的なのは泊まる宿で、ゲストハウスやバックパッカーズと言われるドミトリー(相部屋)をメインに構成された宿を利用する点です。バックパッカーは格安のドミトリーを主な滞在先とするので、宿泊費は個室を借りる金額の半分以下に抑えることが可能です。

バックパッカースタイルでの世界一周費用とは

東南アジアのゲストハウスの平均宿泊費用は、4人部屋で700円、8人部屋では500円くらいが相場となっております。先進国では8人部屋のドミトリーが1,500円~3,000円が相場なので、総計すると宿泊費は普通クラスの旅行資金の半分になります。バックパッカースタイルを極めると、移動はローカルバスを使用したり、食事は現地人が使う食堂を使用したりするので、他の金額も半分以下に収まり100万円以内の予算でも十分渡航できます。


世界一周旅行券と個人手配の費用の違いとは

世界一周を計画するうえで浮上するのは、航空券の入手方法です。LCCができる前は飛行機での世界一周は高額になるため、「世界一周旅行券」と言われるセット割引が効くチケットで出発するのが主流でした。しかし現在はLCCが便利なので、世界一周旅行券を使用しない旅人が増えてきています。個人でLCCを手配して渡航する方法と、あらかじめルートを定めた世界一周旅行券では、どのような差があるのか解説したいと思います。

世界一周旅行券が向いている人

世界一周旅行券では、あらかじめ渡航ルートをあるていど決めてからの出発になるので、計画的な旅行をしたい方に向いています。飛行機に乗れる回数に制限がある、逆走は出来ない、というルールがあるので少し自由さが欠けますが道中で航空券を手配しなくて済むので検索のストレスが解消されます。またイースター島へ行かれる方は、ワンワールドという世界一周旅行券を使用することで格安に行くことも可能です。

個人手配(LCC)が向いている人

長距離バスや寝台列車など陸移動をメインに、じっくり時間をかけて旅したい方には、その都度移動手段を考えて決める個人手配がおすすめです。やり方によっては世界一周旅行券よりも安く移動費を抑えることが可能です。トータルすると2つの方法に大きな費用の差はありませんので、旅のスタイルに合わせて検討することが大事でしょう。

世界一周の費用を安く抑えるコツ1

物価の安い国をじっくり周ろう

欲を出せば旅行に必要な金額はいくらあっても足りませんので、できるだけコストを抑えることがポイントです。例えば1年の旅になる予定でしたら、半分以上の9ヶ月は物価の安いアジア圏を中心に渡航することをおすすめします。ヨーロッパならスペインも穴場です、コツとしては物価が安くて治安が良い国を探すことで、長期滞在も安心して楽しむことが可能です。

100万円でも贅沢な世界一周を実現可能

中国をスタート地点にして、アジアを周遊し陸路でトルコまで行き飛行機で一気にスペインへ飛びます、スペインを周遊したら飛行機でアメリカそして日本へ帰国する。このルートなら交通費は最安値で30万円ほどとなり、渡航期間を半年にすれば個室に泊まって毎日外食しても、余裕で世界一周を遂行することが可能です。

世界一周の費用を安く抑えるコツ2

先進国ではゲストハウスに泊まろう

文中では、ゲストハウスはバックパッカーが多く宿泊する場所だとお伝えしましたが。もちろん普通の旅行者が泊まることも可能ですので、物価が高い先進国では大きな節約につながるゲストハウスを積極的に使っていきましょう。


初心者にはユースホステル協会がおすすめ

いくら何でも、初めからゲストハウスに泊まるなんてアクティブなことは出来ない。そんな方にはユースホステル(YH)協会という「安全」「清潔」「快適」なホステルとして世界的に有名な宿泊施設に滞在することをおすすめします。海外のドミトリーと言えば汚くてパリピがうるさいというイメージがありますが、YHでは比較的清潔で利用者も常識的な人が多く訪れる特徴があります。

ピースボートに乗船するという手段もあり

準備の資金や移動をはじめ現地でにかかる金額など、お金について自分で細かく考えるのが難しいと感じた方は、船の世界一周を検討してみるのもありではないでしょうか。NGOによって企画されたピースボートという旅行方法では、およそ120万円という値段からクルーズによる世界一周ツアーに参加することが可能です。

1人旅が不安な方にピースボートはおすすめ

渡航期間は約3ヶ月になり個人旅行と比較するとやや割高な値段になりますが、大人数でワイワイ楽しみながら世界中を周遊できる点と寝床や移動の計画など面倒な作業はすべてクルーズに任せることができるので、150万円程度の費用でとりあえず安全に楽しみながら世界一周をしたい方にはおすすめの方法になります。

まとめ

渡航期間を半年以内の短期に設定して、物価の安い国をメインに旅をすれば100万円からでも十分な世界一周が叶います。入場料が高額な世界遺産をもれなく巡ったり、ガイドなしでは入ることのできない秘境に行ったりなど、体験したい事と旅行日数によっては500万円以上必要になることも。いくらあれば出発できるかは、行き先、現地での宿と食事内容、旅の目的と日数によって大きく変動するでしょう。平均は150万円~200万円だと覚えておきましょう。

世界一周が気になる方はこちらもチェック

必要な金額が計算できたら、次にやるべきことはまだまだあります。荷物を揃えたり現地情報を把握したりして準備を万全に整えていきましょう。下記の関連記事が役に立つかと思いますので、興味がある方は是非チェックされてください。