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【ヒューケラの育て方】株分けや挿し木の増やし方のコツ・寄せ植えの時期もご紹介!

ヒューケラの育て方をご存知でしょうか?ヒューケラは色とりどりの葉色を持つ植物として知られており、他の花との寄せ植えに使えばとてもおしゃれになります。今回はそんなヒューケラの特徴や育て方、寄せ植えのポイント、挿し木や株分けでの増やし方などを解説していきます!
更新: 2022年4月13日
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ヒューケラの育て方は?

カラーリーフプランツを探している方におすすめなのが「ヒューケラ」です。ヒューケラは色とりどりの葉の色が特徴的な植物で、お庭や寄せ植えの鉢を綺麗に彩ることが出来ます。また、育て方も難しくありませんので、初心者の方にもおすすめです。今回はそんなヒューケラの特徴や育て方、寄せ植えのポイント、挿し木や株分けでの増やし方などを解説していきます!

ヒューケラの特徴

ヒューケラとは?

ヒューケラは、ユキノシタ科ヒューケラ属に分類される植物で、多年草になります。原産地は北米やメキシコ。花も付けますが、多くの方に親しまれている理由は、画像のような可愛らしい葉色を持っている為です。綺麗な葉が重なるように茂り、とてもおしゃれに飾ることが出来ます。また、色も様々あります。

ヒューケラは初心者でも育てやすい?

初心者の方が気になる育てやすさですが、丈夫な植物ですので簡単に育てられます。また、普通の植物ほど日光を必要としないのもポイントで、日陰でも育てられるのが嬉しいところです。多年草ですので、一度育てられるようになれば長く楽しむことが出来ます。

ヒューケラの開花時期

開花の時期は5~7月の中旬です。カラーリーフプランツとして親しまれていますので、あまり花に観賞価値があるとはされていませんが、画像のような可愛らしい小さな花も楽しむことが出来ます。ピンクや白、赤などの花を咲かせます。ちなみに、花に見える部分は萼片(がくへん)であり、本当の花は真ん中の部分になります。葉だけであれば背丈は低いのですが、花茎があると背丈は大きくなります。

ヒューケラの種類・品種

種類・品種①ファイヤーフライ

赤花ツボサンゴ

出典:楽天
出典:Amazon
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葉よりも派手な花を楽しみたい方におすすめなのが、赤花種です。ファイヤーフライは葉は緑色ですが、花は美しく濃い赤色をしているのが特徴。多くの方に親しまれている種類でもあり、育てやすいので初心者の方にもおすすめです。野性味のあるお庭を作りたい方にも良いでしょう。寒い地域であれば葉も紅葉します。

種類・品種②キャラメル

キャラメルは優しい色合いで人気があります。主張しすぎない色ですので他の植物との寄せ植えで活躍します。気になる方は是非育ててみて下さい。

種類・品種③ストップライト

こちらはティアレラとの交配種で「ヒューケレラ」と呼びます。ヒューケラとして販売されることも多いのですが、特徴は斑がはっきりと入る点です。通常の種類とは違った良さがありますので、こちらも気になった方は育ててみて下さい。育て方は本種と変わりませんので、他の種類と一緒に育てることが出来ます。

ヒューケラの花言葉と名前の由来

ヒューケラの花言葉

花言葉は、「恋心・きらめき・繊細な思い」といった可愛らしい言葉と、「辛抱強さ」という力強い言葉を持っています。お好きな方に贈るのにも使えますし、相手の良いところを伝える際にも使える花となっています。贈り物に使う際は、ぜひ花言葉も添えましょう。

ヒューケラの名前の由来

少し変わった響きの名前となっていますが、これは属名の「ヒューケラ・サンギネア」から来ています。英語では「コーラルベルズ」と呼ばれており、意味は「珊瑚の鐘」です。和名は「壷珊瑚(ツボサンゴ)」で、赤く壷のような形の花を付けることから付けられた名前となっています。


ヒューケラの寄せ植えについて

ヒューケラは寄せ植えによく使われる

カラーリーフプランツであるヒューケラは、寄せ植えで大活躍する植物です。寄せ植えに興味がある方は、是非チャレンジしてみて下さい。画像のように、他の品種と組み合わせてカラフルで素敵な寄せ植えを作ることが出来ます。

ヒューケラと寄せ植えの相性が良い植物は?

寄せ植えをする際は相性も大切です。生育環境が合わない植物との寄せ植えは避けた方が良いでしょう。ある程度日の当たる場所であればシクラメンなど、日陰の植物で寄せ植えをする場合はギボウシなどがよく使われています。シクラメンの育て方については下記記事で解説しています。

ヒューケラの販売価格は?

ヒューケラの販売価格

苗の販売価格は安く、大体400~1200円程度で販売されていることが多いです。価格は苗のサイズにもより、小さなポットのものであれば数百円であることが多いです。また品種にもよりますので、色々な品種をチェックしてみて下さい。春頃になるとよく流通しています。

ヒューケラの選び方

ネットショップで購入する際は、どの苗を購入するか選べないことがほとんどです。店頭で購入する際は、なるべく良い株を選びましょう。じっくり眺めて、色が綺麗で、元気そうなものが良い株です。また、病気の様子や害虫が付いていないかも見て下さい。品種によって難易度も多少変わりますので、育てやすさもチェックすると良いでしょう。

ヒューケラの育て方①環境

ヒューケラは鉢植え?地植え?

ヒューケラは鉢植えでも地植えでも育てることが可能です。地植えにした場合、宿根草ですので、葉が枯れてもまた生えてきます。かなり寒い地域であれば地植えよりも鉢植えにして管理した方が良いでしょう。お庭に地植えして飾るのも、鉢植えして飾るのも、どちらも素敵な雰囲気になります。

大和プラスチック フレグラーポット 43型

出典:楽天
出典:Amazon
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ヒューケラに適した生育環境

ある程度の日光はあった方が良いのですが、耐陰性が高く、日陰でも育てられるのが特徴の植物です。ただし、多湿になると良くありませんので、水はけの良い土で育てましょう。少し日陰になってしまうようなお庭でも育てやすいのがポイントになります。

ヒューケラの夏冬の管理

耐暑性もある植物ですが、直射日光を浴び続けてしまうと葉焼けする可能性があります。葉焼けしないような場所に地植えするか、鉢植えであれば移動しましょう。斑入りの品種は特に葉焼けしやすいのでご注意下さい。冬時期になったら、鉢植えであれば雪が積もらないように移動してあげると良いでしょう。地植えのものは、冬前に株元に腐葉土を敷いてあげて下さい。

ヒューケラの育て方②用土・植え付け

ヒューケラの用土

地植えの場合、水はけの改善だけしておくと良いでしょう。植え付けの1~2週間前に、腐葉土を混ぜて耕しておきます。鉢植えであれば、市販されている培養土を使えます。ご自分で用意したい場合は、赤玉土を4割、鹿沼土を3割、腐葉土を3割の割合で混ぜて下さい。赤玉土を6割、腐葉土を4割にしても構いません。


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出典:Amazon

ヒューケラの種まき

苗から育てるのが一般的ですが、種から育てることも可能です。種まきの適期は3~5月上旬、もしくは9~10月になります。発芽には15~20度の温度が必要です。細かい粒を、種まき用の細粒用土にまきましょう。ばらまきで大丈夫です。あとは土が乾かないように発芽まで管理し、多すぎれば間引きをして下さい。10㎝ほどまで育ったら植え替えましょう。

ヒューケラの苗の植え付け

苗の植え付けは、3~4月、もしくは9~11月が適期です。鉢の大きさは、4~6号鉢に1株が目安となります。鉢底ネットと鉢底石を敷いて、用土を入れてから植え付けましょう。地植えする際、株間は30㎝ほど空けておくことをおすすめします。茎の根本には成長点がありますので、生長点を埋めないように、株元が土の表面と同じ高さになるようにしましょう。

ヒューケラの育て方③水やり・肥料

ヒューケラへの水やり

水やりは普通の観葉植物同様に、土の表面が乾いたらたっぷりと行って下さい。植え付け当初は乾きすぎに注意しましょう。ある程度株が大きくなれば、乾燥に耐える力も高まります。高温多湿になると根腐れなどの可能性が出てきますので、暑い季節は涼しい時間帯に水やりをします。葉には水をかけず、根本に水やりをした方が蒸れにくいです。

ヒューケラへの肥料

肥料は3~4月と10~11月に化成肥料を与えます。液体肥料をお持ちであれば、液体肥料をその期間に月3回ほど与えても良いでしょう。夏時期に肥料分がありすぎると良くありませんので、夏が来る前に肥料を与えるのを中止して下さい。

ヒューケラの育て方④植え替え・増やし方

ヒューケラの植え替え

鉢植えの場合、植え替えは1~2年に1回行います。毎年様子を見て、根詰まりしていないか確認をしましょう。植え替えの時期は夏以外なら行えますが、寒い地域であれば冬の植え替えも避けて下さい。庭植えの場合でも3~5年に1度植え替えをすることで、株が元気になります。植え替えついでに株分け等で株を増やすと良いでしょう。

ヒューケラの増やし方①挿し木

増やし方は挿し木か株分けが一般的です。挿し木の適期は4~7月になります。株元から2~3cmの部分をカットし、切り口に水苔を巻き付けます。そのままポットに入れ、日陰に移し、乾かないように管理して下さい。根が次第に生えてきますので、ある程度生えたら植え付けます。

ヒューケラの増やし方②株分け

挿し木よりも一般的なのが株分けです。株分けは植え替えと同時に行うと良いでしょう。株を掘り上げて、一つの株に茎が5本ほど付くように、ハサミやナイフで切り分けてます。株分けしたそれぞれの株を、新しい用土に植え付け、ある程度育ったら庭や鉢に植え替えます。

ヒューケラの育て方⑤剪定・手入れ

ヒューケラの剪定

特に大変な作業はありませんが、枯れた葉などを放っておくと病気になりやすくなりますので、葉や花は摘むようにしましょう。特に花は放っておくと種に養分を回してしまいますので、枯れてきたタイミングで摘んでください。風通しも良くなり、見た目もスッキリとします。

ヒューケラの手入れ


少し老化してきた株があれば、株元に腐葉土を敷きましょう。こうすることで少し若返ります。冬の準備にもなりますので、冬前に、庭植えの株には是非しておきたいところです。

ヒューケラの育て方⑥病害虫・その他

ヒューケラの病気

病気にはなりにくい植物ですが、葉に粉が付いたような「うどんこ病」にかかることがあります。画像はヒューケラの葉ではありませんが、うどんこ病にかかった状態の葉です。もし症状が見られたら、症状が出ている葉はすぐに取り除いて処分をし、広がらないように殺菌剤を散布しましょう。詳しい対策方法は下記記事で解説しています。

ヒューケラに付く害虫①ヨトウムシ

ヨトウガ・ヨトウムシがに食害される可能性があります。地面から夜間に出てきて食害されますので、直接的に補殺しにくいのが難点です。詳しい対策方法は下記記事で解説しています。

ヒューケラに付く害虫②カイガラムシ

一般的な観葉植物同様に、カイガラムシの被害も受けます。カイガラムシは成虫になると薬剤が効きにくくなりますので、幼虫の内に予防しておきましょう。成虫を見つけたら補殺して下さい。詳しい対策方法は下記記事で解説しています。

まとめ

今回の「【ヒューケラの育て方】株分けや挿し木の増やし方のコツ・寄せ植えの時期もご紹介!」はいかがでしたでしょうか?概要から冬越し、挿し木での増やし方などを解説しましたが、すぐにでも育ててみたくなった方が多いかもしれません。育てやすい植物であり、冬越しも難しくなく、また庭植えも出来ますので是非育ててみて下さい。

ヒューケラが気になる方はこちらもチェック!

今回はヒューケラについて解説させて頂きましたが、他にも観葉植物・ガーデニングに関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。