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カビキラーの正しい使い方は?使用時の注意や効果的な放置時間などを解説!

カビ対策にカビキラーを使いたいけど、強い洗浄力が人体に害を与えるのではないかと、使い方に不安を抱いたことはありませんか。換気をしたりゴム手袋をはめたりなど、注意点を守って正しい使い方をすればカビキラーはお風呂掃除で大活躍しますよ。
更新: 2021年1月16日
sakakibara-tetuji
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カビキラーの正しい使い方を紹介

ごっそり根こそぎ頑固なカビが落とせるカビキラーは、その強力なパワーのイメージから誤った使い方をしてしまうと人体に悪影響を及ぼす危険が生じるのを恐れて、使用を控えてしまう人も多いのではないでしょうか。

しかし強力な黴をクリーニングするカビキラーでも、正しい使い方をマスタ―すればカビを撲滅しつつ、体にとっても安全に使っていくことが可能です。

カビキラーの使い方や注意点を徹底解説

この記事ではカビキラーの基本的な使い方から本格的な浴槽下や天井掃除など、効率的かつ安全な使用方法を紹介します。

また知っておくべきカビキラーを使う上での注意点についても、徹底的に解説していくので、これからカビキラーを使って黴退治を計画中の方には是非チェックして頂きたい内容になっています。

カビキラーを安全に使用して、浴室やトイレなどカビが生えやすいところの流し洗いを積極的に行っていきましょう。

カビキラーの基本的な使い方1

掃除場の換気について

主成分である次亜塩素酸塩はカビ落としに効果絶大ですが、塩素は体にとって毒であることは間違いありません、さらに塩素は揮発する性質をもっているため換気せずに密閉された部屋に充満させてしまうと中で作業する人の呼吸器に悪影響を及ぼします。

少し驚かせてしまいましたが、健康な人にとってはそこまで害を気にすることはありません。

また換気をして長時間現場にいなければ特に健康被害を恐れる必要もないでしょう。

換気と同時にマスクも着用しておこう

塩素が揮発することは、化学的な人体被害だけでなく独特な塩素のニオイによって、気分を悪くしてしまうことがあります。

マスクを着用することで感覚的な刺激を軽減させることができますので、ニオイに敏感な方は必ずマスクをするように心がけてください。

とはいえ一番大事なことは換気ですので、窓やドアを2カ所以上開けておくか、窓がない浴室では換気扇のスイッチをONすることを忘れず注意してください。

カビキラーの基本的な使い方2

直接皮膚に触れないように防備しよう

ご存知のようにカビキラーの成分である、次亜塩素酸塩や水酸化ナトリウムは手につくと、カサついたりヒリヒリ痛みを覚えたりと手荒れの原因となりえます。

これはカビキラーの液性が弱アルカリ性なので、タンパク質(酸性)を含んだ皮脂をガンガンはぎ取る効果が強く期待できるからです。

黴落としに強いということは、皮膚の必要な油分まで除去してしまうので直接触れるのは危険です。

ゴム手袋は必須アイテム


稀に塩素に触れても平気な人もいますが、どんな人もでも少なからずダメージを受けているのは事実なので、使用する際はゴム手袋は必須アイテムと言えるでしょう。

バスルームの掃除のシーンでは足元は濡れないようにバスシューズを履いたり、万が一液が目に飛び散っても避けれるようにメガネ又はゴーグルも着用した方が賢明です。

肌や粘膜にあたってしまった場合でも、すぐ水で洗い流せば大事には至らないので安心を。

カビキラーの基本的な使い方3

スプレーする角度について

噴射する角度は、基本的に床と平行かそれよりも下に向けて発射させましょう。

自分の肩の高さよりも上に目掛けて噴射してしまうと、跳ね返った液剤が目や体めがけて飛んでくるので、上方へ向けることは避けてください。

また噴射する発射口から液だれしている場合は、腕を上に向けていることで、液が重力により体の方向へと伝わってきてしまうので、噴射する向きは真横かそれよりも下に噴射しましょう。

液だれを防止する方法

使いはじめのうちはキレよく噴射していたのに、続けて使っていくうちにノズルを引いた後に噴射口からダラダラと液が落ちて手についてしまうことがあります。

これには2つ理由があり、1つ目はノズルを完全に引ききっていないことから起きる液だれです、もう1つはノズルのキャップの締め方が甘かったり方向が傾いていることで液が垂れてきます。

液だれを避ける為にはノズルは最後までしっかり引き、キャップが緩んでいないかチェックして下さい。

カビキラーを使ったお風呂掃除方法を紹介

カビキラーは、洗面所のシンクやトイレの便器など日常生活におけるさまざまな部分に活用することができますが、カビキラーの力を借りるメインスポットとなるのは最も黴が繁殖しやすい環境のお風呂場です。

換気扇を24時間回していたとしても、湿気がこもりやすいバスルームには黴が生えやすい環境です。

カビの予防はもちろん、既に発生してしまった黒カビにも効力を発揮しますので、正しい使い方を知ってバスルーム清掃に取り組んでみましょう。

お風呂掃除でのカビキラーの使い方1

天井と壁の黒ずみやカビの掃除

バスルームのクリーニングでは、まず天井や壁などの高所から流し洗いを行っていきましょう。

文中でも解説したように目線よりも高い位置にカビキラーを噴射すると体に飛び散るなどのトラブルが生じやすいので、カビキラーは天井に直接吹き付けるのではなく、3プッシュほどスポンジに付着させてから黴の生えた所をこするようにします。

このとき手天井に手が届かないと思うので、長い柄のついたスポンジを使用することをおすすめします。

擦ったあとは放置時間は何分?

カビキラーをしみ込ませた柄つきスポンジで天井の黴をこすっても、すぐにカビが取れないこともあります。

根強いカビは擦ったあち何分か放置し時間を置くことで、力強いカビも根こそぎ退治することが可能です。

放置の時間は、公式の説明によると20分から30分が目安になっています。一晩中放置する必要はなく、指定された時間放置したらあとはシャワーの水で流すだけで完了です。

何分放置したら良いか分からないとき


天井や壁に付いた程度の軽いカビなら放置する時間は10分もいりません、部分によっては放置時間も変わるので、何分か分からない時は説明書か公式サイトで公開している解説を参考にして下さい。

ところによっては長時間何分も放置せずに簡単に汚れが落ちるので、置く時間は何分でも構わないというわけではありません。

お風呂掃除でのカビキラーの使い方2

床のカビ落とし方法

床流しでは、気になる黒ずんだ黴に目掛けて直接噴射して泡を吹き付けていきます。

代表的な黒黴だけでなく、ヌメヌメの正体であるピンクカビにも効果があるので、汚れが気になるところには積極的にまんべんなく噴射していきましょう。

最後にスポンジで液剤を伸ばすように広げて、20分程度そのままにしておきます、その後シャワーの水で洗い流せば床掃除の作業は終了です。

流す時はお湯ではなく水でOK

しつこい汚れには熱いお湯が効果的と感じてしまいがちですが、カビキラーの成分は放置することで泡の力が黴を床から浮かしてくれるので、常温の水でしっかり落とすことが可能です。

お湯を使うことでバスルームが傷つく恐れはありませんが、温められることにより塩素が揮発しやすくなるので、たちまちニオイが浴室に立ち込みやすくなるので水で洗い流すことをおすすめします。

床の四隅は何分放置がベスト?

基本的に床のカビは普段触れることのない端の方に生えやすく、中でも一番根強く生えてしまう部分は四隅です。

床の中央の方は数分漬け置きするだけでカビを弱らせることができますが、四隅の頑固なカビに関しては何分がベストなのか、疑問に思うこともあるでしょう。

端っこの方の手ごわいカビには30分おいておくようにしましょう。

ゴシゴシ擦らないでポイントを絞って泡を吹き付けておいても、カビの化学分解を助けるのに効果的です。

お風呂掃除でのカビキラーの使い方3

浴槽下のカビ落とし方法

天井や床など、バスルーム全体の目に見えるところのカビは全て清掃したのに、まだカビの嫌なニオイがバスルームに残っているときは浴槽下のカビ臭を疑いましょう。

浴槽下が開閉式になっている場合は、浴槽の下のカビを一掃することができます。

浴槽下を確認するためにまずカバーを外します、フタを開けると浴槽を囲む配管やバスタブの裏側がむき出しになるので、黒くなっているところにまんべんなくカビキラーを吹きかけていきましょう。

成長した古いカビには少し長めに放置

浴槽の下は普段なかなか流す機会が少ないところなので、カビは著しく成長しており分解に時間がかかることが予想されます。

よってつけ置き時間は長めに設定して30分から40分を目安にすると良いでしょう。

最後に水で洗い流せば擦る必要なくカビを落とすことができるでしょう。

またカビキラーの成分をカビに浸透しやすくさせるために、泡を吹きかける前に表面に付着したゴミをシャワーで軽く流しておくことも効果的です。

お風呂掃除でカビキラーを使用する注意点


浴槽の中には他の洗剤を使おう

カビキラーはアルカリ性の液性なので、浴槽の中のぬめりなどの酸性汚れには最適ですが、脱色力が強すぎるのでバスタブの素材によっては変色してしまうことがあるので注意しましょう。

ユニットバスで採用されているプラスチック製の浴槽では、特に脱色(変色)しやすいので浴槽の中の流しには中性洗剤を使うことをおすすめします。

他の洗剤と混ぜないこと

「混ぜるな危険」と赤い太文字で目立つところに記載があるので、わざわざ他の洗剤と混ぜる人はいないと思いますが、やってしまいがちなミスとしては、水垢の掃除をした後にすすぎが甘い状態でカビキラーを使ってしまう失敗です。

水垢には酸性の洗剤が効果的なのでクエン酸で対応することがありますが、この酸性の成分が流れきっていないところにカビキラーを付着させることによって有毒なガスが出てしまいます。逆のパターンもあるので注意が必要。

まとめ

カビキラーは注意点を守って正しい方法で用いれば、体に負担を与えることなく、カビを根こそぎ綺麗に洗うことができます。

カビを掃除しないでそのまま放っておくことの方が体にとって悪影響を及ぼしますので、カビキラーを上手に活用して、バスルームの空気を清潔に保っていきたいですね。

浴槽にカビが生えてしまう前にスプレーを吹きかけておけば、まだ目に見えていない小さなカビの成長を止めることができるので、予防策としても役立ちます。

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