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ロンボク島ってどこ?その行き方から旅行での8つの楽しみ方をご紹介!

真の常夏の国と言ったらインドネシアですが、バカンスに人気上昇中なのがロンボク島です。日本の淡路島よりずっと大きいこの島には、見たこともない海の絶景や歴史と文化の名所があり、伝統家屋風のホテルも魅力です。ロンボク島の行き方や楽しみ方など基本からお伝えします。
2020年8月27日
はぐれ猫
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ロンボク島の場所と地理

すぐお出かけしてみたくても、ドコにあるのか分からなくても当然なのがロンボク島です。行き方を把握するその前に、一先ずはこの島の場所など、基本的な地理情報から見ていくことにします。(当記事は2019年5月26日時点の情報を元に掲載しています。)

インドネシアの小スンダ列島の島

無数の大小の島が並ぶ小スンダ列島の中に、旅行で人気のロンボク島が浮かんでいます。北側の海は太平洋に繋がるジャワ海、南側はインド洋であり、オーストラリアも比較的に至近距離です。この島は日本人の観光客が好んでいる、インドネシアのバリ島のちょうど東側に位置しています。

ロンボク島の地形

島の南部は割と平坦な地形で、西方に人口45万人を抱える、州都マタラムの市街地が広がります。ロンボク島の北側を見ればインドネシアで3番目に高い山で、活火山であるリンジャニ山(標高3,726m)がどっしりそびえています。島のあちこちにビーチがあり、観光とサーフィンの名所にも恵まれた島です。

ロンボク島の平野部の気候

ほぼ赤道直下と表現して過言では無い場所であるため、1年間ずっと気温は高めな熱帯気候です。ロンボク島は12月でも8月でも平均気温は25度程度で、日中は連日30度以上に達します。旅行者の服装は皆半袖で過ごし、海水浴も毎日自在です。ただ11月~6月は雨量が多くなるため、傘も手放せません。

ロンボク島データ

【所在地】インドネシア・西ヌサトゥンガラ州
【英語表記】Lombok Island
【州都】マタラム市
【人口】州都マタラム:450,226人(2015年)、島全体:約331万人(2014年)
【面積】4,725 km²
【距離】東西約99km、南北約82km、1周約400km

ロンボク島の行き方

まず空路でバリ島へ向かう

まだ見知らぬロンボク島までの行き方では、一先ず近くのバリ島かシンガポールへ飛ぶのが決まりです。日本からバリ島の空港までは、成田や関空からのガルーダ・インドネシア航空があります。シンガポールのチャンギ国際空港までは、関西、中部、羽田など全国8空港からの行き方を選択できます。

乗り継ぎでロンボク国際空港へ

寝ている間に最初の目的地に到着したなら、今度は飛行機を乗り換えます。チャンギ国際空港の場合、シルクエアーのロンボク空港行きです。バリ島の場合には、ガルーダの国内線でロンボク島へと向かう便が存在しています。乗り継ぎの関係で日本からロンボク空港までは、最短10時間を要する空の旅です。

ロンボク国際空港までの行き方

【バリ島経由の行き方】成田空港、関西空港から(いずれもガルーダ・インドネシア航空)
【シンガポール経由の行き方】那覇、福岡、広島、関西、中部、羽田、成田、新千歳など各空港から(シンガポール航空、シルクエアーなど)
【バリ島→ロンボク空港】ガルーダ・インドネシア航空、ライオンエアなど
【シンガポール→ロンボク空港】シルクエアー
【所要時間(最短)】成田~バリ~ロンボク:約10時間15分
【所要時間(全国)】日本の各空港~シンガポール~ロンボク:約12~14時間

ロンボク島で出来ること

サーフィンなど海のアクティビティ

周囲の青い海は年間を通じて温暖、しかもビーチは常に良い波が押し寄せる環境もあって、常にサーフィンをする若者で溢れています。ロンボク島での楽しみといえばスキューバやシュノーケリング、ボート遊びなどもあり、単純な海水浴だけでもバカンスは満ち足りた気分です。

自然と街と歴史の探索

島の風景は日本とはまるで異質なので、各地を出歩くことも旅の楽しみとなります。ロンボク島の手付かずの自然、1,000を数えるモスクが並ぶ、イスラム的な要素を感じる町並み、そして想像以上に古くからの歴史など。ロンボク島で満足感を高めるならば、旅行地は事前の下調べが必須となります。

ホテルでのんびり+買い物

旅の目的となるホテルで過ごすだけでも、異国情緒たっぷりなロンボク島の魅力と対面できます。特にビーチに接するホテルなら、ロンボク島の名所を出歩かなくても良いほどです。旅で最大の目的のひとつとなる独特なロンボク土産は、島の各地の商店街やモールの売り場などで、目移りすること必至です。

ロンボク島のツアー

バリ島とセットなことが多い

特に女性を虜にしまくるロンボク島ですが、格安でしかも名所を抑えた旅にするなら、断然おすすめなのがツアーでの行き方です。日本各地の旅行代理店で、ロンボク島ツアーを用意しています。ツアーはロンボク島観光、サーフィン、ダイビングなどの種類があり、バリ探訪もセットの種類も存在します。

ツアーは10万円台から


とにかく格安なツアー見つけ出すならば、比較サイトを使うことです。現在ロンボク島を訪れて数日間を過ごすツアーの最安値は、羽田や成田発で5~6日間が10万円台。安値のツアーの多くはサーフィンやビーチリゾートをメインとする旅で、贅沢に過ごすなら30万円以上の豪華長期ツアーも存在します。

ロンボク島の楽しみ方①(北西部)

ギリ3島

いま勢いに乗っているロンボクの名所と言えば、北西部のギリ3島が挙げられます。直径1~2kmほどのアイル島、メノ島、トラワンガン島の3つはサンゴ礁のダイビングスポットとして知名度が高まり、2000年台以降に観光地化しました。船でたどり着いた島は馬車ばかりで、のどかな風情を感じます。

ギリ3島の見どころ

ビーチ沿いの伝統家屋風のホテルでのんびりするだけでも楽しめますが、ロンボクのギリといえば海中の魅力に迫りたいところ。シュノーケリングスポットには事欠かない中、今とても有名なのはギリ・メノ島の「恋人たちの石像」。海底で複数石像が円を描いて立っている場所は、まるで古代遺跡のようです。

旅行情報

【名称】ギリアイル、ギリメノ、ギリトラワンガン
【現地名】Gili Air、Gili Meno、Gili Trawangan
【所在地】ギリ諸島(ロンボク島北西部)
【行き方】西海岸のデルマガやバンサルのフェリー乗り場から、フェリーに乗ってギリ3島へ。

ロンボク島の楽しみ方②(西部)

タマンマユラ(マユラ水の宮殿)

水の宮殿と呼ばれている名所が、島で最大の都市マタラムの中心街にあります。日本が江戸時代の頃、バリ島にあった8王国の1つカランガスム王国の王様が、1744年に作り上げた宮殿です。今では市民公園となってロンボク島では知名度がありますが、日本ではあまり知られていない名所です。

タマンマユラの見どころ

長方形の人工池を中央に据えるタマンマユラは、中央の象徴的な人工島を狛犬的な神獣が守護し、池には空の色を写し込んで不思議な雰囲気です。ヒンズー教とイスラム教の石造りの寺院建築は、日本とはまるで異なった意匠であり、ロンボク島のインドネシア文化を強く感じる場所になります。

旅行情報

【名称】タマンマユラ(マユラ水の宮殿)
【現地名】Taman Mayura
【所在地】マタラム市チャクラヌガラ地区

ロンボク島の楽しみ方③(西部)

スンギギビーチ

海沿いの街道には無数のリゾート施設が建ち並ぶロンボク島では、西海岸で特に知られた砂浜がスンギギビーチ。海に突き出した岬のビーチは、常にサーファーや観光客でいっぱいな様子です。ここは日本人観光客にも知られたホテルがあるほか、海の複数のアクティビティを気軽に楽しめるところです。

スンギギビーチの特徴

海は遠浅で波が押し寄せ、複数のダイビングショップがあるため、ロンボク島でのサーフィン、或いはシュノーケリングやパドルボートといった各種の楽しみが叶えられる場所です。また、スンギギはサーフィンだけでなく、沈みゆく夕日が島で一番綺麗なことでも知られています。

旅行情報

【名称】スンギギビーチ
【現地名】Pantai Senggigi
【所在地】西ロンボク県バトゥラヤール(西海岸)

ロンボク島の楽しみ方④(西部)

メル寺院

迫力あるロンボクの歴史的な名所といえば、忘れてならないのがメル寺院の存在です。マタラム市のタマンマユラとは、大通りを挟んで向かい合っているので行き方も迷いません。1720年にバリ島の王子さまが建築して以来、ロンボク島のヒンズー教徒の間では第一の聖地と崇められる大切な場所です。

メル寺院の見どころ

赤い煉瓦を積み上げた門の前では、怪物的な石像が守護していて今にも動き出しそうな雰囲気です。門の先には破壊と恩恵を司るシヴァ神を祀る木造11層塔が、メル寺院の根幹としてそびえています。3つ並んでいる木造塔からは、ロンボク島のヒンズー教文化の奥深さを感じ取れるに違いありません。

旅行情報

【名称】メル寺院(プーラ・メル)
【現地名】Pura Meru
【所在地】マタラム市チャクラヌガラ地区

ロンボク島の楽しみ方⑤(西部)

西ヌサトゥンガラ・イスラミックセンター


空港からマタラムに入れば、不思議な塔は街の遠方からでも存在感を発揮しています。ロンボク島のマタラムで2016年に完成したモスク、西ヌサトゥンガラ・イスラミックセンターです。イスラムの寺院だから神道の日本人は躊躇するところですが、実は巨大な尖塔の中は誰でも入れる人気スポットです。

全体がアラジンの世界観のようなモスクは、独特なデザインとパステルカラーが印象的。高さ113mを誇る、4つの尖塔が備わっています。そのうち1つの塔に上がれば、ロンボク島のマタラム市街地や山並みが一望できます。夜間にライトアップされた姿は、寺院なのかと疑問に思うほどの派手さです。

旅行情報

【名称】西ヌサトゥンガラ・イスラミックセンター
【現地名】Masjid Raya Hubbul Wathan Islamic Centre NTB
【所在地】マタラム市セラパラン地区

ロンボク島の楽しみ方⑥(北部)

ティウケレップ滝

日中の平野部は熱波にやられがちなロンボクの島にあって、北部の高原は涼やかな気候を得られる避暑地です。高原の中、リンジャニ火山の真北のバヤンの森の中へと入り込んでみてください。インドネシアの旅行者にも人気な、ティウケレップの巨大な瀑布が待ち構えています。

森の滝の場所までは、駐車場からジャングルを分け入って行くのでちょっとしたハイキングです。滝にたどり着けば、断崖で2段になった高さ40mのティウケレップ滝に圧倒されます。幾筋も分かれた滝の近くは格好の水遊び場で、常夏のロンボク島で1年中涼しさを与えてくれます。

旅行情報

【名称】ティウケレップ滝
【現地名】Tiu Kelep Waterfall
【所在地】北ロンボク県バヤン

ロンボク島の楽しみ方⑦(北部)

リンジャニ山

島のどこからでも巨大な山体が見えるリンジャニ山は、この島で古来よりのシンボル。富士山にも匹敵している標高の山は夏も涼しく、リンジャニ山ナショナルパークとして保護されています。世界じゅうからの登山者が集まってくる山でもあり、ロンボク島の個人旅行なら登山を目的にもできます。

リンジャニ山の見どころ

山の裾野は南北25km、東西45km以上と富士山の優に2倍もあり、代表的な登山ルートは2つ存在しています。ロンボク島のリンジャニ山に踏み込めば、山頂部では巨大カルデラ火山の迫力と、セガラアナ湖の絶景に目を見張ります。かなり険しい山であるため、入念な登山の準備が不可欠です。

旅行情報

【名称】リンジャニ山
【現地名】Gunung Rinjani(Mount Rinjani)
【所在地】東ロンボク県
【標高】3,726m
【登山ルート】ジェンバランルート、セナールルート

ロンボク島の楽しみ方⑧(南部)

タンジュアンビーチ

南部に行けば幾つもの魅惑的なビーチと出会えますが、白い砂浜と海の綺麗さで知られる代表格となるのはタンジュアンです。湾になった海の近くは幾つかのカフェも並んで観光するにもちょうどよく、ロンボク島で単純に海の遊や癒やしを求める観光客を引きつけています。

タンジュアンビーチの見どころ

かなり風光明媚なビーチであるのに、都市部から離れているせいで人もまばらです。普段の海は穏やかなので、サーフィンを楽しむ人の姿は少なめです。しかしロンボク島でも指折りな透明度の高い海なことで、シュノーケリングを楽しむには最適と言われています。

旅行情報

【名称】タンジュアンビーチ
【現地名】Tanjung Aan Beach
【所在地】中部ロンボク県クタ

ロンボク島のおすすめホテル①

ジ・オベロイ・ロンボク

ギリの島々に近い海域のメダナビーチのそばに、ツアーでも評価を上げているオベロイ・ロンボクのホテルがあります。インドネシアの伝統家屋風な建物が複数並び、ホテルエリアはとても静かな佇まいです。ロンボク島では五つ星の評価を得ていて、サーフィンやグランピング三昧的な生活が叶います。

専用ヴィラの隣にはスカイブルーのプライベートプールがあり、海に夕日が沈む様子を部屋から眺められる格別な環境です。伝統と西洋の料理やフルーツも提供されて旅行者にも好評で、敷地内ではパターゴルフやアクセサリー制作体験もできます。英語ができる人ならロンボク島での過ごしやすさは一級です。

旅行情報


【名称】ジ・オベロイ・ロンボク
【現地名】The Oberoi Lombok
【所在地】北ロンボク県タンジュン

ロンボク島のおすすめホテル①

ホテル トゥグ ロンボク

小半島にあるトゥグ・ロンボクは、ギリ諸島を眺めるパンタイのビーチに面した人気のホテルです。中心に構える伝統的な巨大建築物は、まるでインドネシアの遺跡のような外観で、高級感を演出しています。ロンボク島に数あるホテルでも5指に入るという人気度で、日本のツアー旅行にも選ばれています。

眼前の白いビーチはホテルのプライベートな場所で、サーフィンやボート遊びをして混雑することがありません。ホテルのヴィラはプール付きで、ロンボク島的なアンティークな要素に満たされています。食事は個室やテラス席だけでなく、ビーチの上に特設してくれるというサービスも評判です。

旅行情報

【名称】ホテル トゥグ ロンボク
【現地名】Hotel Tugu Lombok
【所在地】北ロンボク県タンジュン

ロンボク島の治安と災害と対策

治安はあまり良くない場合も

どことなく南国は穏やかで治安も良いイメージもありますが、近年のロンボク島に関してその印象は合っていません。2016年以降に自爆テロを始め、警察官や宗教施設の襲撃事件が相次ぎ、治安が悪化していたからです。外務省では当時、テロ連続発生で治安に問題があるとし、注意喚起を出しています。

ロンボク島でよくある犯罪

よく起こる事件はロンボクも日本も変わらず、窃盗や詐欺という軽犯罪が多数です。さらに児童を狙った性犯罪が多く、治安を乱すとして現地警察も警戒しているのがロンボク島です。治安に関わる犯罪ではないですが、サーフィンに来た外国人に法外な値で売りつける、ボッタクリにも遭遇することもあります。

治安が悪い時の対策

まずツアーの場合には、仲間からはぐれて1人にならないことが、治安の悪い街中での対策です。問題が起きたらスタッフに相談をすることも不可欠です。ロンボク島で個人旅行の場合、知らない人に付いていかない、子供を1人きりにしない、現地で駆け込める場所を把握しておくなどの治安対策があります。

地震の発生

近年になり治安と共に気になるのが、ロンボク島の火山活動と地震発生です。日本同様火山国のインドネシアは、プレート型や火山性地震が多発する地域。2018年は震度5以上の地震が多発し、8月には死者が多数に上りました。日本人は地震に慣れっ子とは言え、耐震性の低い家屋は注意したいところです。

ロンボク島へ行こう

まだ知らぬ南国の名所を求めて

馴染みのまるで無い文化と名所を揃えているロンボク島は、魅力的な楽しみに溢れた島でした。リゾートでもサーフィンでも登山でも希望を叶えてくれますが、ロンボク空港までの行き方や治安については、しっかり下調べが大切です。個人とツアー、どちらの方法で訪れてみますか?

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