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KTMのアドベンチャーとは?ダカールラリーで培われた冒険バイクの魅力に迫る!

KTMのアドベンチャーバイクが人気です。フラッグシップの1290シリーズに加え、ミドルクラスの790も加わりラインナップも充実しました。オンもオフも道を問わず走れるKTMのアドベンチャーシリーズの魅力と、現行車種の特長やスペックをご紹介します。
2020年8月27日
ironman17
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KTMのアドベンチャーバイクに乗ろう

オーストリアのバイクメーカーであるKTMの、オンロードもオフロードも高い走破性を誇るアドベンチャーバイクが人気です。フラッグシップである1290シリーズや、扱いやすさを高めた1090シリーズに加え、ミドルクラスの790シリーズがあらたにラインナップに加わりました。ラリーやエンデューロでも高い実績を誇るKTMの、人気のアドベンチャーシリーズの魅力に迫ります。

KTMアドベンチャーとは

KTMとは

KTMとはオーストリアが誇るバイクメーカーです。その創業は古く1934年に遡ります。もともとは金属加工会社でしたが、1954年からバイクの生産をスタートさせました。モトクロスレースなどでの活躍から、オフロードバイクのイメージが強いものの、近年ではデュークシリーズなどストリートバイクでも高い人気を誇ります。

KTMのアドベンチャーシリーズ

KTMの名を世界に知らしめたのは、なんといってもダカール・ラリーでの活躍でしょう。その戦績は現在まで18連覇中というすばらしいもので、KTMのオフロードでの走破性の高さを全世界に証明しています。そんなラリーレイドで培ったノウハウを投入したオフロードツアラーが、KTMのアドベンチャーシリーズです。

KTM790アドベンチャー

790アドベンチャーの特長

ダカール・ラリーで培われた走りのノウハウを受け継ぎつつ、扱いやすさも兼ね備えたミドルクラスのオフロードバイクが、KTM790アドベンチャーです。軽い車重に加え、低いシート高とスリムなタンク周りのおかげで、小柄なライダーでも足つき性は良好です。20リットルの大容量タンクや、大型スクリーンの採用で、ツーリング性能も抜群です。

790アドベンチャーの走行性能

790DUKEのものをベースにした水冷2気筒エンジンは、低中速重視のセッティングがほどこされ、オンロード寄りの足回りとあいまって、舗装されたワインディングを軽快に駆け抜けます。フロント21インチながら重心は低めで、オフロードバイクにありがちなコーナーリング時の不安定さもありません。3種類のライディングモードもライダーの走りをサポートしてくれます。

790アドベンチャーのスペック

エンジン 水冷4ストロークDOHC8バルブ並列2気筒
排気量 799cc
最高出力 95hp(70kW)/8,000rpm
最大トルク 88N・m/6,600rpm
ホイールベース 1,509mm
シート高 830/850mm
車両重量 196kg(燃料除く)

KTM790アドベンチャーR

790アドベンチャーRの特長


KTMのラリーレイドでの実績を惜しみなく投入されたオフロードバイクが、790アドベンチャーRです。STDモデルに比べ40ミリ長い240ミリのホイールトラベルを持つサスペンションや、スタンディングを考慮した段差の少ないシートなど、よりオフロード志向の高いモデルとなっています。

790アドベンチャーRの走行性能

STDにはない「R」だけの装備である”ラリーモード”により、多様に変化する路面にも的確に対応でき、ワイルドダートにおける高い走破性を誇ります。フルアジャスタブルの前後サスペンションやオフロードタイヤが、「R」の走破性をさらに高めてくれます。

790アドベンチャーRのスペック

エンジン 水冷4ストロークDOHC8バルブ並列2気筒
排気量 799cc
最高出力 95hp(70kW)/8,000rpm
最大トルク 88N・m/6,600rpm
ホイールベース 1,528mm
シート高 880mm
車両重量 196kg(燃料除く)

KTM1290スーパーアドベンチャーS

1290スーパーアドベンチャーSの特長

それまでの1,190ccから、排気量を100ccアップさせて登場したのが、KTMアドベンチャーシリーズのフラッグシップモデルである、1290スーパーアドベンチャーSです。ライディングモードやサスペンションなどに電子制御技術をふんだんに盛り込み、オンロードもオフロードもこなすハイスペックなアドベンチャーツアラーに仕上がっています。

1290スーパーアドベンチャーSの走行性能

フロント19インチ、リヤ17インチのタイヤに、セミアクティブサスペンションやコーナリングABSを装備し、オンロードでの軽快なコーナーリング性能をみせます。フラットダートでも、トラクションコントロールのおかげもあって、高い走破性を誇ります。

1290スーパーアドベンチャーSのスペック

エンジン 水冷4ストロークDOHC8バルブV型2気筒
排気量 1,301cc
最高出力 158hp(118kW)/8,750rpm
最大トルク 140N・m /6,750rpm
最低地上高 220mm
シート高 860mm
乾燥重量 215kg

KTM1290スーパーアドベンチャーR

1290スーパーアドベンチャーRの特長

KTMがダカール・ラリーで培ったDNAをもっとも色濃く受け継ぐモデルが、オフロード性能をより高めた1290アドベンチャーRです。キーレスエントリーやクルーズコントロール、USBポートなど、オフロードでの高い走破性を誇りながらも、ツーリングでの使い勝手にも配慮された本格オフロードツアラーです。


1290スーパーアドベンチャーRの走行性能

オフロードを高く意識したフロント21インチ、リヤ18インチのタイヤに加え、「S」のセミアクティブとは異なるWP製のフルアジャスタブルサスペンションを採用し、ダートでの走破性を高めています。ダート向けのタイヤやとトラクションコントロールにより、重い車重ながらもオフロードを軽快に走行することができます。

1290スーパーアドベンチャーRのスペック

エンジン 水冷4ストロークDOHC8バルブV型2気筒
排気量 1,301cc
最高出力 158hp(118kW)/8,750rpm
最大トルク 140N・m /6,750rpm
最低地上高 250mm
シート高 890mm
乾燥重量 217kg

KTM1090アドベンチャー

1090アドベンチャーの特長

KTMオフロードバイクの伝統ともいえるトレリスフレームに、熟成されたLC8エンジンを装備したモデルが1090アドベンチャーです。標準装備のメッツラー製のタイヤに大型のウィンドスクリーンを装備、純正オプションのパニアケースを装着すれば、本格的なアドベンチャーツアラーの走りを楽しめます。

1090アドベンチャーの走行性能

スタイリングは先代モデルである1050アドベンチャーの路線を踏襲しつつ、排気量がアップしたことによる30馬力のパワーアップで、スペック的にも余裕のある走りを楽しめます。フロント19インチ、リヤ17インチの組み合わせと、キャストホイールのおかげで、軽快なコーナーリングで峠を駆け抜けることができます。

1090アドベンチャーのスペック

エンジン 水冷4ストロークDOHC8バルブV型2気筒
排気量 1,050cc
最高出力 92kW (125PS)/8,500rpm
最大トルク 109Nm/6,500rpm
最低地上高 220mm
シート高 850mm
乾燥重量 205kg

KTM1090アドベンチャーR

1090アドベンチャーRの特長

ダカールラリーのDNAを受け継ぐ1090アドベンチャーに、さらにオフロードでの走破性を高めさせたモデルが、1090アドベンチャーRです。軽量なクロモリ鋼管のトレリスフレームに、デザイン上のアクセントともなるクラッシュバーを装備し、本気のオフロードバイクに仕上がっています。

1090アドベンチャーRの走行性能

フロント21、リヤ19インチのオフロードタイヤ、220ミリのホイールトラベルを持つフルアジャスタブルサスペンションを装備し、STDモデルに比べ格段に高いオフロードでの走行性能を誇ります。ハイトの高いブロックタイヤに、250ミリの高い最低地上高が、さらにオフロードでの走破性を高めてくれています。


1090アドベンチャーRのスペック

エンジン 水冷4ストロークDOHC8バルブV型2気筒
排気量 1,050cc
最高出力 92kW (125PS)/8,500rpm
最大トルク 109Nm/6,500rpm
最低地上高 250mm
シート高 890mm
乾燥重量 207kg

KTMアドベンチャーのライバル

ホンダ CRF1000Lアフリカツイン

ホンダがNXR750で参戦したダカール・ラリーでのノウハウをフィードバックしたモデルが、CRF1000Lアフリカツインです。ラリーで培った高いオフロード性能はそのままに、ロングツーリングでの快適性も高めたアドベンチャーツアラーです。同じラリー由来のモデルであるKTMアドベンチャーの強力なライバルと言えます。

スペック

エンジン 水冷4ストロークOHC8バルブ並列2気筒
排気量 998cc
最高出力 95ps(70kW)/7,500rpm
最大トルク 99N・m/6,000rpm
車両重量 240kg

BMW R1200GS

BMW伝統の水平対向エンジンを搭載したアドベンチャーバイクが、R1200GSです。オフロードツアラーで長い歴史を誇る人気シリーズで、その装備の充実ぶりと、ボクサーツインのパワフルな走りで、KTMアドベンチャーとは何かと比較されるバイクです。

スペック

エンジン 空水冷4ストロークDOHC8バルブ水平対向2気筒
排気量 1,169cc
最高出力 125ps(92kW)/7,750rpm
最大トルク 125N・m /6,500rpm
車両重量 244kg

KTMアドベンチャーで冒険しよう

KTMのアドベンチャーシリーズについてご紹介してきました。KTMのアドベンチャーは、ダカール・ラリーや数々のエンデューロレースで培われた、オフロードを走破する基本性能の高さに加え、最新の電子制御でライダーをサポートしてくれる信頼性の高い走りが魅力です。進化を続けるKTMのアドベンチャーシリーズから、今後も目が離せません。